疲れは、身体を守るためのシグナルの役目を持っていますので、通常、身体や心を休ませてあげると回復するものなのですが、多くの方が、いくら休んでも疲れが取れない、全身がだる重い、起きられない、やる気が起こらないなど、日常生活に支障をきたすような辛い状態に陥っています。
これは、『慢性疲労性症候群(CFS)』という病気なのです。
また、海外では感染症や生活環境ストレスによって、潜在していたウイルスが活性化することが原因で身体の免疫システムに異常が生じる病気として、『筋痛性脳脊髄炎』と呼んでいる国もあります。
特徴は、立つ事はおろか座っている事すら辛く感じる程の激しい疲労感や、筋肉痛、関節痛、微熱、リンパ節の腫れ、抑うつ状態などで、健全な日常生活を送る事が出来なくなってしまいます。
また医療機関や治療院で診てもらっても「特に異常はありません」と言われてしまう事も多く、ご本人にとって何をどうすれば回復するのか分からないために、噂や広告のキャッチコピーを信じてしまいサプリメントや健康器具に手を出しては効果なしというような繰り返しになってしまいがちです。
もしも慢性的な疲れでお困りでしたら下記の項目でチェックをしてみて下さい。
①微熱がある
②筋肉痛がある
③関節痛がある
④何かを考えると疲れる
⑤不眠や過眠が続く
⑥漠然とした不安にさいなまれる
⑦なんとなく落ち着かない
⑧働く意欲が起きない
⑨脱力感を感じる
⑩憂鬱な気分が続く
⑪休んでも疲れが取れない
⑫薬やサプリメントを頻繁に使用している
6項目以上で当てはまっていれば慢性疲労性症候群の可能性が高いと考えられます。
専門の機関もあるようですので、たかが疲れだと侮る事なく判断をなさって下さい。
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