正しい姿勢とは、身体本来の機能が十分に働き無理なく無駄なく力むことなく身体を支え安定させられる姿勢の事だと考えています。
しかし、身体は様々な原因から偏ったバランスで繰り返し使われてしまう事でその不自然な姿勢(悪い姿勢)が楽で正しい姿勢だと誤認し定着させてしまいます。
身体を支える役割を担う4つの筋肉のうち、いくつかはよく耳にする筋肉です。
『横隔膜』
『腹横筋』
『骨盤底筋』
これらは何となく分かるというような感じでは無いでしょうか。
これにもう1つ、あまり聞いた事が無いとても大切な筋肉があります。
それは、『多裂筋』という筋肉です。
難しい説明は省きますが、首から骨盤までの背骨に付くたくさんの小さな筋肉で、積み木のような背骨の1つ1つを正しい位置に安定させる機能を持ちます。
そのため姿勢を良くするにはこの多裂筋が正しく働く事が出来るようにする事が重要なのです。
この多裂筋は身体のほとんどの動きに関与しているため、ほとんどその動きを感じる事は出来ません。
なぜなら手・足・首・・・なんらかの動きが発生するたびに多裂筋の動きが感じられてしまうと煩わしくて仕方がありません。
また身体の深い部分にある事からも動きが分からないのです。
多裂筋は姿勢だけではなく腰痛にも関連が大きく、腰痛対策としても整える事が欠かせません。
同じ姿勢でいると腰が痛くなったり、座ってしばらくすると腰がジワ~と痛くなるような場合は、多裂筋周りの状態が良くないと考える事が出来ます。
多裂筋のトレーニングのポイントは『動かさない事』。
動きの無い地味で辛いトレーニングが多裂筋を活発に働かせます。
例えばこんなトレーニングです。
さらにアレンジとして手の位置を変えたり手と逆の足を上げたりするとさらに効果がアップします。
多裂筋は身体を安定させる筋肉ですので「いかに動かさない状態を保持できるか」が大切なのです。
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身体の歪みの原因の1つは「生活姿勢のバランスの悪さ」だと考えられます。
ほとんどの方に利き腕や利き足がありますので、寸分の狂いなく左右均等に身体を動かすという事はほぼ不可能です。
しかし、出来る限りバランス良く動かす意識を持って生活を送る事が身体の歪みを整える事につながるとするならば、様々なシーンで左右のバランスを整える事がとても重要なポイントになります。
意識を向ける方法は色々とありますが、例えば・・・。
特に意識せず「普通に」立ってみましょう。
その時に身体の重心はどこにありますか?
身体の中心に重心が重なっていますか?
身体を支えている右足・左足は均等にバランスを取れていますか?
足の裏全体、また足の指も含めてしっかりと身体を支えていますか?
このような事を他の生活姿勢でも意識してみてください。
座った時、寝る時、扉を開ける時、食事を作る時、パソコンに向かっている時・・・・。
あらゆる場面でご自身がどのようなバランスで生活しているか、「気づきましょう」。
それが出来るようになれば、次は歩く事に意識を向けましょう。
右足と左足の力の使い方は均等ですか?
左右の歩幅は同じくらいですか?
一歩ずつ計るのは現実には難しいですが、例えば横断歩道の白い部分のような均等な幅のモノを利用してみるとか、「出来無い理由」を見つけるのではなく、どうすれば出来るかを考えましょう。
すべてはご自身の健康のためです。
ご自身をじっくり観察してみると、意外とたくさんの身体の使い方の癖が見つかるものです。
いつも同じ足から動かしていたり、首をいつも一方に傾けていたり、片方の足に体重を乗せていたり。
身体の歪みが気になる方は、まずはご自身が身体を歪ませる元々の原因を作り出していないかという事に意識を向けて生活を送りましょう。
偏った癖は身体のバランスを乱し歪みを引き起こしますので、しっかりと整える事が肝心です。
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姿勢が悪いので何とかしたいとの事でご来院くださる方の中に、どこかで姿勢改善の指導を受けた事があるという方が少なくありません。
お話をお伺いしてみると多くの場合「胸を張る」「あごを引く」「頭を真っ直ぐにする」というような指導で、中には頭の上に何かを置かれ落とさないようにバランスをとるというモノもあるようです。
時折見聞きする定番といえば定番ですが、これは姿勢が良くなるというより姿勢が良く見えるテクニックという側面が大きいと考えられます。
当院ではこのような事ではなく、もう少し本質的な部分から行います。
姿勢の悪さは心理状態が大きく影響しています。
落ち込んでいたり、自信が無かったり、ショックな事が起きたりすると人は心をかばうように胸が閉じ背中が丸くなります。
この部分は整体でどうにかするのはとても困難です。
それとは別に身体が原因の場合は本来の身体の機能が満足に働かないために不自然な形が続く中で、そのまま癖となってしまい歪んだ状態が維持されてしまうと考えられます。
良い姿勢とは、見た目が良いとか骨格的に正しいなどよりもご本人にとって自然で無理の無い状態の事だと思います。
人はそれぞれです。
姿勢の悪さにも様々な原因があると考えます。
不自然なままの状態が楽と感じるようになってしまっている方が多いので、自然な姿勢を妨げている部分を改善し無理なく姿勢が整っていくように色々な方法を取り入れています。
主に骨盤・股関節・肩甲骨・肋骨・背骨の動きを良くしていくと身体は自然と楽な姿勢=良い姿勢に向かいます。
ですから、当院では胸を張りましょう!とかあごを引きましょう!というような指導は行なわないのです。
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安静状態時の血圧が、正常時に比べ慢性的に高くなっている状態である『高血圧』は、血管に負担をかけ血管内を傷付けたり、血管が固くなり動脈硬化を起こしやすくなります。
跳んだり走ったりすると血圧は上昇しますが、これは『高血圧』とは言いません。
高血圧は、脳・腎臓・心臓に多大な影響を与えますので、なんとしてでも改善しなければなりません。
その方法は、投薬・運動・食事・禁煙、その他様々ございますが、『姿勢』も重要なポイントです。
姿勢が悪いと背中が丸くなります。
そうなると呼吸が浅くなり交感神経が優位な状態がずっと続くことになり血圧が上がりっぱなし状態で過ごす事になります。
また、内臓が圧迫されますので腸の働きが悪くなり、いくら栄養価の高い食事をしても消化吸収が満足に出来ないので高血圧改善につながりません。
高血圧の改善にはまずは『正しい姿勢をつくる』という事からはじめてみてはいかがでしょうか。
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姿勢が悪いのは本当に良くない事?
あまのじゃく的に様々考えてみましたが、やはり良い事は1つもありませんでした。
姿勢については、過去のブログにも色々と書き綴っていますので、ご興味があればご覧ください。
姿勢改善をお考えの方で、時折少し間違っていらっしゃるのは、姿勢を「良くする事」と姿勢を「良く見せる事」を混同してしまっている事です。
つまり正しいという姿勢を無理矢理作ろうとして、頑張って力んで身体に負担をかけながら「どうですか?良い姿勢でしょう!」というのは、姿勢が良くなったという事ではないのです。
身体は本来良い姿勢が一番楽なのですが、身体や心の歪みがあると身体に窮屈な姿勢をとる事でそれを乗り越えようとしたり気づかせないようにしようとします。
もちろん運動不足などの直接的な要因もありますが、それが続くと悪い姿勢そのものを普通と思い込むように変化してしまいます。
そして、悪い姿勢を改善しようとするととても辛く長く続かないというようになってしまいます。
本当の意味での良い姿勢とは、身体の構造に沿って無理なく自然に力が抜けた状態を、何の苦も無く維持し続ける事が出来る姿勢の事なのです。
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姿勢が悪いと、自信が無さそうとか性格が暗そうとかだらしなそうというような印象を与えてしまいます。
姿勢の悪さの象徴的なスタイルである「猫背」に至っては、見た目の問題だけではなく、肩こりや腰痛の原因になりますし、便秘や頭痛にも大きな影響を与えるとさえ言われています。
姿勢の悪さを気にされている方はたくさんいらっしゃいますが、それを改善する際に間違って「姿勢が良く見える」という方法を行なってしまいがちです。
これは、身体に力を入れ正しいと思われている姿勢を「力んで」無理やりに作り出しているだけなのです。
正しい姿勢(良い姿勢)は、何分何時間行なっても疲れる事はありません。
それは身体の構造にフィットした自然で無理が無い姿勢だからです。
逆に、力任せに作った「良く見えるだけの姿勢」は、5分も行なえば疲れてしまい崩れて元の悪い姿勢に戻ろうとしてしまいます。
良い姿勢を手に入れるためには、1つの事だけではとても難しく、いくつもの改善策を組み合わせる事で、自然と姿勢が良くなりそれを持続する事が身体にとって「楽」と感じられるようになるのです。
〇 大きくゆったりとした呼吸を行なう。
〇 身体を支える筋力を向上させる。
〇 力みを無くし常にリラックス状態でいる。
良い姿勢が作れるようになると、猫背でいる事が辛くなりますし、重心がずれたり片方に偏ったりすると疲れてしまいます。
人は本来、良い姿勢でいる事が自然なのです。
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姿勢の悪い座り方のイメージは・・・
背中が丸くなり、顔が前に出る。
骨盤が後ろに寝てお腹や胸が窮屈になる。
脚を組んだり左右どちらかに体重が乗る。
悪い姿勢で長時間座っていると身体の色々な部分に負担がかかり、首・肩・背中・腰が痛くなったり、こってしまったりするようになります。
そんな姿勢を改善するポイントは、『坐骨で座る』という事です。
坐骨はお尻というよりは足の付け根にある部分という感覚で、悪い姿勢の場合坐骨で座らずに少し後ろで体重を支えてしまう事から腰痛になりやすいのです。
正しい姿勢で座るという事は、坐骨で座る→骨盤が立つ→背骨が伸びる→肩甲骨が背骨に寄る→首が起きるという事です。
ですので、いくら顔を起こそうが首を後に引こうが、坐骨でしっかりと座るという事が出来ていないのでは良い姿勢とはいえないのです。
まずは、坐骨で座る習慣をつけましょう。
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姿勢が悪いと自覚していらっしゃる方に、姿勢を良くするために具体的に何か取り組まれている事があるかを尋ねると、ほとんどの方が「特には・・・」とお答えになられます。
よくても「気をつけているぐらいです」でしょうか。
姿勢改善の基本は、毎日の生活姿勢の中で偏った姿勢をしない事です。
脚を組んだり、片足重心で立ったりするようでは、姿勢改善は図れません。
姿勢改善にはこのような『意識をして行なう事』の他にも大切なことがあります。
それは『無意識で行なう事』です。
例えば、良い姿勢で椅子に腰掛けるためには、坐骨で座り骨盤をしっかりと立てる事が欠かせないのですが、そのためには股関節の可動域がしっかりと確保される事、そしてその姿勢を保持するためのいくつかの筋力がバランスよく保たれている事などが必須なのです。
そうすれば、特に意識をする必要も無く、身体本来の最も負担の少ない『良い姿勢』が取れるようになります。
このように無理のない正しい姿勢を無意識に出来るようになるには、それを成し得るだけの本来身体が備えているはずの機能を取り戻す作業が必要なのです。
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生活姿勢の中で、特に姿勢の良し悪しが分かりやすいのが『座り姿勢』と『立ち姿勢』です。
今回は、良い姿勢で座るためのアドバイスです。
一日のうちで確実に座るタイミングで、しかも姿勢が崩れやすいのは、デスクワーク中と食事中だと思いますが、姿勢を良くする練習には『食事中』が適していると考えています。
お仕事に支障をきたす事もなく、時間も少なく、365日毎日必ず行なえ習慣付けしやすいからです。
まずは、食事中についしてしまう悪い癖に気づきましょう。
脚は組んでいませんか?
背もたれにもたれて座っていませんか?
あぐら姿勢で食事をしていませんか?
テーブルに肘・腕・手がついていませんか?
犬食い姿勢になっていませんか?
TVを観るために身体や首を捻っていませんか?
このような姿勢での食事は良い姿勢には程遠く、身体はいつまで経っても歪んだままですので、すぐに改善しましょう。
食事中に良い姿勢を作るためのポイントは、①両方の坐骨に等しく体重をかけます。
そして、②肘や腕や手をテーブルにつけて体重を支えないようにしましょう。
さらに、③顔を皿に近づけるのは無く、顔の位置はそれほど変えないようにしましょう。
細かい事は他にも色々ありますが、ひとまずこの3つのポイントに注意をして食事を行なう練習をしてみましょう。
崩れた姿勢で食事をする癖が付いてしまっていると、初めは相当しんどいかと思いますが、慣れてくればこれほど楽なものはありません。
姿勢だけの話ではなく、食事に対する感謝の気持ちや生活習慣病対策としても、姿勢を良くする事の意義は大きいと思います。
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色々な身体の不調の大きな原因と考えられるのは、「姿勢の悪さ」ですが、この姿勢が悪いという事は、「原因」でもありますが「結果」でもあるのです。
ですから、姿勢が悪くなった原因を元から絶たないと、いつまで経っても姿勢は良くなりませんし不調も整わないのです。
姿勢が悪い人に多いのは、姿勢の悪さを自覚していながら姿勢が悪くなる事をしてしまっているという事です。
座り方、立ち方など生活姿勢が姿勢に及ぼす影響に対して、「癖なんです」「ついつい」などというレベルで軽く考えてしまっているのが特に問題です。
また、股関節や肩甲骨の滑らかさも姿勢に大きく関係しているのですが、動きの悪いまま放置してしまっている方も多く見受けられます。
姿勢を保持するためには、身体の軸をしっかり支える筋力も最低限必要ですので、身体の可動域を広げ滑らかに動くようになれば、その対策も行なわなければなりません。
なにより、姿勢を改善するために最も必要な事は、なぜ姿勢が悪いのかを真剣に考える事です。
なぜ、姿勢が悪くなったのか。
なぜずっと姿勢が悪いままなのか。
姿勢を良くする前に、悪い原因をご自身で考えてみる事で生活姿勢が劇的に変わるかもしれません。
姿勢の悪さでお悩みでしたら、ぜひ一度お試しください。
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身体の歪みの原因は、先天的・病気由来のモノで無ければ、ストレスや生活習慣によるものがほとんどだと考えています。
大きくて長期間ストレスにさらされると、それを何とかやり過ごすために徐々に心が歪み始めるますが、それが限界に近づくと今度は身体を歪ませてでもなんとか耐え忍ぼうと無意識に歪ませてしまいます。
また、立つ・歩く・座るという生活習慣で、歪みを招く悪い姿勢が癖になってしまっている人も、無意識に身体を歪ませる事でバランスを保とうとどんどん歪みが強くなってしまいます。
今回は、座る姿勢について。
生活の中で「座る」機会は、食事・通勤・仕事など、かなり多いと思いますが、身体に歪みを感じる人の多くは「キチンと座る事」が出来ていません。
骨盤を後ろに傾けて背もたれにもたれかかる姿勢は腰痛や肩こりの大元凶ですし、足を組む座り方は、骨盤を歪ませる事から股関節痛・腰痛・むくみの原因とされています。
また、食事中の姿勢もとても大切です。
健康の基本の1つは「食事」です。
バランスや食材の選択ももちろん大切ですが、何より重要なのは正しい姿勢で食べる事です。
「姿勢の歪みは心の歪み」です。
逆に心が歪んでしまうような辛い時でも、姿勢をしっかりと正す事で心の助けになる事もあるのです。
日ごろから姿勢よく過ごす事を心がけましょう。
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姿勢が悪いと、首がこる・肩がこる・腰が痛い・疲れる、その他にも色んな不調が起こりやすくなりますが、なかなか改善するのが難しいようです。
姿勢の悪さでもっとも分かりやすいのが、座り方です。
つい癖で骨盤を後ろに倒してしまったり、脚を組んでしまったりしていると、身体はどんどん歪んでいきます。
特に骨盤を正しい位置で固定できないのは、骨盤周りの環境が弛んでしまっているためで、崩した悪い姿勢が楽だと感じるようになってしまうのです。
また、股関節の動きが悪い事が骨盤を立てられない理由の一つですので、股関節を柔軟にして骨盤を立てる練習を繰り返し行ないましょう。
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姿勢の悪さを実感したり指摘されるタイミングで、もっとも多いのは座っている時ではないでしょうか。
デスクワークやパソコン作業が多い方や、スマートフォンなどのモバイル端末を除いている時間が長いと、自然と姿勢が悪くなりがちです。
姿勢の悪い座り方は、腰痛・肩こり・首こり・坐骨神経痛などの不調原因となります。
悪い座り方の特徴は次のいくつか、もしくはいくつもが重なっています。
顎が前方に突き出る
背中が丸くなる
肩が前に巻き込むように出る
骨盤が後ろに傾く
このような座り方になるのは、「身体が連動しているから」なのです。
詳しくはこちら↓をご覧ください。(関連動画です)
正しく座ろうとする時にまず意識する事は、胸や首ではなく「足首」という事です。
そして、連動するパーツは必ず1つ1つが役割を持っていて、それをどう動かすかによって正しい姿勢を保つための骨盤・背骨・首・肩・手のひらのポジションが分かってくるはずです。
無理矢理力づくで身体を固定するような「正しく見える座り方」ではなく、身体の自然な動きから「正しい座り方」をマスターする事で、簡単に姿勢を改善できるのです。
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「姿勢の乱れは心の乱れ」とも言われています。
心が凛としている人は、姿勢も整っているものです。
逆に心が落ち込んだり、卑屈になったり、ざわめいたりしていると、正しい姿勢を保つ事が出来ずどうしても崩れてしまいます。
今回は座る際の姿勢についてです。
崩れた姿勢の典型は、頬杖をつく・背もたれにもたれかかるなどですが、その他にも左右どちらかのお尻に体重を乗せたり、片方の膝を立てたり曲げて横に倒したり、片手を床や座面に付いたりするような座り方が癖になっているようだと、要注意・・どころではなく危険な状態です。
地球上に存在するすべてのモノには、「重力」というとてつもない力がかかっていて、その重力を出来るだけ最小限にする事が身体への負担を軽減する方法です。
つまり、そういう姿勢こそが「疲れない姿勢」なのです。
荷物を持つ際、腕を伸ばして身体の中心から遠く離せば離すほど重く感じ辛くなり、身体に近づける負担が少なくなり楽になるはずです。
大地に対し垂直に、一本のライン上にくるように保持できれば、それだけ負担がかからないのですが、中心からづれるような頬杖や背中を丸くするような座り方は、楽をしているようで実はそれだけで、余計な負担がかかっているのです。
本当に楽な姿勢で保持できるようになるためには、座り方とそのための身体の使い方を練習する必要があり、慣れるまではしっかりと意識を持って取り組みましょう。
そして、普段から心の平静を保つ努力も欠かせません。
ストレスや落ち込みから深くゆったりとした呼吸が出来ず、短く浅い呼吸を繰り返していると、それだけで胸が狭くなり背中が丸くなりますので伸ばせなくなります。
また、心が捻じれてしまうとそれを何とか乗り越えるために、今度は身体を捻じってつじつまを合わせようとしてしまい、どんどん姿勢が悪くなるのです。
姿勢を良くするには心と身体の両面からのアプローチが必要というのは、こういう理由があるからなのです。
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骨盤の歪み・肩こり・腰痛・膝痛・股関節痛・猫背のみならず、身体全体の歪みを引き起こす原因の1つは「生活姿勢の悪さ」だと考えられます。
毎日の生活の中で繰り返される姿勢がもしも歪んでいるとすると、その影響は計り知れないほど身体にダメージを与える事になります。
生活の色々なシーンで3大姿勢と呼べるのは「立ち方」「歩き方」「座り方」です。
生活姿勢は習慣になってしまっているために、特に意識をすることなく日々繰り返されています。
ですので、歪みは偏りに気づくことが非常に難しく、よほどしっかりと意識をして習慣になるまで訓練をしないと改善は難しいのです。
まずは立ち方です。
身体の中心に重心を合わせ、重力から受ける負担を最小限にするような立ち方をしましょう。
どちらかの足に体重を乗せるような立ち方は厳禁です。
続いて歩き方です。
背中が丸くなり肩が巻き込まれないように手を上手に使いましょう。
最後に座り方です。
骨盤を寝かせ内股の力をだらしなく抜くような座り方は、身体を大きく歪ませてしまいますので、坐骨でしっかりと座面をとらえ身体を安定させ正しく座りましょう。
これらは基本中の基本です。
つまり健康な生活を送るための姿勢の基本ですので、ある意味において「出来て当たり前」なのですが、出来る人の方が少ないのが現状です。
一度ご自身の生活姿勢を見直し歪みの原因になっていないか、正しい姿勢を保てられるかなどチェックをしてみてください。
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座る時に足を組むと骨盤が歪む。
歩く時の姿勢が悪いと外反母趾や巻き爪になる。
よく知られた事ですが、それでもなお改善されていない事が多いようです。
そして、それよりももっと問題なのが「立ち方」です。
普段、何げなく立っている姿勢が常に偏っているようであれば、身体の歪みは全身に現れてしまいます。
左右は言うまでも無く、前後にずれておかしなバランスで立っている方が本当に多いのです。
身体が作り出す「重心」と、身体本来の「中心」が同じであれば、さほど疲労する事はありませんが、その差が大きければ大きいほど歪みも大きくなり疲れてしまうのです。
特に慢性的な腰痛を抱えていらっしゃる方は、是非、立ち方を見直して腰に負担のかからない生活習慣を送ってください。
腰痛には様々な原因が考えられ、立ち方1つで全てが改善できるとは限りませんが、まずは健康の基本として正しい立ち方で疲労を最小限にとどめましょう。
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姿勢の悪さが健康の妨げになる事は、常日頃から口癖のように言っていますが、なかなか本気になって取り組んでくださる方はそれほど多くはありません。
健康を失うほどその影響は大きいのですが、姿勢は癖ですので「なくて七癖」と言われている通り、どのようなデメリットがあるのかというと・・・・
身体の前面と後面のバランスが悪くなる事から、深い呼吸が難しくなり浅く早い呼吸になってしまいます。
そのような呼吸は交感神経を優位にしてしまいますので、イライラしたり緊張が解けなくなったりしますので、自律神経のバランスが整わなくなります。
また、内臓が圧迫されると言われていますので、代謝が悪くなったり消化吸収が十分に出来なくなるため、栄養失調にから肥満になりやすく下腹ポッコリの原因になります。
そして、身体が不自然な状態で固定されてしまうと、身体全体が緊張を余儀なくされてしまいますので、血流が悪くなりコリやハリの原因になります。
さらには身体の緊張が続くと精神的にもリラックスする事が出来ませんので、睡眠にまで影響が出て不眠症などの睡眠障害を引き起こすとも考えられます。
悪い姿勢は何一つ良い事はありません。
出来るだけ早く正しい姿勢で過ごせるように努めましょう。
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姿勢を良くする事が、肩こりや腰痛の解消・健康全般にとってとても重要である事はご存知の事かと思います。
しかし、実際に姿勢を良くするにはどうすれば良いのか。
胸を張って天井から引っ張られるように立てばそれで姿勢が良くなったと言えるのでしょうか。
それは、姿勢よく見えているだけで、姿勢が良くなったわけではありません。
姿勢を良くするためには身体全体をみて、トータルに整える必要があります。
まずは足から。
足の指が縮こまったり浮いたりしていると身体をバランスよく支えられませんので、足の指の使い方・足の裏の筋肉を鍛えます。
骨盤が後ろに倒れがに股やO脚になっていたり、逆にX脚になっているようであれば、正しいポジションを保てるように改善しましょう。
反り腰は一見背筋が伸びていて良いように感じますが、正しいポジションではありませんのでバランスは良くありません。
肩や首の位置・傾きに目立った差異があればバランスが崩れていますので、これも整えないといけません。
これら姿勢の悪さに直結する身体のバランスの悪さは、次の5つの原因が考えられます。
① 筋力の低下(衰え)
② 生活習慣の影響(職業上の癖など)
③ 身体の過緊張
④ ストレス(自律神経バランスなど)
⑤ 自己肯定感の低さ(自信の無さなど)
このように身体自体の使い方や筋力などと共に、姿勢の悪さの原因となる大きな要因として「心」が関わっています。
ですので、姿勢を良くするにあたってはこの④と⑤の存在を忘れないように取り組みましょう。
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姿勢が悪くなる・身体が歪むと言われる生活習慣の中で、よく耳にする「足を組んで座る」、「頬杖をつく」の他にも「バッグを片側ばかりで持つ」という悪癖があります。
気を付けていても、いつの間にか同じ側の肩にかけてしまうもので、どうしても使いやすい側と使いにくい側があり、使いやすい方ばかり使うために、どんどん身体が歪んでいくとされています。
ショルダーバッグやハンドバッグなどはそれがよく起こるので、それなら背負う系のバッグにすれば良いと思われがちですが、コレも同じく使い方次第なのです。
リュックやデイパックと呼ばれるバッグですが、それを片方の肩にかけてしまったりすると結局は片側ばかりに負担がかかりますし、両肩にかける持ち方でも前後のバランスが悪くなります。
どのようなバッグでも共通する身体に良い持ち方は、一つの方向・側に偏らない事です。
偏ってしまうと身体の重心がズレてしまい、それを修正しようとどちらか一方が余計な頑張りを続け疲労しバランスが崩れてしまいます。
どのようなバッグでも同じ事で、ある程度のサイクルで持ち方を変えましょう。
それはリュックやデイパックでも同様で、背負ったままの姿勢は前後のバランスが固定されてしまいますので、時々前に抱えるような持ち方に変えながら身体が一方向に固まってしまわないように注意が必要です。
身体の歪みは「バッグのせい」ではなく、それを使う人の習慣で起こるのです。
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あるスマホゲームが話題になっていますが、心配な事だらけです。
事故や事件が起きるのは分かりきっている事ですし、課金や詐欺など金銭面でのトラブルも当然起こり得るかと思いますが、それ以上に気になるのは、職業柄やはり姿勢です。
ゲームに夢中になって画面を見ていると、顔は自然と下を向き、頭が前に倒れるため首はその重い頭を必死になって引っ張り支えなければなりません。
そのため首・肩・背中が慢性的な疲労を起こし、血行不良からコリやハリなどの不調を感じるようになります。
特に筋力が弱い子供達にとっては、このような姿勢を続ける事は、身体の成長にとって壊滅的な打撃になると思われますので、何らかの対策が必要かと思います。
歩きながら行なわれる事が多いようですが、そうなると「歩き姿勢」にも深刻な影響が出ます。
バランスの悪い歩き方を続けると、外反母趾やO脚の原因になる場合や、足首・膝・股関節・腰・肩甲骨・首に至るまで全身に歪みが起きる可能性すら考えられます。
健康面、特に姿勢だけをとってみても、これだけの心配事が簡単に想像できますので、どうしてもされる場合は十分注意をした上で始めるようにしましょう。
お仕事などでお車をよく運転される方の多くは、肩こりや腰痛に悩まされています。
もちろん長い時間運転をしている事が原因なのは間違いないですが、他にも気をつけたいポイントがあります。
それは、運転をする際の姿勢です。
シートを目いっぱい後ろに下げて背もたれを倒し、腕をピーンと伸ばしてハンドルを握ったり、背もたれに背中を付けず前のめりになってハンドルにかぶさるような姿勢で運転をしてはいませんか?
肩こりや首こりの原因になります。
その他にも、どちらか一方のお尻に体重を乗せ身体を歪ませる姿勢が癖になっていたり、肘置きや窓に肘を置いて運転する癖が付いていると、身体は常に左右どちらかに歪むことになり、疲労が溜まりやすくなります。
骨盤がずれ腰痛や肩こりの原因になります。
正しい運転姿勢は、背もたれを立て膝が適度に曲がり、ハンドルに手をかけた状態で肘が身体に付く位のシート位置がベストです。
頭は軽くヘッドレストに当てるようにし、力まない位置で自然にセットします。
左右のお尻に均等に体重が乗るように真っ直ぐに座ります。
ずっと同じクッションを使っていると、座り癖が付いてしまっていますので、外すか表裏逆にするか交換するようにしましょう。
このように姿勢を改善する事で、運転による疲労は激減すると思われます。
そして、そのような姿勢と同じくらい大切な事は、「運転中の心の余裕」です。
ちょっとした事でイライラしてクラクションを鳴らしたり、他の車より少しでも前に出ようとしてチョロチョロ車線変更を繰り返したりするような落ち着きのない運転では、姿勢も乱れてしまいます。
「気は心であり、心は体を表します」
つまり、気持ちに余裕を持ち心が真っ直ぐであれば、身体が歪むことはありません。
姿勢を整えるという事は、言い換えれば心を整えるという事なのです。
ほとんどの人がいわゆる「正しい姿勢」ではありません。
試しに、壁にもたれて立ってみて下さい。
かかと・ふくらはぎ・お尻・肩甲骨・頭が、無理なく揃えて立てますか?
顔が前に飛び出る姿勢が普通になっている方は、頭を壁に当てて維持する事が窮屈で仕方ありません。
頭の位置がずれると、身体全体のバランスがその歪んだバランスに合わせるように各部分をずらしながら、なんとかバランスを維持しようとするので、背中が丸まり骨盤が倒れたりし、膝や足首の位置も僅かに歪みます。
そうなると見た目だけの話ではなくなり、血流や内臓にまで影響を与えるような身体にとって好ましくない状態に陥ってしまうのです。
また、胸部が圧迫されるので呼吸が浅くなり自律神経が乱れ、疲労が回復しにくくなったり、気分が落ち込んだり、ストレスを受けやすくなったりしてしまいます。
すると身体は原因がよく分からない不調を起こしたり、色々なところに痛みを発したりして警告してくれます。
そんな時に見当違いな事をいくら行なって決して身体は良くなりません。
慢性的な疲労や不調でお困りなら、一度姿勢を正して立つ練習を徹底して行なってみてはいかがでしょうか?
何かが変わるかもしれません。
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肩こりや腰痛でお悩みの方の多くが、その原因がご自身の姿勢の悪さだという事には気づいているものの、つい放置してしまっている場合が多いのです。
それは、物心がついた時からずっと続いている習慣だからです。
座り方や立ち方など日常生活で頻繁に行なう動作の癖は、ちょっとやそっとでは変えられません。
習慣は無意識下でも行なわれるほど身に沁みつきますので、それを変えるためには無意識を意識で抑え込み、過去の悪習慣を上書きして正しい姿勢を無意識に行なわれるように、毎日毎時間いかなる所でも徹底的に繰り返す事です。
キッチンで料理や洗い物をしている時、どちらか一方の足に体重がかかっていませんか?
自転車やバイクで信号待ちの時にいつも同じ側の足を地面につけていませんか?
背もたれにもたれ、骨盤を後ろに寝かすようにして座っていませんか?
脚を組んで座っていませんか?
身体に優しい楽な姿勢とは、前後左右に偏る事のない、もっとも重心に近い「真ん中」で、力まず気持ちよく呼吸が出来るポジションに身を置くことです。
それが出来るようになると、重力や身体自身の重さの影響を最も受けずに済みますので、生活の質が大きく向上し歪みや偏りの少ない効率的な身体になると考えられます。
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肩こりでお悩みの方に対して、通常は肩周りを整えたり、肩甲骨を動かしたりと、比較的直接アプローチする事が一般的なのですが、腰割りのような一見肩こりと関係が無いと思われるような運動が、実はとても大きな影響を及ぼしますので、積極的に取り入れています。
肩こりは姿勢の悪さが大きな原因の1つと言われていて、その中でも「かかと重心」によるバランスの悪さによって慢性的な肩こりが起こっている場合、いくら肩周りの運動や体操を行なったり、マッサージを受けたところでそれほどの改善は見込めません。
履いている靴の底を見ると分かりやすいのですが、かかとの外側が特に擦り減っていたり、左右のすり減り方や場所が極端に違っていたりするような場合、日頃の身体の使い方・バランスをもう少し身体の中心に持ってくるような練習が必要なのです。
歩き方の改善が不可欠ですが、その前に立ち方をしっかりと見直すのが肝心ですので、まずはかかと重心の改善を図りましょう。
壁に向かって足を肩幅に広げて立ち、足をハの字に広げ足の内側(親指側からかかとにかけて)に体重を乗せ親指と人差し指で体を支えかかとを持ち上げます。
次に逆ハの字にして同様に行ないます。
慣れてくれば、足の幅を少しずつ広げたり戻したりしながら、繰り返し行ないましょう。
これを続ける事で重心のかけ方が真ん中に保つ事が出来るようになり、バランスが良くなるにつれ身体に不自然な負担がかからなくなりますので、肩こりにも良い影響が現れると考えられるのです。
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1日中のデスクワークで肩がこったから、夜に体操をしよう。
クーラーのきいた場所に居続けたせいで身体が冷えてしまったから、いつもより長めに入浴をしよう。
立ち仕事のせいで足がパンパンだから足湯をしよう。
パソコンを使い過ぎて目がショボショボするから目を温めよう。
とても良い心掛けだと思います。
そのような感覚で行なっていただきたいのが姿勢のリセットです。
1日の大半を良くない姿勢で過ごしている場合、身体は大きなダメージを受けています。
それを1日の終わりに整えるためにも、正しい姿勢でしばらくの時間キープするようなリセットが必要なのです。
身体に無理がなく、力む事も無く、どこにも偏りが無い状態を作り、ゆったりと呼吸をして5~10分間じっとしてみましょう。
身体は本来、正しい姿勢で過ごしたいのですが、様々な要因から歪んだ良くない姿勢を無理強いさせられているため、このように正しい姿勢を作り出す事で元の自然な身体に戻ろうとする力を引き出してあげる必要があります。
歪んだまま眠りにつかないようにしましょう。
それが習慣になると、身体は歪んだ姿勢を記憶してしまいそれが普通になってしまいます。
1日の歪みはその日のうちに解消する事をお勧めします。
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現代人は昔の人と比べると、どんどん姿勢が悪くなっているようです。
その原因は、西洋の生活様式化だと言われてきました。
正座をする習慣が無くなったり、洋式トイレが標準化したりするうちに、日本人の足腰は弱くなり、姿勢を保つことが難しくなっている事は確かなのですが、数年前からの姿勢の悪さは、どうやらそれだけではないように感じます。
姿勢が悪くなる大きな原因、それは『デジタル機器』の影響です。
大人も子供も一日の内、どれだけの時間をデジタル機器と共に過ごしているのでしょう。
朝起きてすぐにメールのチェック、朝食を食べながら無料通信アプリでやり取りをし、電車に乗るとゲームに没頭、仕事や勉強の大半がPC画面とにらめっこ、休憩時間や移動時間も常にスマホを片手に事あるごとに目をやりながら1日を過ごし、帰宅後のほとんどの時間もデジタル機器から離れる事はほとんど無い。
このような生活を続けていると、首が前に突出したり、下を向く姿勢が習慣になってしまいますので、身体全体の歪みにつながります。
単に肩がこった、首がこった、目が疲れたなどの直接的な不調だけではなく、もっと大きな身体の不調につながりかねない事態が相当深刻なレベルにまで達していると感じています。
最も最善の策は『デジタル機器依存からの脱却』ですが、生活の中に根を下ろしてしまったデジタル機器から逃れる術はそう多くはありません。
ですから、時間を短くする、もしくは身体に負担のかからない姿勢を身に付ける。
自分で出来る対策はこれくらいしか有りませんし、これが最高の防御策だと思います。
デジタル機器はとても便利で、もはや手放す事が難しいモノですが、一方で健康にとって最高レベルで警戒すべき存在であるという事を忘れないようにしましょう。
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姿勢を悪くする原因の大きな原因の1つは、ストレスです。
適度なストレスは、人の成長には欠かせませんし、達成感を得るには多少のストレスがないと駄目なのですが、許容範囲を超えたあまりにも大きなストレスがかかると人は身体を不自然に捻じる事で、そのダメージからなんとか逃げようとします。
大きなストレスがかかると、心が壊れそうになったり痛み出しますので、心を守るために肩や背中を丸め始めます。
また身体を真っ直ぐに保つ事が出来なくなるのでお腹も圧迫されてしまいます。
そうなると、呼吸が浅くなったり、自律神経のバランスが狂ってしまいます。
息を吸う量が減ると、当然吐く量も少なくなりますが、落ち着きや安心感を得るための副交感神経は息を吐くときに優位になることから、ますます緊張や不安が抜けなくなり身体が強張ったり、血流が悪くなってしまいます。
ですから、むくみ・便秘・下痢・イライラ・不眠・頭痛・肩こり・食欲不振・胃痛など、身体のあらゆる不調の原因にもなる大き過ぎるストレスは、どのような方法でも構いませんので解消しなければならないのです。
また、笑顔で楽しい毎日を過ごしたい、心が安定した穏やかな日々を過ごしたいと考えるなら、大きすぎるストレスはココロを病むだけの厄介者ですので、排除しなければなりません。
ストレス解消法としては、発散系がよく言われますが、いっそ逃避系でも良いかも知れません。
太刀打ちできないような大きなストレスなら、立ち向かわなくてよいのです。
回れ右して「トンズラ」してしまいましょう。
気にする事はありません。
それで健康を手に入れられるなら、姿勢が良くなるのなら、いっこうに構いませんし、何倍も素晴らしい事だと思います。
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腰痛でお悩みの方は、今どのように座られているか、セルフチェックしてください。
ソファ・床・チェアー・ベンチ・・・
場所を問わず、キチンと座る事が出来ていますか?
骨盤を寝かした状態で座ってしまいがちなソファーや、床でのあぐらなどは腰痛の方には禁忌です。
腰の骨には前方へカーブを描く『生理的湾曲』というモノがあり、骨盤を立てて坐骨で座る事でこの湾曲を保つ事が出来るのですが、骨盤が寝てしまいやすいソファや座り方では、腰の骨が後ろに倒れてしまいますので、不自然なカーブを描くことになります。
身体は本来とは異なる使い方をすると、どんどん歪んだり捻じれたりしてしまいます。
つまり、自然な状態で真っ直ぐな姿勢が楽な場合に、歪んだ状態の方が楽とか気持ちが良いというレベルまで来ているようだと、状況はかなり悪いと考えるべきでしょう。
椅子やテーブルを使う際、片肘・両肘をついた姿勢や脚を組んだりするようだと、歪みはかなり深刻です。
一刻も早く『正しい座り方』をマスターする事が、腰痛の改善に直結するのです。
正しい座り方はコチラをご覧ください。
まずは、ご自身が日々色々なシチュエーション で座る時に、どのような座り方をしているか気付く事が腰痛対策の第一歩となり、その後に一刻も早く『正しい座り方』をマスターするように努めてください。
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日々のお問い合わせやご質問の中に「ご同業」の方から「手や指が痛くて仕事が辛い」というご相談を頂戴する事があります。
そこで今回は、施術者側の話で恐縮ですが、その辺りの事を少し書いてみたいと思います。
今回、強圧施術の是非はひとまず横においておきますが、指が変形する程の強圧施術を求められているそうで、あまりいい環境とは思えません。
が、しかし改善の余地はあると思います。
まず、「基本姿勢」をしっかりと身に付けましょう。
スポーツ・絵画・楽器など、なんでもそうですが、何よりも基礎が出来ていないとそれから先の進歩がありません。
基本姿勢の「基礎」は体幹の力の使い方です。
体幹が整うと身体を安定させることが出来ますので、手の自由度が格段に増すと共に、もう一つとても大切な事があります。
それは脚の力を手に伝える事です。
施術で手や指が痛い場合、「手押し」になっている可能性があり、一生懸命やっているほど圧は入らないのです。
腕や手の力など、たかが知れています。
特に指は力を加えるというよりは、お疲れの部分を見つけ出すセンサーや、脚から繰り出される大雑把で大きな力を制御するセンサーの役目だと考えましょう。
さらに圧の方向と肩から指の向きに無駄が無いかや、立ち位置に無理は無いか、顔の向きは、足の位置は、などを考えながら正しく行なうとうまく下半身の力が指先にまで届くのです。
そして、施術には呼吸をシンクロさせましょう。
力を加えたいときは「呼」を、力を抜きたいときは「吸」を行なうと、無理なくスムーズな動きが出来ます。
最後に、緊張や力みは無駄な力の使い方となり疲労につながりますし、それは受け手に伝わりますので、受け手も余計な力が入ってしまいいくら施術をしてもゆるむことはありません。
力まず脱力して身体の内側から出てくる力を余すことなく指先に伝える意識で、ゆっくり息を吐きましょう。
おそらく今までとは質の異なる圧が入っていくはずです。
肩がこった・腰が辛いという状態を改善するにあたり、その部分だけに何かを施して対処するようことは基本的にありません。
確かに肩周りの筋肉をほぐしたり、腰の緊張を取るような体操や運動があり、最低限それらを習慣になるまで行なっていただきたいのですが、本質的に整体を行なうのであれば、そうなった根本原因から整えていかなければ「整体」とは呼べないと考えています。
身体を整えるには、大前提として姿勢を整える必要があり、歪んだり偏ったままの姿勢で、ある部分だけを真っ直ぐにしようとする考えには無理があります。
整体に対する当院の考え方の一つ「歩き方」ですが、それを整えるにあたり見た目だけキチンと歩けているかどうかはまったく問題ではなく、身体に負担無く歩くために必要な身体のパーツ1つ1つを整える事で、結果として身体が持つ本来の機能が十分に生かされ、自然で無理のない歩き方が出来るという考え方なのです。
例えば、膝裏が伸びない・股関節が硬く脚が後ろにいかない・つま先を持ち上げられない・体重移動の左右差があるなど、このような状態で歩き続けていると、身体はその不自然さに合わせて全身が歪んでしまいます。
何とか歩けるようにするために、身体を歪ませるしかない方法が無いからです。
そうなると、無理がかかっている部分が引っ張られたり伸びきったりするうちに慢性的な疲労となり、肩こりや腰痛の原因になるのです。
ですから、肩こり対策で姿勢を良くする場合、ただ胸を張りましょう、肩甲骨を寄せましょう、顎を引きましょう、ではなく、足首から股関節の柔軟性やバランスを整えたり、骨盤の歪みを最小限にする事で、身体を自然に使えるようになり、その積み重ねの結果が最善の対策になるのです。
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辛い腰の痛み
何とかしたいですね
湿布を貼ったり、マッサージ機を使っても
ほとんど効果が無く、
もうどうしていいのか分からない。
そんな事の繰り返しで、何年も腰の痛みで悩まれているのには、何か原因があるはずです。
ヘルニアだ 狭窄症だ と言うのは簡単ですが、だからといって何かが改善するわけでもないですし、そうなっていても痛まない生活の仕方があるのです。
当院では、ヘルニアや狭窄症は単に状態を表しているに過ぎず、それが腰痛の原因だとは考えていません。
それは、治療を受けて治る方もいる一方、ヘルニアであってもまったく自覚症状が無い方もいれば、手術をしてヘルニアではなくなった後も腰痛に悩まされる方もいるからです。
原因がそれであるならば、当然同じようなお悩みにさいなまれるのが然るべきなのですが、実際はそうとは限りません。
事実、長い年月治療を受けていてもまったく改善が見られずに困っていらっしゃる方、手術を進められている方などに今までとは違うアプローチの方法を行なうと、意外と簡単に、今までのお悩みが何だったのかという程、劇的に改善されているからです。
人にはそれぞれ個人差があり、他人と同じことをして全く同じ結果になるとは限りませんが、少なくともヘルニアや狭窄症だから痛くても仕方ないと無理矢理自分を納得させたり、どうしようもないと諦めたりする必要はありません。
腰の痛みに対して、これだけ行なえば解消されるというモノは無いように思います。
効果的な整体法もいくつかありますが、基本的には生活姿勢を整える事が大前提と考えています。
逆にそれなしに永続的な腰痛解消はありえません。
立ち方・歩き方・座り方、それらの不自然さが身体の歪みや偏りを生み出しているとしたら・・・
まずはそれらを整える事が最優先なのです。
≪座り方についての動画です。参考になさってください≫
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健康維持や回復のための方法は色々とあり、ご自身に合ったモノを選択し取り入れて実践すればよいのですが、選択する際のポイントは『これから先の何十年という人生を送る中で継続して行えるものかどうか』という事に尽きます。
今しか出来ないようなものは、何か短期的な目的を達成するための一時しのぎに過ぎません。
健康寿命を延ばすための取り組みが盛んに行われ始めていますので、取捨選択を上手に行なって日々の健康を手にしてハツラツとした毎日を送りたいものです。
そのためのポイントの1つが、肩甲骨と股関節です。
身体をしっかりと支えるために最も大切なのは、骨盤や背骨のバランスです。
そしてそれらが正しく機能するかどうかは、肩甲骨と股関節が柔らかくしなやかに動かせるかどうかにかかっています。
赤ちゃんの肩甲骨や股関節は自由度があり、180度開脚などお手の物です。
本来股関節とはそういうものであり、「自分は元々カラダが硬い」という考えは適切ではありません。
動かしていないから動かせなくなっただけの話なのです。
動かせなくなった股関節の代わりに、それほど動く機能が無い腰に代替運動をさせ続ける事で、腰痛を引き起こしてしまいます。
それは肩甲骨も同じ事で、肩甲骨を正しく動かさなくても、背中や腕に負担をさせれば似たような動きが可能なので、ついその習慣が付いてしまい、無理を続けた結果慢性的な肩こりや首こりにつながってしまうと考えられるのです。
肩甲骨や股関節を、本来の機能を十分に発揮できるような環境を整えさえすれば、カラダは見違えるほど動けるようになり、可動範囲だけではなく活動範囲まで大きく変化します。
≪肩甲骨の動きを良くする整体法≫
活動範囲が増えると、筋力が付き代謝が良くなりめぐりが良くなります。
ですから、健康の為に何かを始めたいとお考えなら、まずは肩甲骨と股関節を動かす事から一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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肩こりになる原因のほとんどは『血行不良』です。
そして血行不良になる原因は、運動不足・ストレス・緊張・不安・恐怖・過食・拒食・加齢など様々な要素が単体もしくは重なり合って起こりますが、もっとも気をつけたいのは『悪い姿勢』です。
本来、良い姿勢とされる身体に負担のかからない状態では、血行不良は起こりにくいのは、骨が正しい位置にあり関節が正常に動くと、筋肉が程よくバランスを保ちながら動かせるからです。
逆に、不自然な偏りやあるべき姿とは違う位置での使用は、筋肉に無用の緊張を強いてしまいますので、それは当然、疲労として蓄積されていくのです。
自然な筋肉は柔らかく弾力があるため力を必要とする時に硬くなりますが、疲労が溜まっている筋肉は常に硬くこわばっています。
筋肉の弾力(伸び縮み)はポンプの役目を果たし、身体のめぐりを良くする働きがあるのですが、こわばって硬くなった筋肉はその役割が果たす事が出来ず、ますます硬くなりさらに巡りが悪くなるという悪循環に陥ってしまうのです。
さらに、悪い姿勢では内臓が正しく機能しないと考えられています。
不自然な位置で固定されているような生活姿勢が常態化すると、消化・吸収・排泄が十分に行なわれず、内臓がその役割を果たせなくなります。
内臓は身体のあらゆる健康の基礎となるもので、内臓の機能低下が健康寿命と密接な関係があることは周知の事実です。
その内臓の働きが制限されるような悪い姿勢は、消化器系への影響のみならず、循環器系への深刻な影響を与えてしまう事につながりますので、出来る限り早急に身体に負担のかからない正しい姿勢を習慣にしましょう。
今、このブログをどのような姿勢で観てくださっていますか?
背中が丸まっていませんか?
脚を組んでいませんか?
首が下を向いていませんか?
骨盤が後ろに倒れていませんか?
それが、肩こり・首こり・腰痛の原因なのです。
今すぐに整えましょう!!
ご自身がつい何気なくしてしまっている悪い姿勢が、身体の様々な不調の大きな原因だと自覚していただきたく思います。
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姿勢改善の2大ポイントは『座り方』と『立ち方』です。
どちらもほとんど無意識のうちに身についてしまった癖(習慣)ですので、改善するのは容易な事ではありませんが、心掛け次第でキチンをした姿勢を保つ事が出来るようになります。
今回は座り方について。
主にお仕事の場において座っている事が多いのですが、特にパソコンでの作業中などが特に悪い姿勢が持続されてしまい、疲れがたまりやすくなります。
画面に意識が集中するあまり、顔と顎が前方に突出するために首と首から肩にかけての筋肉が常に引っ張り続けられている状態で、血行不良が起こり首こりや頭痛の原因になります。
両肩が前に丸まり出る事で鎖骨や胸周りが縮まるので、呼吸が浅くなり、循環が悪くなるとともに体液の流れの鈍くなるので疲労が代謝出来なくなります。
腕がほとんど動かず、肩周りが硬直する反面、手首から先は指をそらした状態が続いて指先や手だけが過労に陥り、常に慢性疲労を起こして肩こりの原因になります。
猫背姿勢は、背中や腰が本来のカーブとは逆に曲げられたままでの長時間座りっぱなしという過酷な状態を生み、全身疲労の原因になります。
お尻の大きな筋肉群は、動かすことで初めて活動が出来ますので、固定されてしまうと、血流が悪くなり凝り固まりますので、坐骨神経痛の原因につながります。
太ももの裏側を圧迫する事は身体全身に巡るはずの血流を制限してしまう事になり、代謝が行なわれず脚がむくんだり、疲れやすくなったり、冷え性の原因になります。
悪い姿勢で長時間座る事は、考えている以上に身体へのダメージが大きく、様々な身体の不調の原因ですので、正しく座る事とずっと座りっぱなしにならない事に注意をして、改善を心掛けましょう。
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姿勢の悪さは自分ではなかなか気付きにくいものです。
良い姿勢かどうかを簡単にチェックする方法として、壁を背にして立ってみてください。
踵、お尻、肩甲骨、頭が無理なくピッタリと付けばOKです。
頭だけがポコッと前に飛び出たり、頭を壁に付けるのが難しい場合は、ストレートネックや猫背です。
また、腰と壁の間が手のひら2つ分以上開いたり、隙間が全くないのも良くありません。
姿勢の悪さは、正しく立つために必要な筋力が不足しているという事以外にも、日常生活の中で前かがみ姿勢が癖になってしまっていたり、身体に何らかのコンプレックスがありそれを隠すために姿勢を歪ませていたり、怒りや悲しみがうまく処理できずに姿勢に現れたりと、様々な原因が考えられます。
姿勢良く正しく立つためには、これらの原因を突き止める事が欠かせないのですが、まずは、正しく立つことを習慣づける事から始めてください。
1回5分、壁を背に正しい姿勢を取り続けてみましょう。
1日何回でも構いませんので、正しく立つというのがどういう事なのかを実践することで身体が次第に覚えていきますし、それを保とうという意識が働きます。
お気に入りの音楽、1曲分程度の時間です。
やる気ひとつで必ず出来ますので、お試しください。
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一日の大半をパソコンの前で過ごすような生活では、自然と肩が前に巻き込まれ鎖骨や胸辺りの筋肉が縮こまり、硬くこわばり短縮してしまいます。
さらに、硬くなると伸びにくくもなりますので、それと対をなす背中側の筋肉が引っ張られて背中が丸くなり、猫背姿勢になるのです。
また、骨盤を後ろに寝かし背もたれにもたれかかるような姿勢を続けていると、ハムスト(ももの後ろ側)がどんどん硬くなり、骨盤周りの筋肉のバランスも狂い、ポッコリお腹へまっしぐらになってしまいます。
そして筋肉が硬いという事は、毛細血管が圧迫され血液の巡りが悪くなるという事でもあります。
巡りが悪い身体は、『疲れやすい』『疲れが取れない』など健康とは真逆の身体ですので、筋肉を柔らかくして巡りをよくするためにも、姿勢を良くする事は何よりも優先して取り組むべき課題なのです。
姿勢を良くするためには、ただ『胸を張る・頭を正しい位置に持ってくる』ではまったく不十分で、筋肉自体の柔軟性や関節可動域を広げ身体の使い方を整えなければなりません。
身体の不調を嘆くばかりの生活から抜け出し、健康な毎日を送るためのも、身体を動かし運動をし『柔らかな身体』を手に入れましょう。
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姿勢の悪さ以外でも、首の不調の原因はあります。
それは「目の使いすぎ」です。
デスクワークではほぼパソコンとのにらめっこ状態で、気付けば8時間以上もパソコンと向かい合っているとか、ひたすら細かい文字の羅列と戦っているなど、視線を向ける場所が常に一定のまま固定されてしまうと、網膜からの情報を処理する神経は後頭部に集まっているため、その部分の血流が悪くなり固まってしまいます。
人によっては、「ぶよぶよ」になってしまう方もいらっしゃいます。
首の筋肉は頭蓋骨(後頭部)と関与していますので、当然首の血流も悪くなり固まってしまうのです。
デスクワークに集中してしまうと、身体は自然と前のめりになり、目とモニターの距離がどんどん近づいてしまい、目の疲労が加速度的に進んでしまいます。
ですから、1時間に一度は目をモニターから外して、眼球をくるくる回したり、遠くを見たり近くを見たりして目の周りの血流を改善させましょう。
もちろん、首を前に倒すような姿勢をしない、長時間座りっぱなしを避けるのは必須条件です。
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体型の変化で大きく変わる部分の1つは、『お尻』です。
お腹周りの筋力の低下や脂肪が増えるなども理由ですが、『姿勢の悪さ』もお尻の形の劣化に直結します。
特に悪い座り方を続ける事で、明らかに劣化のスピードは増します。
しっかりと坐骨で座り、骨盤を立て、下腹を引っ込めるような姿勢だと背中も伸び首をまっすぐ上に保つ事が出来ますが、仙骨を後ろに倒しもたれかかるような座り方だと、骨盤周りの筋肉も弛んでしまい、下腹が出て背中が丸まり頭が前に突き出てしまいます。
その時、お尻はどうなっているかというと、押しつぶされるような形になり本来の位置よりずいぶん下がった位置で固定されるようになってしまいます。
身体は、日々の姿勢に合わせて変化するものですので、正しい姿勢で過ごせば正しい位置に、間違った姿勢ならそれに合ったおかしな位置・形に変わっていくのです。
いつまでも若々しいプリッとした『お尻』を保つには、正しい姿勢・座り方が欠かせません。
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首こりの大きな原因の1つは、姿勢の悪さですが、そのもっと根本の原因は、足の指を使えていない事です。
本来、足の指は、手に近い動きが出来る構造なのですが、生活様式が変化する中で、地面を掴むような使い方が難しくなってしまいました。
足の指がしっかりと地面に張り付き、重心を取っていれば、身体をバランスよく支え良い姿勢を保つ事が出来るのですが、足の指が使えないと後ろ重心になり、身体が余計な負担から硬直し、動くたびに腰・背中・肩・首へ、直接、衝撃が伝わってしまいます。
足の指が使えているどうかを知るには、裸足や靴下の状態で、足の指がキチンと床や地面に張り付いているかを見ましょう。
浮き指のように、指が宙に浮いていたり力が入らないようでは、かなりの衰えであると言えます。
また、1分間同じリズムで、足の指だけを動かしてみましょう。
リズムが狂ったり左右差があるようだと、衰えに加えバランスも悪くなっているという事です。
足の指の力を取り戻し、姿勢を良くし、首こりを改善するには、5本指ソックスを履いたり、タオルギャザーという筋トレをしたり、足首の運動をしたりすることが必要です。
その後、しっかりと「正しい歩き方」の練習を行ない、使える足の指に整えましょう。
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身体の歪みの原因のほとんどは、日常生活の中で無意識に行なわれる生活姿勢の悪癖です。
座る・歩く・立つなどの、基本的な姿勢をキチンと保つことが出来なくなると、身体はどんどん歪んでいきます。
例えば、エスカレーターに乗った時に画像のような立ち方をしていませんか?
足首と股関節に不必要な負荷がかかり、骨盤が歪み続けます。
ポケットの位置を見れば一目瞭然ですが、右の骨盤が下がり腰骨も一緒に右へ傾いています。
その右側への傾きを食い止めるために、右腕で身体を支え左に捻じっているのがTシャツのシワで分かります。
画像は切れていますが、左肩が下がり頭も左側へ傾いています。
頭の位置が骨盤の中心から、大きく右側にずれてしまっているため、右腕が負担を受け続けますので、右側の肩こりや腰痛に悩される可能性があります。
たかが、エレベーターでの姿勢くらいで・・・思われるかもしれませんが、一事が万事なのです。
生活姿勢に意識を向けて、無理なく整えてみましょう。
食事中や仕事中の姿勢は良いですか?
どのような姿勢でいらっしゃるのでしょうか
主に左右の膝が開き、骨盤が後方に倒れ、腰が引け背中が丸まり、腕と頭が前方に倒れるような前かがみの姿勢では、肩甲骨が引っ張られますので、首・肩・背中・腰に疲労が蓄積されます。
特に首は90度前方に倒れてしまうと頭の重量を支えなければならず、首の筋肉は常に緊張を強いられます。
首が前に傾いている姿勢は、自信がない・性格が暗いなど見た目から良くないイメージを持たれがちです。
また、呼吸が浅くなる、太りやすくなる、疲れやすくなる、首がこるなど、首の可動域が狭くなる事での様々な欠点が見受けられます。
姿勢の悪さは、一か所だけが原因ではありません。
姿勢を良くするには、地道な訓練が必要になりますので、腰を据えて取り組む心構えが出来次第、出来るだけ早く姿勢改善に臨んでください。
姿勢の悪さで代表的なのは、猫背・あごが出る・骨盤後傾などですが、それぞれが別々に動いているのではなく、身体の重心やバランスを取るためにすべてが連動し、このような状態になります。
言い換えれば、必要だから身体を歪ませている、という事なのです。
身体は常に「プラスマイナス0」で動こうとします。
どこかが前に動くと、どこかが後ろに動きますし、内側が衰えると、外側が頑張ろうとします。
背中が丸まると顎を突き出してバランス調整を行なう、という事です。
悪い姿勢が癖になると、本来、疲れたり辛いはずの姿勢が楽に感じるようになってしまいますので、ますます身体の歪みが進むのです。
脚を組んでいないと落ち着かないとか、背もたれにもたれかかりCの字型で座ったりするのがラクだと感じたりするようであれば、すでに相当歪んでいますので、正しい姿勢の時に使われるであろう大切な筋肉も衰えてしまっています。
悪い姿勢をなおしたいという場合、これらの癖を整え、衰えた筋肉を元に戻す作業が必要ですので、単に「胸を張りましょう」「あごを引きましょう」だけでは、どうにもならないのです。
また、悪い癖をなおさないまま、骨格を矯正しても、生活動作が始まるとたちまち元に戻ってしまいます。
姿勢の悪さは、不調の原因・健康の大敵ですので、一刻も早く改善するようにしましょう。
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もうすぐ夏休みが始まり、全国各地の行楽地が賑わい、道路の混雑が予想されますが、全国の高速道路で、利用者が渋滞によって無駄にした時間は、約2億時間だと言われています。
この2億時間というのは、約10万人が1年間に働く総労働時間に相当する、膨大な時間なのだそうです。
長時間の運転で同じ姿勢が続き、身体に不調を感じる方が多くなる時期でもあります。
腰の痛み、足のだるさ、肩首の疲れなどですが、適度に休憩を取る事が必要です。
それとともに大切なのは、正しく座る事です。
座席は出来る限りハンドルに近く保ち、背中が丸まらないように、頭が前に飛び出さないように座ることで、身体の負担が軽減されます。
繰り返しますが、血流が滞らないように、頻繁に休憩を取りましょう。
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肩こり・首こり・腰痛・背中の張りなどの不調にお悩みの方の多くは、「姿勢の悪さ」が原因かも知れません。
立つ・歩く姿勢ももちろんですが、特に「座る」姿勢に気をつけましょう。
腰が落ちて、骨盤が後ろに倒れた姿勢で座ると、まず腰に負担が来ます。
そして後ろに倒れた分、重心を保つために背中を丸め肩甲骨が前に引っ張られてしまうので、背中・肩の筋肉が硬直し血行が悪くなります。
さらに顎が突き出て首も前方に飛び出してしまうため、首に負担がかかるのです。
このような姿勢を続けていると、慢性的な肩・首のコリから解放されることはありません。
悪い生活姿勢が不調の原因になるのは必然です。
逆に、骨盤を立て重心を身体の中心に重ねるように座る癖をつけると、身体は自然と整い、余計な負担がかかることなどなくなりますので、肩こりや首こりなどの不調にお悩みの方は、是非「姿勢を正す」という事から改善を始めてみましょう。
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40代以降は急速に筋肉が衰えます。
代謝も悪くなり、今まで感じる事のなかった疲れや痛みを感じるようにもなります。
筋肉に欠かせないものの1つは「たんぱく質」です。
たんぱく質は食事から摂るのが一番ですので、肉・魚・大豆食品・卵をしっかりと食べましょう。
メタボを気にして必要な栄養素を削ってしまわないように注意が必要です。
たんぱく質と共に大切なのは、運動です。
いくらたんぱく質の多い食事を摂っても、運動をしなければ筋肉を刺激することは出来ません。
運動と言っても、高価な器具や過剰なエクササイズは全く必要なく、ほどほどで十分なのです。
例えば、姿勢を良くする事は抗重力筋というもっとも大切な筋肉を鍛える事です。
加齢で身長が低くなるのは、全身の筋力が減少し、きちんとした姿勢が保てなくなり身体を伸ばすことが出来なくなるからと言われています。
たかが姿勢を保つだけで・・と思われるかもしれませんが、良い姿勢を保つ事はとても難しく、姿勢の崩れが体調の崩れに直結していると考えられます。
日頃から、ご自身の姿勢に意識を向け、良い姿勢を保つことは何よりの『予防』になるのです。
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悪い姿勢・体癖は、長い時間をかけて徐々に身体を歪ませていきます。
しかし、ほとんどが無意識のうちに行なわれてしまうため、気付くことが難しいのです。
例えば、頬づえ・片方噛みを続けると、歯並びや噛み合わせがづれて、顎や顔が歪み、身体全体に大きな影響を与えてしまいます。
顎が歪むと背骨や首が歪みます。
そうなると肩の高さが左右で異なり、骨盤の位置まで歪んでしまいます。
これらと同じように、脚を組んだり、いつも同じ側で荷物やカバンを持ったりしていると、じわじわと身体が歪んでいきますので、日常生活のあらゆる癖に、身体を歪ませる原因があるという事を自覚し、身体を歪ませない生活姿勢・習慣を身に付けましょう。
力こぶや胸板のたくましさに代表される筋肉=アウターマッスルを大きくする事のみを『鍛える事』と考えてしまうと、偏ったトレーニングになってしまい、歪んだ身体になっていきます。
アウターマッスルを鍛える事は、外見を大きく変えるものでもあり、代謝にも大きく関係するため、必要な事であることに間違いはありません。
一方、外見には大きな変化をもたらさないものの、身体を劇的に『使える』ように出来るのが、インナーマッスルのトレーニングです。
インナーマッスルは、身体を支える筋肉であり、良い姿勢を得るには、このインナーマッスルを鍛え身体のバランスを崩れないようにする必要があります。
当院では、姿勢改善をご希望の方には、ご相談のうえで、徹底してインナーマッスルを整えるように指導をしています。
うわべだけの姿勢が良く見えるテクニックではなく、もっと本質的な『姿勢が良くなる身体バランス』を習得していただきたく思います。
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健康の基本『正しい姿勢』は、主に立ったり歩いたり座ったりする習慣に大きく左右されます。
偏ったり癖のある習慣から、身体はどんどん歪んでしまいます。
骨盤が歪んでる事を気にされる方が多いのですが、骨盤の歪み自体に意識を向けるより、その骨盤を正しい位置に戻す習慣を身に付ける方に意識を向けられた方が、数段効果的です。
姿勢の悪い方、骨盤が正しい位置にない方、腰痛持ちの方の中に、内ももの筋力が衰えてしまい外側の筋力とのバランスが悪くなり、見た目が悪いばかりか、座っているとすぐに疲れたり、偏った立ち方をされる方がいらっしゃいます。
そんな方は、『内転筋群』という筋肉を鍛える事をお勧めします。
恥骨筋・短内転筋・長内転筋・大内転筋・薄筋がまとまり、身体を内側から支え安定させるのですが、姿勢の悪さと比例するかのごとく弱くなりがちです。
内転筋は骨盤や下腹部全体に大きな影響があるため、衰えると骨盤の歪みだけではなく、ポッコリお腹の原因にもなります。
ただし、鍛えるには少し注意が必要です。
色んな鍛え方があるのですが、内転筋は短縮したり固くなりやすいため、いきなりトレーニング本に記載されているような筋トレを始めてしまうと怪我をする恐れがあります。
ですので、まずは筋肉の柔軟性や可動域を徐々に広げるような簡単で優しい運動から始めて、その後本格的なトレーニングに移行してください。
初めは左右の膝の間にボールなどを挟むようなモノで十分です。
(こちらの座り方動画の中で行なっています)
職業柄、姿勢には自然と意識が向いてしまい、
信号待ちや電車待ちをしている方や、井戸端会議をしている方、スマホに夢中の方、行列に並んでいる方など、何かに意識が向いていて、無意識に立ってられる方の姿勢にはことさら目が向いてしまいます。
実感するのは、きちんとバランスよく立っている方がほとんどいらっしゃらないという事です。
バランスよく立つという事は、重力とご自身の体重の負荷を出来る限り軽くするテクニックを使い、身体に無理をさせずに身体を整えていく最も基本となる整体法ですが、その意識を持つ事は容易ではありません。
肩こりや腰痛をはじめ、多くの身体の不調は『歪み』が原因の1つでもあり、骨盤の歪みなども、歪みそのものよりもなぜ歪んでしまうのか、その原因に着目する事が、整体の本質だと考えています。
ですので、まずはきちんと立つ事を練習してみましょう。
自然な立ち方の動画です。 よければ参考にしてください。
ヒトの背骨は24個の骨が積み木のように重なっています。
その重なり方は、まっすぐに積み重なるのではなく、軽いS字の湾曲を描き、トータルとして身体の中心線に重心が来るような仕組みなのです。
良い姿勢やバランスの良い身体の使い方をしている限りは、骨の周りの筋肉が絶妙の力加減で身体を支えているのですが、悪い姿勢や偏った使い方をする癖が付いてしまうと、硬くなったり弱くなってバランスが崩れ身体をきちんと支えきれなくなります。
そしてその崩れたバランスのつじつまを何とかして合わそうとして、無意識に骨盤を寝かせて倒し下腹を突き出すような姿勢に変化させたり、顔を前方に突出したりなどするのですが、これにより働くはずの筋肉が働かなくなったり、異常なほどの緊張を強いられたりする結果となり、肩こりや腰痛など様々な不調につながる場合があります。
骨盤の歪みや猫背などに代表される身体の歪みは、その部分だけにとらわれることなく、身体全体を整える事で改善が図れるのだと思います。
腰痛をはじめとする身体の不調の原因の中に、身体の使い方の悪さ、バランスの悪さというモノがあります。
それはおもに普段の生活で何気なく行なっている『立つ・座る・歩く』姿勢に問題がある事が多いようです。
脚には『利き脚』と『軸足』がありますので、つい軸足ばかりに体重を乗せて立ったり座ったりしてしまう癖が付きどんどん身体が歪んでいくのです。
身体のバランスを整えるためには、歪んでいる所をグイッと力まかせに矯正をしても根本的な改善にはなりません。
その原因である利き脚と軸脚を出来る限り均等に使い、その『差』を無くすための訓練が必要なのです。
分かりやすいのが『脚を組む』という行為です。
上に乗せるのが『利き脚』、下が『軸足』です。
無意識に組んでしまう人、組まないと落ち着かない・気持ちが悪い人・・・・・・
脚を組まないようにする簡単な方法の1つは、軸足側のお尻の下にタオルなどを入れ左右の座る高さを変えてみましょう。
極端に高すぎるのは逆効果ですが、程よく組まなくても違和感を感じないような高さがベストです。
これを癖付けすると左右均等に座る感覚が養われていきますので、徐々に高さを低くして最後には何もない状態でも、脚を組まない座り方が一番楽と感じられるまで続けてみましょう。
日常生活において常に正しい姿勢で活動が出来ると、筋肉の疲労や緊張は軽減されるのですが、なかなそうはいきません。
自然と付いてしまっている生活の癖は、改善が難しいのです。
これは筋トレなどの運動にも当てはまるのですが、間違った・身体に負担になる姿勢は、効果が減ったり無くなったりするだけではなく、怪我の元ですので、しっかりと練習を積み重ねて『最小限の努力で最大限の効果』を発揮出来るように努めてはいかがでしょうか。
背骨と骨盤を正しい位置に保つために必要な『大腰筋』の運動をアップしましたので、是非正しい姿勢で毎日の習慣にして下さい。
大腰筋を整える運動のYouTube動画はコチラ。(5本です)
デスクでの仕事や、勉強、電車、食事、車など色々な場面で座る事がありますが、ちゃんと正しく座られてますか?
イラストのような悪い姿勢の座り方をしている人がとても多いのです。
これは背中が丸くなっている典型的な座り方ですが、この原因は首や背中や腹筋よりも、もっと下にあります。
それは内股です。
いわゆる股関節の力が無くなる事で内股を閉じる力が弛み膝が開きます。
膝が開くと骨盤が後ろに倒れます。
骨盤が倒れると腰が丸まり、それにともない背中も丸くなります。
そうなると、肩が上がりながら前に出て、頭も前に出てしまい、それを支えるために体の後ろ、つまり首や肩や背中が凝り始めます。
こんな姿勢は人の身体の構造上、本来辛いはずなのですが、楽だと感じてしまう人が多いんです。
股関節に力が満ちてしっかりと骨盤を立てられさえすれば、後は自然と頭のてっぺんまで背すじが伸びていくものなのです。
勿論、体幹の筋力不足も原因の1つですので、良い姿勢を手に入れるにはこのあたりのシステムを理解しつつ、筋トレも行ないましょう。
姿勢の悪さには色々な原因があります。
その1つ、食事姿勢について。
イスとテーブルを使う場合にしてしまう悪い姿勢は
〇肘をつく(片肘、両肘)。
〇新聞やTVを観るために身体を捻じる。
〇スマホをしながら。
〇足を座面にあげる。
〇脚を組む。
〇片足だけあぐらを組む。
〇食器に覆いかぶさるような犬食い。 etc.
床に座って食べる場合にしてしまう悪い姿勢は
〇体育座りで背中を丸め内臓を圧迫する。
〇ソファや壁にもたれる。
〇寝そべる。
〇お姉さん座りなど骨盤を傾ける。 etc.
食事は習慣ですので、悪い習慣ならますます悪く、良い習慣ならますます良い姿勢習慣が身に付きます。
良い姿勢のイメージは、ちょんまげをして畳で生活し、膳でご飯を食べていた頃の食事姿勢です。
背筋が伸び、正面を向き、1口食べては箸を置き、ゆっくり呼吸をしながら穏やかに食べる・・・
これをそのまま取り入れるのは困難かもしれませんが、まずは食事をする環境作りと、意識して姿勢を整える事を心掛けて食事をする習慣をつけてみましょう。
色々な姿勢の悪さの中でも、もっとも多いのがこの『猫背』という姿勢です。
背中が丸まり、内臓が圧迫され、呼吸が浅くなる為、血行不良や代謝不良を起こします。
頭痛や肩こり、腰痛の大きな原因の1つですので、この癖は是非治していただきたいと思います。
猫背になってしまうのにはいくつもの原因が考えられますが、その1つに、下半身のバランスの悪さが影響を与えている場合があります。
本来、頭は骨盤の真上に位置している事が自然なのですが、猫背の方の頭の位置はそれよりも、もっと前方に飛び出しています。
この原因は骨盤が後ろに倒れている事なので、まずは骨盤を起こす、立てなければなりませんが、猫背が習慣になっている方は『骨盤を立て、持続させる筋力』が衰えてしまっていますので、まずはその筋力を鍛える運動が必要になります。
そして、骨盤が後ろに倒れるには内股の筋力の衰えが関係していますので、その筋力を鍛える事も欠かせません。
さらに膝が開き曲がり気味な事から、膝裏の柔軟性がありませんのでストレッチなども加え、柔らかさを取り戻していただきます。
また膝が開いている状態とは、脚の外側、踵と小指側に重心がかかっていますので、本来あるべき『踵と親指側』に重心を乗せられるように習慣づけを行なっていただきます。
つまり、姿勢を良くする、猫背を改善する場合に、単に胸を張りましょう!腰を反らせましょう!では、何の解決にもならないのです。
根本から何とかしたいとお考えであれば、こういった所まで考慮したうえで、しっかりと取り組んでいただきたいと考えています。
「いつもHPを見ていて、腰割りに興味があったので家でやっていたら膝と腰が痛くなってしまいました」という方のお話です。
このような方が意外と多いのです。
そしてその原因はほとんどが『間違った姿勢』で『やりすぎ』ている事です。
正しい方法はコチラに記載しているのですが、動作が簡単そうに見えるため、つい適当に行なってしまったり、自分では正しく行なっているつもりでも、まったく違う動きになってるため体に負担をかけてしまっていたりします。
腰割りは股関節の正しい使い方を思い出す運動です。
ほとんどの方は赤ん坊の時には腰が割れていたのですが、他の筋肉が発達し、股関節を使わなくなり徐々に使い方を忘れてしまいカチカチになっているので、その感覚を取り戻す運動だと言っても良いでしょう。
無理をしたり、ご自身の筋力、体力を超える頻度、回数、角度で行なってしまうオーバーワークで関節などに痛みが出ます。
これは身体からの『間違ってますよ』というシグナルですので、すぐに中止し、安静にして回復を待ち、その後正しい方法を学んだ上で、もう1度行ないましょう。
腰割り→痛みが出た→自分には合わない→やめた
こんなもったいない結果にならないように、正しい腰割りを習得して頂きたいと思います。
ストレッチポールの運動は、骨盤と胸郭の歪みを整えるのにとても効果が高く、腰割りと共に出来る限り行なっていただきたい事の1つです。
動きは至ってシンプルなので特別な技術は必要なく、痛みもありませんので運動が苦手な方でも安心して行なうことが出来ます。
ポールの上に乗り、決められた手順で手足を動かし、ゆっくりと呼吸をする、基本的にはこれだけです。
ただし、腰割り同様、シンプルな動きであればあるほど、正確に行なわなければ期待する効果は得られません。
上の画像ですが、ポール上で一番力が抜け、左右のバランスが無理なく取れる位置を見つけてもらった時の様子です。
指導前は右脚の外側のスペースが狭くなり左脚の外側に大きなスペースが出来てしまい、左脚が身体の中心線に寄り、左右の偏りが顕著だったのですが、指導後はずいぶん改善がみられポールと身体の中心線が重なるように近づいています。
骨盤にも良い影響が与えられるので柔軟性も出ています。
また、身体の歪みだけではなく、肩甲骨回りのこわばりにも効果絶大ですので、肩こりや肩痛、背中の張りでお悩みの方にも本当におすすめなのです。
関節の可動域は健康と密接に関連しており、その中でも膝の曲げ伸ばしが出来るかどうかは生活の質を保つためにとても重要な事です。
膝の屈伸は部位としては膝ですが動かしているのは太ももの筋肉です。
表面には脚を上げたり伸ばすための大腿四頭筋、裏面には脚を曲げるための大腿二頭筋という大きな筋肉があり、その力で曲げ伸ばしを行なっています。
これらは拮抗筋とよばれ健康な時はバランスが保たれ、何事も無いのですが、全体の筋力が衰えてくると、二頭筋の筋力の方が強いためその力に引っ張られ、膝は常に曲がろうとし膝を伸ばすことが困難になっていきます。
ですので、何もせず筋力が衰えてしまうと高齢者によく見られる膝が曲がった歩き方になり、歩幅が小さくなり、骨盤が後ろに倒れ、背中が丸まり、バランスを取るために首が前に出るような姿勢になってしまいます。(最近では若くてもこの膝の曲がった歩き方をする人が増えてしまっています)
つまり姿勢を正すには、その姿勢を保つために必要な筋肉を鍛えるという事が欠かせないのです。
気が付けば、もう第15弾。
コツコツと続けていただいていれば、随分良い姿勢を作られるように変わっている事と思います。
そこで、今回の運動は少し難しいのですが体幹強化には欠かせない動きのご紹介です。
四つ這いの状態からゆっくりと片足を伸ばし、伸ばしきったらまた戻す。
これを繰り返すだけなのですが、骨盤周りの奥の方を意識し、その部分だけで運動を行ないます。
手や肩や他の部分を使って無理やり動かせても、本来の整えたい部分に影響を与えられないので、とにかくどこをどう動かしているのか常に考えながら集中して行なって下さい。
これが楽に動かせるようになれば、対角線上の手を前に伸ばしたり、戻した脚をさらにあごの方に近づけ、同時に肘を膝に近づけるような、更に強度の高い動きにしていきます。
まずは脚をしっかりと伸ばせるようにしていきましょう。
骨盤から頸椎にかけての滑らかさを取り戻す運動です。
この動作を、単に背中や腰を上げ下げするだけの運動として捉えてしまうと、何の効果も期待できません。
まずは股関節から骨盤、背骨、首の骨の構造を理解し、それを1つずつゆっくりと動かしていく、
骨と骨とを弛めていくという感覚を意識しながら行なう事が大切です。
背中を丸めた時は足首を伸ばし、反らした時は足首を曲げ、
呼吸は自然呼吸で結構です。
そして、もっとも大事な事は、今の自分の身体の状態を知る事です。
人と比べて、『自分は身体が硬いから』とか『全然曲がらない』などと考える必要は全くありません。
深い呼吸とともに全身の力を抜いて心地良い感覚を十分に味わいましょう。
骨盤の歪みは、何気ない生活習慣の悪い癖が原因であると考えられますので、その改善には悪い癖を見つけ、しないようにする事が唯一の解決法なのです。
ですから、力任せに行なうような
骨盤矯正など何の意味もありません。
代表的な癖は、
①片方に体重をかけて立つ。荷物をいつも同じ側で持つ。
左右どちらかの腰やお尻に体重を乗せ、立ったり、鞄や荷物をいつも同じ側で持ったりする癖は最も歪みを引き起こしやすい姿勢です。
②脚を組んで座る。
股関節や骨盤の歪みの大きな原因であり、つい組んでしまうとか、組まないと気持ちが悪いという状態なら、かなり歪みが進んでいると考えられます。
③横向き寝姿勢。
ソファーや床で横向きになり、TVを観ながら、スマホを操作しながら、おやつを食べながら長時間偏った姿勢のままで過ごす。
④ぺちゃんこ座り&横座り
正座の状態から足を左右に開き、お尻を床に付ける座り方は股関節が外側に開き、膝下が大きくねじ曲がる癖がつくためO脚の原因にもなります。
また、横座りも骨盤の歪みの大きな原因の1つで、
骨盤をずらして座るので、当然歪みが起こりますし、左右の足の長さに差が出来てしまいます。
これら日常生活の中で『つい』やってしまう行動の積み重ねの結果、健康に直結する骨盤の歪みという重大な症状が生まれてしまう事をしっかりと認識したうえで、ご自身の癖に気付き、改善をしてみて下さい。
腰痛対策の運動としてよく目にする形ですが、身体の力の抜き方、呼吸の仕方により効果が大きく変わりますので、正しいやり方をマスターして身体を整えましょう。
仰向けになり全身脱力でしばらく深い呼吸を繰り返します。
膝を90度程度に曲げ、リラックスします。
息を吐き切ってお腹をぺったんこにした状態からゆっくりと骨盤を持ち上げ身体が直線になる所で保持します。
呼吸は止めることなく、自然に深く繰り返します。
首、肩、腕に力を入れないように注意して骨盤周りの奥の方を意識しながら、ゆっくりと元の位置に戻していきます。
身体の軸が鍛えられますので、腰痛のみならず姿勢全体に良い影響がありますので、1日に1回でもいいです。
まず始めてみましょう。
HPをご覧になって、特に骨盤周りの事にご興味がありご来院いただいたクライアント様ですが、姿勢と骨盤底筋群のお話をしたところ、そこを鍛えて姿勢を整えたいとのご依頼で、まずは肛門周りの筋肉の使い方、鍛え方を覚えて頂きました。
肛門周りの筋肉は人の身体の中で一番我慢強い部分です。
ちょっとやそっとでは崩れないのですが、加齢や運動不足から徐々に衰えてしまうと、骨盤周りのバランスが崩れ様々な不調を引き起こしますので、ここを整えることは、姿勢を、健康を支える大きなポイントなのです。
数十分間力を入れたり弛めたりするのですが、見た目まったく動かないので、客観的にみると何をしてるのか分からない不思議なエクササイズです。
しかし、『こんなに難しいとは思わなかったけど衰えている事がよく分かった』との事で、毎日続けますとおっしゃっていただきました。
肩こり、腰痛、背中の張りなどで治療院を訪れた際に
『あ~骨盤が歪んでますね~』
『背骨が歪んでますね~』
『首が歪んでますね~』などと言われる事がよくあると思います。
そして、問題はその後なのですが、
『じゃあ、ちょっと歪みを直しましょう』
バキバキ!ポキポキ!
『ね!痛くないでしょ、これで真っ直ぐになってますよ~』
こんな施術が一部では、いまだに行なわれているようです。
残念でなりません。
身体の不調は『歪みが原因では無い』というのが、当店の考え方です。
歪みを起こす身体の使い方、姿勢の悪さが原因であるとの信念で様々な指導を行なっています。
ですから、肩が凝っていらっしゃる場合でも、腰が痛いとおっしゃっている場合でも、骨格を矯正するような施術は勿論、その部分をグイグイ揉みほぐすような意味のない事は行ないません。
痛くない範囲、無理のない範囲で肩甲骨、股関節を動かし身体全体の活性を目指しますので、まったく触れない事もございます。
『何にもしてないのに、肩が凝るのよね~』という方がいらっしゃいますが、そんな方に対して
『じゃ力いっぱい揉んでおきます』で良いと思われますか?
まずする事は、何もしない事をやめ、ご自身のお身体をしっかりと動かすという指導をする事だと考えています。
座りっぱなしで身体がだるい、腰、背中が張るという方にお勧めの運動です。
本来なら一度離席して、屈伸運動や腰割りなどを行なっていただきたいのですが、そんな時間も無いという方にはせめてこれだけでも...という簡単な動きです。
単純な動き程、細かいところに気を配れば効果がグンとアップします。
これは単に身体を横に倒すのではなく、身体を弓なりに伸ばすことを目的にしています。
身体を左に倒すときには、右のお尻に重心を置き、右側の肋骨、脇を広げるような感覚で弧を描くように反らします。
大切なのは呼吸で、姿勢を正して肩の力を抜いた状態から
まずは呼吸の基本、『吐く』、そして『吸う』。
細くゆっくりと吐きながら先ほどの動きを行ないます。
左右行なっても1分程度ですので、定期的に行なう習慣を付けましょう。
姿勢の悪さは身体が歪んでいる事を意味します。
「一番楽な姿勢で座ってみて下さい」と促すと、たいていの方は骨盤を後傾させて座られます。
癖として身についてしまっている健康に良くない座り方です。
人の骨格には生理的弯曲というS字のカーブがあり、そのおかげで身体はバランスを保ち、無理なく動くことが出来るのですが、姿勢が悪いとこのカーブの恩恵を受けることが出来ず、身体の至る所に負担がのしかかる事になります。
首、肩のこりや腰痛は勿論、腰が丸まりその上に位置する胸郭が圧迫されるため、呼吸は浅くなり、内臓の働きは悪くなります。
そうなると、血流が悪化し、身体の老廃物が滞留するために、こりやむくみが慢性化し、また、自律神経のバランスも悪くなり常にイライラしたり体調が悪い状態になってしまいます。
歩く事と同様に、座る事は健康にとってとても大切な事なのです。
骨盤を立てその上に1個づつ骨を重ね、そして最後に頭をそっと置くような感覚で座ってみましょう。
こちらを参考にして下さい。
お尻の筋肉を鍛える事は見た目だけではなく、身体の老化や運動能力に直結するため是非毎日の習慣にして下さい。
仰向けに寝て、片方の膝を立てます。
ゆっくりと呼吸をし、リラックスします。
お尻の筋肉に集中し、緊張させながら持ち上げます。
集中さえ出来ていれば少し浮かす程度でも構いません。
無理をして上げようとすると腰や背中の筋肉を使ってしまい、目的の効果が得られません。
肩甲骨が一緒に上がってしまわないように注意しましょう。
まずはこの位のレベルからで十分です。
やり続ける事が当面の目標です。
姿勢の悪さや身体の衰えの理由として、『足腰の衰え』がよく言われます。
もちろん太ももやふくらはぎを鍛える事も重要なのですが、それよりも更に重要な大きな筋肉があります。
それはお尻の筋肉です。
お尻の筋肉の衰えは見た目の悪さにも直結しますが、
立つ、歩く、座るなどの姿勢の崩れにも大きく影響を及ぼします。
もちろんこのシリーズでも頻繁に出てくる大腰筋や骨盤底筋群のような『奥の方』の筋肉のゆるみも防ぎ、鍛える必要がありますが、同時に外側の筋肉を整える必要もあるのです。
特に腰痛や膝痛の方はお尻の筋肉を鍛える事で負担を減らし、楽に動ける身体を目指しましょう。
効率的に行なうには、以前ご紹介しました『パピーポジション』とセットにして行なう習慣を付ける事が良いと思います。
うつぶせのまま、ただ脚を上げ下ろしするだけの運動ですが、
効かせたいのはお尻の筋肉だけですので、肩、背中、腰、脚には力を入れずリラックスした状態を維持したまま、ゆっくりの呼吸と動きを繰り返して下さい。
ここでも、『痛い』『不快』に感じるようならすぐに中止しましょう。
無理をせず少ない回数から始め、何よりも『継続する事』を目標にして下さい。
どんな座り方が楽ですか?
車、電車、食事、カフェ、仕事、学校など色々な場面で『座る』とは思いますが、 座り方1つで身体は不調になったり、元気になったりします。
『姿勢の重要性~正しく座る~』に詳しく書いているように、坐骨で座りその上に脊椎を積み重ねていく座り方が本来、1番楽なのですが、
画像のような座り方をしている方が非常に多く、またこの姿勢が楽だと感じているようなのですが、腰、背中、肩、首に至るまで甚大な影響が出てしまいます。
デジタル中毒の人などは、この姿勢のまま何時間も過ごしてしまう事も多いそうです。
どこに一番の原因があるかといいますと、
骨盤が後ろに倒れてしまって腰と背中が丸くなり
胸と腹が圧迫されている所です。
このような姿勢が癖になってしまい内臓が圧迫されると、血流が悪くなりむくみや冷えにつながりますし、呼吸が浅くなるので疲労の回復が遅くなります。
腰から背中への筋肉が 引っ張られる事で筋肉はますます疲労し、後頭部に至るまで影響が出てしまいます。
改善のポイントは『背もたれ』を使わない、
そして、食事中や勉強中によくみかける『肘をつく姿勢』をしない、
この2点に注意して日々の座り方に気を付けましょう。
ちゃんと座れるようになると、身体の不調がずいぶん楽になります。
なかなか時間が取れないし、あれこれやるのも面倒だという方に、
効率的に大腰筋を鍛えられる『フォワードランジ』のご紹介です。
両手を腰に当て、片脚を軽く上げます。
大きく前方に踏み出し、キックして元に戻します。
踏み出した脚に体重を乗せる事で、踏み出した側の大腰筋が鍛えられると同時に、後方の脚側の大腰筋はストレッチ効果を得ることが出来ます。
これを左右交互に繰り返します。
どの運動にも共通している事ですが、
自分のペースで行なう。
痛みが出るようならすぐに中止する。
これらに気を付け徐々に踏み出す脚を深く曲げ、直角になる位を目安に行ないましょう。
腰やお尻周りの筋肉が衰え、たるんでくると、見た目や姿勢や健康にまで良くない影響が出てきます。
こちらを参考にして下さい。
骨盤周り、お尻周りの筋肉の強化に効果的で、とても簡単な運動のご紹介です。
動きはとにかくゆっくりで、イメージとしては入浴中に湯船の中で動かしても、水面が大きく乱れない程度のスピードです。
直立姿勢からスタートし、出来るだけ脚を真っ直ぐに伸ばした状態で
①前②後ろ③横④斜め前に振出し、戻します。
①~④を連続して行なうのではなく、①の動作を何回か繰り返し、しばらく休めて②の動作を行なうというように、1つ1つを正確に行なうようにします。
脚の力で動かすのではなく、もっと奥の方、身体の中心を意識しながら脚を振り出すと効果がグンと上がります。
注意ポイントがいくつかあるのですが、
気付かないうちに肩に力が入ってしまいがちですので、力を抜く事。
ゆっくりと呼吸をする事。
片足立ちが困難な方は、壁に手を当てるなど身体を支えながら行なう事。
痛みが出る場合はすぐに中止する事。
これらの事に気を付けながら、無理のないペースで行なってみて下さい。
仰向けになり、背骨を真っ直ぐに整えたら、背骨を中心にして
膝を伸ばしたまま、骨盤を動かして左右交互に脚を踏み出すように『ゆっくりと』動かします。
腰痛の方には特にお試しいただきたい運動ですが、仰向けで痛みが出る場合は、背中に布団や座布団を当て、上体を少し起こした姿勢で行なってください。
痛みを我慢する必要は「まったく」ありません。
また、妊娠中の方も仰向け姿勢は絶対にとらないようにしてください。
行なう際には、必ず上体を起こした状態で行なってください。
お腹、腰周りを引き締めたり、腰痛予防にとても効果のある運動です。
ポイントは、下腹を引っ込めた状態から始める事。
力を込め意識を集中するのは下腹のみ。
股関節をしっかりと曲げ太ももを上げ、伸ばす事。
この時も脚に力を入れない。
その他の注意事項としては、ご自分の身体の状態に合わせて
行なう事が重要ですので、最初は膝を曲げた状態から始め
徐々に脚を伸ばすようにしても良いかと思います。
また、腰痛の方、妊娠中の方、体力に自信のない方には
負担が大きいのでお勧めできません。
では、始めましょう。
まず仰向けで寝ます。
両膝を立てます。
両手は楽に伸ばして
掌を床に向けます。
両脚を揃え息を吐きながら
ゆっくり上げていきます。
脚、背中、肩、腕に力が
入らないように注意。
両足を天井に向けまっすぐに
伸ばします。
爪先は天井に向けず
足首を曲げふくらはぎ、もも裏を
自然に伸ばします。
数秒静止します。(3~10秒)
息を吐きながらゆっくり
膝を曲げます。
上げる時の2~3倍の時間を
かけます。
ひたすら下腹に集中し、
首、肩、腕、背中を脱力します。
足をストンと下ろさず
床につく寸前で静止し
その後さらにゆっくり
そっと足を下ろします。
使うのは下腹(大腰筋)のみ。
元の姿勢に戻り、身体の力みを
取り呼吸を整えたら下腹に意識を集中し繰り返します。
アスリートの方でしたらこの動作を省き、足を床に下ろさず、ギリギリの所から再び上げていきましょう。
前回から少し日数が空いてしまいましたが、
今回から自宅で出来て、簡単で、しかも効果絶大な運動を紹介していきます。
初回は『もも上げ』です。
なんだそんな事かと、お思いですか?
その通りで、『そんな事』なのです。
そんな事を命尽きるその日まで、毎日継続していただきたいのです。
このもも上げは単に足踏み運動のように、リズミカルに繰り返すのではありませんし、脚の力で脚を上げているのではなく、大腰筋を意識して使って上げているのです。
ポイントは
①正しい姿勢を意識する。
②大腰筋を使う。
③上げ下ろしはゆっくりとしたスピードで行なう。
④呼吸を止めず、自然な呼吸で行なう。
⑤頑張りすぎてオーバーワークにならないように注意する。
持ち上げる高さや回数は、ご自身の体力に合わせて工夫しましょう。
まずは、2週間続けてみて下さい。
正しく行なえていれば、身体が変わっていくのが分かります。
大腰筋が衰えると内臓が下がり脊髄から骨盤表面の交感神経が圧迫され、冷え性になりやすくなると考えられます。
また腸にも悪影響を及ぼすため腸の蠕動運動が鈍り、便秘の原因にもなります。
下半身全体に血行不良が起こると、神経や血液によって脳に伝達される身体の情報が滞るため、ホルモンの分泌に異常が出るため更年期障害の症状にも影響が出てきます。
脚にも『むくみ』として、身体全体にも『だるさ』として、さらに脂肪が燃えにくくなりますので、肥満の原因にもなります。
日々の姿勢の悪さや、怠惰な生活を続けている人は要注意です。
運動の習慣がないとか、休日にごろごろしてばかりとか、短時間に多量の酒を飲む(筋繊維の破壊)などの生活習慣が大腰筋の衰えの最も大きな原因ですので、十分に気を付けてお過ごし下さい。
次回から、実際に何をすれば良いのか?のお話しをしていきます。
大腰筋の衰えは、お尻の形にも大きく関わります。
骨盤の内側に付いている大腰筋が太ももを上げる筋肉とするならば、お尻に付いている大臀筋は足を後ろに蹴り上げる筋肉となります。
ですから、これらは1セットとして考えられるためにどちらか一方が衰えてしまうともう片方も当然衰えます。
つまり大腰筋が衰えると『ポッコリお腹』と『猫背』に加えて
お尻がたるんで垂れてしまうのです。
お尻は大臀筋と中臀筋という筋肉によって形が保たれています。
大腰筋や大臀筋、中臀筋が発達しているアスリートの方々は
お尻がキュッと引き締まって上がっていますよね。
しかし姿勢が悪くなりそれらの筋肉が弛んでくると骨盤が後ろに
倒れるとともに、大臀筋、中臀筋がだらしなく垂れ下がります。
下半身太りは単に脂肪が付いただけの結果ではないのです。
つまり脂肪を落とすとともに筋肉をつける必要があるという事です。
身体の重心、バランスを崩さないために気を付けたい事の1つは
手は小指に、足は親指に力を入れて動く事です。
小指に意識を向けて力点を置けば、肘が身体の重心に近ずきます。
いわゆる『脇をしめる』という動作です。
身体への負担は身体の重心から離れれば離れる程、大きくなり
重心に近づく程、身体は安定し効果的に無理なく動かす事が出来ます。
しかし足はその逆で、親指に力点を置きます。
手と同様に重心が外側にある事は良くありません。
外側に重心が偏れば、膝が開いて骨盤が開いて重心が身体の中心から離れてしまいます。
倒れやすくなったり、ふらつく体を外側の筋肉で無理やり固定しなければなりません。
このような不自然な力が加わり、バランスをとろうとする動作が日常化してしまうと、筋肉がバランスを失い、骨格自体が偏って、腰、肩、背中、首などが凝り固まってしまうのです。
ですから、『手は小指、足は親指』に意識を向けて下さい。
悪姿勢の代表格は猫背で、お困りの方も多くいらっしゃいます。
猫背の原因の1つは、大腰筋が衰え骨盤が後ろに傾いた状態になって背骨が湾曲してしまう事です。
特徴として、お尻、背中、わき腹などの筋肉が使われなくなり、やけに脂肪がついて、たるんできて、くびれのないだらしないボディラインになってしまいます。
大腰筋がしっかりとしていれば、骨盤が少し前傾し下腹が引き締まっているのですが、猫背になると背筋と腹筋のバランスも悪くなり、ますます大腰筋は衰えます。
そして徐々に下腹が『ポッコリお腹』になって、変わっていきます。
ですから猫背対策としては骨盤を後ろに寝かさない、きちっと立てて座り、立ち、動く習慣を意識する事が重要ですので、だらだら歩かない、背もたれにもたれて座らないなど日々のちょっとした行動に注意が必要です。
悪い姿勢や運動不足が習慣化してしまうと骨盤周りのインナーマッスル、特に大腰筋という筋肉がほとんど使われなくなり、その機能が衰えてしまいます。
この大腰筋は背骨と骨盤の位置を正しく保つために最も重要な筋肉であるとともに、上半身と下半身をつなぐ筋肉でもあるので、衰えてくると
『猫背など姿勢が悪い』
『お尻が垂れてきた』
『下っ腹がぽっこり出てきた』
『腰痛に悩まされている』
『よくつまずく』
このような状態になってしまいます。
また自律神経にも影響が大きく、冷え性、便秘など女性に多い悩みとも無関係ではありません。
さらに血流にも関係するため、肌や髪のトラブルや、免疫力の低下も考えられます。
つまり大腰筋を衰えさせることなく、キチンと鍛えれば様々な悩みの解消につながり、怪我や老化の防止が大いに期待できると思います。
良い姿勢は『意識』や『気合』などのみでどうにかなるものではなく
身体の構造を把握した上で、しっかり、ゆっくり、じっくり取り組むべき大切な事柄です。
骨盤が歪んでいるから矯正して真っ直ぐにしてもらおうとか
冷え性だから毎日生姜でも食べたら何とかなるかもとか
便秘がちだから下剤や浣腸を常用したりとか
こんな不自然な、身体に不親切な、意味のない対処法に飛びつくような思考回路を徐々に直していきましょう。
医学的には『円背』といい、①背骨が変形してしまった場合と②姿勢の異常、習慣という場合があります。
胸椎(背中の骨)には生理的湾曲という背側に膨らむような丸みがあり、その前に身体の重心があり日常生活において腕の重みと重力でその丸みが増強されていきます。
また、骨盤の姿勢も大きく関係しています。
骨盤が後ろに傾いて歪んでくると腰椎(腰の骨)の前弯がなくなり背中はさらに丸くなります。
骨盤の後傾には膝が開く事、足首が硬くなる事、足裏の筋力が低下する事が連動して関係しています。
もちろん骨盤底筋群(骨盤の下部周辺の筋肉)の筋力低下は直接的な原因でもあります。
このような胸郭を狭くする歪んだ姿勢では呼吸器や消化器の内臓への悪影響が考えられます。
ですので、猫背対策を考える上で背中中心の姿勢対策に意識を向けてしまうと物事の本質がずれてしまいます。
身体は連動することでバランスを取っているため、猫背対策にはまず丸くなっている背中に気付く事、そして足の裏から首までをトータルに整えていく事が必要になってくるのです。
姿勢を見るのに適しているタイミングは、姿勢に意識が向いていない時です。
信号待ち、駅のホーム、本屋で立ち読み、運転中、食事中、etc.
別の何かに意識が行くと姿勢はたちどころに崩れていきます。
特に信号待ちの人達の姿勢を見るのは本当に興味深いです。
左右どちらかの足に体重をかけて立っていたり
前後どちらかに弓なりになって立っていたり
つま先が内側に向きハの字型に立っていたり
そのハの字のままで左右どちらかの足に体重をかけて立っていたり
脚をクロスして立っていたり
腰が落ちて膝が開き年齢以上に老けて見えるように立っていたりと、
人それぞれの個性的な立ち方がずらりと並び、かなりおもしろい光景です。
余計なお世話ですが、一人一人に正しく美しい立ち方をして頂きたいと心から思います。
そうすると疲れにくくもなりますし、身体の不調とも縁の遠い状態で過ごせる可能性も高くなると思います。
この歪んだ立ち方が癖になってしまい、一番楽なのでしょうが 本当に残念でなりません。
立ち方、歩き方は、健康にとって『基本の基』です。
まずは立ち方の癖を知り、訓練をし、意識してバランスの良い立ち方を心がけます。
しばらく続けていると、無意識でもちゃんとした立ち方が出来るようになりますので、無理をせず続ける事が重要です。
姿勢が悪いとホルモンバランスが悪くなり気力が減少してしまいます。
気力が減少するとますます姿勢が悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。
正座は骨盤を正しい位置に導く理想的な座り方ですが、多くの方は日常において正座で過ごす機会がほとんど無いため、足首の柔軟性が失われています。
足首の柔軟性の欠如は転倒の原因や、足首と連動するアキレス腱やふくらはぎの柔軟性にも影響し足のむくみの原因とも関係します。
我々日本人は、長い年月をかけて正座をしてきた民族です。
良い姿勢を作る手段として、無理な長時間の正座は避けるべきですが
少しの時間を見つけて正座を取り入れる習慣をつけて頂きたいものです。
当店でも『骨盤歩き』とともに『正座』はおすすめの整体方法です。