眠りの良し悪しは何時間眠ったかよりも、日中に元気でいられるか、絶えず睡魔に襲われたりしていないかで判断しましょう。
集中力が低下したり、生活に支障をきたすようなら『不眠症』です。
では、どうすれば良い眠りに付けるのでしょう?
一般におすすめされているいくつかをご紹介します。
〇眠りにつく時間が違っても、毎日同じ時間に起床する
〇眠くなるまで布団、ベッドに入らない
〇布団、ベッドは寝るためだけに使い、その場所を生活の場にしない
〇昼寝は極力避ける。するなら2.30分以内にする
〇寝酒は健康の大敵で、睡眠にもメリットはありませんのでやめましょう
その他、運動習慣や食事などの生活習慣を整え、それでもなお不眠状態が解消されなければ、そこで初めて睡眠薬の使用を検討して下さい。
気温の低下とともにブーツ姿の方を目にする機会が増えてきましたが、それとともに『脚の臭いが気になる』という方も増えていくようです。
足の裏には腋の下にあるアポクリン腺ではない、エクリン腺という汗腺があり、個人差はありますが、1日にコップ1杯ほどの汗をかくと言われています。
エクリン腺には臭いの元となる脂肪などがほとんど含まれていないので、本来は臭いが無いのですが、足が臭い方は確実にいらっしゃいます。
臭いの原因は、靴・汗・雑菌という条件が重なり、同じ靴を長時間履き続けて蒸れてしまう事、汗と汚れで不潔になる事、雑菌が繁殖する事とされています。
また、エクリン腺は精神的なストレスの影響を受けやすいので、緊張や興奮が続き身体の力が抜けないような生活を続けていると臭いがきつくなります。
さらに、多くの方があまり気にかけず、放置してしまうのが、指と爪の間に溜まった汚れです。
腐敗臭などの酸っぱい臭いの原因ですので、この部分のお手入れを忘れないようにしましょう。
そして臭いは足だけではなく靴に繁殖したバクテリアなどの雑菌も原因ですので足と靴の両方を清潔にする必要があります。
同じ靴を毎日履かない、帰宅したら足を清潔に保つ、履いた靴には除菌消臭剤や乾燥剤を使い雑菌の繁殖を防ぐ
これらのポイントを忘れないようにするだけではなく、特にブーツなどの蒸れやすい靴を履く際には、通常のケア以上のお手入れが必要になるという事も忘れないようにしましょう
運動などにより、筋肉が急に引っ張られて起こる『肉離れ』は、筋損傷の事で、若い人は太ももに、中高年以上の人はふくらはぎの筋肉に起こりやすくなります。
この肉離れには3つのタイプがあります。
①筋組織
②筋組織と腱の結合部
③腱と骨の結合部
①は軽度の肉離れで、10日から2週間程度で回復が可能です。
②は中程度の肉離れで、1~3ヶ月程度の時間を要します。
③は重度の肉離れで、エコーやMRIなどで状況を判断し、手術が必要になる場合があります。
場所や程度の違いこそあれ、筋損傷に違いはありませんので、普段からストレッチを行ない、運動前にはしっかりと準備運動を行なう習慣を付けましょう。
全身の健康に大きな影響を与えているものの1つは『腸』です。
腸の役目の中で最も大切なことは、血液を送り出す『血流』で、それを決めるのが『蠕動運動』なのです。
この蠕動運動が悪い人は常に便秘に悩むことになります。
トイレに入って何十分と出てこない、いや、出ない・・・
そんな習慣はありませんか?
また便通があったとしても、腐敗臭がして異様に臭いなど、これらはすべて腸管の血流が悪いために起こっています。
蠕動運動が悪いといくらバランスの良い食事や、効果があるとされるサプリメントや、医療用の薬を飲んだところで、十分な消化吸収のシステムが作動できないために、残りカスとして大量に腸内に溜まってしまい腸内環境自体を悪くしてしまいます。
血流が悪くなるという事は、身体で考えると、運動不足で筋肉の活動が減り血の巡りが悪くなり、肩が凝るというようなものです。
環境の悪い腸からは、汚れた血液しか作られません。
血液の滞りは、全身の血流に悪い影響を与え、冷えやだるさ、疲労、肌荒れ、アレルギーなど挙げればきりがないくらいの体調不良を引き起こします。
逆に考えれば、腸の環境さえ整えていれば、大抵の不調が改善されるのです。
とはいえ、『これさえ飲めば・・』や『たった3日で・・』など、ありえない効果を謳う商品に依存してしまうことなく、しっかりと生活習慣を整える事から始めて下さい。
長寿遺伝子として注目されている『サーチュイン』ですが、身体の成長を抑制する事が分かったそうです。
原因はこの遺伝子が『成長』より『生存』を優先するからで、栄養不良時に活発に働き、エネルギー生産や細胞の修復を促し、寿命を延ばすとされています。
成長因子(IGF1)に、成長ホルモンを投与するとIGF1が増え、サーチュインを働かせるとIGF1が増えなくなります。
サーチュインの働きを止めると、IGF1が増えます。
サーチュインの働きを高めるのは、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種『レスペラトロール』で、国内外で健康補助食品として販売され、手軽に摂取出来てしまいます。
これらの補助食品は子供の成長を止めてしまう可能性もあるため、年齢や状況をよく考え、摂取する際には必ず原材料名などをチェックするようにしましょう。
余談ですが、怪我をした時などは、サーチュインの働きを促す食品は控えた方が良いようです。
健康のために運動は欠かせませんが、一口に運動と言っても様々です。
家事や仕事の中にも運動効果の高い物もありますし、通勤・通学の中も同様で、歩く、走る、階段の上り下りも運動になります。
さらに効果が高い物を、と考えると、筋肉強化を基本にしたトレーニングがそれに当たります。
無理のない正しいトレーニングは、健やかな心と身体の維持には欠かせませんので習慣にして頂きたいのですが、必ず意識していただきたい事があります。
それは、トレーニング後には質の高い睡眠を取るという事です。
疲れた身体には、疲労を回復させる必要がありますが、そのためには眠りについた直後から、大量に分泌される『成長ホルモン』による筋肉の修復が必ず必要なのです。
睡眠のサイクルは1.5時間ですので、最低でも6時間、それ以上なら7.5時間か9時間の睡眠を取る事が、何よりも重要だと理解し、実践していただきたく思います。
認知症の終末期に大きな問題となる『誤嚥』。
誤嚥は唾液が咽頭から器官→肺に入ってしまい、咳き込み、苦しい思いをするだけではなく、食物や唾液を誤嚥すると肺炎を起こしてしまいます。
認知症の最期は、多くがこの誤嚥性肺炎で迎えます。
赤ちゃんは鼻で呼吸をしながら母乳を飲み込む事が出来ます。
これは、鼻から咽頭に入る空気の通り道が、口から食道に入る食物の通り道とは別に立体交差しているからですが、成長(言葉を発する)とともに空気と食物が同じ所を通るようになり立体交差ではなくなります。
脳が健康であれば良いのですが、認知症により大脳のコントロール機能が失われていくと、口から咽頭にかけての動きが悪くなり誤嚥を起こしてしまいます。
また、認知症の方だけでなく、口呼吸が癖になっている人や、唇の周りと舌の筋肉が衰えている人も誤嚥を起こしやすくなるようですので、しっかりと整えておく必要があります。
当院の整体は『自動整体』という、その字の通り『自ら動かし体を整える』という身体に最も優しく効率的な整体です。
身体の慢性疲労、不調、不具合の多くは昨日今日、突然起こるものではありませんし、急性のように感じる事でも、実は長い時間をかけて積もり積もった不調が、たまたまそのタイミングに一気に出たに過ぎません。
ですので、気を付けて頂きたい事は、日々の生活の中で疲れすぎないようにしたり、疲れを溜め込まないような習慣を身に付ける事や、リラックスをする事、関節を柔らかくし筋力をつける事などです。
そして、何よりも大切なことは、どうすれば気持ち良く過ごせるかを感じながら生活を送る事です。
例えば身体のどこかに不調の部分があると、常にああすれば痛い、こうすれば辛いなど『痛み』や『辛さ』に意識を向けがちですが、そうではなくどう動かせば気持ち良いのか、右か左か、上か下か、押すのか引くのかなど色々と動かしながら、身体が『快』と感じる動きを意識しながら整えていくのが自動整体の極意なのです。
そのためには深い呼吸や、子供のようにごろごろと寝返りをうったり、無意識に力んでしまっている身体を脱力させる習慣も必要になってきます。
つまり整体とは、身体だけを整えるという考え方ではなく、生活スタイルや意識なども含めて『自ら整える』という前向きな姿勢に変化させるものでもあります。
ストレス緩和や自律神経のバランスを整えるのにも効果的な『自律訓練法』ですが、初めはリラックス状態を作る事が少々難しく感じられるかもしれません。
そんな時は、身体が最もリラックスするタイミングを探してみて下さい。
慣れてくれば多少音がしようと、明るくても椅子に座っても立っても出来るのですが、まずは静かで、衣類やアクセサリーが身体にストレスを与えないような時、つまり『寝る前』がおススメなのです。
仰向けになり自律訓練法を行ない、そのまま眠りについても構いません。
人は身体を横にするだけで、リラックス状態に近づきますが、同じ条件でも寝起きはおススメできません。
これから眠りに就こうとする時間と朝食の準備や出勤したりしなければならない時間とでは、時間の緊迫感、リズムがまったく異なるからです。
その他、1日の中で気持ちがほっとするような、例えば昼食後やおやつの時間の後などに取り入れる習慣を付けてみても良いかと思います。
上下の歯列が接触している時間は、通常1日17.5分とされていますが、疲れやストレスが蓄積すると、起きている時のみならず寝ている時にも食いしばったり、歯ぎしりをしたりして接触時間が大幅に増えてしまいます。
またこのような方の中には、上下の歯列が常に当たっている、噛みしめているという方が多くいらっしゃいます。
これは、歯列接触癖(TCH)と呼ばれ、知覚過敏や歯の摩耗、肩こり、頭痛の原因になります。
また顎関節症の方の70%程にこの癖がみられるそうです。
ご自身の舌を見て、側面に歯型が残っているようであれば、TCHの可能性が非常に高いため、意識をして上下の歯列を離す習慣を付けましょう。
特に首こり、肩こりの方の多くがこのTCHですので、まずはこの悪い習慣の改善が急務だと思われます。
それだけで、症状が軽くなる方もいらっしゃいます。
運動や筋トレの際に行なう呼吸において重要な事は、どのタイミングで『呼』を行なうのか、という事です。
もちろん鼻から吸い、口から吐くのは当然ですが、『呼』は力を入れる時に行ないます。
運動や筋トレは必ず拮抗する筋肉を使うため、どこの筋肉に力を入れて、逆にどこが休んでいるのかを考えながら動かし、それに呼吸を合わせます。
例えば、パンチを打つ、突く、スマッシュを打つ、ハンマーを投げる、何かを持ち上げるなど、一番力を入れる際には自然と声を発するような『呼』になります。
よく分からない方は息を吸いながらパンチを打ってみて、次に息を吐きながらパンチを打ってみて下さい。
どちらが力を込められるでしょうか?
座った状態から立ち上がる時、『よっこいしょ!!』と声が出ますが、これも同じ原理です。
ですから、腕立てでも、スクワットでも力が必要な動き、つまり重力に反して体重や負荷を持ち上げるような動きをする際に『呼』を行なうようにして下さい。
そうする事で、効率よく鍛えられるだけではなく、怪我の防止にもつながりますので、曖昧にせずしっかりと理解して取り組んでみて下さい。
漠然とした呼吸では、効果は得られません。
当院でもご指導しておりますので、ご興味のある方は一度ご相談ください。
健康で長生きするために必要なことの1つは『骨量を維持する』という事です。
骨が弱くなったり量が減ったりする事による弊害は、免疫力が低下し感染症にかかったりする事で、免疫に重要な2種類の白血球を育てる骨髄などが減少するからです。
またその他に、生命維持のエネルギー源として体温維持に必要な皮下や内臓の脂肪が減ってしまいます。
骨量・骨密度などは30代まで成長しますので、この時期にどれだけ増やしておけるかが将来の健康に大きく影響します。
成人の1日に必要なカルシウムの摂取量は600mg、高齢者は800mgが理想的と言われています。
カルシウム200mgの目安は、牛乳200mg、チーズ1枚、木綿豆腐2/3丁です。
カルシウムを多く含む食品である、乳製品、大豆製品、緑黄色野菜を毎日食べるとともに、カルシウムは吸収力があまり良くありませんので、それを助ける働きをするビタミンDを日光を浴びる事で増やし、干しシイタケ、鮭、鯖、サンマ、鰻、カジキマグロ、鶏卵などを積極的に摂取しましょう。
そして大切なのは、そのカルシウムを骨に定着させ、骨密度を増やすために欠かすことの出来ない『運動』です。
骨に適切な負荷をかける事でカルシウムは沈着しますので、ジョギングや筋トレを必ず行ないましょう。
骨密度の面から考えると、水泳は骨への負荷が軽くなるので、最適とは言えません。
自動整体におけるストレッチには、第三者から受けるストレッチでは得ることが出来ないとても大きな効果や影響があります。
ストレッチとは、筋肉や関節を無理なく伸ばし、緊張を解きほぐし、血流を良くするための運動ですので、そこに『力み』が入ってしまうと逆効果になります。
強すぎるストレッチ(ヨガやタイ古式などの一部)は、身体に良いと思って行っているはずが、逆に筋、腱、関節を硬くしてしまっている場合があります。
自分の力加減でストレッチを行なう場合、このような『伸ばし過ぎ』を防ぐことが出来ますので、微細断裂や硬縮の危険が無くなります。
さらに重要な事は、ストレッチは自分自身と向き合うという貴重な時間を与えるものでもあります。
いつもと比べて、身体の硬さがどうか、スムーズに動くか、苦しくないかなど、身体に意識を向けていると、今の自分の生活(仕事や家事など)に手いっぱいで無理に無理を重ねてしまっていたりすると、つい気付かない身体と心のコンディションの変化に敏感になる事が出来ます。
ですから、自動整体におけるストレッチは、フィジカル面のみならずメンタル面にも大きな効果が期待できるという特徴があるのです。
日常的な運動不足や、ストレスによる過食などにより肥満でお悩み、お困りの方が非常に多くいらっしゃいます。
入会金を払い、月の会費を払い続けているものの、ほとんど行かないジムでのトレーニングや、DVDを観ながらの自宅でのトレーニングは継続するのが難しく、結局運動不足に陥ってしまいます。
当院ではご希望のクライアント様に限り、裏メニューとして行なっていました運動を『ワンコインダイエットコース』としてコース化いたしました。
30分間、集中して身体を動かし鍛えていきますので、特にダイエットに興味がない方でも、かなりの満足感が味わえるものと考えています。
身体を動かしたくない!!という方には不向きですが、運動不足の解消、ストレス発散、それによるダイエット効果が目に見えて感じて頂けます。
このコースは、週に2~4回のペースで行なっていただきたい事もあり、1回 500円という価格で設定いたしました。
初回には、コースの説明や、どこを鍛えたいのか、どんなトレーニングを行ないたいのかなど、種類や強度について、じっくりとご相談させていただきますので、安心してご希望をお話し下さい。
ご興味のある方は是非、お試しください。
お待ちしています。
よく噛んで食べる事は身体に良い
これはほとんど誰しもが知っていることで、唾液をより多く出し、消化を助けるばかりではなく、脳を活性化し認知症の予防にも効果があるとの事です。
では、硬いものをよく噛んで食べる
これはどうでしょう?
歯が丈夫になる、顎が強くなるので『良い事』だと思われがちですが、これは成長期の一時期に限ります。
硬い物や噛み応えのある物を食べ続ける習慣は、歯に負担をかけるので、いずれ歯が割れてしまう危険が伴います。
柔らかい物でもそうでない物でも、よく噛む事はとても大切ですが、硬い食べ物には十分お気を付け下さい。
整体コースでは、健康を目的とした運動指導をしていますが、時折、あれもこれもどれもそれもと、希望される方がいらっしゃいます。
思い立って、さあ今日から始めるぞ!!という心意気は良いのですが、たいていの場合、続きません。
数日から、もって数週間のうちに徐々に回数が減ったり、時間が減ったり、パフォーマンスが低下したりと、当初の勢いが失われ、忙しいとか体調が悪いなどの行なわないで済むための『言い訳』が目立ってきます。
ですから、当院ではまずは2種類程度の運動をご指導するようにしています。
まずは『継続する習慣』をつける事が最優先事項です。
いくら効果の高い運動でも、続けなければ何の意味もありません。
そういう趣旨から、身体の土台になる基本をじっくりと3ヶ月程続けて頂き、その後、徐々に種類を増やしていくような流れになるように行なっています。
肥満対策には、生活習慣全般を整える必要があります。
何かだけを減らしたり、増やしたりするような対策法は長続きしません。
当院では肥満対策=ダイエットとは考えていませんが、単純にダイエットをしたいという方には、有酸素運動と無酸素運動とを合わせて行なって下さい、とお伝えしています。
脂肪が増える原因の1つは『筋肉量の減少』ですので、脂肪を溜め込まない、代謝の良い健康な身体を目指すには、筋トレによる無酸素運動を日々行なうしかありません。
その一方、脂肪を減らしたいという方には、歩く、走る、自転車をこぐ、泳ぐなどの有酸素運動がもっとも有効です。
それは『筋トレでは、脂肪は直接的には消費できない』からです。
ただし、この有酸素運動は、今、その瞬間の脂肪に対しての限定的な効果ですので、運動を終えた後、しばらくすると代謝の悪い身体は再び脂肪を溜め込み始めます。
では、どうすれば良いのか?
まずは代謝の良い身体を作るための無酸素運動である『筋トレ』を重点的に行ない、それに有酸素運動を継続的にプラスしていくという合わせ技で、脂肪を溜め込まない身体を作り、脂肪を消費する習慣をつける事が必要なのです。
胃酸や胃の内容物が、食道に逆流する『逆流性食道炎』は、高脂肪食、アルコール、刺激物などの過剰摂取が胃酸の分泌を刺激して症状が悪化してしまいます。
胸部と腹部の間には、『横隔膜』という筋肉があり、食道が横隔膜を通る部分である『食道裂孔』、それを固定する『横隔膜食道靭帯』がゆるむと、胃の入り口が横隔膜より上の方の胸部に飛び出してしまいます。
これは、食道裂孔ヘルニアと呼ばれ、胃の入り口が常に開いた状態になり、胃酸が食道に逆流して胸焼けや呑酸(どんさん)が起こります。
身体を横にすると胃酸が逆流しやすくなるので、食後すぐに横にならないようにするなど注意しましょう。
また、『たかが胸焼け』とあなどり、食道炎を繰り返していると、食道の狭窄や、食道に胃の粘膜が出来てしまう『バレット食道』になり、癌化してしまう事もありますので、健康の基本である、暴飲暴食をしない、睡眠をしっかりとる、その他、生活習慣を一刻も早く整えましょう。
健康を食の面から考える際に、とても大切なのは『消化』『吸収』『排泄』をトータルに考える事です。
つまり、健康ブームで食べ物のカロリーや、栄養素の事ばかりが取り上げられたり、脂肪を吸収し難くするようなモノなど、偏った情報や方法が取り上げられ、それに飛びついたりしてしまいがちです。
確かに、何を食べるかは重要ですが、それ以上に『入れてから出すまで』に意識を向け、整える方が何倍も重要です。
そのうちの1つである『消化』ですが、良い消化を心掛けるにはコツがあります。
摂取したものを消化するにあたり、身体は莫大なエネルギーを使っているためかなり疲労してしまいます。
それを助けるには『しっかりと咀嚼する』、よく噛むという事が必要なのです。
食べ物を胃に送り込む前に、細かく砕きすり潰し、内臓の負担を出来る限り少なくすると、身体は楽に、軽くなります。
時折、肩こりや背中の張りを訴える方が、このような咀嚼に変えただけで、症状が軽減されることがあります。
お疑いの方は試しに1度、ほとんど咀嚼をせずに、飲み込むようにして食事をしてみて下さい。
次の日にまで引きずるほどの疲労が、身体を襲うと思います。
当院での肥満改善指導の中に『20回咀嚼法』と言うのがありますが、特に肥満では無くても、この方法はお勧めですので、是非取り入れて頂きたい健康法でもあります。
やり方は簡単で、1口20回ちょうどで噛み砕き、飲み込める量を口に入れるだけです。
飲み込むまで追加はしないようにして下さい。
それを食事中繰り返します。
これだけで、身体に変化を感じられるようになります。
消化の大切さ、実感してみて下さい。
ここ最近、全身のだるさ、食欲不振、不眠、消化不良、下痢などの不調や、風邪や、喉のイガイガ、鼻のむずむずなどに悩まされていませんか?
猛暑だった今年の夏を乗り切るために、気を張り頑張ってきた身体が、少し秋めいて過ごしやすくなった時につい緩んでしまい、体調を崩しやすくなります。
一度緩んだ身体は急には元には戻りませんので、台風による気圧の変化、睡眠不足による免疫力の低下、屋内と屋外・朝晩と日中の温度差による自律神経の乱れなど体力が大きく消耗し、回復が遅れたり、過敏に反応してしまったりと辛い状態が続きます。
こんな時は、旬の美味しい食べ物を食べたり、お風呂にゆっくり浸かったりするなど、とにかくリラックスする事に努めましょう。
心と身体のバランスがうまく取れるようになると、免疫力や回復力も向上し、不調が徐々に整っていきます。
身体の不調の原因はいくつもの要素が複雑に絡まり合って起こっていることがあります。
姿勢の悪さ、肥満、体幹の筋力低下、骨盤のゆがみ、浅い呼吸、冷え・・・
それらに効果的な運動が当院の整体コースで必ずおススメしている『腰割り』です。
この腰割りをきちんとマスター出来れば、これらの不調原因は解消に向かいます。
腰割りは正しい姿勢で行なう事が大前提なのですが、その一方で、形だけ真似て行なってもほとんど効果はありません。
矛盾しているようにも感じますが、大切なのは意識を自分の身体の中に集中させ、動かしながらどこがどうなって動いているのか?左右に差異はないか?痛みは?動かしやすさは?・・・・などを『感じながら』行なうという事なのです。
ですので、指導後、ご自宅や職場などで自力整体として行なっていただくのですが、いつまでたっても効果が感じられない方の特徴は、形だけを捉えて『出来た、出来てない』という事に終始してしまう事です。
腰割りは単純そうに見えて、実は奥が深い運動ですので、しっかりと行えば前述の不調原因のほぼすべてに効果があると考えています。
骨盤が歪んでいるから、といって無理やり押したり、縛ったり、捻じったり、パキパキしたり・・・
そのような、体に負担をかけるような事をする必要は、まったくありません。
歪みはご自身の身体の使い方の結果ですので、股関節(肩甲骨も含め)を左右しっかりと使えるようにする事が歪みを整える『基本の基』なのです。
全国で変形性腰痛症は3790万人、変形性膝関節症は2530万人、骨粗しょう症は1280万人に上り、複数疾患を持つ人は高齢になるほど多くなります。
運動器の障害で要介護になっていたり、要介護になる危険が高かったりする状態の事をロコモティブシンドローム(運動器症候群)と呼んでいます。
2025年には、戦後すぐに生まれた団塊世代を含め、75歳以上が2000万人を超えるため医療費が大幅に増えると予想されます。
ロコモが進行すると動く事、移動する事などが減り、1人で外出できなくなり自宅に閉じこもるようになるので、座ったまま寝たままのような状態になりがちです。
ロコモ対策にはとにかく身体を動かす事です。
(悪くなってから動かそうとするのではなく、動くうちに動かす習慣をキチンとつけておく事)
運動や体操は勿論、日常的な生活習慣の中でもっと身体を動かす事を心掛けましょう。
エスカレーターやエレベーターを使わず、階段を使い移動するようにし、近い所であれば乗り物を使わず、歩いたり、自転車に乗るようにしましょう。
筋トレでも、腰割りでも、ランニングでも、ダイエットでも、まずは3ヶ月続けましょう。
身体は急には変わりませんが、地道に続けていると3ヶ月もあれば、多少の個人差があったとしても、目に見えて違いが実感出来るはずです。
そのために大切なことは、『何かを犠牲にしてストイックに必死に頑張る』という事をしないようにする事です。
~しなければならない、仕方なく~する、ではなく
こうなりたい!という目標に向かい、その実現を楽しみながら日々チャレンジをする姿勢を持ちましょう。
3ヶ月を『我慢や忍耐』でやり過ごしたところで、その後にリバウンドが待っていますので、それでは何の意味もありません。
3ヶ月はまず自分に対する癖付けの期間であり、その後に続けていくためのきっかけを作り上げる期間なのです。
ですので、まずは3ヶ月、力み過ぎず、頑張りすぎずに楽しみながら無理なく続ける努力をしてみましょう。
疲労が蓄積されると、その分細胞が活動をより活発にしないといけなくなるため、大量の酸素が必要となります。
体内に摂り込まれた酸素の内、約2~3%は、反応性の高い『活性酸素』に変化します。
ですので、酸素量が多ければ多いほど、活性酸素も増えるのです。
通常の酸素の構造は、2つの酸素原子の周りをペアになった複数の電子がクルクルと飛び回っているようなものなのですが、疲労などが原因でこの構造が崩れ相手を失って不安定になっている状態になった物を『活性酸素』と呼んでいます。
不安定になった活性酸素は手近な所から電子を奪い取って自らを安定させようとして、自分自身の細胞を標的にしてしまう事があります。
電子を奪われた細胞は、正常な機能を失ってしまう為、細胞膜自体の質が落ちたり、免疫力が低下したり、エネルギーがうまく作り出せなくなるという不都合が生じてきます。
まるで、自動化された工場の機械部品が徐々に錆び付いて、ラインが正常に動かせなくなり、操業停止に陥るようなイメージです。
疲れを溜めない事、ストレスを上手に解消する事、適度に身体を動かす事、老化の原因とも言われる活性酸素対策は、これらに気を付ける事がカギになるのです。
身体の不調の原因が、骨格の歪みと深く関わっていることに疑う余地はありませんが、骨格は自分から望んで歪んでいる訳ではありません。
不自然な身体の使い方、癖のある生活姿勢を長期間続けると、骨格を形成する筋肉のバランスが崩れ、関節に無理がかかり、不安定な身体をなんとか支えようとした結果が『歪み』として現れているのです。
人は左右均等に身体を使う事が出来ません。
利き腕や利き脚は勿論ですが、日々の生活の中でいつも右にある物や逆に左にある物、片方だけに力を入れてする作業、右足だけ使う車の運転、常に首を横に向ける仕事、常に下を向いて何かをしている癖など、挙げればきりがありません。
そのすべてが身体を歪ませています。
言い換えれば身体が必要に迫られて、バランスを保つために『わざわざ』歪ませているのです。
にもかかわらず、その結果である歪みだけを解剖学的に真っ直ぐにするというのは、まさに『木を見て森を見ず』という安直な考え方だと思います。
歪みを整えるには、生活姿勢、バランスの悪い筋力を整える事が最も有効かつ唯一の方法であるとの考えから、当院では『自動整体』という自ら身体を動かして整える方法を取り入れています。
一般的な常識に照らしてみると、世の中には『良い人』と『悪い人』がいるかもしれません。
本来この言葉は『良い人も悪い人も合わせて良い人と信じる』という意味なのですが、果たしてそうなのでしょうか・・・
良いと言われる人が常に良い行ないをするとは限りませんし、悪いと言われる人が悪い行ないばかりするとは限りません。
また、ある人にとっては良い人であっても、別の人にとっては悪い人である事もあります。
つまり、是非善悪というものは、ほとんどにおいて絶対ではありません。
『良い』『悪い』は、時代、場所、立場、思想、環境などによって容易に入れ替わるものですし、それを感じる側の物事の捉え方、物事の見方に大きく左右されます。
完全武装で、無差別に、無抵抗の、何の罪も無い市民を殺傷する『テロリスト』であっても、祖国では『英雄』と呼ばれるのです。
そう考えると、こういう趣旨の言葉の持つ『限界』を感じずにはいられません。
めまいにはぐるぐる回る『回転性』と、ふわふわする『浮動性』の平衡障害があり、原因は『中枢性』と呼ばれる脳腫瘍などの病気の場合と、『内耳性』と呼ばれるメニエール病など耳の病気の場合に分かれます。
また、高血圧や動脈硬化、起立障害(立ちくらみ)などの循環障害も原因の1つになりえますが、自律神経のバランスの悪さ、日常生活のストレス、睡眠不足、喫煙なども原因として考えられます。
ただし、めまいの多くは、耳の内耳の中にある『耳石』が身体のバランスを感知するセンサーの三半規管に入り込んで『感覚毛』を刺激し、誤作動を起こすことで、動いていなくても動いていると脳が判断してしまい、くらくらとする『めまい』を引き起こしています。
改善するには内耳の中で塊になった耳石を粉々にする必要がありますが、難しい事ではなく、単に寝返りをうつだけで良いのです。
仰向けで上に10秒、右に10秒、左に10秒首を倒す運動をしばらく続けるとめまいは収まります。
逆に、これで症状が回復しないようであれば、前述の循環障害などを疑う必要があります。
口内炎を繰り返す人がいますが、まずは睡眠を十分にとり、ストレスや疲労を溜め過ぎないように生活のリズムを整えましょう。
それでもなお、口内炎が続くようであれば、他の可能性を考える必要があります。
虫歯やブリッジが原因で口の中が傷ついているようであれば、虫歯の治療、ブリッジのやり直しを行なって下さい。
目や皮膚、陰部などにも口内炎と同じように異常が出るようであれば、膠原病の1つ『ベーチェット病』かも知れませんし、下痢を伴うようであれば、クローン病や潰瘍性大腸炎など大腸や小腸が炎症を起こしているかも知れません。
過敏に反応する必要はありませんし、一時的な状態かも知れませんが、生活習慣を改善しても一向に改善の兆しが見えなければ、少し考えてみる必要があると思われます。
心が少ししんどくなっていたり、停滞しているように感じる時は、心によい食事を心掛けてみましょう。
たんぱく質、脂質、糖質はもちろん、ビタミン・ミネラルの摂取もバランス良く行ないましょう。
具体的には、ご飯、大豆食品、卵、バナナ、ゴマ、サトイモ、しらす干し、サバ、金目鯛、マグロ、カツオ、イワシ、サバ、キウイ、キノコ類、海藻類、落花生、羊肉、豚肉、鶏肉・・・
これらの食材にはそれぞれ、心に優しい、心が穏やかになる、疲れを回復させてくれる様々な栄養素が含まれていますので、積極的に取り入れて頂きたいのですが、大切なのは『多品種』に摂取する事です。
たんぱく質だけ、EPA・DHAだけなどというような偏ったメニュー構成にならないように、また果物なども忘れずに摂るようにして下さい。
また、食事だけではなく睡眠や運動、日光浴、趣味、友人なども心に無くてはならない栄養です。
県内の人身事故件数は1万8778件で、前年より243件減少していますが、高齢ドライバーの過失による事故は2780件で、157件の増加となりました。
高齢化が進み2010年までの10年間で高齢者の過失による人身事故は約1.5倍、今年の全人身事故の約15%を占め、過去最悪のペースで増加の一途をたどっています。
原因はアクセルとブレーキの踏み間違え、標識、信号の見落としなどの初歩的なミスがほとんどです。
自損事故による高齢者の死者は前年の5倍、全体の死者数の約50%という現状ですが、身体能力や判断能力の低下から反応が遅くなってしまっている事を正確に把握、自覚していない高齢者が多く、このような結果になっています。
ご自身を含め、他人を巻き込む事故を無くすためにも、免許証の自主返納が1つの選択肢であると考えます。
身体はその疲労度に合わせた回復方法を用いなければ、上手に回復させることが出来ません。
ものすごく疲れている方は、まずは身体を横にして安静にする、またはしっかりと睡眠を取るという事に努めましょう。
気分転換が必要だと称して外へ出て、無理して身体を動かさない方が無難です。
そこそこ疲れが酷いという方は、インドアで、音楽を聴いたり本を読んだり、優しく身体を動かす程度にし、身体の声を聞くようなゆったりとした過ごし方をしましょう。
少し疲れが溜まってきたかな~という方は、癒し効果を求めて外出したり、スポーツやジムで汗を流したりなど、『楽しく過ごす』事でリフレッシュされ元気が復活します。
このように今のご自分の疲労レベルを把握し、放置せずそれに合った回復方法をうまくチョイスし、元気を取り戻しましょう。