パピーポジション

腰痛改善に是非、取り入れて頂きたい運動があります。

 

以前から『マッケンジー伸展エクササイズ』として行われていた運動ですが、最近では『パピーポジション』として取り上げられているため、見聞きされた事があるかもしれません。

 

まだ歩けない赤ちゃんがうつ伏せから顔を上げた様な姿勢を取る事で、腰のストレッチになり柔軟性が戻ってきます。

全身をリラックスし、手は肩付近の楽なポジションに置きます。

 

腰痛の激しい方は、この形だけでも構いません。

この姿勢のみでも効果がありますので、無理に上体を起こす必要はありません。

 


ゆっくりと呼吸をしながら、上体をそらします。

 

肩の下に肘がくるようにし、上半身をリラックスさせ、この時点では背中と頭は一直線です。

 

通常はここまでで十分です。

 


顔を正面に向けたり、更に上を見たりする動作は、ご自身の身体と相談をしながら、無理のない範囲で背中、腰を伸ばしていきましょう。


おすすめの回数は、朝目覚めた時、お風呂あがり、おやすみ前の3回で、1回1~2分で結構です。

 

とにかく2週間続けてみて下さい。

 

腰に原因のある場合でしたら、劇的に状態が和らいでいきます。

 

Q&A

『どんな音楽をかけていますか?』とのお問い合わせを何件か頂いていましたので、ブログでも紹介いたします。

 

常に流れているのはジャズやボサノバです。

 

静かで落ち着いたメロディーの音が好きなので、ノリノリな感じではありません。

 

ナラ レオン、ノラ ジョーンズが定番です。

 

吉俣良、坂本龍一、手嶌葵などもよくかけています。(敬称略)

 

最近の音楽はデジタル化が進歩していて、ほとんどが原音からかけ離れていますので、昔のアルバムやライブ音源などは歌い手からの『気』が伝わるようで、とても心地良く感じます。

 

 

クライアント様の中には、音楽持参の方もいらっしゃいます。

 

筋トレ指導の方ですが、モチベーションを上げるために、『ベタですけど』と、はにかみつつ、ロッキーシリーズのテーマソング集を聞きながら、がっつりと取り組んでいらっしゃいます。

 

音は、人それぞれに感じ方が異なります。

 

ご自分に合った音楽が、心にも身体にも安らぎと癒しを与えてくれると思います。

 

膝の痛み

膝の痛みの原因は多岐にわたりますが、その1つ、大きなくくりとして、『使いすぎ』と、『使わなさすぎ』に分けることが出来ます。

 

前者はスポーツ選手やアスリートの方などに多く、極度の負荷をかけ続けた結果としてのもので、

 

後者は歩く事、脚を使う事が少なく、活動量の少なさと食べ過ぎからくる肥満が原因のものです。

 

どちらにも共通して言える事は、痛い時は休め、痛い事はしないという大原則です。

 

立ち上がる事や歩き始めが痛く感じる初期段階から、正座や階段の昇降に支障が出始め、やがて困難になり、末期には安静時にも痛みが感じられ、膝が伸ばせなくなり、もちろん歩行すらおぼつかなくなります。

 

また、膝を痛みからかばおうとして足関節、股関節、腰、肩、首が不自然なバランスで動きますので、色々なところに不調が現れてしまいます。

 

膝の痛みが原因で、肩こりになったとします。

 

その場合に『肩が凝った』からといってマッサージをしたところで、原因は膝にありますので、何か月、何年通おうと一向に改善しません。 

 

それどころか、刺激に身体が慣れてしまい、どんどん強い刺激を求めるようになり、筋肉の柔軟性も無くなり、身体が硬くなってしまいます。

 

膝に痛みを感じる方は、痛みを感じない程度の筋トレと立ち方、歩き方の姿勢改善を徹底的に行なう事をお勧めします。

 

依存性薬物の恐ろしさ⑤

妊娠中の女性の10%が喫煙をしている、またその夫である男性の60%が同じく喫煙を続けているそうです。

 

喫煙が身体に悪い事は知っているが止められないのです。

 

例え、自分たちの子供が犠牲になると分かっていても止められないのです。

 

依存性薬物は意志で止められるものではありません。

 

それは脳が変質してしまっているからです。

 

最近、喫煙欲求の脳の部位が解明されて、うまくいけば画期的な治療につながる可能性があるかもしれないそうです。

 

主に脳の2か所の部位が関連してるため、それらを標的にし、何らかの処置をすれば喫煙欲求を起こさせなく出来るかも知れないとの事です。

 

こめかみの奥にあり、喫煙の欲求を起こす『眼窩前頭皮質』と、額の左側上部にあり、喫煙が可能かどうかの状況を判断する『前頭前野の背外側面』という部位で、

 

他人が喫煙している所を見たり、聞いたりすると吸いたくなり、更に喫煙が可能な条件が重なると欲求が増すというシステムです。

 

これらは個人の意思や気持ちでどうこうしている訳ではなく、薬物によって脳がコントロールされ、身体を動かして喫煙をさせるような仕組みになっているのです。

 

ですから、お腹に大切な子どもがいて、自分の喫煙がどんなに危険な行為か分かっていても、止めることが出来ないのです。

 

子供を連れて、お店の喫煙スペースでおしゃべりを果てしなく続けているお母様方なども同じように脳が変質しています。

 

子供は人類の希望であり、未来です。

 

さらに地球の、自然の大切な宝物です。そしてあなたも。

 

 

喫煙は『病気』です。

 

しっかりと治療をする勇気を持って下さい。

 

歯並びと噛み合わせ

歯が健康にとってとても重要な要素であることは常々申し上げているのですが、歯並びと噛み合わせについても同じく整えて頂きたいポイントの1つです。

 

ちなみに『歯並び』と『噛み合わせ』は同じではありません。

 

歯並びは歯の並び方を指し、噛み合わせは上下の歯列の噛み方を指しています。

 

ですから、歯並びが良くても噛み合わせが良くない、またはその逆でも健康に直接響いてきます。

 

歯並びが良くないとお手入れが行き届きにくく、虫歯や歯周病にかかりやすくなってしまいますし、噛み合わせが悪いと全身の骨格の歪みから身体の不調につながる可能性もあります。

 

どちらも大切なのですが、特に噛み合わせは健康にとって重要不可欠な要素ですので、出来る限り手をかけしっかりと噛むことの出来る環境を作っていただきたいと考えています。

 

現在では歯列矯正の器具や技術が格段に進歩していますので、年齢を重ねている方でも積極的に取り入れて頂きたい治療法です。


また、ホワイトニングでさらに健康的な口元を印象付ける事も出来ますので、より一層ご自分の口腔を健康に綺麗に保とうという意識が高まり、お手入れにも気持ちがこもると思います。

 

悪くなってからの治療は、結局のところ歯を失う事につながりますし、本当に怖いのは歯を失うとその根元の骨に悪影響が出るという事なのです。

 

骨が溶けたり、薄くなってしまったりと修復が困難になってしまいます。

 

最先端の技術として自分の細胞を培養し、増殖させ薄くなっている部分に埋め込み再生させるような事も出来るそうですが、まずは今ある状態を最善の方法で整えていく事がベストだと思います。

 

腹ばい体操

首、背中、腰、膝が硬くなると腹ばいの姿勢が辛くなります。

 

また、身体に偏りが出てくると、どちらかがやりやすく、どちらかがやりにくいなど左右差が現れてきたり、高血圧で肩が盛り上がり首が前に出てきてしまっている人や、姿勢が崩れ背骨の自然な弯曲がなくなっている人にはうつ伏せ自体が困難かもしれません。 

 

骨盤と腰骨と背骨をスムーズに動かす事を目的に、うつ伏せで首と膝を同じ方向に動かしながら、ゆっくりと左右に繰り返します。

 

慣れてくれば匍匐(ほふく)運動のように滑らかに身体をくねらせましょう。

 

一度お試しください。 

 

股関節と膝と足首が硬くなった人にとっては、自分の体重と重力によって伸ばされる効果がありますので、とても効果的です。

 

無理のない程度に続けてみましょう。

 

ダイエット

ここ最近、たて続けにダイエットのご相談を頂いています。

 

当店では、基本的に『ダイエット』という概念は持ち合わせていません。

 

あくまでも『肥満対策』の結果、

ご褒美としてのダイエット効果が得られるというスタンスです。

 

もちろん皆様「ほんとに痩せたいんです」と、おっしゃられますので、出来る限りのサポートをしていきたいと思いますが、

 

何より大事なのは、ご本人の意識です。

 

『意志』のような一時の気持ちでは無く、ずっと持ち合わせる『意識』です。

 

様々な肥満対策の中でも、最も大切で効果がある『食』に限って申し上げれば、いかに意識を高め、ご自分の身体を労われるか、百害あって一利なしの『食べ過ぎ』をご自分でコントロール出来るか、

 

この意識を自然に保つ事が出来るようになれば、次の段階として無意識の状態で、常に『ダイエット』をしながら日常生活を送ることが出来ます。

 

これは別に特別な事ではなく、心と身体が自然に悟った状態なのです。

 

身体にぶくぶくと脂肪という不健康の塊をぶら下げ、痛みを与えたり、苦しめたりしていた事が、いかに不自然だったかが本音の部分で理解さえ出来れば、

 

無駄なスナック菓子やソフトドリンクに手を伸ばす事も、

 

ご飯の量を聞かれ「大盛りで!」と答えてしまう事も、

 

食べ放題でお腹がはち切れんばかりに詰め込む事も、

 

画像のような偏った食事ばかり常食してしまう事も、

 

何の意識も無く自然な行為として、『しよう』と思わなくなります。

 

(おすすめの食事メニューはこちら。)

 

ほとんどのダイエットが目標の日数や体重に向けて、何かを必死に我慢して行なうような不自然な事をしているので、思ったような効果を上げられないのです。

 

人間の身体は急には変わりません。

 

太ったのも、今日突然に太ったわけではありません。

 

生活していく中で、徐々に時間をかけて脂肪を溜め込んでいったのではありませんか?

 

でしたら、その脂肪を減らすのも同じ理屈です。

 

生活の中から、太らせた不自然な物、事を徐々に無くしていけば良いだけの話なのです。

 

特別な事をしなくても、いいんです。

 

自然と適切な身体に変わっていきます。

 

~綺麗な姿勢のために~⑦

今回は、前回⑥で紹介した動きがキツイという方、禁忌の方でも、行ないやすく負担の少ない運動です。

 

脚よりも骨盤を意識して行ないましょう。


仰向けになり、背骨を真っ直ぐに整えたら、背骨を中心にして

膝を伸ばしたまま、骨盤を動かして左右交互に脚を踏み出すように『ゆっくりと』動かします。

 

腰痛の方には特にお試しいただきたい運動ですが、仰向けで痛みが出る場合は、背中に布団や座布団を当て、上体を少し起こした姿勢で行なってください。

 

痛みを我慢する必要は「まったく」ありません。

 

また、妊娠中の方も仰向け姿勢は絶対にとらないようにしてください。

 

行なう際には、必ず上体を起こした状態で行なってください。

 

肥満の本当の原因

肥満の人は、ただ単に『食べ過ぎ』『運動不足』『年齢』が原因で太っているのではありません。

 

肥満の最大の原因は『心の歪み』です。

 

 

自分の身体とちゃんと向き合おうとしない、または出来ない。

 

身体の変化を気付きながらも『臭いものにはフタ』のような、とりあえずの対応しかしない。

 

忙しい、時間が無い、などと言い訳をする事が癖になってしまっている。

 

周りの人も太っているのだから、自分も太っても構わない。

 

昔から太っているから、今更痩せても仕方ない。

 

リンパが詰まっているから。など訳の分からない理由を肥満の原因にしてしまっている。

 

年齢が自分を太らせている、と肥満の責任を年齢にすり替えて責任逃れをする。

 

 

もちろん、食べ過ぎ、運動不足、年齢が原因ではないと言っている訳ではありません。

 

食べる量を減らし、活発に運動をすれば理屈の上では、痩せられるのですが、肥満の人はそれが出来ないのです。

 

つまり、ご自分の現状を正確に把握し、何が原因で太っているのか、その本質を正面から見ようとせず、自分の欲求や生活習慣を管理、コントロールする事が出来ないという意味での『心の歪み』が肥満の人の最大の原因なのです。

 

ですから、脂肪を吸収しないようなサプリや飲み物、これだけ飲んでいれば痩せられる、着るだけで痩せて見える、付けているだけでどんどんスリムになる、リンパを刺激して痩せさせるというような根拠のないマッサージなど、とにかく自分以外の力で、なんとかしてくれそうな謳い文句の商品に心が惹かれたり、実際に使ったりしてしまうのです。

 

現在のご自分としっかり向き合う事、そして、これからのご自分の人生をどう生きたいのかよく考える事、それが一番の肥満対策だと思います。

 

健康のために

よく「健康のために何か良い飲み物は無いですか?」と

聞かれます。

 

おそらく、たくさんあると思いますし、人によって何を基準に

良いと考えるかにもよりますので、一概に「これ!」と言い切るのは難しいのですが、参考程度にご紹介します。

 

先日の布わらじ同様、当院で販売をしている訳ではありませんので。  繰り返しですが、念のため。


一目瞭然、『青汁です』

 

今や様々なメーカーから様々な青汁が発売されていますので

値段、風味、効能などご自身に合った商品をお選びいただければ良いと思います。 

 

ちなみに画像の青汁は、有機栽培された物を厳選して使用している事と、飲みやすくするために余計な不自然な物を入れていないので、青汁そのものの風味を感じられる事が気に入ったため、毎朝ミックスして飲んでいます。 

 

今はこの4種類ですが、明日葉やゴーヤに変えたりして味の変化を楽しんでいます。

 

各メーカーから無料の試供品を取り寄せたり、お得なお試しセットのような物で風味を確かめたりしながらようやくたどり着いた青汁です。 

 

これさえ飲めば健康になれる、便通が良くなる、お肌がきれいになるという魔法のような物は存在しません。

 

栄養のある食事をしっかり摂り、適度に運動をし、たっぷりと睡眠を取った上で、それでもまだ何か足りないと感じるようであれば、そこで初めて健康食品なり健康飲料なりに、目をむける事をお勧めします。 

   

 

 

大島渚監督のご冥福を心よりお祈りいたします。

肩こり

身体は連動して動きます。

 

筋肉にしても骨にしても単体では動くことは出来ません。

 

腕、肩、肩甲骨は人の動きに合わせ複雑な動きが求められるため

常にセットで自由自在に動かせるようになっています。

 

例えば、腕を上げるという動作にしても、腕が単体で上がるのはほんの少しで、そのほとんどは肩甲骨が腕に伴って上がる事により真上に上げることが出来るのです。

 

逆に考えると、腕が上がらない人は肩甲骨に異常が起こっている可能性があります。

 

試しに誰かに肩甲骨に手を当ててもらい腕を上げてみて下さい。

 

腕が上がらない人や肩こりの人の肩甲骨は、あまり動きません。

 

本来、自由に動くはずの肩甲骨と肩関節の動きが無くなると

周囲の筋肉が衰えて硬くなります。

 

筋肉が硬くなるという事は、血行が悪くなるという事ですので

『凝り』や『痛み』に直接つながります。

 

筋肉の衰えや運動不足が原因で起きた肩こりに、マッサージや鍼などでは根本解決にはなりません。

 

必要なのは、『動かす事』なのです。

 

誰かに何かをしてもらおう、痛みをとってもらおうという

他人任せの考えから、自分の身体の管理者としての責任を

果たすという事を、まずは考えられるように意識を変えていきましょう。

 

意識を変えれば、身体は必ず変わります。

 

~綺麗な姿勢のために~⑥

お腹、腰周りを引き締めたり、腰痛予防にとても効果のある運動です。

 

ポイントは、下腹を引っ込めた状態から始める事。

 

力を込め意識を集中するのは下腹のみ。

 

股関節をしっかりと曲げ太ももを上げ、伸ばす事。

この時も脚に力を入れない。

 

その他の注意事項としては、ご自分の身体の状態に合わせて

行なう事が重要ですので、最初は膝を曲げた状態から始め

徐々に脚を伸ばすようにしても良いかと思います。

 

また、腰痛の方、妊娠中の方、体力に自信のない方には

負担が大きいのでお勧めできません。

 

では、始めましょう。

 

まず仰向けで寝ます。

 

両膝を立てます。

 

両手は楽に伸ばして

掌を床に向けます。

 


両脚を揃え息を吐きながら

ゆっくり上げていきます。

 

脚、背中、肩、腕に力が

入らないように注意。

 

 


両足を天井に向けまっすぐに

伸ばします。

 

爪先は天井に向けず

足首を曲げふくらはぎ、もも裏を

自然に伸ばします。

 

数秒静止します。(3~10秒)


息を吐きながらゆっくり

膝を曲げます。

 

上げる時の2~3倍の時間を

かけます。

 

ひたすら下腹に集中し、

首、肩、腕、背中を脱力します


足をストンと下ろさず

床につく寸前で静止し

その後さらにゆっくり

そっと足を下ろします。

 

使うのは下腹(大腰筋)のみ。

 

 


元の姿勢に戻り、身体の力みを

取り呼吸を整えたら下腹に意識を集中し繰り返します。

 

アスリートの方でしたらこの動作を省き、足を床に下ろさず、ギリギリの所から再び上げていきましょう。

 


若年性脳梗塞

つい最近、某テレビ局の人気女性アナウンサー(34)が脳梗塞になったというニュースがありましたが、いわゆる若年性脳梗塞という病が増えているそうです。

 

脳梗塞というとなんとなく年齢の高い方だけが患うイメージですが、そうではないようです。

 

脳ドックでも見つけられない事もあり、体質、生活習慣、脱水、睡眠不足など、これといった原因が分からないそうですが、日々の生活の中で、なんとなくおかしいなと感じる事があれば要注意です。

 

ただ、それとは明らかに違う前兆というものが必ずあるそうで、

 

とてつもない睡魔に襲われる。

 

耐え難い疲労感に襲われる。

 

身体の片方にのみ、しびれが続く。

 

顔面の片方がひきつる。

 

ろれつが回らなくなる。

 

足がふらつく。

 

視界が狭まり、見えにくくなる。

 

これらの前兆の特徴は『突発的』に『急』に『激しく』起き、

この前兆から48時間以内であれば、その後の後遺症も残らず回復するので、とにかく1秒でも早く専門医がいる病院に行く事が大切なのです。

 

頭が痛くなったからと、頭痛薬を常用したりせず、すぐに検査を受けてみる必要があるのかもしれません。

 

もの壮(さかん)なれば則(すなわ)ち、老ゆ

人は極端な積極性や、急激な行動により成長をする時、他人からの厚意や人情を踏みにじり、恨みや妬みをかってしまう事があります。

 

急いで成長する事自体が悪い事ではなく、成功や名声に執着するあまり人の道に反するようなことをしたり、自分だけの功績を誇り、驕り高ぶっていると、必ず衰退してしまいます。

 

着実に成長するためには、「早く早く」ではなく「ゆっくり落ち着いて」コツコツやっていくほうが良いのです。

 

成長するにはそれなりの自然の道理というものがあります。

 

少しでも早く花を咲かせて実をつけようとしても、自然はそんな作りには、なっていません。

 

種をまくと、まずする事といえば、根を生やします。

 

そしてそれは上へ上へと向かうのではなく、下へ下へと伸びていきます。

 

十分に根が張れてようやく芽を出し、太陽の光や雨や地中の水分、栄養分に力を借りながら茎や枝を作り、葉を出して、

 

そして花を咲かせ、実をつけます。

 

人も自然の一部であり、決して特別な存在ではありません。

 

自然の営みをお手本に、少しゆっくり進んでみませんか?

 

謎の履物

かなり高い確率で「センセ、それ何ですか?」と聞かれますので

ブログに載せておきます。

 

当院で販売している訳でも何でもありませんので、念のため。


『布わらじ』という商品で、素材は色々とあるのですが、履き心地で選び、『しじらおり』というシリーズを愛用しています。

 

目的はズバリ『健康の為』で、足の大切さを知れば知るほどこれまでの靴オンリーの生活では駄目だと分かり、足のために無理なく続けられて、しかも心地良いものが何か無いかと探し、たどり着いたのがこの布わらじです。

 

普通のスリッパや上履きとまったく違い、素足感覚といいますか

足を使っているという実感が気持ち良く、履き始めの頃は鼻緒がきつく感じていましたが、慣れれば逆に足の指でしっかりと鼻緒を掴んでるようで痛みなどはありません。

 

歩くだけで自然と足裏の運動になりますし、足の動きに合わせて曲がる適度な弾力があり、靴の生活では使う事の無い筋肉を鍛えている感覚です。

 

外履き、家履き用で数種類持っていますが、院内では画像の布わらじを履いています。

 

足が冷える方、足を鍛えたい方など足の健康に興味のある方なら一度お試しいただいても良い逸品だと思います。

質の高いストレッチ

『ストレッチ』と聞くと、どんな姿をイメージされますか?

 

 

ヨガのポーズのように精一杯の姿勢で伸ばしていますか?

 

タイ古式のようにギューと引っ張られていますか?

 

マッサージ屋で捻られてイテテテ~と叫んでいますか?

 

人によっては、痛くされることに『快』を感じる方もいらっしゃるので、何とも言えませんが、

 

通常ストレッチで注意する事は『伸ばしすぎる事』で、身体を硬くしたり無意識に逆の動きを覚えてしまったりと、目的とは異なった結果を招いてしまいかねません。

 

単に筋を伸ばすだけなら10~15秒ほどで良いかも知れませんが、関節可動域の柔軟性を目的とするのであれば、靭帯、腱、筋膜にまで影響を与える事が必要ですので、それには60秒という時間が最も適しているのです。

 

当院のストレッチは健康な身体になる事、維持する事を目的に質の高さを重要視していますので、年齢、性別、運動経験に関わらず安心して行なうことが出来ます。

正しい腰割りの方法

当院で最も力を入れている指導の一つである『腰割り』ですが、

見た目の動きが単純に見える事もあり、いい加減に行なってしまう方が少なくありません。

 

シンプルな動きであればあるほど間違って覚えると、効果が無いばかりか怪我につながります。

 

特に多いのが、腰が割れていない、股関節を開かず腰を落としてしまっている方です。


膝が前方に倒れてしまい、骨盤が後ろに寝てしまっているために

股関節がまったく使えていない状態です。

 

このようになってしまうのには、きちんとした訳があり、それらを整える事で正しい身体の使い方を覚えることが出来ます。

正しい腰割りのポイントは、

 

膝と足の指の向きを合わせる

 

膝が爪先を越えない

 

股関節を開く

 

骨盤と背骨を立てる

 

 


決して無理はせず、出来る範囲で行なう事がとても重要ですので

毎日の習慣になるまで、しっかりと正しい姿勢で行なえるように繰り返し取り組みましょう。

捻じれ

身体に不調を感じている方の中に、かなり多くの割合で、身体が捻じれている方がいらっしゃいます。

 

身体の捻じれとは、単に姿勢が悪いとか弯曲しているというものではなく、心が捻じれてしまい、それが身体の捻じれとなって表に現れているのです。

 

では、心が捻じれているとはどのような事でしょう。

 

性格が悪いという事でも、腹黒いという事でもありません。

 

日々の暮らしの中でどうしても解決できない苦しみや、苛立ち、乗り越えられない悲しみ、

 

また個々の考え方の偏りや、こだわりから起こる周囲との摩擦など、

 

それらが蓄積されていくうちに、ストレスで心が潰されそうになります。

 

すると身体が心を守るために、不自然に身体を捻じる事でそのストレスをなんとかやりすごそうとするのです。

 

このような状態が続くうちに身体は捻じられたまま固まってしまい、別の様々な不調を生んでしまいます。

 

ですから、身体の変位はただ姿勢が悪いからとかパソコンを使うからなどの単純なものではなく、その奥に潜むもっと大きな原因に気付き、光を当てる事から始めなくてはなりません。

 

筋肉トレーニング

筋肉をトレーニングする、いわゆる『筋トレ』ですが、

様々な立場の方が、ありとあらゆる方法で紹介されています。

 

玉石混交ですので『これがベスト!』と決めるのは非常に困難ですので、ご自身に合ったものを見つけて頂くしかありません。

 

ちなみに、当院では特別に何か道具を使っては行わず、重力の力を利用し自重のみで身体を整えていきます。

 

重力は偉大な自然の恵みですので、利用しない手はありません。

 

健康を目的にしたトレーニングで必要な事は、自分の身体をしっかりと支える事、それさえ出来れば良いのです。

 

必要以上にあれもこれもと欲張ると、続かないものですし、身体にも負担になってしまいます。

 

そして、これが一番大切なのですが、

 

『続ける事』

 

どんな良いトレーニングであっても3日坊主では意味がありません。

 

逆に一見地味なトレーニングでも毎日続ける事で、身体は確実に変わっていきます。

 

当院で、健康のための第一歩を踏み出してみませんか?

 

~綺麗な姿勢のために~⑤


前回から少し日数が空いてしまいましたが、

今回から自宅で出来て、簡単で、しかも効果絶大な運動を紹介していきます。

 

初回は『もも上げ』です。

 

なんだそんな事かと、お思いですか?

 

その通りで、『そんな事』なのです。

 

そんな事を命尽きるその日まで、毎日継続していただきたいのです。

 

このもも上げは単に足踏み運動のように、リズミカルに繰り返すのではありませんし、脚の力で脚を上げているのではなく、大腰筋を意識して使って上げているのです。

 

ポイントは

 

①正しい姿勢を意識する。

 

②大腰筋を使う。

 

③上げ下ろしはゆっくりとしたスピードで行なう。

 

④呼吸を止めず、自然な呼吸で行なう。

 

⑤頑張りすぎてオーバーワークにならないように注意する。

 

 

持ち上げる高さや回数は、ご自身の体力に合わせて工夫しましょう。

 

まずは、2週間続けてみて下さい。

 

正しく行なえていれば、身体が変わっていくのが分かります。

 

問診票

当院では、現在、問診票なるものを使っていません。

 

お電話でのご予約の方のみですが、用紙にお名前とお電話番号をご記入いただき、後はご自由に書いていただいています。

 

(ネット予約の方は予約フォームを使いますので、ご来院後のご記入は不要です) 

 

通常の問診票のように、こちらが聞きたい事に沿ってお書きいただくのではなく、 ご自身が伝えたい事、お困りの事、お悩みの事、どんなことでも構いませんので、自由に、出来る限り詳しくお知らせください。

 

画像の方のように身体の図を書いていただいても構いません。

 

また、ご予約の際にお伝えしているのですが、事前にA4の用紙にご記入いただいた上でご来院されますと、お時間の短縮と、ご自宅でじっくり考えながら細かく書くことが出来るため、伝え漏れなどが少なくなると思いますので、お書きいただいたもののご持参をお勧めしています。

 

ソファーを置いてみました


当院は完全予約制ですので、クライアント様をお待たせする事はないのですが、付き添いの方や、座り方指導の時に使っている木製の腰掛がつらいという方にお座りいただきたく、この度ソファーを設置しました。

 

あくまでも姿勢重視の視点ですので、柔らかでフカフカなタイプではなく、しっかりと弾力のあるタイプです。

 

木製の肘置きと脚が斜めなのが気に入っています。

 

今後は、ご相談、ご見学、指導の際にこのソファーをフル活用してまいります。

 

座り心地や内装との相性など何か気になる点がございましたら、お聞かせください。

 

以前の院内画像と並べてみますと、間違い探しのようで面白いかも知れません。


肥満対策

昨年から姿勢改善とともにご相談の多い肥満対策ですが、

今までの『ダイエット』という概念から、なかなか頭が切り替えられない方が時折見受けられます。

 

内容にかかわらず痩せる事が良い事で、とにもかくにも痩せさせて欲しいとご依頼をされるのですが、そういったご依頼は基本的にはお受けしておりません。

 

当院の肥満に対する考え方を十分にご理解ください。

 

肥満対策は多岐に及びますが、その1つに『食べ方』というものがあります。

 

ー度お試しいただきたいのですが、お食事の際、鏡を前にしてご自分の食事中の口元を観察してみて下さい。

 

ポイントは、キチンと噛み砕いているか、口を開いてクチャクチャ音を立てて食べていないか、どちらかの頬側に食べ物を寄せるような食べ方をしていないか、

 

またどんな表情で食べていますか?

 

出来れば笑顔で食べて頂きたいものです。

 

食べるスピードはいかがですか?

 

早食いになっているようなら、利き手とは逆の手で食べる事をお勧めします。

 

肥満対策には、しっかりと食べる事も重要です。

 

自然で正しい食事は適正体重に、不自然で間違った食事は肥満ややつれにつながります。

 

バランスの良い食事を心掛けましょう。

 

股関節と脳

股関節周りが固まって柔軟性が無くなってくると、元々意識しにくい股関節の存在を、脳がさらに意識しにくくなるので、動きが悪くなり、ますます固まってしまうという悪循環に、はまってしまいます。

 

そして動きの悪い股関節は、脳にとっては無意識のうちにストレスになっているので、そのストレスを感じないようにするための防御反応として、脳の認知機能を低下させるそうです。

 

逆に股関節周りの柔軟性がついてくると動きが良くなり、その影響は股関節だけにとどまらず身体全体に広がり、無意識のうちに活動的になります。

 

それとともに脳の機能も活性化されるため、気分の落ち込みや、高齢者の老化防止にもつながる可能性が考えられます。

 

股関節の柔軟性には、お尻の筋力、弾力性、膝裏の柔らかさ、足首の柔軟性がかかせません。

 

毎日、少しずつでも構いませんので、お手入れしましょう。 

 

平常心を保つ

スポーツでも格闘技でも仕事でも、適度な緊張状態の中でいかにリラックス出来るかが重要です。

 

いざという時に役に立つのは、強い力やテクニックではなく

厳しい状況の中において、平常心を保ち、本来の実力を十分に発揮することが出来る能力です。

 

偏った感情に心が左右されたり、自分の凝り固まった思い込みのため身動きが取れなくなると『気』が上がってしまい、冷静な判断が出来ず残念な結果に終わってしまいます。

 

心を自由に保ち、例え想定外の事態が起きたとしても、その状況に柔軟に対応するためには、常に『気』を下げ、地に足をつけるとともに『なるようにしかならない』という余裕を持つ事です。

 

ぎっくり腰

魔女の一撃とも言われる、身動きが取れなくなるほどの激痛に襲われた事がある方も多いのではないでしょうか。

 

解釈の仕方は様々ですが、当院では心身が、限界を超えた状態へのSOSとして、身体のシステムごと動けなくしてしまう『強制終了』だと考えています。

 

それは、TVにエアコン、冷蔵庫にオーブンレンジ、そしてドライヤーなど電気を使いすぎて、これ以上使ってはいけませんよと、ブレーカーが落ちるような感じです。

 

そして、この時、どんな対応をするのでしょうか?

 

とりあえずブレーカーだけを戻して、同じように使いますか?

 

恐らくは、まずその原因となったものの電源を切ると思います。

 

ぎっくり腰の場合も同様です。

 

「ブレーカーが落ちて不便なんだから、ブレーカーを戻せばいいでしょ」的な対応で良い訳がありません。

 

無理をしている身体を強制的に動けなくして休ませようとしているので、動かそうとすると筋肉が緊張を起こし激痛を与えます。

 

この時に必要なのは『安静』で、ゆっくり呼吸をし日々の生活を振り返り、悲鳴を上げた身体を労わる事に努めるのです。

 

それ以外の事は一切必要ありません。

 

身体の自然な働きにまかせていれば数日で動けるようになるのですが、余計な、不自然な事をすると痛みが増して逆に長引いてしまいます。

 

とにかく寝たきりが一番ですので、断食も良いかも知れません。

 

この間は身体に無理を強いてきた事からいったん離れリセットするのです。

 

使いすぎた電化製品の使用を控えるのと同じです。

 

問題なのは、時折見かける『ぎっくり腰を1発で治します』みたいな治療です。

 

身体の構造から申し上げると、身体の自然なシステムに逆行するような、このような行為はすべきではありません。

 

『患者さんが困っているから助けてあげているんです』

『痛がっている患者さんが楽になるのだからいいじゃないか』

 

とんでもない思い違いです。

 

ぎっくり腰だけに限らず、身体の不調にはそうなってしまった原因が、必ずあります。

 

そんな、原因に目もくれない、とりあえずの対処が本当の意味での『患者さんのため』になるのでしょうか。

 

確かに、ぎっくり腰の場合に仙腸関節を整骨すれば、痛みが取れて動けるようになるかもしれませんが、知らず知らずのうちに身体が限界を超え、安静が必要な方に対し、あえて人工的に動けるようにしてどうするのでしょうか。

 

また、そんな処置はすぐに再発を招きかねませんし、繰り返していくうちに癖になってしまいます。

 

身体が行なう自然な働きにしっかり耳を傾けると、今、何をすべきかがおのずと分かるようになります。

 

歯と健康

口腔の状態は、全身の健康に大きな影響を及ぼします。

 

歯や歯茎を患うと首肩の痛み、頭痛、顔の痛み、不眠、イライラ、食欲不振などを引き起こします。

 

また歯周病は、糖尿病や心臓病など多くの病気を悪化させます。

 

歯磨き時に出血するようであれば歯周疾患の可能性があります。

 

なぜなら健康な歯茎からは出血する事などないからです。

 

歯肉が腫れて出血するようなら歯肉炎にかかっていると思われます。

 

糖尿病の方の65%がかなり進行した歯周病にかかっているそうですが、糖尿病は病気の治癒を遅らせ、また血糖値に異常がある方は細菌に感染する危険性を高めてしまいます。

虫歯や歯周病予防は口腔ケアを怠らない事しかありません。

 

食後はもちろんの事ですが、就寝前にもお手入れした方が良いかと思います。

 

そして、重要なのは数種類のケア用品を使いこなす事です。(画像は上からフロス、歯ブラシ、歯間歯ブラシ、歯間ブラシ)

 

歯ブラシ1本では様々な形状の歯列や歯間には対応できません。

 

大人の歯は1度抜けてしまうと2度と生えてこない事から、失ってからではどうする事もできませんので、歯と歯茎の健康には身体と同様か、それ以上に気をかける必要があるのですが、その重要性に気付いている方は少ないように感じます。

 

身体は食べ物で成り立っていますが、その入り口である口腔、つまり自分の歯でしっかりと噛み砕き、身体に取り込む必要があります。

 

それが出来なくなるという事は、直接不健康につながる事を意味します。

 

『歯と歯茎の健康は、命に直結するほど、本当に大切です』

 

最低でも掲載画像程度のケア用品で日々のお手入れをするように心がけましょう。

イメージの力

身体に不調を感じると病院に行きレントゲンやMRIなど様々な検査で調べられ、何らかの答えをいただきます。

 

『椎間板ヘルニアです』

『ひざの軟骨がすり減っています』

『坐骨神経痛です』

 

その結果、人は無意識に安心してしまうのです。

 

訳の分からないものであれば、不安が増大するのですが、耳にしたことのある、聞いたことのあるフレーズであれば

 

痛み止め、湿布、グルコサミン、ヒアルロン酸などでなんとかなるのではないかと判断してしまうのですが、これは大きな勘違いです。

 

これらの診断は詰まる所『原因は分かりません』と言われたと理解して良いと思われます。

 

例えば、腰の痛みの原因の8割は腰が原因ではありません。

 

本人が腰が痛いと感じているだけに過ぎないのです。

 

ですからいっこうに良くなりません。

その時かぎりの処置を繰り返すしかないのです。

 

さらに、悪い事に腰が痛くなると

『自分は椎間板が飛び出て神経を圧迫しているんだ』

 

膝が痛くなると

『膝を曲げ伸ばしすると、骨と骨とがぶつかって痛むんだ』

 

などとイメージする癖がついてしまい、それが定着し治らない仕組みになっています。

 

病院めぐりが習慣になっている人はほとんどがこのパターンに

はまっているのです。

 

イメージは自己暗示につながりどんどん治らない身体になってしまいます。

 

固定観念から思考を切り替えるきっかけが必要なのです。

 

道の道とすべきは、常の道にあらず

人が人として歩んでいくべき理想的な生き方(道)は、

グローバルなどと声高に叫び、成長と拡大を目標に壊れる程に

身を尽くし、弱肉強食の力学で他人を蹴倒し、勝ち組として生き残りふんぞり返る生き方ではないと思っています。

 

地位や名誉や財産が、イコール良い生き方の象徴ではありません。

 

人が人として生まれ、生き続けられるのは、大いなる自然の一部として存在し、自然からたくさんの事を学び、守り守られ深く結びついているからなのです。

 

他人と争い、一歩でも先んじようと魂を削るよりも、自然の偉大な力とともに、ゆっくりと呼吸し、『笑顔』で満ち足りた1日を過ごせるような心をはぐくんでいきたいものです。

内なる声

当院での指導の中で、ほぼすべての方にお勧めしているストレッチポールと腰割りですが、継続しているとどちらも自分の身体の歪みやバランスの偏りが自覚出来るようになります。

 

これらは毎日、繰り返し繰り返し行なう事がポイントで

1日や2日行なって何か劇的に変わる訳ではありません。

基本中の基本の動きを正しい姿勢でゆっくりと繰り返す中で

初めて分かってくるものだと思います。

 

そして、この時の『気付き』という事が、とても大切なのです。

 

またその時の心模様により、うまく出来る日があったり、どうもうまくいかない日があったりと、心と身体の連動を感じられるようになるなど、自分との対話が徐々に出来る様になります。

 

とにかくこの『内なる声を聴く』という繊細な感覚を手に入れられれば、身体は驚くほど変わっていきます。

 

身体が変わっていくと、楽しくなってますます身体に意識を向ける事が出来るようになり、更に健康になっていくという良い循環になります。

 

食いしん坊

昔から健康のために『腹八分』が良いとされていますが、

今日(こんにち)の運動習慣の不足や、栄養分が少なく高カロリーの食習慣を考えると、『腹六分』で十分かと思います。

 

少し物足りない、まだ入るという位で終了するのです。

 

現代人は食べ過ぎです。

 

肥満は勿論、体調不良や疲労感の原因として『食べ過ぎ』が挙げられる事が少なくありません。

 

食べた物を身体が処理するには大変な労力がかかります。

 

ですのでバランスの良い、質の高い食事を腹六分摂り、残ったエネルギーを健康になるためのパワーとして有効に利用すれば

余分な脂肪が溜まる心配もなくなり、身体も軽くなり、肩こりや腰痛や膝痛にも効果が期待できるというものです。

姿勢と呼吸の関係

良い姿勢を維持するためには、いくつかの要素が必要なのですが

 

その1つが『呼吸』です。

 

一見、関係が無いように感じますがとても重要なのです。

 

身体は連動しています。

 

身体の動きに不要な物はありません。

 

深い呼吸は身体を緊張させることなく、それでいてしっかりと身体を内側から支える事が出来ます。

 

つまり意識で身体を固定するのではなく、呼吸で身体を固定する感覚が身についてくると、姿勢と呼吸が一体化し無意識の状態で、自然のままに姿勢が整い、楽に正しく安定します。

 

浅い呼吸の方はその浅い呼吸なりの姿勢しか作れないので、整え保つ事が大変難しいのです。

 

当院でもこの呼吸指導はとても重視していますので、健康の基礎としてしっかりと時間をとって行なうようにしています。

 

呼吸はその字の通り『呼』が先で『吸』は後です。

 

まずは、すべての息を吐き切る事。しかしこの動作は、日常では行われないので意外と難しいとおっしゃる方が多いです。

 

そしてすべて吐き切ったら今度は、新鮮な空気を体中に行きわたらせるかのごとく吸い込みます。

 

これを繰り返していくうちに自然と姿勢が整い、身体を歪めていた不自然な力みが取れ、どんどん身体が軽く、楽になっていきます。

 

新年明けましておめでとうございます

昨年は、多くの方々に大変お世話になり、御礼申し上げます。

 

また当院をご利用いただきましたクライアント様におかれましても、

心から感謝申し上げます。

 

 

2013年、新年の誓いは

 

もっと自然体で、もっと率直で、もっと柔らかく生きていく事。

 

流れにまかせつつも、ブレない軸をしっかりと持つ事。

 

こんなありふれた事にこそ大切なものがあるのではないかと

思いますので、1年間継続していけるように心がけます。

 

整体 姿勢屋が皆様の健康と幸せに少しでもお役にたてますよう

取り組んでいくとともに、何か新しい事にもチャレンジして、早くお知らせ出来るように努めてまいります。

 

本年もどうか宜しくお願い申し上げます。