怒り(気のある場所)

何かに対して感情が理性を超えて発露する時に、例えば怒りの場合、気のある場所でその表現が変わってきます。

 

人によって、時代によって様々ですが、気がしっかりと腹に座っている場合、ひと昔前は『はらわたが煮えくり返る』や『腹に据えかねる』など気のある場所である『お腹』が舞台になり、怒りが表わされます。

 

次に『気』が本来あるべきお腹に無く、上がってくると『むかつく』に変わり、怒りの場所は胸に変化します。

 

そして気が上がりきってしまうと頭がその舞台になり表現は、『切れる』になります。

 

現代は、特に若い人を中心に圧倒的にこのパターンが多いのではないでしょうか。

 

しかし、脳がある頭が切れてしまうと理解不能な行動を起こしてしまう可能性があります。

 

ですから、『怒り心頭』にならざるを得ない状況になったとしても、『気』はしっかりと腹(丹田)に納めた上で怒りたいものです。

 

『気』が本来の場所にあるならば、心が落ち着いて精神的に安定していきますので、ちょっとした事でイライラしたり、ムカムカしたりする事などが起こりにくくなります。

 

そのためにも普段から気を腹に下ろすように意識しましょう。

 

人それぞれ

北海道で大規模な停電が起こっていますが、そのニュースの中の1コマ。

 

地元の方へのインタビューで大変興味深いものがありました。

 

お友達どうしの女性2名が現在の心境などをお話しされていたのですが、

それがまったく対照的な内容でした。

 

A:昨日から寒くて寒くて、ストーブも無いから動けないし、

  何にも出来ません。不便で本当に困ります。

  早く電気を通してもらわないと困ります~。

 

B:昨日は私も寒かったのですが、それ以上に昨日から今日もこの寒い

  中、不眠不休で頑張って復旧工事をしてくれている方のほうが、

  もっと寒いでしょうね  本当に感謝です。

  

 

のような、内容でした。

 

Aの方の発言は『被害者』である『自分』が、どんなに不便を被っているか、苦しんでいるか、不当な扱いを受けているかなどに心が『囚われ』てしまい『自分さえ良ければ』という自己中心的な視野の狭い考えに陥っています。

 

それとは違いBの方はもちろん自分も苦しんでいるが、あえてそこに焦点を合わせるのではなく、回りの状況を正確に判断し他人を思いやる心を持ち、さらに、困難な状況において、感謝の念をも表現できる心のゆとりが感じられました。

 

 

どちらが良い悪いという問題ではありませんので、それには言及しませんが、同じ状況に置かれていても心の持ちよう、物事の捉え方、それら1つでこれだけ表現が異なるというのも、人それぞれでおもしろいものです。

筋トレのすすめ(肥満対策、体質改善、老化防止)

肥満対策、体質改善、老化防止など健康な生活を形つくる基本の

1つは『筋トレ』です。

 

ですが、ほとんどの方は筋トレを何か特別な物と考えたり、特別な人が行なう物と考えてしまい、その重要性を本音の部分で理解しようとしません。

 

しかし、本気で鍛えれば、身体は必ず答えてくれます。

 

いい加減な気持ちでしか取り組まなければ、その程度の結果しか出してくれないでしょう。

 

要はその人の意識の問題なのです。

 

真摯な姿勢で取り組まれるなら、まずは2ヵ月続けてみましょう。

 

シンプルな(一見地味な)動作ですが、確実に身体を変えていきますし

、ひいては心、人生観まで変えてしまうかもしれません。

 

〇 手足の冷え性が解消される。

〇 身体を動かす事が楽しくなる。

〇 肩こりや腰痛が軽減される。

〇 老化防止になる。

〇 太りにくい体質になる。

〇 病気になりにくい体質になる。

 

筋トレを続けていくとこれらの良い影響が十分に期待出来ますので

是非、『真剣に』考えて頂きたい健康法です。

 

糖尿病と高血圧

糖尿病とは、血液に含まれる糖分=血糖=のコントロールが出来なくなり血液中の糖分が増えすぎてしまう病気です。

 

この糖分は血管の内皮を傷つけダメージを与えます。

 

原因は遺伝的に因子を持っている事が大きいのですが、

そうでない人でも『暴飲暴食』を続けてしまうと発病してしまいます。

 

そこで、食事の管理は絶対条件なのですが、いくら改善しても状態が良くならない事があります。

 

それは交感神経が過剰に働いてしまい、血流が悪くなることで糖尿病との関係が深い腎臓や膵臓などの臓器の機能が改善しないからです。

 

良い薬、食事の管理、適度な運動に加えて副交感神経の働きを高め、

血流を良くし、各臓器の本来の能力を発揮出来るようにすると

効果的に改善が見られます。

 

これは高血圧も同様で、血圧が高いとは『血管が収縮』してしまっている事ですので、副交感神経の働きを高め、『血管が弛緩』出来さえすれば、降圧剤など使用しなくても症状は自然と改善に向かうと思われます。

 

食べるとは(食べ方の習慣)

健康にとって重要なのは、何を食べるかだけではなく、どのように食べるかという事です。

 

食べ物は単にカロリーや栄養素の量で決めるべきものではありません。

 

それは、同じものを食べたとしても、どう消化吸収され栄養になるのかは個人差がありますので、皿の上での計算がすべての人に当てはまる訳ではないからです。

 

では、どのように食べるのかという事ですが、

 

①ゆっくり食べる

 

②よく噛んで食べる

 

③味わって食べる

 

これだけで胃腸にかかる負担は大幅に軽くなり身体が楽になり、疲れにくくなり、排便にも改善がみられると思われます。

 

また、こういう食べ方が習慣化されてくると自然と食べ過ぎる事が無くなり、適量で満足感、充実感が得られるだけではなく、イライラすることが少なくなるなど心の安定にも繋がり、さらに脳や呼吸にも良い影響が出てきます。

 

まずは、今どのような食べ方が習慣として身についてしまっているかという事に『気付く事』から始めてみましょう。

マラソン 宴の後

今日は大阪、神戸でマラソン大会がありました。

 

天候にも恵まれ非常に素晴らしい大会だったのではないでしょうか。

 

参加されたランナーの一部の方は明日から1週間ほどは筋肉痛で

日常生活が大変な事になりそうです。

 

筋肉痛は簡単に言うと筋肉の繊維が切れて痛みが出ているのです。

 

言い換えると筋肉の怪我です。

 

そんな状態の身体に絶対にしてはいけない事は

 

『強い刺激を与える事』です。

 

しんどいから、だるいから、などで通常のマッサージ屋で

ぐいぐい揉み込む様な施術は厳禁です。

 

普通に考えれば分かる事なのですが、怪我した所を圧して

良くなるはずはありません。

 

人間に備わった自己回復力で自然に治癒していきます。

 

不自然に何かしようとすればするほど回復力の妨げに

なってしまいかねません。

 

筋肉痛が始まってからのストレッチもするべきではありません。

切れた筋肉を伸ばしても何の効果もないからです。

 

どうしても、の場合でも筋肉中の疲労物質を除去するための

スポーツマッサージ程度にしておきましょう。

 

その他では湿布を貼り安静にし、たんぱく質が豊富な食事を摂り、身体の回復力を高める努力をして下さい。

 

1週間もすれば、また元通りです。 

呼吸法『肩甲骨呼吸法』

首、肩、背中が凝る人にうってつけの呼吸法があります。

 

『肩甲骨呼吸法』

 

背もたれのない椅子やベットに座り、両手を後ろで組みます。

 

その時、掌は上に向けます。

 

息を吸って吐きながら、肩甲骨を合わせ、あごを上に向け、組んだ両手を下へ伸ばしあごと掌で引っ張り合います。

 

息を吐き切ったら顔を正面を戻し、引っ張り合いをゆるめます。

 

これを気持ちのいい回数繰り返します。

 

ポイントは肩甲骨を閉じたり開いたりするとともに胸郭(肋骨まわり)を柔軟に動かし、深い呼吸をしやすくするところにあります。

 

簡単ですが気分が悪くなったら無理をせず中止して下さい。

 

そもそも呼吸法や体操などは、行なう際に『気持ちよくなる』事が大切ですので、自分なりにアレンジしても結構です。

 

合わないものを我慢して続ける必要はないと思います。

 

 

筋肉と骨の話

身体の約半分は『骨』と『筋肉』で構成されていますので、

外見上の体型を決定するのは主に骨と筋肉となります。

 

ですので、体脂肪だけを落とせば魅力的な体型になれるはずはなく、身体の土台となる骨と筋肉がしっかりとしている事が重要なのです。

 

骨の並び方や筋肉のつき方は、多少の遺伝的なものがありますが、運動や食事などの生活習慣が大きく影響します。

 

年齢を重ねると筋肉が減り脂肪が増えます。

 

筋肉が減ると正常な骨格(骨の並び)が維持できなくなり

脂肪が増えると姿勢が悪化し体型が崩れてきます。

 

筋肉の運動がホルモン関連部位を刺激し様々なホルモンの分泌を促しますが、その中には成長ホルモンや性ホルモンのように老化を抑制したり、免疫力や疲労からの回復力を高めたりするものがあります。

 

つまり、筋肉を落とさず、きちんと動かしておくことは、若さと活力を保ち身体の不調を整える効果が大きいと考えられます。

 

首、肩の凝り

冬本番の寒さが訪れ、日々「この冬一番の寒さ」が更新され、体調を崩される方が増えてきますが、この時期は特に肩や首にコリを感じる時期でもあります。

 

寒さで肩をすぼめると肩が上がり、首、肩、背中が緊張します。

 

また、服も厚く重くなりその重量は身体への負担にもなります。

 

交感神経が刺激され身体が緊張、興奮状態になるので『弛む』ことが出来なくなります。

 

血流が悪くなるため、疲れやすくなるとともに疲労が取れにくくなります。

 

 

内臓に優しい温かい食べ物とたっぷりの水分、適度の運動と早めの就寝を心掛け、身体の自己回復力をサポートしてあげて下さい。

 

そして、通常よりも時間をかけてゆったりとした入浴(湯船につかり)をしながら、呼吸法でも行ないリラックスする習慣をつけてみてはいかがでしょうか?

 

呼吸法『片鼻呼吸法』

健康のための呼吸法には様々なものがありますので、自身にあったものをゆっくりと続けてほしいと思います。

 

そこで今回は『片鼻呼吸法』をご紹介します。

 

姿勢よく座り少し顔を上げ右手の人差し指と中指を揃えて眉間に当て親指で右鼻を閉じます。そして左鼻から4秒かけて息を吸います。

 

次に親指を離し、今度は薬指で左鼻を閉じ顔を少し下に向け、右鼻から8秒かけて息を吐きます。

 

そして指はそのままで少し顔を上げ、右鼻から4秒かけて息を吸います。

 

最後に薬指を離し、親指で右鼻を閉じ顔を少し下に向け、左鼻から8秒かけて息を吐きます。

 

練習を続けていくと、深くて長い呼吸が出来るようになってきます。

 

また右脳と左脳に作用すると考えられますので、感情と理性のバランスが整って心にゆとりが出来、許容範囲がぐっと広がります。

 

日頃、せかせか、いらいらしてしまっている方には是非お試しいただきたい呼吸法です。

 

無料ウォーキング体験会

11月末までの限定で行なっていた体験会ですが、予想以上に好評で、さらに、歩いてみるとご自分の歩き方が不自然で、改善したいという方も多数いらっしゃいました。

 

日々、ほとんどの方が無意識で歩いていらっしゃいますので、いざ目の当たりにすると少なからずショックがあるようです。

 

大切なのはその事の捉え方と、その後の対応で、

 

単に落ち込んでしまう方、

しょうがないと諦めてしまう方、

なんとかしてシャキッと歩きたいと思う方、

 

それがこれから先の身体の健康に影響を及ぼす大きな原因になるのであるとするならば、是非改善を目指してみてはいかがでしょうか。

 

ちなみにこの後のご予約枠は29日(木)のみ若干の空きがある程度しか残っていませんが、ご興味のある方はご予約頂ければ幸いです。

 

健康寿命(生活の質)

日本は長寿国ですが、健康に歳を重ねているかと言えば、そんな方ばかりだとは言えないようです。

 

不健康な状態で10個以上の薬を飲み続けていたり、寝たきりや痴呆になってしまったり、自分1人では食事や排便が出来なくなってしまったりと高齢になればなるほど、生活の質が格段に落ちてしまいます。

 

しかし、そのような方が10年前20年前30年前に、よもや自分が歩けなくなるとか寝たきりになるなどと考えていたでしょうか?

 

恐らく『自分だけは大丈夫』『自分には関係ない』とほとんどの方が思っていたことでしょう。

 

ですが、この何の不安もない時にこそ自身の将来のために何が出来るかを真剣に考える事が重要なのです。

 

つまり悪くなってからどうこうしようとするよりも、若いうちに活力のある状態を保つ努力をしましょう。

 

食習慣を考え、運動習慣を考え、ストレス習慣を考え、定期的に健康診断を受け、身体に不足しているものを補い、過剰になっているものを削り、適度に快適に健康を維持するように努めることにより出来る限り健康な状態で過ごす『健康寿命』を延ばしましょう。

 

上善(じょうぜん)は水のごとし

理想的な生き方は例えてみると、水のように柔軟に生きることではないでしょうか?

 

水は全てのものに利潤を与える、偉大で壮大で強大なものでありながら丸い器に入ると丸くなり、四角い器に入ると四角くなる。

 

その時々に必要な様々な形に、柔軟に謙虚に変わる事が出来ます。

 

人は他人より少しでも上へ、一歩でも上へと高い地位や名声を求めてギスギス生きてしまいがちですが、水は高いところから低い所へ流れ徐々に支流を合わせながら、次第に大きくなり最後は広大な海となり人々にたくさんの利益と恩恵を与える存在なのです。

 

こういう生き方が出来れば、身体にも心にも優しくなれるのでは

ないでしょうか。

 

好き嫌い(子供の偏食の原因)

子供が食べ物で好き嫌いを言う、それを親が「好き嫌いを言わず食べなさい」と叱る。

 

実はこれ、おかしな話なのです。

 

子供の食べ物の嗜好は離乳期から幼児期にかけての食経験によって形成され、およそ5歳位までで決まります。

 

ですから子供の偏食は、親の食べ物に対する無知や料理法の不勉強がその原因ですので、完全に親(自分)の責任です。

 

ですので偏食をする子供を叱るなら、まずその偏食の原因が自分にある事を自覚し、反省し、子供に謝り、その上で時期は逸していますが、嫌いな食材を工夫して何とか食べさせるという努力をしてからの話ではないでしょうか。

 

これが本来の自然な流れなのです。

   

約束を守る重要性

各指導を行なっていく上で、当院とクライアントとの間でとても大切な事柄があります。

 

それは、『約束を守る』という事です。

 

肥満改善指導や運動指導などでは、当然日々の生活の中で習慣として行なっていただくメニューがありますが、何をどれだけ行なうかは全てクライアント自身が決めるようにしています。

 

自分のライフスタイル、性格、取り組む姿勢などを考慮し、出来る限り『約束事』は守るように指導していきます。

 

そのためには『守れる約束しか結ばない』事が重要です。

 

「毎日1時間ウォーキングします」

「毎日腹筋50回、背筋50回、腕立て50回を3セット行います」

「今日から酒もたばこもきっぱりやめます」

 

力の限り頑張って、ひたすら尽くしてでないと守れないようなこのような非現実的な約束は、長くは続きません。

 

調子を合わせ、都合が良く耳ざわりの良い、行き当たりばったりの約束や、細かすぎる複雑な約束なども結ぶべきではないと考えています。

 

ですので出来る限りシンプルで、無理のない、生涯続けられるようなレベルでの約束をお願いしています。

 

そして結んだ約束はきちんと守り継続する事を指導しています。

 

要は約束の内容よりも自分の決めた約束やルールを『守る』という事に生活習慣の改善の秘訣があるのではないでしょうか。

 

しかしながら、そうはいっても人間です。

 

完璧な人などそうそういません。

 

決めた事が達成できなくても、それはそれで良いのです。

出来ると思っていたことが続けられないのは、失敗ではありません。

 

単に自分の性格、生活習慣とキチンと向き合うことなく、把握していなかっただけなのです。

 

自分の出来る事は何なのか、どこまでなら健康のために継続していけるのかを見つめ直すチャンスなのです。

 

それを参考にして常に改善を図っていけば良いだけの事だからです。

 

そうこうしていくうちに自身の生活習慣が整っていき、身体にも心にも優しく、無理なく、しかも効果的な健康生活が身についていく事でしょう。

 

訳も分からず太る(ホルモンバランス)

過食や運動不足が無いにも関わらず、なぜか体重が増えてしまう。

 

そんな方は『甲状腺機能低下症』かも知れません。

 

簡単に言うとホルモンバランスの乱れのようなものでしょうか。

 

新陳代謝が悪くなり体内に水分と脂肪が溜まり、手や脚がむくんだ感じになったり、まぶたや頬が腫れぼったくなったり、ひどい場合は口内、特に舌が腫れぼったくなったりします。

 

それに加えて、眠気におそわれやすくなったり、寒さに弱くなったりすると甲状腺機能の低下が考えられますので、単に年齢のせいで太ってきたと思い込まずに、気になるようであれば専門医にご相談されても良いかと思います。

 

摂食障害の本質(過食症と拒食症)

摂食障害は大きく分けると、『拒食症』と『過食症』に分けられ、それぞれ異なったものだと思われがちですが、その本質、根っこの部分は1つだと考えています。

 

つまり『心のストレス』です。

 

本来、真面目で几帳面であったり、努力家で何でも一所懸命の頑張り屋であったり、完璧主義であったり、他人の無理難題にも何とか我慢をしギブアップせずに乗り越えるなど、他人からの評価を自分自身の評価にすり替えて、あらゆることの判断材料にし、行動してしまいます。

 

そのような人が何かのきっかけで、例えば、

 

体重や体型が気になり出しダイエットを始めた

 

人間関係がうまくいかず強い不安や恐怖を感じるようになった

 

気分がふさぎ酒やたばこを使い始めた

 

自分のことが好きになれない、嫌いだと感じだした

 

失敗を必要以上に恐れてしまう

 

自分は誰からも必要とされてないのではないかと思い始めた

 

これらが影響して食欲の異常、体重の極端な減少、栄養失調、嘔吐、下痢、などが現れます。

 

そして栄養状態の異常から脳が影響を受けてしまい、自分を大切に出来なくなったり、健康を保つということが分からなくなったりします。

 

また血流、血圧、内臓、皮膚などの身体の異常と、心の異常が重なって気持ちが不安定になり、より強いストレスがかかってしまいさらなる摂食障害に苦しめられてしまいます。

 

心と身体は互いに影響を与え合っています。

 

良い影響にはさらに良い影響が、悪い影響にはさらに悪い影響が折り重なるように蓄積していきます。

 

自分でコントロール出来ない程のストレスを感じた時には、深い呼吸で心を整え規則正しい生活(早寝早起き)に努めてみてはいかがでしょうか。

 

筋肉の役目(血液循環の補助)

筋肉には大きく分けて4つの役目があります。

 

①運動の源として『力』を発生させます。

 

②エネルギーの最大の消費者として身体の熱源となります。

 

③血液循環の補助を行なっています。

 

④身体にかかる衝撃を緩和、防御をします。

 

健康の面から③の役割は大きく

 

筋肉が強い力を発生すると筋肉内部の圧力は高まり血液が送り出されます。

そして力をゆるめると血液が流れ込みます。

 

これらポンプのように筋肉が動き血液の循環を助けています。

 

特に腰より下は心臓から遠い事もありポンプの役割が弱くなりがちです。

 

また血液循環の悪さは、身体の不調の最も大きな原因の1つと考えられますので、いかに強いポンプの役割りを保つかを考える必要があります。

 

したがって、20代中頃以降はとにかく足腰の筋肉が衰えていく事を自覚して、日々筋力の維持、向上に励むことで無用なむくみや痛みや疲れから解放されていきます。

   

依存性薬物の恐ろしさ③~ギャンブル、ショッピング~

酒やたばこなどの依存性薬物はお互いに結び付きやすいため

酒をたしなむ人はたばこを、たばこをたしなむ人は酒をたしなむ場合が多いのは、薬物自体の結び付きもありますが、依存してしまいやすいタイプの人は次々と依存を繰り返していく傾向にあるからです。

 

その中には『薬物』ではないのですが、同様の影響が現れる依存性の高いものがあります。

 

1、ギャンブル

2、ショッピング

3、コーヒー

4、味の濃い飲食物

 

特に視覚や聴覚や嗅覚や味覚などを激しく刺激するものが依存しやすくなるようです。

 

単に、『趣味として』程度で収まっているのであれば問題はないのですが、自分でコントロールできない、定期的に行なったり摂取しないとイライラする、やめることで生活に支障が出る、もちろん『やめられない』状態は依存してしまっている証拠です。

 

以前にも書きましたが、『好きでやっている』『いつでもやめられる』という文言は依存者の常套文句ですので、この言葉が出てくる時点である程度の依存状態と判断しても間違いではないでしょう。

 

ですから、ギャンブル性の高いイベントや、コーヒーの無料配布などはこの依存性の構造をうまく利用した企業側のしたたかな営業、販売戦略ですので、十分に理解したうえで向き合うとよいでしょう。

 

腰椎を知ろう

腰の骨は5つあります。

 

上から

 

腰椎① 前後の動作に関係し主に心理的精神的な部分に影響を受ける

 

腰椎② 左右の動作に関係し主に胃腸を中心とする消化器系に影響を受ける

 

腰椎③ 捻じる動作に関係し主に腎臓系に影響を受ける

 

腰椎④ 左右の動作に関係し主に生殖器に影響を受ける

 

腰椎⑤ 前後の動作に関係し主に膀胱を中心とする泌尿器系に影響を受ける

 

日々腰を柔らかく保ちどの動作の時に動かしにくいかや痛みが出るかなど、自身の身体と向き合いながら、どこかに違和感を感じれば生活を見直したり整えたりと調整を癖付けていくと敏感な身体に変わっていくと思います。

筋トレと肩こり&腰痛

筋肉を鍛えて姿勢が良くなると骨盤、背骨、胸郭が正しい位置に整えられ腰痛や肩こりの緩和につながるようです。

 

まず腰回りの筋肉の強化によって骨盤や背骨が正されると姿勢が安定し腰への負担が軽減します。

 

腹回りの筋肉が活動することによって内臓の下垂が防止されます。

 

正しい姿勢が保てるようになれば、立ったり座ったり歩いたりを繰り返すたびに正しい筋肉の使い方を意識するようになり、基礎代謝のアップにも効果的です。

 

また筋肉の血行が良くなれば肩こりや冷え性にも効果大です。

 

加齢による身体の変化に悩んでいる方には何よりも必要な、

そして大切な筋トレを、そろそろ始めてみませんか。

 

フードファディズムとは?

フードファディズムとは、食と健康の関わりを誤って考えてしまう事で、

 

『食べ物や栄養が健康や病気へ与える影響を過大に評価、信奉する事』と定められています。

 

人間は雑食性の生き物ですので、多様な『食べ物』を過不足なく食べる事が重要なのですが、それを軽視する食情報や、健康食品を『魔法の食品』のごとく宣伝広告し『これ』だけ食べておけば健康になる、綺麗に痩せるなどの詐欺的商法が溢れかえっています。

 

また、ありもしない危険があるかのように不安をあおり、高価な『製品』を買わせようとしたり

 

ありもしない効果があたかもあるかのように謳い、健康食品として人気を博したり

 

病気になるのはすべて食べ物のせい、食事さえ改善すれば病気は良くなる、というものではありません。

 

偏った食生活をただし、適度にあらゆる『食べ物』をまんべんなく楽しみながら、運動、栄養、休養に気を配り総合的にバランスを取りましょう

力を抜く(心と身体の緊張)

慢性的な身体のこり、特に肩や首のこわばりは無意識に身体に力が入って緊張が弛まない癖も大きな原因の1つですので、意識的に力を抜く(リラクセーション)という事がとても大切です。

 

それと同時に『心の力を抜く』事も忘れてはいけません。

 

自分の価値を他人の客観的な意見に求めてしまったり、

 

他人からどう見られているかにばかり『気』をめぐらし、

常に緊張した心で過ごしたり

 

ああしなければ、こうしなければと、自分を追い詰めたり

 

一時の感情や偏った考えに固執して他の意見を受け入れる余裕を持てなかったり

 

このような状態から心を開放して、自由に穏やかな気持ちであらゆる事柄に、力を抜いて向き合えるようになれば自然と身体のこわばりも弛んでくるというものです。

 

健やかな眠り(ストレッチで疲労回復)

しっかり寝たつもりなのにどうも疲れが取れない。

 

日中、眠くて仕方がない。

 

このような状態の方は睡眠による疲労回復が十分にされていないと考えられます。

 

例えば大きなストレスにさらされていたり、筋肉の一部、特に呼吸筋がこった状態のまま眠ると自律神経のバランスが乱れ自然な呼吸が出来なくなります。

 

すると身体が酸欠状態になり疲労回復に支障をきたします。

 

寝る前に身体を全体的にゆるめ、こわばった筋肉を伸ばしておくと呼吸が楽になり眠りやすくなります。

 

しかし、激しいストレッチは交感神経が優位に働くため逆効果に働いてしまいますので、あくまでも軽く行ないましょう。

 

本質を、謙虚な気持ちで

肩こりや肥満の指導を行なっていく中で、時折見られる光景なのですが

 

『どこに行っても同じような事を言われる』

『前回も言われた』

『自分のことを分かってもらってない』と、

 

口にされる方がいらっしゃいます。

 

色んな所で、何度も何度も言われるという事は、それがいたって当然のことだからとは考えられないでしょうか?

 

にも関わらず、それ以外の自分にとって都合の良い、自分を肯定してもらえるだけの答えを『正解』と考え、それを言ってくれる人を『良い先生』だとか『ちゃんとしている』だとかの判断をしてしまう所に、いつまで経っても良くならない原因があるのではないでしょうか?

 

「他人に分かってもらえない」という前に「自分を分かってあげてない」事が根本にあると思われます。

 

たっぷりと脂肪を蓄えた身体で

 

「よくむくむからむくみに効くサプリメントを飲まないと」

 「膝や腰が痛くなるのは年齢のせいだから」

 

物事の本質から目をそらす癖を改めて、直視し、考え、行動する生活に変えて頂くだけで身体は大きく変化します。

 

 

慢性的な肩こりで、

 

「どこにいっても『岩のよう』だと言われる」

 「運動しろと言われるがめんどくさい」

 「肩がこったら揉んでもらいに行く」

 

肩こりは肩甲骨を動かして、足腰の筋肉を鍛え、柔軟性を向上させればほとんどが改善されるのですが、そんなことには目もくれず

 

「湿布を貼ったら楽になる」

 「薬飲んだら治る」

 「誰かに揉んでもらったらいい」

 

自分の身体の責任は自分自身にあります。

謙虚な気持ちで身体と向き合っていただきたいものです。 

運動するのは、朝?夜?

健康に適度な運動が必要なのは言うまでもありませんが、朝よりも夜に行なう方が身体にとっては良いようです。

 

朝の運動には以下の要因が考えられます。

 

1つ目は怪我をしやすい事

 

2つ目は疲れてしまう事

 

3つ目は午後や夜の予定がある場合、運動がストレスになる事から

 運動の効果が下がる事

 

朝は交感神経レベルが高く血管が収縮し筋肉が硬くなります。

 

また身体が不安定な時間帯でもありますし、脳がさえている時間でもありますので、身体を使うよりも頭を使う事を優先して行なう方が安心ですし効率的です。

 

至人(しじん)は己なし

本当に充実した人は自己主張しないものです。

 

理想的な人間は大自然と心を1つにして生きる人であると考えると、

 

自然のように是非善悪の自己主張をする事もなく、

 

自分の欲望で動く事もなく、

 

地位や名声を求め争う事もなく、

 

非難されても劣等感を持つ事もなく、

 

褒められても無理な努力もせず、

 

自分の『分』をわきまえ、自然の心に従って悠然と自分らしく謙虚に生きましょうという事です。

 

目の疲労

TVやパソコンや携帯端末など画面を観続けることによる調整緊張で起きます。

 

目は近くのものを見る時、水晶体を分厚くし網様体筋という筋肉が緊張しますが、これを休憩も入れず長時間続けると、緊張状態が解けなくなってしまいます。

 

その結果、物がぼやけて見える、目が痛む、涙が出る、おでこ回りが痛む、めまい、吐き気、後頭部がしびれる、肩がこるなど症状を感じるようになります。

 

対策は時間の管理です。

 

画面を見る時間を短縮する。

 

同じ姿勢でいる時間を短縮する。

 

時間を短縮出来ない状態なら時間を決めて定期的に目と身体を休める。

 

休憩、休息、休養、睡眠をうまく取り入れて疲れが蓄積されないようにバランスをとりましょう。

 

大の字(関節の柔軟性)

赤ちゃんの寝相は見ているだけで気持ちが良さそうに見えます。

 

身体が自由に動き、大の字で完全に脱力した状態で眠りますが、大人になるにつれこの『大の字』で寝たり、自然な動きで寝返りをうったりすることが出来なくなります。

 

その原因は、身体の柔軟性が失われ、各関節がこわばってしまい滑らかな動きが出来なくなっているためと考えています。

 

特に肩、肩甲骨、腰、股関節が固まっていると、ほぼ直立したような姿勢のまま横になっている状態で、これでは寝返りによる身体のリラックスがままなりません。

 

寝返りには本来、日常生活の中でついてしまう不自然な身体の癖をリセットする効果があるのですが、歳を重ねるごとに動きが無くなってしまうのは前述のような理由からですので、日頃から身体を柔らかくすることを心掛けましょう。

 

筋肉の衰え(肩こり、冷え性、むくみ)

筋肉の衰えは早い人で20歳代後半、一般的には30歳位から徐々に減り始め、70歳代では約60%まで減ってしまいますが、

お尻、お腹、ふともも、背中の筋肉はなんと約50%まで減ってしまいます。

 

しかもこれは普通に日常生活を送っていての数字ですので、事あるごとにダラダラ、ごろごろ過ごす習慣を長い期間続けていると、減少は加速的に早まっていきます。

 

また、少しの段差でつまずいて骨折したり、病気で入院したりなど、一定期間寝たきりになってしまうと、次に立って歩くためのリハビリや歩行訓練が相当ハードな内容になり、挫折しそのまま車いすや寝たきりの生活から抜け出せなくなります。

 

そうなると数日で1年分の筋肉が減少してしまうという深刻な状況に陥ります。

 

中高年だけでなく若い人でも1ヶ月寝たきりになると、その後簡単には立てなくなります。

 

これは身体の特徴で出来るだけ省エネで過ごせるように、使わない筋肉は無駄なエネルギーの消費者であるためどんどん減らされてしまうからです。

 

筋肉の退化は身体の不調の原因の1つです。

 

肩こり、腰痛、股関節痛、冷え性、むくみ、血行不良、糖尿病など筋肉の衰えと無関係ではありません。

 

美容と健康の為にも積極的に『筋肉を鍛える』習慣を付けましょう。