インフルエンザが流行の兆しを見せているようで、早急に対策が必要です。
ウイルスは季節の変わり目が大好きです。
インフルエンザが蔓延するには、いくつかの条件が重なるのですが、一番は、「低温と乾燥」です。
この条件では、ウイルスにとっては長生きできること、人間にとってはのどや鼻の粘膜が弱ってしまう事で感染しやすくなります。
また、これからに時期は何かと外出をする機会が増え、特に混雑する場所では、爆発的に拡散してしまいます。
うがい手洗いの習慣化・ワクチン接種・湿度を60%以上に保つ
その他にも色々な対策がありますが、「体を冷やさない」という事も免疫力・抵抗力にとってとても大切です。
体外的に室温を20~25度に保ったり、首回りや手足を温めることも必要ですが、免疫力の面で考えるとお腹の中を温める事が最も重要です。
腸と免疫は密接に関係していて、いかに腸を活発に、健康に保つかがポイントになりますので、運動・睡眠などの生活習慣はもちろんの事、「腸を温める食材」を多く摂るようにしましょう。
当然、栄養のバランスも考慮しなければなりませんが、かぼちゃ・さつまいも・にんじん・玉ねぎ・鶏肉・生姜・にんにく・・・・・
それ以外にも「菌」などの発酵食品も加えましょう。
納豆・つけもの・味噌・塩麹・ヨーグルト・・・・・
ヨーグルトは、少し温めると乳酸菌の量が増え効果倍増だそうなので「ホットヨーグルト」をお試しください。
インフルエンザ対策に良い腸の働きが欠かせないのです。
痛みは絶対的なモノではなく、意識次第でいくらでも強弱が可能だと考えられます。
例えば、興味のある事を我を忘れて行なっている時には、痛みは全く感じなくなるのですが、それが終わると突然痛みを感じてしまうように、痛みの強さは変わるのです。
また、四六時中、どこが痛いここが痛い、昨日はここが今日はここがと痛い所探しをしていると、痛みはどんどん強く大きく感じるようになります。
逆に痛くない時や姿勢に意識を向けて、その時間を増やしたりしながら、痛みから遠ざかるようにしてみましょう。
何をしても痛いという事が、意外と単なる思い込みからきていて、実際はそれほど心配するほどの事ではない場合もあります。
癖になってしまっている「痛み探し」から、「痛くない探し」に意識を切り替えてみましょう。
脳には、睡眠と覚醒のリズムを司る働きがあり、本来であれば日が昇れば目覚め、日が暮れ夜になると眠りにつくというような自然な行動がとれるのですが、現代のような24時間社会では、そのリズムはどんどん乱れています。
身の回りには強烈な光や音が常にあり、ザワザワ・ガヤガヤと騒々しい時代なのです。
このリズムを体内時計と呼びますが、年齢によって異なります。
10代など若い時期は遅寝遅起きタイプの体内時計のため、朝が辛く、つい夜更かしをしてしまいがちですが、それはそういう体内時計の時期だからです。
逆に高齢になると早寝早起きタイプに変化しますので、朝の4時5時には目が覚め、活動をし始めます。
ですので、徹夜や夜更かしがだんだん辛くなってきたと感じ始めたら、体内時計が変化している時期にさしかかっているんだなと、認識する必要があり、いつまでも無理を続けていると健康へのダメージがより一層大きくなってしまいます。
この体内時計は、運動不足・暴飲暴食・ストレスなどの生活習慣と深く関係していますので、体に不調を感じられる方は、体内時計を正しく働かせるために生活習慣を整えるとともに、適度に太陽の光を浴びましょう。
それによりメラトニンが正常に分泌されるので、自然な睡眠のリズムが得られると考えられます。
そして、出来る限りリラックスをし、心穏やかに過ごしましょう。
睡眠と覚醒は一体ですので、片方が整うともう片方も自然と整います。
しばらく前に理化学研究所が、「卵子の老化」をテーマにした報告をされていましたのでご存知の方も多いかと思いますが、少しご紹介します。
卵子や精子の染色体は23本ずつあり、受精して受精卵になると合計46本になります。
受精しても正常に成長できなかったり、ダウン症などの原因となる卵子の割合が増えたりするのは「卵子の老化というよりも、その元となる卵母細胞の老化が原因である」と説明がされました。
卵母細胞が卵子を作るために分裂する際、卵母細胞と卵子が23本の同じ染色体になる必要があるのに、年齢が上がるにつれ卵子が異常な染色体数になる確率が高まるのだそうです。
正常な数の染色体に分裂するためには、同じ種類の染色体をいったんペアとしてくくる「輪ゴム」のような働きと、ペアとなった染色体を反対側に引っ張る「手」のような働きと、ペアの染色体を切り分ける「ハサミ」のような働きが必要で、特定のたんぱく質が関わっているため、どれが老化で働きにくくなるのかを今後の研究で把握しようとしているそうです。
これらの研究がすぐに何らかの効果を発揮するわけではありませんが、基礎研究として重要であると結んでいました。
自然に過ごす事はとても大切です。
感情を押し殺したり、理性を働かせ過ぎたりすると、抑え込まれたモノたちが、いずれバケツから水があふれるような大騒動を巻き起こします。
喜ぶべき時には喜び、怒るべき時には怒る。
笑いたい時には思いっきり笑い、泣きたい時には思いっきり泣く。
それが自然なのです。
春になれば暖かくなり、夏は暑く、秋は涼しく、冬は寒くなります。
人は自然の中にあり、人の中に自然があります。
その大いなる力を存分に活力とするためにも、無理に自分を押さえつけるような生き方は、出来る限り避けたいものです。
デスクワークが続いたり、同じ姿勢を長時間続けたりすると、無意識に伸びをしたり、身体をひねったり捻じったりすると思います。
これは本能的に身体のどの部分が固まっているか、血流が悪くなっているか、を理解してそれを解消しようとする動きなので、とても効果があります。
そこで、その動きを意識的に、一定の時間ごとに行なってみましょう。
一回に付き2.3分で十分ですので、出来る限りダイナミックに動かしましょう。
その時に重要になるのが『呼吸』です。
呼吸は止めることなく、吐く息を長くし、大きく気持ち良く行ないましょう。
うまく呼吸を組み込めれば、効果は格段にアップしますので、忘れずに行なって下さい。
食べたい物を食べたい時に食べたいだけ食べられるこの時代、何をどう食べるかが将来の健康寿命と密接に関係してくるのですが、多くの方が程度こそあれ実践できていないように感じます。
溢れる情報の中から選択し実行するのは至難の業ですが、その中から10年後20年後のご自身のためになるモノを積み重ねていく必要があるのです。
例えば、食品ごとに細かくカロリーが記載されている食事メニューにこだわる方を時折見かけますが、それはそのメニューのカロリーであって、食べる方がどれだけのカロリーを消費する体質であるのかで変わってしまいますので、それほど気にする事はありません。
それよりも、糖質と脂質のバランスや、野菜・果物を含めた『食べる順番』に気を使ったり、腹6.7分目の食事量の摂取を心掛けたりする方がよほど効果的だと考えています。
今、食べている物がこれからのご自身の身体を作り、健康を、人生を大きく左右していくのです。
ですからその辺りの事をよくよく考え、何をどう食べるべきか、その答えを自らで出し実践する事をおすすめします。
走ると膝の外側が痛むのは、靭帯と骨の摩擦で炎症が起こる『腸脛靭帯炎』です。
別名、ランナー膝といいます。
膝の皿の下が痛むのは『膝蓋靭帯炎』、別名、ジャンパー膝といいます。
身体を無理に酷使したり、運動のし過ぎによるこれらの炎症を防ぐには、時間をかけて準備し体重の約3倍とも言われる膝への衝撃に耐えられるようにする事や、運動前に入念なウォーミングアップを行ないましょう。
運動前にストレッチをするとタイムが落ちる、運動効率が下がるなどの考えはありますが、まずは『怪我をしない事』を最重要に考えましょう。
そして痛みが生じた場合は炎症ですので、すぐに冷やして心臓より高い位置で安静にすると良いです。
その後軽いストレッチや筋肉の疲労回復を目的とするようなマッサージなども効果的です。
異様に腫れたり、痛みが続くようであれば医療機関に行きましょう。
安全に楽しく怪我無く、を目標にするのであれば、とにかく無理は禁物なのです。
目が疲れている人が年々増えています。
目は上直筋・下直筋・外直筋・内直筋・上斜筋・下斜筋という6つの筋肉(外眼筋)により支えられています。
さらに、レンズの役割の水晶体を調整する網様体筋も重要な筋肉です。
目の疲れを感じる人は、これらの筋肉が疲労している事で、目が重い・しょぼしょぼする・かゆい・乾く・痛いなどの症状を訴えます。
多くの場合、目の使い過ぎが原因で、スマホ・パソコン・ゲーム機などのデジタル機器を長時間使いことや、テレビの見過ぎによるものです。
目は同じ距離で固定されたような使い方をすると、緊張し血流が悪くなり硬くなります。
このような事が日々繰り返されると、目のピントを合わせる能力が低下し、遠くや近くの物を見ようとするとかすんだりぼやけたりするようになり、さらなる眼の酷使につながるのです。
また、目の疲れは首こり・肩こり・頭痛と双方向の関係性がありますので、目・首・肩の疲労を取る事はとても大切です。
筋肉は動かすと血流が改善され柔軟性が増しますので、目の筋肉も動かす事で眼の疲れが元気を取り戻します。
仕事の合間や一日の終わりに『目の体操』を習慣にすれば、身体の不調がどんどん改善されると思います。
ダイエットするぞ!と決意して、購入した器具・サプリ・ダイエット食品・DVD・・・・今、どうなっていますか?
一念発起して始めたジム通い・・・続いていますか?
様々な肥満対策がある中で、何をしても続かない人は、まず『何故続かないのか』を真剣に考える必要があります。
TVで効果があると言っていたから・・・
人気モデルが美の秘訣として紹介していたから・・・
ただなんとなく・・・
続かないのにはそれなりの理由が有るモノで、多くは『飽きる』事と『合っていない』事です。
そのうち面倒くさくなりやめてしまうのです。
肥満対策で一番に考える事は、それが今後何十年も継続して行なっていけるかどうか、という事です。
今だけ、半年だけ、何とかギリギリ続けられるようなモノは、その先続くはずがありません。
何を選択するかは、自分の性格や生活スタイルに合っているかなどをよく考えて行ないましょう。
そこで、簡単に出来る肥満対策を3つご紹介します。
① 食器をひとまわり小さなものに変えましょう。
② 噛む時間を今の倍にし、食事時間も倍にしましょう。
③ お菓子類を目の付く所、手の届く所からなくしましょう。
たったこれだけの事ですが、行なう価値は十分にありますので、少なくとも1ヶ月続けてみて、ご自身に合うかどうか、何か変化はあったかを検証してみて下さい。
睡眠には個人差があり6時間も眠れば十分という方もいれば、8時間以上は眠らないと、という方もいらっしゃいます。
また一般的に睡眠のゴールデンタイムと呼ばれる22時から2時までの間に眠っている事が大切だとも言われています。
様々な理由から、多くの人が不眠に悩まされ、健康を損なう大きな要因の1つである睡眠不足ですが、具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
注意力が散漫になる。
これは、飲酒や薬物時の運転(危険運転致死傷罪)に匹敵するほどのレベルにまで低下するそうです。
感情のコントロールが困難になる。
怒りやイライラが頻発したり、抑えられなくなったりします。
太りやすくなる。
ホルモンバランスが狂い、食欲過多になり、どんどん太ります。
慢性痛が治らない。
免疫力が低下し体中で炎症が起こりやすくなりますので、常にどこかが痛いと感じるようになります。
血管を衰えさせる。
血液が汚れ、脳卒中や糖尿病、心臓病などの重篤な状態を引き起こします。
人は寝ている間に身体や心だけではなく脳のリセットも行ないますので、しっかりとした睡眠を取る事が健康な毎日の基礎となる事から、身体に不調を抱えている人は『いかによく眠るか』について、考え直してみてはいかがでしょうか。
動画を観て試してみたがうまく出来ないというコメントを頂く事があります。
見ただけで割と早くに出来るタイプ、なかなか出来ないタイプなど、人には個人差がありますので、すぐに出来なくても焦ったり落ち込んだりする必要はありません。
また、スポーツや趣味の世界でも、初めから上手に出来る人はほとんどいらっしゃいません。
毎日の地道な努力が積み重なって、徐々に、またある日突然に出来るようになるものです。
ひたむきな努力は裏切られることはありません。
正しい方法で日々鍛錬を繰り返せば必ず結果はついてきます。
諦めずに続ける事こそが健康への道なのです。
最近、ストレッチが流行っていると耳にしました。
ストレッチの専門店とからしいのですが・・・
よく知らないんです、実は。
ストレッチ自体は、セルフで出来る部分もたくさんあり、ある程度のメンテナンスは出来ると思いますが、どうしても伸ばし切れない部分があったり、伸ばすために力を入れなければならなかったりと、難しいモノでもあります。
ストレッチのコツは3つだと思っています。
まず1つ目は、『気持ちよく伸ばす事』
痛きもちいい~のはやり過ぎです。 ただ気持ちいいと感じる程度でゆっくりと伸ばしましょう。
そして2つ目は、『ゆったりとした深い呼吸をする事』
呼吸に意識を向け行なうと、驚くほど効果が変わってきます。
最後、3つ目は、『筋肉の構造を知る事』
筋肉には必ず付着部があります。
それによって身体を曲げ伸ばししていますので、片方だけ付いて、もう片方は宙ぶらりんなどという事はありません。
そして、この、どこからどこに付いているのか?という事が分かれば、どのように伸ばせば無理なく効率的に行なえるのかが自然と理解出来るからです。
これらを頭の片隅に置きつつ、毎日ストレッチを行なうと、身体はみるみる変化し、健康に近づくと思われます。
膝関節は3つの骨で成り立っています。
脛骨・大腿骨・膝蓋骨
すねの骨と太ももの骨と皿です。
そして蝶番関節というちょうつがいのような構造ですので曲げ伸ばしが可能ですが、左右へ捻じったり倒したりする動きは適しません。
ですので、膝関節には、様々な筋肉・腱・靭帯が付いて、安定性を保つ必要があるのです。
特に身体を支えるのに大きな役割を果たしているのは、太ももの前面の筋肉ですので、膝痛改善や予防においてこの部分の筋肉をトレーニングする事は欠かせないのです。
身体に不調を感じると、ついその部分だけに意識が集中し、なんとかしようと考え始めます。
もちろん、打撲や捻挫など急性の状態はすぐに医療機関へ行く方が良いと思いますが、それ以外の慢性的な症状はどこか一部分のみが悪く、そこに湿布や注射を繰り返したところで、それほどの効果は考えにくいのです。
肩が凝るから肩を揉んで、腰が痛いから腰を押して・・・・・
そんな事で良くなるのであれば、慢性化は避けられるはずです。
身体は連動していますので、筋肉を気持ち良く伸ばすにも、血流を改善するにも、全身をバランス良く動かし、歪みや偏りを無くし巡りの良い身体に変える事が最も効率的なのです。
怠惰で不規則な生活、お腹一杯まで食べ、運動もせず、悪い姿勢を改めない、ただ不調の箇所だけをなんとかしたい・・・・
それはあまりにも虫のいい話だと思います。
不調の少ない健康な身体になるためには、いくつもの『かなめ~要~』となる要素があり、それをサポートする事が当院の役割であり、実践するのはあくまでもクライアント様ご自身なのです。
世の中がどんどん便利になり、昔には考えられなかったものが登場し、一度使い始めると無くてはならないモノとなり、手放せなくなってしまう・・・
そんなモノを、色々とクライアント様とお話ししていて、なるほど~というモノをピックアップしてみました。
【スマホ (SNS?) 】
これはもうド定番というか、王道のような気がします。
パソコンと共にネット社会においてこれが無い生活は考えられません。
【携帯ゲーム】
暇つぶしの必需品。 一度始めるとエンドレスなんだとか。
【電動アシスト付き自動車】
これさえあればちょっとやそっとの坂道なんてへっちゃらですし、荷物やお子様を乗せたまま倒れてしまう危険度がグッと減るのだそうです。
【AT車(オートマの車)】
いちいち切り替えるのが面倒。今更MT車には乗れないとの事。
【カード類】
スイカやイコカ、その他お金の代わりをしてくれるカードでポイントが溜まったりするタイプなども便利で良いそうです。
【コンビニ】
24時間365日、いつでも開いてるという安心感、とりあえず何でもあるから便利だそうです。
その他、色々とありましたが、面白かったのが【温水洗浄便座】でした。
これは使い始めは抵抗があったが一度使い始めるともう病みつき?。 温水洗浄でないトイレを使う気になれないし、もし使ったとしても気持ちが悪いとの事でした。
人によって、色々なポイントがあるようで、他にもたくさんありましたので、また機会を見て書きます。
確かに便利ですが、便利過ぎて何かを失っていくような気がしないでもありませんが・・・・。
ユーチューブの効果だと思うのですが、色々な所からこれまた色々なご連絡を頂戴します。
その多くは海外からです。
動画についての事が多いのはもちろんですが、それ以外のことなどもお話をされたりします。
確かに現実的に距離が離れているから、手段がWEBしかないからかもしれませんが、それとは別にとても積極的というか、グイッというパワーのようなモノを感じて楽しくなります。
海外で暮らしていらっしゃると、やはり自然とアクティブになれるのかなと、考えたりします。
バンクーバー、シカゴ、サンフランシスコ、パリ、ベルリン・・・・
最近ではメキシコからのお便りを頂戴しました。
本当にうれしい限りです。
一時期、盛んに『グローバル』という言葉が使われていましたが、このような良い意味でのグローバル化であれば、どんどんグローバルになっていただきたいものです。
辛い腰の痛み
きちんと対処すれば通常なら1ヶ月程で回復するのですが、なかなか元に戻らないという方によく見られる特徴として、痛みが少なくなってくるのと比例して、腰痛解消の体操や運動の回数も少なくなってしまうようで、もう大丈夫と思って安心してしまうケースです。
腰痛でお悩みの方は、ちょっとした事ですぐに腰痛になりやすい傾向ですので、痛みがあるなしに関わらず腰痛対策は継続して行ないましょう。
また痛みがある時は用心をして無理はしないものですが、少し楽になってくると、油断して無理な姿勢を取ってみたり、くしゃみや咳にも警戒心が薄れ、ついついいつも通りに行なってしまい腰痛をぶり返すという悪循環にはまってしまいます。
腰痛は何もしないと、多くの方が痛みを感じるものですが、ご自身に合った方法を日々続ける事でいくらでも改善が見込めるものだと考えています。
油断せず、諦めず、腰痛と向き合いましょう。
世の中には様々な健康法・サプリメント・マッサージ・治療法・トレーニング・健康グッズなどがあり、真偽の分からないものから、素晴らしい効果を伴なうものまで洪水のように溢れかえっています。
大量の広告宣伝費を使い、あたかもそれが健康の秘訣であると思わせるモノには、つい手を伸ばしたくなるものですが、それがどういうもので、本当に自分自身に足りないものなのか、必要なモノなのか・・・など深く考える癖をつける事が重要です。
なんでもかんでも飛びついては、すぐにやめてしまうような無駄な事は避けましょう。
他人に効果のあるものすべてが、自分にも当てはまる『ハズ』という考えを持ち続ける限り、無駄が繰り返されます。
ご自身の身体と向き合い、本当に必要なモノは何か、そこをしっかりと見極めて行なう判断こそ健康になるための第一歩だと考えています。
その判断によって導かれたものについては、とことん追求をし納得のいくところまで継続して行なっても良いのではないでしょうか。
腰痛をはじめとする身体の不調の原因の中に、身体の使い方の悪さ、バランスの悪さというモノがあります。
それはおもに普段の生活で何気なく行なっている『立つ・座る・歩く』姿勢に問題がある事が多いようです。
脚には『利き脚』と『軸足』がありますので、つい軸足ばかりに体重を乗せて立ったり座ったりしてしまう癖が付きどんどん身体が歪んでいくのです。
身体のバランスを整えるためには、歪んでいる所をグイッと力まかせに矯正をしても根本的な改善にはなりません。
その原因である利き脚と軸脚を出来る限り均等に使い、その『差』を無くすための訓練が必要なのです。
分かりやすいのが『脚を組む』という行為です。
上に乗せるのが『利き脚』、下が『軸足』です。
無意識に組んでしまう人、組まないと落ち着かない・気持ちが悪い人・・・・・・
脚を組まないようにする簡単な方法の1つは、軸足側のお尻の下にタオルなどを入れ左右の座る高さを変えてみましょう。
極端に高すぎるのは逆効果ですが、程よく組まなくても違和感を感じないような高さがベストです。
これを癖付けすると左右均等に座る感覚が養われていきますので、徐々に高さを低くして最後には何もない状態でも、脚を組まない座り方が一番楽と感じられるまで続けてみましょう。
『腰割りをしているが、膝が痛くなる 自分には向いてないのではないか』というご相談がありました。
膝の痛みの原因は様々ありますので、何とも言えませんが、少なくとも正しい姿勢でお身体と相談しながら行なわれていれば、腰割りで膝が痛くなる事はありません。
腰割りで力を使うのは骨盤周りの筋肉ですので、膝で持ち上げよう支えようとしなければ膝に負担はかかりません。
おそらく、膝を捻じった状態で腰割りされているのではと思い、正しい膝の使い方の説明と動画を紹介して、見たまま行うようにお伝えしました。
同じように腰割りをすると膝が痛くなるとお感じの方は、是非参考になさって下さい。
普段の生活を送る程度の使い方をしている限り、目の疲れはそれほど感じるものではありません。
しかし、様々な理由から目は絶えず酷使する環境に置かれ、気付かない間に過度に疲労を繰り返しています。
目を使う事は目の筋肉を使う事ですので、目の酷使は筋肉の酷使とも言えます。
当然、筋肉疲労を起こすと巡りが悪くなり更に疲れやすくなるという悪循環に陥りますので、どんどん疲れが溜まり抜けにくくなります。
疲れが目でまかなえなくなると、それが頭痛や首こりの原因にも繋がりますので、目の使い過ぎ、疲れ過ぎには注意が必要です。
冷やしたり温めたりする事で血流が良くなりますが、どちらかといえば温める事をおすすめしています。
目を温めれば分かるのですが、気持ちまでほぐされるような、脳が休まるような、落ち着きを感じることが出来ますので、身体のみならず心の安らぎが得られるという点からも、積極的に目を温めて下さい。
腰痛の原因は様々で、人によって異なりますので、特定は非常に困難です。
膝や股関節の悪い方、筋力が衰えている方、無理な姿勢を続けざるを得ない方、力仕事で腰に負担がかかる方・・・・
枚挙にいとまはありませんが、その1つ....
ふとももの硬い方、いわゆる伸縮性が少ない方も腰痛になりやすいのです。
身体全体のバランスで言うと、『伸びない・縮まない』身体ですので、その負担をどこかが代りに行わないと動けません。
そしてそれを行なっているのが、『腰』だとすると、元々そんなに可動域が広くない部分ですので、当然腰は痛みという悲鳴を上げて、助けを求めてきます。
対策は簡単です。 座って足を揃えて前に伸ばし行なう前屈、そして正座から体を後ろに倒し太ももの前を伸ばす。
(身体の硬い方は片足ずつ行なって下さい)
これを毎日欠かさず行ない、腰痛が楽になるようであれば、ふとももの硬さが腰痛の原因です。
一度お試しください。
高齢者にとってもっとも気を付けないといけない事の1つに『転倒』があります。
転倒による死者は年間7700人にも上り、増加の一途を辿っています。
また、転倒し介護が必要になったり、寝たきりになる人も後を絶ちません。
足腰の衰えが主な原因ですが、その他にも考えられることに『判断力の低下』があります。
急な判断が求められるような突発的な出来事に対応することが出来ず、つまづいたり、転んだりしてしまいがちです。
対策としては、日頃からテキパキと動く事や身体全体の筋力の維持に努め、判断力や運動機能を衰えさせないようにしましょう。