お尻の筋肉を鍛える事は見た目だけではなく、身体の老化や運動能力に直結するため是非毎日の習慣にして下さい。
仰向けに寝て、片方の膝を立てます。
ゆっくりと呼吸をし、リラックスします。
お尻の筋肉に集中し、緊張させながら持ち上げます。
集中さえ出来ていれば少し浮かす程度でも構いません。
無理をして上げようとすると腰や背中の筋肉を使ってしまい、目的の効果が得られません。
肩甲骨が一緒に上がってしまわないように注意しましょう。
まずはこの位のレベルからで十分です。
やり続ける事が当面の目標です。
当院の運動指導は、健康のために無理なく続けて頂くために、ご自宅でも簡単に出来るような運動を取り入れています。
クライアント様の性格に合わせて組み合わせたり、必要に応じてバランスを見ながら徐々に増やしたり、または減らしたりと工夫しています。
ですので、不調の箇所により行なう運動が違っていたり、共通する動きがあったりとバラエティに富んでいますが、レベル的にはこれらのような運動がメインになっています。
特に重点を置いているのは肩甲骨回りと股関節周りです。
この部分が使えるようになると、身体は本当に軽くなりますので、徹底して行なうようにしています。
決して、こんなポーズや運動を指導している訳ではございません。
歩いてますか?
何かのついでに歩くのではなく、
歩く事を目的として歩く事がとても大切です。
人の身体は2本の足で自分の体をしっかりと支え歩く事が出来る構造になっています。
それが出来なくなる、または偏ってしまうという事になれば生活の質自体が極端に下がってしまい、様々な不調の原因にも繋がります。
健康の基本は歩く事ですが、ただ歩けば良いという訳ではありません。
バランス良く、颯爽と、きびきびと歩く事、
そして足にフィットした、身体に良い靴を履いて歩く事、
健康のための運動は色々とありますが、何よりも優先して
この『歩く』という健康法を実践していただければ
今よりも確実に健康になれるでしょう。
また、糖尿病の方では、毎日30分程度歩く方はほとんど歩かない方と比べると死亡する危険性がほぼ半分だそうです。
歩く事は、食事療法や薬に比べ軽視されがちですが、効果は年齢や性別、過去の運動歴に関係なく現れます。
単に肥満や血糖値やコレステロール値の改善以外に、心理的ストレスの改善にも大きな効果が考えられているとともに、心筋梗塞や脳卒中などのリスク低下にも影響を与えるのです。
無理をしない程度で結構ですので、姿勢よく歩く習慣を付けましょう。
大気汚染が深刻な中国からの飛来が社会問題化している微小粒子状物質PM2.5は、タバコの煙にも含まれているそうです。
PM2.5は車の排ガスや工場のばい煙などに含まれ、呼吸器系疾患を引き起こすとされています。
ニュースなどで、中国の都市が汚染物質のせいで霧のように曇っている光景を目にしたことはありませんか?
健康被害が深刻で専用マスクでないと防ぐのが難しいとの事ですが、日本でも同じレベルの場所があるそうです。
それは『喫煙可能な店舗や場所』で、北京市の汚染度と同レベルの劣悪な環境になっています。
もしも、それが飲食店だったらと考えると、食欲も無くなりそうですし、お子様連れで入るなどもっての外だと気付いていただきたいです。
喫煙をされる方が、喫煙の権利を主張する事があり、それは当然認められる権利だと思いますが、嫌煙者、非喫煙者、子供の『タバコの煙を吸わない権利』も同時に認められる権利です。
ですから、薬物を摂取するのであればご自分の喫煙行為が他人の健康に害を与えないようにする『義務』が発生していることを自覚して、行動していただきたいものです。
また、分煙レベルでは防ぐことが出来ないため完全禁煙場所と完全喫煙場所の明確な区分けを早急に整える必要があると思います。
健康にとても効果的な運動として、当院の整体指導の基本として、積極的におすすめしている腰割りですが、ご自宅やお仕事場で行なっているうちに徐々にフォームが崩れ、スクワットのようになり、目的が変わってしまっている方がいらっしゃいます。
スクワット自体は素晴らしい運動なのですが、腰割りとは異なりますので違いを意識して行ないましょう。
簡単に言うとスクワットは主に下半身の筋肉を鍛える運動で、腰割りは股関節の使い方を覚えると言いますか、本来の動きを取り戻す、眠っている感覚を呼び起こすような運動ですので、運動不足の方はもちろん、スポーツをされている方にもパフォーマンスの向上にもってこいの運動です。
また、股関節が使えるようになると、膝痛、腰痛、肩こり、首こりなど日常生活を送る上でよく起こる不調にとても効果があります。
歯磨きの時に毎回行なったり、エレベーターで1人きりになった時に行なったり、何らかのタイミングで気軽に行なう習慣をつけてみましょう。
肥満のご相談で時折話題になる、耳のつぼに何かしらを施すダイエット法ですが、その真偽を尋ねられることがよくあります。
それについてなんとお答えしているかは、こちらを参考にして頂きたいのですが、
人工的に食欲を抑え(真偽は別)、その代用として指定のサプリメントを摂取することを強制するような方法であるのであれば
『一生、耳に何かを貼り続け、それらのサプリメントを摂り続けるおつもりですか?』と逆にお聞きするようにしています。
肥満は一部の例外を除いて、『生活習慣の乱れ』がその原因です。
それを整えない限り、本当の意味での健康体重にはなりません。
自分自身を必要以上に甘やかし、正面から見つめず、『何か』や『誰か』に痩せさせてもらおうという他人任せのお考えでは、いつまでたっても改善は出来ません。
ちなみに、お店でカウンセリング中にこのようなカルテが登場するようなら、警戒レベルをマックスにする事をお勧めします。
『あくまでもイメージです...』
①は指定のサプリの管理表のようなもので1日何回何粒摂るかや、
購入月/日を事細かく記載するもので、マルチの要になるものです。
②はカルテです。
③は週に2回の来店時に体重を量り進捗状況を記載するものです。
④は③をグラフ化するもので、食事を減らしてサプリを摂らせれば下がるのが普通ですが、そうとばかりには.....。
これ以上の事は公には記載出来ませんし、メールなどでもお答えしかねますので、お悩みの方は直接ご来院の上、ご相談下さい。
しばらく前からパキラという観葉植物を置いているのですが、ほぼ枯れているのか、風前の灯のような状態で当院にやってきました。
(パキラが自分で来た訳ではありませんが.....)
パキラは生命力が強く、枯れているように見えても、手をかけてあげれば再生すると聞いたことがあったので、しばらく育てていました。
(時々、愉気とかもしてみたり.....)
そうしていると、なんという事でしょう!
3本の枝のうち、2本から芽が出てきたではありませんか!
かなり感激です。
木も人も同じ自然の生き物ですので、手間を惜しまず手をかけてあげると必ず蘇るんです。
このまま順調に大きくなってご神木のようになってくれやしないかと願っています。
花粉症の季節で、鼻水が止まらない時もあるかと思いますが
かみ方には十分に気をつけて下さい。
①両方の鼻を一緒にかむ
②力いっぱいにかむ
③中途半端にかむ
④鼻をすする
これらは間違った噛み方で、鼻からの出血や耳を傷める事につながってしまいます。
また、体外に出そうとしている鼻水を、すする事で体内に留める事は良くありません。
正しい鼻のかみ方は、
①一方の鼻を押さえて、片方ずつ、かむ
②鼻水を押し出すために、しっかり口から息を吸う
③ゆっくり、少しずつ、かむ
④最後まで強くかみすぎない
また、ティッシュを丸めて鼻にねじ込む様な事も、粘膜を痛めてしまう恐れがありますので避けて頂きたい行為です。
出るものは正しく出しましょう。
つらいですが無理に止めるのは良くありません。
朝、昼、夜の一日3食をしっかり食べましょう。
痩せている人、太っている人、不健康な人の原因の1つは、バランスの良い食事を摂っていない事です。
量は摂っていても質が悪かったり、質が良くても量や回数が少なかったりと、何かしらの偏りが見受けられます。
良い食事の基本は『一汁三菜』と云われています。
また、『主食』『主菜』『副菜』を揃える事も重要な事です。
主食とは、炭水化物の供給源となるご飯やパン、穀類などの事なのです。
主菜とは、たんぱく質源になる肉や魚、卵、大豆製品がメインのおかずの事です。
副菜とは、ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源となる野菜、海藻、きのこ類、いも類のおかずの事です。
これらを意識して、ご自身の今と未来の健康のための食事を摂るようにして下さい。
外食の多い方や日々忙しくされている方でもちょっとした気使いをするだけで随分とその内容が変わっていきます。
画像のような典型的な健康優良食ではなくても、構いません。
何でも完璧にやろうとすると続かないからです。
何か1品付けるとか、小鉢や付き出しのようなおかずを選んでメニューを考えるとか、方法はいくらでもあります。
要はご本人がやる気になるかならないかです。
決して無理をしなくて良いのです。出来る範囲で実践しましょう。
こちらに食事メニューを掲載していますので、参考にしてみて下さい。
健康のためには食事は本当に大切なのです。
色々な健康法がありますが、最も手軽で習慣にしやすい事の1つが入浴です。
最近ではシャワーだけで済ます方も多いのですが、これは入浴を『汚れを落とす』という行為として捉えているに過ぎません。
本来、入浴には自律神経のバランスを整えたり、疲れを癒したり、血流を良くして筋肉の疲労を除去する効果があり、健康法として意識し日々の生活に取り入れると、心身共に今よりもさらに健康的に過ごすことが出来るようになります。
そのためには一定の時間、『湯船に浸かる』事が必要です。
時折、湯船に浸かると『のぼせるから浸からない』とおっしゃる方がいらっしゃいますが、それはご自身の体質と入浴方法が合っていないだけなのです。
古くから日本人には湯船に浸かるという文化があり、DNAにも組み込まれているはずですので、
「のぼせるから湯船には浸からない」という事を前提にするのではなく、健康のために「どのように工夫すれば湯船に浸かる事が出来るのか」というように、物事を違った角度から考える努力をしてみましょう。
バスチェアーを湯船に沈めそれに腰を掛け、腰までの入浴をしたり、半身浴をしたり、湯船に入る時間を短くし何度か繰り返すようにしたりするなど方法は色々あると思いますので、是非ご自身に合った方法を見つけ出して頂きたいと思います。
姿勢の悪さや身体の衰えの理由として、『足腰の衰え』がよく言われます。
もちろん太ももやふくらはぎを鍛える事も重要なのですが、それよりも更に重要な大きな筋肉があります。
それはお尻の筋肉です。
お尻の筋肉の衰えは見た目の悪さにも直結しますが、
立つ、歩く、座るなどの姿勢の崩れにも大きく影響を及ぼします。
もちろんこのシリーズでも頻繁に出てくる大腰筋や骨盤底筋群のような『奥の方』の筋肉のゆるみも防ぎ、鍛える必要がありますが、同時に外側の筋肉を整える必要もあるのです。
特に腰痛や膝痛の方はお尻の筋肉を鍛える事で負担を減らし、楽に動ける身体を目指しましょう。
効率的に行なうには、以前ご紹介しました『パピーポジション』とセットにして行なう習慣を付ける事が良いと思います。
うつぶせのまま、ただ脚を上げ下ろしするだけの運動ですが、
効かせたいのはお尻の筋肉だけですので、肩、背中、腰、脚には力を入れずリラックスした状態を維持したまま、ゆっくりの呼吸と動きを繰り返して下さい。
ここでも、『痛い』『不快』に感じるようならすぐに中止しましょう。
無理をせず少ない回数から始め、何よりも『継続する事』を目標にして下さい。
どんな座り方が楽ですか?
車、電車、食事、カフェ、仕事、学校など色々な場面で『座る』とは思いますが、 座り方1つで身体は不調になったり、元気になったりします。
『姿勢の重要性~正しく座る~』に詳しく書いているように、坐骨で座りその上に脊椎を積み重ねていく座り方が本来、1番楽なのですが、
画像のような座り方をしている方が非常に多く、またこの姿勢が楽だと感じているようなのですが、腰、背中、肩、首に至るまで甚大な影響が出てしまいます。
デジタル中毒の人などは、この姿勢のまま何時間も過ごしてしまう事も多いそうです。
どこに一番の原因があるかといいますと、
骨盤が後ろに倒れてしまって腰と背中が丸くなり
胸と腹が圧迫されている所です。
このような姿勢が癖になってしまい内臓が圧迫されると、血流が悪くなりむくみや冷えにつながりますし、呼吸が浅くなるので疲労の回復が遅くなります。
腰から背中への筋肉が 引っ張られる事で筋肉はますます疲労し、後頭部に至るまで影響が出てしまいます。
改善のポイントは『背もたれ』を使わない、
そして、食事中や勉強中によくみかける『肘をつく姿勢』をしない、
この2点に注意して日々の座り方に気を付けましょう。
ちゃんと座れるようになると、身体の不調がずいぶん楽になります。
『これは良い』『あれは悪い』など自分の主義主張、価値観ばかりを優先し、強引に押し通そうとしたり、
地位、名誉、財産が当人の人間的価値を決めていると思い違いをして、そういう人に対しては媚びへつらい、そうでない人には横柄な態度で接したり、
また自分をそういう部類の人間になろうと、どうすれば出世できるか、金持ちになれるか、人から賞賛を得られるかなどに囚われ心が歪んでしまったりと、
あれもこれもと欲ばっているとロクなことはありません。
そんなつまらない事に執着せず、心を開放し、今の自分を肯定も否定もせずにありのままに受け入れれば、心を空っぽにする事が出来ます。
そうすると、不思議と心の重荷になっていたものや苦しみが消えて無くなってしまい、安らいだ静かな心で過ごすことが出来るのです。
お医者さんが大好きな方、お薬が大好きな方がいらっしゃいます。
ちょっとした事でもすぐに医者にかかり、薬を処方してもらい飲み続けます。
その事で安心し状態が良くなり寛解するのであれば良いのですが
あれもこれもと次から次へと薬を処方され気が付けば何種類もの薬を合わせて飲まないと体調が悪くなるという不安から、薬が手放せなくなるのです。
例えば、高血圧2種類、高脂血症1種類、血栓1種類、こむらがえり1種類、肩凝り2種類、排尿障害1種類、胃痛1種類、睡眠不足2種類など合計10種類以上のお薬を飲んでいるという方がいらっしゃいますが、こうなるともう何がどう効果があり、何が良くないのか判断が付きません。
しかも薬は時には悪さもします。
薬を飲んでいるにもかかわらず常に体調が悪いのです。
逆の言い方をすると薬を飲む事で体調が悪くなっているのかもしれません。
どんな薬でも健康に害を及ぼす副作用がまったく無い訳ではありませんので、複数の薬を飲む際には必ず担当医に相談してから飲むようにしましょう。
それ以上に、出来る限り医者に頼らない、薬に頼らない体調管理に努めましょう。
こちらを参考にして頂くと、どうすれば健康に過ごせるかの大枠がつかめます。
お身体の不調のお悩みの中で、比較的多いのは
肩凝り首凝りで、頭痛、腰痛、脚のむくみやだるさが続きます。
そしてその原因を自己分析していただくと 、ほとんどの方は
『パソコンを使う仕事だから』
『一日中車に乗っているから』
『立ち仕事だから』
『歳だから』
などのお答えが返ってきます。
そして、対処方法を尋ねると
『週一でマッサージに通ってる』
『治療院で電気と、湿布を貼っている』
『痛くなったらとりあえず薬を飲む』
などのお答えが返ってきます。
経験上、これらのお答えをされる方の何割かの方は何をしても良くなりません。
なぜでしょう?
それは、ご自分のお体の不調の原因は、自分以外の何かにあって自分はその被害に遭っているという『被害者意識』が深層心理に働いてしまっているからです。
この忙しい仕事のせいで体調が悪いんだ。
ヒールを履くから脚がむくむんだ。
パソコンの画面を見るせいで目が疲れるんだ。
歳だから身体が衰えるんだ。
ご自分の管理者は自分自身であるという自然の大原則から大きく外れ、何かによって悪くさせられていると考えている以上、身体は良くなりません。
これは対処方法も同じ事なのですが、誰かに何かをしてもらう、何かを使って楽になろうという考え方では 回復もままなりません。
同じ姿勢や立ちっぱなしが身体に悪いと分かっているのなら、
その中で自分には何が出来るのか、
定期的に席を立ち少し身体を動かす努力、
トイレ休憩を増やしたり座席の角度や位置を変える努力、
しゃがんだりスクワットをしたり靴を変えたりする努力、
モニターから目を離し、休ませ温めたりする努力、
筋肉を鍛えたり、食べ物の質を高めたりする努力、
これらの『努力不足』がお身体の不調の本当の原因なのだと
理解出来なければ、いつまでも何かのせいにしてしまい、
大切なご自身のお身体がますます悲鳴を上げていく事になります。
それこそ『無駄な努力』を延々と続けていくことにつながってしまいます。
健康にするのも自分! 不健康にするのも自分!
こういう気持ちを持ち続けていただきたいものです。
呼吸は人が生きていく上で最も大切な運動です。
生まれて最初にする事は大きな産声をあげて呼吸を始める事ですが、ただ単に酸素を摂り込む作業ではありません。
身体の各部分の筋肉を働かせる役目も合わせて行なっています。
例えば腹筋は呼吸筋ですので、いかに呼吸を深くするかにより変化します。
しばらく前からメディアに取り上げられているロングブレス...などはまさにこの呼吸の特性を生かした良い運動だと思います。
(その後の...ダイエットという文言はいかにも商業的に感じてしまいますが。)
この呼吸を日々の運動習慣にして頂きたいのです。
日常の呼吸ではなく『意識した深い呼吸』の連続をエクササイズとして取り入れ、腹筋およびその周辺の関連筋を鍛えれば、衰えた体幹を回復させられるとともに、1日の終わりにその日の全てのストレスや疲れを消し去れる程の、集中した深い呼吸を取り入れれば、リラックス、リフレッシュにもなり、明日への活力が湧いてくることでしょう。
膝痛の原因は多岐にわたり、また治療も困難で慢性的な痛みが解消せず動くのが憂鬱になってしまいがちですが、
まったく動かさないと余計に動かせなくなってしまいますので
少しずつでも動かしていきましょう。
しかし単に痛い膝を動かすと症状はどんどん悪化していきますので、十分に注意が必要です。
まずはいつどのようにすると痛むのか、痛みの強さはどの程度なのかを客観的に分析する事から始めます。
辛い痛みがずっと続いていると、意識が集中してしまい、本当の痛みより強く感じてしまいがちです。
赤ちゃんの寝姿は本当に自由でのびのびして、動きが自然です。
そして寝返りを打つ事でドンドン成長していくとともにバランスの良い身体に整っていきます。
赤ちゃんは寝るのが仕事、泣くのが仕事で、その過程において身体を支えるのに必要な筋肉や関節が構築されていきます。
この時点では関節や筋肉の自由度が大きく、綺麗な大の字を作る事も可能なので完全な脱力状態で眠ることが出来ます。
その状態で呼吸をすると、深い呼吸になり体幹の筋肉が徐々に整っていくのですが、成長するとこの態勢で眠る事が出来なくなります。
特に大人になると(最近では身体の柔軟性が低い子供も多いのですが)、関節や筋肉が硬くなり自然な寝返りが出来なくなってきます。
そうなると呼吸が浅くなり、体幹の筋肉が衰え、疲れやすく疲れが取れない身体になってしまいます。
自由に寝返りをうてる寝室を確保できない日本の住宅事情ではありますが、赤ちゃんの動きを真似て、身体を完全に脱力しリラックスしてごろごろする習慣を身に付けることは、身体のみならず、心のリラックスにも繋がりますので、是非とも積極的に取り組んでみて下さい。
なかなか時間が取れないし、あれこれやるのも面倒だという方に、
効率的に大腰筋を鍛えられる『フォワードランジ』のご紹介です。
両手を腰に当て、片脚を軽く上げます。
大きく前方に踏み出し、キックして元に戻します。
踏み出した脚に体重を乗せる事で、踏み出した側の大腰筋が鍛えられると同時に、後方の脚側の大腰筋はストレッチ効果を得ることが出来ます。
これを左右交互に繰り返します。
どの運動にも共通している事ですが、
自分のペースで行なう。
痛みが出るようならすぐに中止する。
これらに気を付け徐々に踏み出す脚を深く曲げ、直角になる位を目安に行ないましょう。
食事の重要性はこのHPでも折に触れて述べていますが、
どうしても忙しい時、要件が立て込んでしまっている時などが
必ずあります。
いつも思い通りに事は運びません。
そんな時は『100点満点』の食事を目指すのではなく、
かと言って諦めて『0点』の食事をする事もありません。
限られた範囲の中で、ご自身の身体にもっとも優しい、
正しい選択は何かをよく考え、『60点』『70点』でも
よいのです。
『0』か『100』か、のような極端な考え方ではなく
どう工夫すれば少しでもバランスを良く出来るのか、
偏り無く多くの食材を摂り込むことが出来るのか、
ちょっとした心掛けの積み重ねが後々のご自身の健康に
大きく影響を及ぼします。
ちなみにこの画像は今日の昼食です。
予想外に立て込んだため、施術と施術の間のわずかな時間に
ご近所のパン屋さんで購入しました。
パン屋さんには魅力的な商品がたくさんあります。
クリームたっぷり、お砂糖たっぷりの美味しそうなパン達が
笑顔を振りまいているので全部買いの衝動に駆られてしまいます。
おやつとして時々食べる程度には何の問題も無いでしょうが、
こと『昼食』として考えるとそうもいきません。
野菜や肉などいかに多品種の食材のパンを選べるかが
ポイントですのでこの2種類にしました。
100点ではないですが、そんなに悪くもありません。
程々です。
何かを続けるには、この『程々』というのが意外と重要なのです。
日々の生活の中で、気を付けていても知らないうちにたまっていくストレス。
放置しておくと、首、肩の凝りや、腰痛などの身体の不調だけではなく、内臓の不調、血流の悪化、イライラ、気持ちの落ち込み、姿勢の悪さに至るまで、心身に良くない影響を様々な形でもたらします。
ですから何かしらの方法で発散させ、身体と心をリフレッシュする事が必要なのです。
山に登ったり、歌を歌ったり、ジムに行ったり、気の合ったご友人と習い事をしたり、愚痴を言い合ったり、読書をしたり、映画を見たり、趣味に没頭したり、旅行に行ったり.........
何が良いかは人によって異なりますので、是非ご自身に合った方法を見つけて頂きたいものです。
ただし、「やけ食い」と「やけ酒」は厳禁です。
何故なら、ゆるむのは一瞬だけで、その後は身体への負担が増し、リフレッシュとは程遠い結果が待っているからです。
お勧めなのは、身体を動かし汗をかいたり、腹の底から声を出したり、笑ったり、感動したり、切なくなって涙を流したり、などを
『思いっきり』する事です。
そうすることで、心身共にリセットされた状態になり、明日への活力になることは間違いないでしょう。
脚や体幹が弱り、姿勢が崩れ、ちゃんと歩けなくなる高齢者をよく見かけますが、どうしてそうなってしまうのでしょう
歳だからだ、とお思いですか?
そうではありません。
もっと以前、ちゃんと歩く事が出来ていた時に、このような未来を予想せず、『自分だけは大丈夫』という根拠のない自信の基に何もしてこなかった事が大きな原因なのです。
そして、何かあった時に、
たとえば少し膝が痛いとか足がだるい
などを感じた時に、湿布や薬を安易に
使うような、とりあえずの対処方法の積み重ねが
徐々に健康をむしばみ、ほとんど段差のない
平坦な道でさえつまずき転んでしまうような
結果につながってしまったのです。
高齢者が転倒すると、転んだだけでは済まない場合が多くあります。
『骨折』です。
しかし本当に怖いのは骨折そのものではありません。
治癒するまでのベッドで過ごす時間が、破壊的に筋力を奪い、その後、歩く事はおろか立つ事さえ難しくなるほど衰えてしまいます。
そうなってしまうと寝たきりが常となってしまい、血の巡りが悪くなり免疫力が下がり、肺炎などにかかりやすくなったり、
行動範囲が少なくなる為、食欲が減り咀嚼する力が衰え認知症の恐れが現実のものになります。
しかし、このような状態の人が果たして10年前20年前に、いずれご自身がこのような状態になるかもしれない、だから動く事が出来ている今のうちに、キチンと身体をケアし、筋肉の衰えを最小限に抑えるための努力をしなければ、と考えていたでしょうか?
もしもそのように考えられていたのなら、もっと違った、健康的な人生を歩めていたはずなのです。
健康を、失ってから取り戻す事は大変な困難を伴います。
ですから健康なうちに維持向上を心掛け、日々の生活をしっかりと整える必要があるのです。
高血圧の約90%は本態性高血圧と呼ばれる原因がはっきりとしないものです。
もっとも大きな要因の1つは遺伝的要因で、家族の中に高血圧の人がいる場合が多く遺伝子が関係しています。
また、加齢による血管老化の要因も大きく、個人差はありますが血管が動脈硬化を起こしてしまい、血圧が高くなります。
生活習慣が原因の場合は、塩分、たばこ、酒、ストレスなどが影響し血管を詰まらせるものです。
これとは別に、残りの約10%は二次性高血圧という、4つの原因からなるものもあります。
①腎臓に異常がある『腎性高血圧』
②腎臓の血管に異常がある『腎血管性高血圧』
③ホルモンの異常から起こる『内分泌性高血圧』
④大動脈や大動脈弁の異常から起こる『大血管疾患による高血圧』
これらは専門医にかかり、適切な対処が必要になります。
降圧剤の使用を否定するつもりはありませんが、その使用により下がった血圧は薬の力で下げられただけで、ご本人の身体の中に存在する根本的な原因の解決になった訳ではない、という事を忘れないようにして頂きたいものです。
高血圧の予防、対処には『生活習慣を整える』という事が
何よりも優先されるべき事なのです。
腰やお尻周りの筋肉が衰え、たるんでくると、見た目や姿勢や健康にまで良くない影響が出てきます。
こちらを参考にして下さい。
骨盤周り、お尻周りの筋肉の強化に効果的で、とても簡単な運動のご紹介です。
動きはとにかくゆっくりで、イメージとしては入浴中に湯船の中で動かしても、水面が大きく乱れない程度のスピードです。
直立姿勢からスタートし、出来るだけ脚を真っ直ぐに伸ばした状態で
①前②後ろ③横④斜め前に振出し、戻します。
①~④を連続して行なうのではなく、①の動作を何回か繰り返し、しばらく休めて②の動作を行なうというように、1つ1つを正確に行なうようにします。
脚の力で動かすのではなく、もっと奥の方、身体の中心を意識しながら脚を振り出すと効果がグンと上がります。
注意ポイントがいくつかあるのですが、
気付かないうちに肩に力が入ってしまいがちですので、力を抜く事。
ゆっくりと呼吸をする事。
片足立ちが困難な方は、壁に手を当てるなど身体を支えながら行なう事。
痛みが出る場合はすぐに中止する事。
これらの事に気を付けながら、無理のないペースで行なってみて下さい。
人間が二足歩行を手に入れ、自由に歩けるようになったのは、骨盤の進化のおかげなのですが、その分負担も大きくトラブルも多く発生しますし、骨盤が原因で起こる様々な悩みにも見舞われてしまいます。
大腰筋や腸骨筋などと同じく、身体の重要な筋群として欠かせないのですが、詳しい構造などはあまり必要としません。
しいて言うならハンモックのようなイメージで付いています。
この骨盤底筋群が衰えると、高齢者や、女性の出産後の頻尿、尿漏れ、男性の前立腺肥大の原因になります。
また、体幹の基礎となる部分ですので、まずはこの骨盤底筋群を鍛える事がコアトレーニングの始まりとなります。
ポイントは『肛門を緊張させたり弛緩させたりする』事です。
動作自体は単純なのですが、普段特に意識をしにくい部分でもある事から使い方が難しいと言われる方が多くいらっしゃいます。
特にお尻の筋肉と肛門の筋肉の使い分けが出来ない方、緊張を持続出来ない方は、骨盤底筋群が衰えている可能性が高いですので、しっかりと練習を積んでいただきます。
この部分が使えるようになると、自然と良い姿勢が維持できるようになります。
身体を支えるコア、その中でも最も中心になる部分ですので、これ抜きに姿勢改善はあり得ません。
節分の時の掛け声と言えば「福は内、鬼は外」が定番ですが、
他にも色々あるそうです。
「福は内、鬼も内」
鬼をあえて内に置き、人間の弱い心を戒(いまし)めてもらうような役目を鬼に与えているのです。
「鬼は内、福は外」
悪い鬼は神社の本殿に閉じ込め、福は神社の外の皆さんへ広く分け与えるという考え方です。
「福は内、鬼は内、悪魔は外」
鬼は神の使いで、人の悪行は人に憑いた悪魔のせいという考えから、追い払われるのは鬼ではなく、悪魔であるということです。
このように同じ行事でも、考え方、見方、道理が違うと中身も変わるのです。
これは何事においても言える事かもしれませんが、
『これはこうだからこうなんだ』
『ずっとこうだからこうしなければならない』
『みんなこうだからこうすべきだ』と、
頑なに固執する考え方が必要な事もあるかもしれませんが、
出来るだけ頭を柔らかくして、色々な考え方に耳を傾けたり
自分の価値観とは違う意見に興味を持ったりする事も、人間の幅を広げるためには必要なのかもしれません。
自律訓練法の習得の第一歩は『環境作り』です。
練習を行なうために適した環境を作る事から始めます。
それは、家具を動かしたり、特別なところに赴き行なうのではなく、眠りの延長線上にある自律訓練法ですから、『眠り』に都合の良い環境を作るという意味です。
暑すぎたり寒すぎたり、うるさすぎたりする場所は適しません。
眼鏡をはずしたり、腕時計を外したり、ゆったりとした服を着たりなど身体のリラックスを妨げそうなものは極力避けます。
そして自然で楽な姿勢を取り、ゆったりとした呼吸を数回行えば、それだけで気持ちの落ち着きが得られ、スムーズに進めていく事が出来ます。
うまく集中出来ないという方は、まず、この環境作りから見直してみて下さい。
本当に才能や英知を身に付けている人は、その力をギラギラと見せつける事などしないものです。
人の話に耳を傾け、人の長所を褒め、喜びを分かち合う。
自分だけは人とは違う、特別な存在だとばかりに異彩を放つ事に気を高ぶらせ、賞賛を得る事に必死になるような生き方は、自然の流れから考えると、むなしい限りです。
自分の主張だけを押し通そうとせず、周りの状況に流されながら、その中で、無理のない生き方を選んでみるのも良いのではないでしょうか。
時には謙遜という舟に揺られながら、肩の力を抜いて、気楽に流されてみましょう。