お腹を引き締める

運動指導のご依頼の中で、比較的多いのは「お腹をひっこめたい」「たるんだお腹を何とかしたい」という事なのですが、

 

「では、何をすればお腹が引き締まるとお考えですか?」とお尋ねすると、ほとんどの方が「腹筋運動!」と答えられます。

 

もちろん腹筋を鍛える事は必要なのですが、それはいくつもある方法の中の一部に過ぎませんし、優先順位もそれほど上位ではありません。

 

年齢とともにお腹周りに脂肪がつきやすくなるのを気にされる方が多いと思います。

 

これには有酸素運動で皮下脂肪を、食事制限で内臓脂肪を、減らすことが『まずするべき事』なのです。

 

そして有酸素運動をするために必要な下半身の筋肉が衰えている場合は、怪我の防止や有酸素運動には持久力も必要な事から、この部分の筋肉をつける事から始めます。

 

その上で腹筋を鍛えるのですが、同時に腹筋には一見関係なさそうな反対側の筋肉である、背中側の筋肉も鍛える必要があります。

 

これは拮抗筋と呼ばれ、身体のバラスンを保つのに欠かせません。

 

身体は連動していますので、お腹を引き締める事1つ取ってみてもこのように様々な要素が複雑に絡み合ってきます。

 

だからと言って諦める必要はありません。

 

1つ1つご自身で出来る事から始め、積み重ねていく事で結果としてお腹のたるみが無くなったり、引き締まったりしていきます。

 

時間をかけて変化したものは、時間をかけて元に戻していく。

 

これが自然の流れなのです。

ストレッチポール運動

肩こりや首こりや背中の張りなどの解消のために、肩甲骨周り(胸郭全体)を整えるだけではなく、全身の姿勢の偏り、バランスの悪さを改善するのに、このストレッチポール運動はもっとも効果の高い取り組みだと考えています。

 

もちろん運動は姿勢のポイントである胸郭、股関節の自然な動きを取り戻すことが目的の1つではありますが、それとともにご自身の身体のバランスが整っているのか、そうではないのか、『気付く』ことも重要な目的なのです。

 

この画像の方も、ご自身では左右対称で真っ直ぐ中心に乗っているつもりなのですが、実際は右脚がポールの中心に近く左脚が遠くなる状態でバランスが取れてしまっています。

 

この偏ったバランスのまま運動をしてもどこかに力みが入り効果は思ったほど期待出来ません。

 

ですから、ポール上での様々な動きを学ぶ前に、しっかりと脱力し、どこにも力みがない状態でただ仰向けになる練習をしていただきます。

 

興味深い事に事前にホームページでストレッチポールの効果を理解し、ご来店時に「どんな事をご希望ですか?」とお尋ねをした時にちゃんと

 

「ストレッチポールの指導をお願いしたい」とお答えをされる方と

 

特に何も考えず、「何でもいいから何かして欲しい」というお考えの方とでは、取り組む姿勢やその後の効果に雲泥の差が生じます。

 

指導中、何度もお身体の感覚を確認するのですが、前者では

「ちょっと左のお尻から脚にかけて力が入っています」

「首の後ろ側がすこし固まってる感じがします」

「体が微妙に右側にずれてる気がします」など

身体の内側に目を向けた表現をされるんですが、

 

後者では

「大丈夫です」

「別に」

「分かりません」などとからだの内側に目を向けることなく、質問に対する答えだけを単純にされるケースが多く見受けられます。

 

終了後、身体の感覚を味わっていただくのですが、

「心地いい感覚をしっかり感じて下さいね」と言うと

 

ここでも、しっかり味わう方と、そうでない方に分かれます。

 

ストレッチポールの効果はこの部分が重要なのですが、目的が明確でない方は、ろくに味わうことなくおろそかにしてしまいます。

 

呼吸にしてもストレッチポール運動にしても同様なのですが

『本人の目的意識』が効果の有無を左右します。

 

いくら素晴らしい運動やエクササイズがあったとしても

結局はそれを行なう本人のやる気や意識次第で効果は変わってしまうのです。

 

自律訓練法

自律訓練法の第4段階目に『呼吸調整練習』というパートがあり、

『自然に楽に呼吸している』という公式を繰り返し、呼吸活動に感覚を向けます。

 

鼻先で空気の出入りを感じたり、胸やお腹が呼吸とともに動いていることを感じながら行なうのですが、この呼吸調整練習まで順調にきた方の中に逆に息苦しくなる人がいます。

 

これは自律訓練法の核ともいうべき『受容的な態度』が本質的な所で出来ていなかったという事のあらわれです。

 

全ての公式をマスターするのに重要な事は『意志の力を働かせない』という事です。

 

『気持ちを落ちつけよう』

『右手を重く感じよう』

『自然に呼吸しよう』という意思が働くと身体は無意識に緊張し、筋肉がこわばり、リラックスとは逆の方向に進んでしまいます。

 

呼吸をあるがままに受け入れ、それが自然と楽に深くなるのを待つ気持ちが何よりも大切で、これがマスター出来た方は自律訓練法の本質を習得したと判断して頂いても良いかと思います。

 

つまり呼吸調整は身体の調整法というよりは心の調整法なのです。

 

薬の使い方

西洋、東洋を問わず様々な薬がありますが、薬に頼りすぎるのは良くないとご存知の方も多くいらっしゃると思います。

 

出来る限り薬などを使わず、日々の生活習慣や呼吸を整える事が重要なのですが、時と場合によると思います。

 

『あと2時間で大切な会議が始まる予定なのに頭痛がする』

『どうしても離席出来ない状態にもかかわらずお腹の調子が悪い』

 

そんな緊急時に、睡眠がどうとか、呼吸がどうなどの考えは意味がありません。

 

とりあえずその場しのぎの服用が良いと思います。

 

問題は、これらの事が頻繁に、日常化してしまう事や、薬を飲んで『治った』と勘違いしてしまう事です。

 

治ったのではなく単に収まった、感じなくなっただけの話で、その原因を放置されている方が非常に多いのが現状です。

 

薬は緊急時にのみに使うのが原則です。

 

一部を除いて、何日も何週間も使うものではありません。

 

筋トレ

筋トレの指導をしていますと、時折『ムキムキになるのは嫌なんです!』と言われる方がいらっしゃいますが、当院の筋トレではその心配はご無用です。

 

負荷は自重と重力のみで、過度に筋肉を増強させるような、アスリート並の筋トレを行なっている訳ではありません。

 

また筋肉隆々になるには、筋トレ、運動、食事の管理、サプリメントなど、一般の方が想像もできないようなとてつもない努力を続けて、ようやく手に入れられるようなものなのです。

 

しかもムキムキになる外側の筋肉を鍛えるのではなく、身体の内側の筋肉を鍛える事を目的としているものがほとんどですので、是非安心して継続して下さい。

 

首、肩こり解消法

ストレスや力みが原因で首や肩がこっている場合、要因の1つに『歯当たり』が関係しています。

 

食いしばりや噛み締めなどは勿論ですが、上下の歯が軽く当たっているだけでもその関連する筋肉に緊張が起こり、血流を悪くするため、首こり、肩こり、頭痛などの原因になります。

 

通常、唇が閉じられ、上下の歯が当たっていない状態が自然なのですが、なんらかの力みや癖から無意識のうちに歯も閉じてしまい、接触してしまっているのです。

 

顔、頭、首、肩の筋肉は密接に関係しているため、どこか一部に負担がかかるとあっという間に、カチカチになります。

 

対策は、歯が当たっている事に『気付く事』です。

 

鏡でご自分の舌を見てみましょう。

『歯痕舌』といいますが、舌に歯型が付いていれば、上下の歯が閉じている証拠です。

 

方法は、ご自宅にいる事が多い方は、目につきやすいところ10か所程度に「歯を開く」などと書いた張り紙を貼り、常に意識を歯に向けるという癖をつける事です。

 

職場にいる時間が多い方は、タイマーやアラームをセットし、定期的に確認する癖をつけましょう。

 

特にパソコン画面に向かう事の多い方などは、時間の感覚がつかみにくいため、この方法を是非取り入れて頂き、『歯を開ける』習慣を付けていたければ、劇的に弛んでいきます。

 

首や肩がこったからといって、マッサージなど無駄な出費をする前に、上下の歯を当てないという1円もかからない解消法を試してみてはいかがですか?

 

痛み

人が痛みを感じている時に活動する脳は、感覚をつかさどる部位だけではありません。

 

「痛み」という感覚には、現在の「つらさ」やこの先の「不安」というマイナスの『情動』をつかさどる部位も一緒に活動しています。

 

つまり、痛みは単に痛覚だけの問題ではなく、心模様によりその強さが変化するのです。

 

心がマイナスに働いている人は常に痛みとともにあります。

常にどこかが痛む、今日はここが、昨日はそこがというように痛みが常に付きまとうような状態の方は、1度ご自身の心の在り方、使い方に目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

今まで気づかなかったマイナスの心がどこかにあり、それが痛みの原因なのかもしれません。

 

何をしても、いつまでたっても良くならない腰痛、膝痛、首痛の原因がその部位ではなく、全く違う事であるとするならば、別のアプローチを考えなければなりません。

 

はじまりの時

暖かくなったり、雪が降ったり、暴風雨になったかと思うとまた暖かくなったりと目まぐるしく変化する天気で、身体の調子を崩している方がいらっしゃいますが、身体は着実に動き始めています。

 

冬の間、溜め込んでいた様々なものを解放し、硬くしていた身体は季節の変化に伴って弛み、動きやすくなってきます。

 

この時期は骨盤や背骨が自然に動きだし身体を整えようとしますので、無理なく身体を動かし、関節や筋肉に適度に刺激を与えると、ますます活性して健やかに過ごすことにつながります。

 

逆に、この時期に身体の自然な動きを阻害するような怠惰な生活を送ってしまうと、冬の固まった体がそのまま変化せず、新しい季節に適応出来ないために、あちらこちらに不具合が生じてしまいます。

 

身体の構造上、骨格と内臓は連動していますので、骨格に不調をきたすと肝臓や腎臓や心臓など、主要な臓器の自然な働きが十分に出来なくなり、解毒や排泄という健康に直結するような事に支障をきたします。

 

そうなると、肩こりや腰痛は勿論のこと、疲労感がいつまでも取れなかったり、むくんだり、便通具合が悪くなったりしてしまいます。

 

厳しい夏を乗り越えるには、この時期の過ごし方、身体の扱い方がとても大切なのです。

 

そしてそのタイミングは、すでに始まっています。

 

iPS細胞

山中伸弥京都大iPS細胞研究所長
山中伸弥京都大iPS細胞研究所長

よくニュースで『iPS細胞』という名前を耳にし、何だかすごい細胞なんだろうなとは思いますが、どうすごいのかを説明するのは難しいようです。

 

iPS細胞の『作製』でノーベル医学生理学賞を受賞されましたが、理論を作り上げたとか、発見したとかではなく、このシャーレの中でiPS細胞を作ったというのが画期的でした。

 

iPS細胞は『人工多能性幹細胞』の事で、

 

皮膚や血液など、特定の機能を持つまでに成長した細胞に数種類の遺伝子を導入して、受精卵に近い状態に戻した細胞であり

 

ほぼ無限に増殖させることが出来、その培養の条件を変える事で心臓や神経など目的の細胞に変化させることが出来るとの事。

 

ですから、事故や病気で機能を失った部分を修復する再生医療や薬の開発への応用が期待されています。

 

しかし実用レベルに達するまでには相当程度の年数がかかるとも言われていますので、様々な機関が協力をして、iPS細胞を必要としている人々に少しでも早く利用が出来るようにしていただきたいものです。

 

胃がん検診(ABC検診)

従来、胃がん検診と言えばまずいバリウムを飲み、胃がパンパンに膨らんでゲップが出そうなのを我慢し、台の上に乗せられグルングルン回されるような過酷なものでしたが、最近では採血により胃がんにかかりやすいかどうかを調べる『ABC検診』という方法があり、簡単で費用が安く効果も高い事から取り入れる自治体が増えています。

 

東京都足立区、目黒区、群馬県高崎市などで先行して行なわれ効果を挙げている事から、兵庫県内では篠山市、養父市では12年から取り入れ、13年度には明石市や三木市も導入されるそうですが、国自体が科学的根拠が不十分との事で導入を推奨していないため、拡大のペースが遅いのが現状です。

 

しかし、事業費が安く、効果も実証されている事から今後導入を進める自治体が増えてくるものと思っています。

 

それにより検診を受ける人が増えれば増える程、早期発見の可能性、ひいてはがんからの生還を果たせる人が1人でも増える事を願っています。

~綺麗な姿勢のために~⑬

腰痛対策の運動としてよく目にする形ですが、身体の力の抜き方、呼吸の仕方により効果が大きく変わりますので、正しいやり方をマスターして身体を整えましょう。

仰向けになり全身脱力でしばらく深い呼吸を繰り返します。

 

膝を90度程度に曲げ、リラックスします。


息を吐き切ってお腹をぺったんこにした状態からゆっくりと骨盤を持ち上げ身体が直線になる所で保持します。

 

呼吸は止めることなく、自然に深く繰り返します。


首、肩、腕に力を入れないように注意して骨盤周りの奥の方を意識しながら、ゆっくりと元の位置に戻していきます。

 

身体の軸が鍛えられますので、腰痛のみならず姿勢全体に良い影響がありますので、1日に1回でもいいです。 

 

まず始めてみましょう。 

 

依存性薬物の恐ろしさ⑦

健康に不安を感じている方、すでにどこかに不調を感じている方の中に、たばこを吸われる方が多くいらっしゃいます。

 

「からだがむくむんです」

「からだがだるいんです」

「手足が冷えるんです」

「ずっと便秘なんです」

「肩がこるんです」

「全然痩せられないんです」

 

たばこが身体に悪いという事は分かってはいるのですが、止めるのはとても難しいものです。

 

たばこは依存性の薬物です。

含まれる成分が脳を麻痺させるからで、本人の意思をものともせず喫煙行動を起こさせることが出来るのです。

 

しかも喫煙者本人に「美味しい」「うまい」という満足感を与え、脳が『快』と判断するような誤作動も起こさせます。

 

脳は複雑でもあり単純でもある構造ですから、1度習慣づいてしまうと改善は困難を極めます。

 

しばらく禁煙を継続できても、再喫煙率は非常に高く完全卒煙できる人は限られます。

 

喫煙には『ストレス』が大きく関わっています。

 

許容範囲を越えたストレスのはけ口の1つとして喫煙習慣が付いてしまったり、再喫煙のきっかけになったりする事が多く、逆に考えると、ストレスコントロールを上手に出来れば解決への道筋は見えてきます。

 

いつ、どんな時に吸いたくなるのかを記録していく事で、喫煙を管理しながら、喫煙とストレスの関連を明らかにしていくという方法もありますのでお気軽にご相談ください。

 

それ物芸芸(うんうん)たるもおのおのその根に復帰す

『芸芸(うんうん)』とは、雲が次々と湧き出る様子の事で、

『根』とは自分の中にある自然のエネルギー、生命の源の事を指しています。

 

日々の暮らしの中で、

 

「どうしたらいいのか分からない」

「思い通りにならない」

「これでいいのだろうか」

「人より劣っているのではないか」

「自分の選択は間違っているのではないか」

 

様々な不安や、それに伴うイライラした気持ちが雲のように次から次へと湧き上がってくる時があります。

 

そんな時はご自分の中にある命の源を心静かに見つめてみましょう。

 

人間の中にあるエネルギーとは呼吸です。

 

呼吸は自然とつながる大切な要素です。

 

呼吸に意識を向ける事は、気付かなかった本当の想いや、それほど重要ではない事に固執していた心の偏りを発見出来たり、肩の力を抜いて過ごすことにつながります。

 

今までの辛さ、苦しさが少しでも軽くなれば幸いです。

 

姿勢の基本

HPをご覧になって、特に骨盤周りの事にご興味がありご来院いただいたクライアント様ですが、姿勢と骨盤底筋群のお話をしたところ、そこを鍛えて姿勢を整えたいとのご依頼で、まずは肛門周りの筋肉の使い方、鍛え方を覚えて頂きました。

 

肛門周りの筋肉は人の身体の中で一番我慢強い部分です。

 

ちょっとやそっとでは崩れないのですが、加齢や運動不足から徐々に衰えてしまうと、骨盤周りのバランスが崩れ様々な不調を引き起こしますので、ここを整えることは、姿勢を、健康を支える大きなポイントなのです。

 

数十分間力を入れたり弛めたりするのですが、見た目まったく動かないので、客観的にみると何をしてるのか分からない不思議なエクササイズです。

 

しかし、『こんなに難しいとは思わなかったけど衰えている事がよく分かった』との事で、毎日続けますとおっしゃっていただきました。

 

何を食べますか?

人の身体、健康は『何を食べるか』で大きく変わっていきます。

 

この先、10年後の自分を作るのは、今の食生活であると言っても過言ではありません。

 

統計によると、今から40年ほど前、1975年頃の食事メニューが最も内臓脂肪が蓄積しにくく糖尿病のリスクが低いという事が分かっています。

 

現代の食事との大きな違いは、

 

たんぱく質や脂質を魚介類や植物から多く摂取している事、

肉類、牛乳(乳製品)が少ない事、

わかめやひじきなどの海藻類が多い事、

 

そして食の欧米化や添加物(加工食品)が増え、健康からどんどんかけ離れた食事に変化し、生活習慣病の一因になっているのです。

 

ココアや納豆など何かこれだけ食べていれば健康を保てる、というような流行に乗っかった食習慣や、栄養補助食品(サプリメント)に依存したりすることなく、日々の生活の中で様々な食材をバランスよく食べる事を心掛け、実践する事が健康の基本なのです。

 

この事なしに本当の健康は手に入りません。

 

身体の不調を感じる方は、まず『食』を整えることから始めてみましょう。

 

問題の根っこ

肩こり、腰痛、背中の張りなどで治療院を訪れた際に

『あ~骨盤が歪んでますね~』

『背骨が歪んでますね~』

『首が歪んでますね~』などと言われる事がよくあると思います。

そして、問題はその後なのですが、

『じゃあ、ちょっと歪みを直しましょう』

バキバキ!ポキポキ!

『ね!痛くないでしょ、これで真っ直ぐになってますよ~』

 

こんな施術が一部では、いまだに行なわれているようです。

 

残念でなりません。

 

身体の不調は『歪みが原因では無い』というのが、当店の考え方です。

 

歪みを起こす身体の使い方、姿勢の悪さが原因であるとの信念で様々な指導を行なっています。

 

ですから、肩が凝っていらっしゃる場合でも、腰が痛いとおっしゃっている場合でも、骨格を矯正するような施術は勿論、その部分をグイグイ揉みほぐすような意味のない事は行ないません。

 

痛くない範囲、無理のない範囲で肩甲骨、股関節を動かし身体全体の活性を目指しますので、まったく触れない事もございます。

 

『何にもしてないのに、肩が凝るのよね~』という方がいらっしゃいますが、そんな方に対して

『じゃ力いっぱい揉んでおきます』で良いと思われますか?

 

まずする事は、何もしない事をやめ、ご自身のお身体をしっかりと動かすという指導をする事だと考えています。

 

確定申告

年に一度のお楽しみ!

 

やってきました神戸税務署。

 

毎年やっているので、めんどくさいとか感じないのですが、今年は色々ありまして最終日になってしまいました。


このドアの前に来るとつい『いざ!出陣!』と心の中でつぶやいてしまいます。

 

月曜日に申請をした人から『激混み』との情報を聞いていたのですが、かなり空いてます。


 

 

出口付近、最後のプリントコーナーもガラ~ンとしていました。

 もしかして、終業式とかのおかげ?かと考えつつ入り口へ.....


 

 申告会場の中では、撮影がNGだったので帰り際、出口から中の様子をチラッと撮らせてもらいました。

 

こんなに少ないのは初めてです。


係の方と世間話をしながら不備が無いか、少しお手伝いいただきながら進めていきます。

 

税務署の方は申告に関しては基本、丁寧で優しいので何のストレスも無く着々と完成に近づいて行きます。


なんと20分程ですべて終了しました。

 

税務署の方に撮っていただきました。

「個人情報の所は指で隠して!」とアドバイスをされたので不自然な持ち方ですが、何故か満面の笑み。


眼精疲労

現代社会では、長時間PCの画面を見たり、携帯端末を凝視する機会が飛躍的に増えてしまい、眼のお疲れを訴えられる方が多くいらっしゃいます。

 

視点の固定化だけではなく、画面の鮮やかさなども眼への強い刺激となって疲れを増幅させています。

 

眼は単に眼球に物が移ってそれが見えているのではなく、その周りの筋肉が働く事により見ることが出来るのです。

 

つまり眼を酷使すると筋肉が疲労し、血の巡りが悪くなりますので、ちょうど肩こりと同じような状況が眼で起こっているようなものなのです。

 

ですので、眼のお疲れは肩凝りを楽にするのと同じ原理で、

『よく動かす』『休ませる』という事を習慣付けるとずいぶん違ってくるものです。

~綺麗な姿勢のために~⑫

座りっぱなしで身体がだるい、腰、背中が張るという方にお勧めの運動です。

 

本来なら一度離席して、屈伸運動や腰割りなどを行なっていただきたいのですが、そんな時間も無いという方にはせめてこれだけでも...という簡単な動きです。

 

単純な動き程、細かいところに気を配れば効果がグンとアップします。

 

これは単に身体を横に倒すのではなく、身体を弓なりに伸ばすことを目的にしています。

 

身体を左に倒すときには、右のお尻に重心を置き、右側の肋骨、脇を広げるような感覚で弧を描くように反らします。

 

大切なのは呼吸で、姿勢を正して肩の力を抜いた状態から

 

まずは呼吸の基本、『吐く』、そして『吸う』。

 

細くゆっくりと吐きながら先ほどの動きを行ないます。

 

左右行なっても1分程度ですので、定期的に行なう習慣を付けましょう。

 

心のケア

『ポスト・トラウマティック・プレイ』

 

これは辛かったことやしんどかった体験を遊びで再現する行為の事で、

交通事故によるトラウマ(心的外傷)を抱える子供がミニカーをぶつける遊びを繰り返すことなどの例が挙げられます。

 

「靴隠し」

 

津波で家や大切な物を失った子供が、靴が無くなったことで「また大切なものを失った、あの時と同じだ」と感じるのですが、わざと見つかるようなところに隠すため、すぐに見つけ嬉しい気持ちになり、友達にもこの『嬉しい気持ち』を味あわせたくて次々に伝染していくのです。

 

「餌やり」

 

学校で飼う金魚やメダカに、水面を覆い尽くすほどの餌を与える子供が増えています。

これは震災で辛い、しんどい思いをした時に誰かに助けてもらった分、今度は自分が弱い生き物を大事にしようとする気持ちの表れだそうです。

 

「ゲーム傾倒」

 

時や場所を選ばず、一心不乱にゲームに没頭する子供が増えています。

そのほとんどが戦闘系のゲームで、震災で傷ついた心が癒されることなく、甘える事も出来ずゲームの世界に逃避する事で心の安定を図っています。

しかし、これでは感情や行動の自己調整が上手に出来なくなる可能性があります。

 

目に見える復旧、復興が遅れているという事はよく耳にしますが、心のケアのように目に見えにくい問題にも、もっとスピーディーに対応する必要があると思います。

 

唾液の大切さ

虫歯の予防には唾液の働きが欠かせません。

 

唾液には殺菌をしたり、歯を侵す酸を薄めたりする働きがあるのですが、睡眠中には出にくくなるので、寝る前の歯磨きはとても大切です。

 

唾液を多く出すには、ガムを噛む(砂糖未使用)、噛み応えのある食品を食べる、などよく噛む事が必要不可欠ですが、現代社会では、柔らかい物、さっと食べられる物がもてはやされる傾向があります。

 

またレモンや梅干しなど酸味のある物、納豆や昆布なども唾液の分泌を促すとされています。

 

最近ではドライマウス(口腔乾燥症)という症状、つまり唾液が十分に出ず、口腔が乾燥する方が増えています。

 

この状態は健康に大きく影響を与えますので早急な対策が必要です。

 

よく噛むこと以外の対策は、舌周りの筋肉を鍛える事で、その方法は舌を前に出し左右上下に動かす。

 

これだけの事です。

 

無理のない程度に口腔を鍛え、唾液の分泌を促しましょう。

 

手湯

手を良く使われる方にお勧めの疲労回復法のご紹介です。

 

主に指、手の疲れに効果があり手軽に出来るので、是非習慣にして頂きたい健康法です。

 

手首まで入る容器に熱めのお湯を入れ手を浸します。

 

すぐに温度が下がるので、熱いお湯を足します。

 

さらに効果的な使い方として、

 

①鎖骨の下を軽く押します。

②脇の下を軽く押します。

③肘の内側を軽く押します。

④手首を回し、グーパ―を繰り返します。

⑤指先から手、腕の順に軽く撫でます。

⑥鎖骨の下まで撫でて終了です。

 

たったこれだけの事を加えるだけで、血流のみならず、リンパの流れも良くなります。

 

湯の温度や、時間、回数などはご自身が『心地いい』と感じられる範囲で行ないます。

 

この『感じとる』感覚が重要なのです。

 

身体の歪み

姿勢の悪さは身体が歪んでいる事を意味します。

 

「一番楽な姿勢で座ってみて下さい」と促すと、たいていの方は骨盤を後傾させて座られます。

 

癖として身についてしまっている健康に良くない座り方です。

 

人の骨格には生理的弯曲というS字のカーブがあり、そのおかげで身体はバランスを保ち、無理なく動くことが出来るのですが、姿勢が悪いとこのカーブの恩恵を受けることが出来ず、身体の至る所に負担がのしかかる事になります。

 

首、肩のこりや腰痛は勿論、腰が丸まりその上に位置する胸郭が圧迫されるため、呼吸は浅くなり、内臓の働きは悪くなります。

 

そうなると、血流が悪化し、身体の老廃物が滞留するために、こりやむくみが慢性化し、また、自律神経のバランスも悪くなり常にイライラしたり体調が悪い状態になってしまいます。

 

歩く事と同様に、座る事は健康にとってとても大切な事なのです。

 

骨盤を立てその上に1個づつ骨を重ね、そして最後に頭をそっと置くような感覚で座ってみましょう。

 

こちらを参考にして下さい。

     健康に良くない座り方
     健康に良くない座り方
     健康に良い座り方
     健康に良い座り方

重は軽の根たり

強い者は弱い者の支えとなる。

 

これは自然のルールです。

 

強いものがどっしりと根を張る事で、幹や枝を支え、葉をつけ、花を咲かせ、実が成るのです。

 

ちょっと力がある、強い、成功した、そんな人がいい気になり土台として支える事を忘れ、弱い者を踏みつけたり虐げたりする事で自然のバランスが壊れてしまいます。

 

強ければ強いほど、賢ければ賢いほど、謙虚で優しくすべての物を守り支える気持ちを持ちたいものです。

 

閉眼片足立ち

しっかり立てない、ふらふらする、転びやすいなど、身体のバランスをとる能力は加齢とともに低下します。

 

この閉眼片足立ちは主に小脳、耳の奥の三半規管の機能が関わっている平衡感覚を鍛えるためのトレーニングに最適です。

 

また重心の動揺を吸収するためには、関節や筋の柔軟性と、大腰筋などの体幹支持のための筋の強さの両方が必要ですので、ストレッチや筋トレを並行して取り入れるとトレーニング効率がさらに向上します。

両手を腰に当て、両目をつぶり片足立ちになります。

 

上げた脚は軸足に触れないようにして、位置は自由です。

 

高さは5~20cmのうちで一番楽な所に設定します。

 

軸足がずれたり、上げた脚が床についた時点で終了とします。

 

体力のない方、高齢の方などは転倒に気をつけて行ないましょう。

 

何秒間持続できるかが判断基準ですので、下記の表をご参照頂き今の状態を把握してみて下さい。

歯周病

歯周病は高い血糖値が続く糖尿病と深く関係していて、合併症の1つと言われています。

 

糖尿病になると、血液の循環が悪化し免疫力が低下し、感染症を起こしやすくなります。

 

口腔では『歯肉炎』を起こしやすく、その炎症物質が血液に入るとインスリンという血糖値を下げるホルモンの働きを悪化させます。

 

これらの流れを考えると、

 

歯周病の予防、治療が糖尿病を改善し、

 

糖尿病の予防、治療が歯周病を改善するという

 

相関関係が浮かび上がってきます。

 

お身体の不調を訴える方の中に、口臭がきつい方を時折お見かけします。

 

恐らく、口腔のお手入れが健康に直結している事をご存知無いのでしょう。

 

口腔は外皮でもあり内臓でもあると考えていますので、口腔ケアは健康の基本です。

 

『食べたら磨く』この当たり前の事を当たり前にするという習慣が何よりも大切になってきます。

 

お子様でしたら親御さんが、大人の方でしたら、ご自分の躾はご自分で行ないましょう。

 

ストレスマウンテン

ストレス、ためていませんか?

 

現代人が抱えるストレスを自らチェック出来るようにと

神戸市が『ストレスマウンテン』というウェブサイトを開設しています。

 

目的は自殺予防で、神戸市の自殺者数は1998年以降、年間300人以上で推移し、2012年も327人が自ら命を絶っています。

 

ストレス要因としては、会社の倒産、収入の減少、配偶者や恋人の死、多忙による心身の過労、家庭内の会話の減少など様々ですが、このストレスマウンテンはストレスの蓄積度を数値化し不調を予測し、ストレスとの向き合い方や対策を考える1つの方法として使う事が出来ると思いますので、1度気軽にチェックしてみてはいかがですか?

 

ストレスマウンテン

 

ストレスは心と身体の不調の最も大きな原因の1つです。

 

たかがストレス、されどストレス。

 

甘く見ず、でも恐れずに向き合い、上手に付き合う術を身に付ける事が大切です。

 

人は誰しもが、望まれて生まれてきますが、一方で自ら望んで生まれてきているのです。

 

その後、どのように生き、どのように逝くか、それは誰にも分かりません。

 

ですが、生まれてきた意味は、自らの手でその命を絶つ事ではないと思っています。

 

どんなことがあっても、誰よりも、ご自身を優しく大切にして下さい。

 

代謝を良くする方法

代謝の悪さは色々な弊害を引き起こします。

 

では。どうすれば良くなるのでしょう?

 

メディアなどでは、『あれを飲めば代謝が〇〇%上がる』や『これだけで代謝がUP!』というような情報を垂れ流していますが、人の身体はそんな単純な構造ではありません。

 

幾つもの要素が重なりあった末の『代謝の悪さ』なのです。

 

代謝は基礎代謝、運動代謝、細胞の代謝に大別することが出来ますが、当店では『これをしたから〇〇代謝が上がる』という考え方ではありません。

 

身体は連動していますので、日常の生活のすべてにおいて整えていく事が結果として代謝を上げ、健康な身体へと変化させていく唯一の方法だとの認識です。

 

ですから、何かしらのサプリメントを飲む事だけで代謝を上げたいとか、ご自身の努力を抜きにして、寝てるだけで代謝を上げるというようなものに頼りたい方には、当院の指導は相容れないと思われます。

 

簡単に言いますと、身体を活性させる事、血流を良くする事、休息睡眠をしっかりとる事、健康的な食事を摂る事

 

まずはこれらの事をしっかりと見直していただきますと、身体が軽くなり、それまでの不調が驚くほど改善されていきます

 

代謝を改善するのに特効薬はありませんが、難しい事でもありません。

 

代謝を改善したい!と、ご自身がどれ程真剣に考えられるか、

それ次第なのです。

 

当院では姿勢、呼吸、運動、ストレッチなど代謝の改善に役立つ整体指導を行なっていますので、代謝が悪いとお悩みの方は是非お越し下さい。 

  

脱力

最近、うまく脱力出来ていますか?

 

大人になると関節が硬くなり可動域がどんどん狭くなる為、自由な姿勢が取りづらくなります。

 

楽なはずの身体を横にする(寝る)姿勢ですら、腰が痛い、首が痛いと辛くなってしまう始末です。

 

しかし、そんな身体構造の変化ばかりが理由ではないようです。

 

成長とともに人は色んな知識や思い込みや苦痛などから、偏りや歪みを起こしたり、無意識のうちに自分を守るため身体を固めてしまい、無防備では、いられなくなってしまいます。

 

ですから、休んだつもりなのに疲れが取れない、寝たのに寝た気がしないなど、心身のリラックスが難しいのです。

 

お身体の不調には姿勢や過労や怠惰やストレスなど、その原因は様々考えられますが、『芯から脱力する』という事が出来るようになればずいぶんと楽に過ごせるでしょう。

 

メタボ健診

厚生労働省からの発表によると40~74歳を対象とした特定健康診査(メタボ健診)の受診率は45%だそうです。

 

メタボリックシンドロームとは、

 

『メタボリック症候群、内臓脂肪症候群、代謝異常症候群』とも呼ばれ、内臓脂肪型肥満に加え『高血糖、高脂血症(脂質異常症)、高血圧』などの生活習慣病が重なった状態の事です。

 

改善することなく放置しておくと脳卒中、心臓病につながる危険な状態です。

 

確かにメタボの基準には賛否両論あり、すべてが正しいと言い切れない部分もありますが、大きなくくりとしてはとても重要な健診だと考えています。

 

問題は、それが正しいかどうかにばかり話題をすり替え、根本の生活習慣病の改善から目を背けようとする意識です。

 

国民医療費全体の1/3は、生活習慣病患者が占めています。

 

メタボ健診を受けられた2360万人のうち、保健指導が必要とされた人は420万人、そのうち指導を受けた人は、たった67万人だそうです。

さらに指導を受けた人で、その後も継続して生活改善を行なっている人の数は、となると考えるだけでも、ぞっとします。

 

つまり自分の生活の悪い習慣を見つめることもせず、義務である健診すら受けることなく好き勝手に暮らし、メタボを指摘されても、われ関せず、その結果、いざ生活習慣病を患えば血税である医療費を使えるだけ使う。

 

このような自分だけは大丈夫、悪くなったら薬を飲めばいい、医者が何とかしてくれる、という意識を根本から改善する必要のある人が本当にたくさんいらっしゃいます。 

 

生活習慣病になると、色々な制約が必要となり生活の質は極端に下がります。

 

「あれもダメ、これもダメ」

 

そうなる前に、運動、食事、睡眠、休息、休養を上手に生活に取り入れ、いつまでも健康で元気に過ごしましょう。

 

睡眠習慣

心と身体を健康に保つためのいくつかの要素の中で、この『睡眠習慣』は1日でもおろそかにすると、身体のリズムが狂いバランスを失ってしまいます。

 

10代20代は平気だったはずの夜更かしや徹夜が、30代に入るとずっしりと身体に堪えるようになってきます。

 

良い睡眠には、夕食から就寝までの過ごし方、自分に合った寝具、適度な照明、音など様々なポイントがありますが、

 

それとは別にとても大切な事があります。

 

それは『決まった時間に起床する事』です。

 

仕事、学校などの日も、休みの日も、また寝る時間が多少ずれようとも毎朝同じ時間に起きて、軽く身体を動かしたり、適度に日光を浴びたりする事で体内時計を整える事が健康に大きな影響を与えます。

 

ですので、休みだからといって夕方まで寝込んだり、だらだら寝ていると余計に身体が疲れたりします。

 

睡眠は、いくら寝ても『寝溜め』が出来ませんし、適切な睡眠時間には個人差がありますので、正しい睡眠時間などありません。

 

毎日規則正しく起きる事、この習慣を付けましょう。