5月31日は世界保健機関(WHO)が定める『世界禁煙デー』で、6月6日までの禁煙週間に様々なイベントがあります。
今年のスローガンは『たばこ税の引き上げを』。
しかしこれは根本的な解決にはならないのです。
まずは、喫煙がもたらす全身への影響から....
肺....肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸機能障害
血管.....一酸化炭素が増加し血圧が上昇→高血圧
脳....脳梗塞や脳萎縮・アルツハイマー病にも影響
心臓.....心筋梗塞・狭心症・不整脈・血栓形成
口腔内.....歯周病・口内炎・口腔癌
消化器.....胃潰瘍・十二指腸潰瘍・腎臓や肝臓疾患
その他、全身の癌、足先の壊死、メタボ、糖尿病、脂質異常、喘息など、数え上げればきりがありません。
たばこの煙には4500種類の化学物質が含まれ、そのうち発がん物質は70種類も含まれています。
その中でも三大有害物質とされているのが、ニコチン・タール・一酸化炭素です。
ニコチンはかつてゴキブリ駆除剤や殺鼠剤として使われていたことから分かるように毒性が極めて高く、脳を変質させてしまう恐ろしい物質です。
タールは発がん性が非常に高く、熱で燻される事で肺や喉だけではなく、顔や手・指などにこびりつき細胞レベルに浸み込むように体内に取り込まれます。
一酸化炭素は動脈硬化を起こし、心筋梗塞・脳梗塞を誘発します。
また、体力低下を招くため、免疫力が下がり慢性的な疲労や不調が続き、しびれ、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感、シワやたるみ、肌の老化などが顕著に現れます。
さらに問題なのは『受動喫煙』です。
全面喫煙可の屋内や不完全な分煙、歩きたばこ、ベランダや施設脇での喫煙は、喫煙者が吸い込んだ後に吐き出す『呼出煙』とそれ以上に大量の有害物質を含む副流煙により、確実に他人の健康を害し被害をまき散らしていますが、その点において自覚が欠落してしまっています。
毎年、世界中で600万人の人が喫煙が原因で亡くなって、そのうち60万人が受動喫煙が原因で亡くなっています。
望んでいない人達に、化学物質の摂取を強制し、間接的に他人の生命をも脅かしている事に気付きましょう。
喫煙は単にこれらの薬物による依存が原因というだけではなく、その本質は『精神依存』なのです。
喫煙をする事が何らかのプラスになるという精神状態に陥っている限り、たばこの値段がいくら上がろうが、有害な化学物質の存在を知ろうが、他人が犠牲になろうが、たばこを手放す事は出来ません。
世界禁煙デーや今日から始まる禁煙週間を上手に利用し、情報を集め、ご自身の健康とこれからに人生について、真剣に考え向き合われることを願っています。
頻繁に耳にする『骨盤が歪んでるんです』というフレーズ。
身体が不調で、その原因は骨盤が歪んでいるから....と、どこかで言われた方がほとんどで(ごく稀にTV番組でそう言ってたから...と思い込まれている方もいらっしゃいますが)、当院に骨盤の歪みを整えて欲しいとご来院になる方もいらっしゃいます。
そんな方にお聞きするのは、どのように歪んでいるのか、上下左右?どのくらい?などですが、正確にお答えになられる方はほとんどいらっしゃいません。
単にそう言われたから、世間一般にそう言っているから、身体の不調は骨盤の歪みが原因で、その歪みを『エイッ!』と元に戻すと、全てが良くなるという誤った発想に陥ってしまいます。
骨盤も含め骨格というモノは、それのみで成り立っている訳ではありません。
腱や筋肉が張り巡らされ、使用頻度の高い部分にはその動きに耐えられるように複雑に頑丈に固定され、形成されています。
人が全く活動をしない、または左右寸分の狂いもなく均等に動くのであれば、歪みなど生じないのですが、そういう訳にはいきません。
利き脚や利き腕があり、生活姿勢で左右に偏りがある事が普通ですので、歪んで当然なのですが、『理論上(解剖学的に)左右対称であることが正しい姿だ』という考え方に囚われてしまうと、骨盤の歪みがすべての不調の原因であると判断せざるを得ません。
当院では、骨盤の歪みは『原因』ではなく『結果』だと考えていますので、原因とされている歪みさえ無理にでも整えてしまえば良いとは思いません。
あくまでも『結果』ですので、更にその奥にある『原因』を整える事を目的に、整体指導を行なっています。
先ほど触れたような腱や筋肉が、偏った生活姿勢や運動不足によりバランスを失い、身体を正しい位置に保つのに必要な体幹の筋力の低下により骨盤は歪んでいきますので、骨盤の歪み云々を考える以前に原因である身体のバランスを整える事が優先なのです。
骨盤を支える筋肉を整え、筋力を取り戻せば骨盤の歪みは自然と正しい位置に整います。
しっかりと『何が原因なのか?』という事を考えましょう。
そして、その『原因』を整えれば、状況は劇的に改善します。
あなたが不安になったり何かを恐れたりするのは自然な事で、ほとんどの人が何らかのマイナスな感情に囚われています。
そんな時こそ、心の持ち方・考え方を変えてみましょう。
『大きく考える、そして行動する』
あなたを傷つけたり、妬んだり、悪口を言ったり....
そんなつまらない人達を気にする事はありません。
争ったり、立ち向かったりする必要もありません。
また、自分を卑下したり、おとしめたりするのもやめましょう。
あなたには、あなたにしかない素晴らしい何かがきっとあるのです。
誰が何と言おうと自分を信じて、自分がいかに貴重な存在であるかを知るために、大きく考え、大きく行動をしましょう。
恐れる事は、何もないのです。
世界18ヵ国で感染が確認されてるMERS『中東呼吸器症候群』。
サウジアラビアを中心に猛威をふるっていましたが、その後、カタール・ヨルダン・アラブ首長国連邦・チュニジア・エジプト・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・オランダ・ギリシャ・マレーシア・アメリカへと拡散を続けています。
多くは中東を旅行中に感染し、帰国後発症するというパターンです。
感染すると発熱や咳、呼吸困難、腎不全、肺炎、下痢などの症状が出ます。
2003年に流行したSARS『重症急性呼吸器症候群』の原因病原体であるSARSコロナウイルスとは近縁ですが、遺伝子構造に違いがある異なる種類のウイルスで、2012年9月に初めて報告されました。
原因は不明で、SARSコロナウイルスはハクビシンを介すると言われていましたが、MERSコロナウイルスはラクダやヤギなどの家畜を介して感染していると推測されています。
ワクチンが開発されていないため、薬はありません。
肺で酸素を取り込む事が出来なくなるので、酸素投与・人工呼吸器での治療が行われますが、死亡率が50%以上と非常に高いため(SARSは約10%)、とにかく感染しないように注意する事が必要です。
10月にはメッカ大巡礼があり、爆発的に拡散する危険性がありますので、出来る限り中東への訪問は避けた方が良いようです。
年齢を重ねるとともに、体力は確実に低下します。
何の対策もしなければ、それは顕著に現れますが、ほとんどの方がその事に気づきません。
いつまでも気持ちを若く持っている事は、とても大切なのですが、頭で描いているイメージと実際の体力とのギャップは予想以上に大きいのです。
体力は、日々過ごしていくうちに徐々に、意識出来ない程わずかに衰えていくため、気付いた時にはすでに相当な老化状態なのです。
頭ではイメージ出来ている、まだまだ大丈夫、と思っていてもいわゆる『身体がついていかない』のが現実です。
試しに...どんな動作でも結構です。
例えば両腕をバンザイしたままどれだけ保持していられますか?
何分くらい片脚立ちを続けられますか?
その場で何回くらいジャンプを続けられますか?
もも上げを連続して何回行えますか?
まずは、予想します。 その後で実践します。
その差が『気付かない衰え』です。
いつまでも若いつもり、過去の遺産や栄光を引きずっているようでは、いつ不健康に見舞われるか分かりませんので、今現在のご自身の体力を正確に把握し、対策を講じましょう。
健康のキーワードの1つは『運動』です。
毎日の生活に、運動を取り入れるか入れないかによって、健康具合は確実に変わります。
しかし『忙しい』『時間が無い』『面倒くさい』など、実際に運動不足に陥るための口実には事欠かないのが現状です。
そんな方にお勧めなのが『腰割り』というただ股関節を広げて上下するだけの簡単な、身体1つのスペースさえあれば、部屋であろうが職場であろうがエレベーターの中であろうが、すぐに出来てしまう運動です。
この画像のようなスクワットとは異なる腰割りは、少しの時間で、多くの体調不良の解消にとても高い効果を発揮しますので、特に売れっ子アイドル並みに忙しい方にはもってこいの運動だと思います。
是非、お試し下さい。
もしも、要領が分からない、もっと詳しく知りたいという方は、ご来院をご検討下さい。
アレルギーには色々な症状があり、対策も様々です。
まずはその原因を特定する事、およびその原因を除去・回避する方法。
花粉ならマスクを、ダニ・ハウスダストなら家中の絨毯を取り除くなどです。
そして、それでも駄目ならステロイド薬を使った薬物療法で、抗ヒスタミン薬などが主に使われます。
薬は苦手....という方には、漢方薬を治療薬とする事もあります。
体質の陰陽虚実を見極め、小青龍湯・麻杏甘石湯・神秘湯・・・などが処方されるようです。
また、減感作療法(アレルゲンを時間をかけ少しずつ投与する)は有効性が高く、70%程度の患者に効果が見られるとの事です。
しかしながら、これらの事で改善が見られない場合も多く、生活習慣を整え自己免疫力をアップさせる方法や、ストレスの解消を療法としたり、そもそも遺伝やアレルゲンなどを原因と考えないというような考え方など、選択肢は様々ですし個人差がありますので、これで決まり!!という訳にはいかない事から、現状ではご自身に合った方法を地道に探すしかないようです。
何故かは分かりませんが、突然ハーブを置きたくなり、外観がこんな状態になってしまいました。
しばらく前に置いたオリーブの並びに、駐車に影響のない程度にハーブを5つ飾っています。
イングリッシュラベンダー
ほぼ満開ですが、エネルギーの消耗を最小限に抑えるために、花穂は切り落とさないといけません!!
1両日中にバッサリ.......です。
センティヴィアブルーラベンダー
名前にあるセント(Scent)は、ラテン語で『香り・香水』を意味する言葉だそうです。
セインテッドゼラニウム
ゼラニウムの中でも香りが強く、蚊の嫌がる香りを発する事から、蚊よけ草・カレンソウなどの商品名がついています。
よもぎと見間違うほど地味ですが、役には立つのです。
少し拡大!!
健康な心と身体を手に入れるには、健康的な毎日を継続して過ごすという事が欠かせませんが、そこが難しい所でもあります。
よくあるパターンは.....
①初めからあれもこれもと欲張り過ぎて、意欲が低下するとともに負担に感じられストップしてしまう
②計画性が無く、思いつきや人から勧められてなんとなく始めてしまい、飽きたらやめてしまう
③我慢や忍耐で全てを乗り切ろうと試みる
④他人の成功体験を自分に置き換えてしまう
熱しやすく冷めやすい人、目標が定まらず主体性が無い人、根性論を実践する人、自分と他人は違うという事を理解できない人
これらに当てはまるヒトは、短期間は乗り切れたとしても、中長期間はまず不可能に近いのです。
しかし、健康とは命尽きるその時まで手にしておきたいモノですので、日々の生活に無理なく取り入れる工夫をし、自然な形で実践し続けて欲しいと願っています。
人は生きていく中で、誰しも少なからず深刻な精神的ダメージを受けるような心理的ストレスを受けています。
家庭・職場・学校など生活環境への不満や不適応、人間関係のトラブル、コミュニケーションの擦れ違いなど原因は様々ですが、同じ生活環境・人間関係に置かれても、それを、心が耐え難い大きなストレスと感じてしまう人もいれば、人間力を向上させ、人生を豊かにするための好ましい外的刺激と感じられる人もいます。
これは『ストレスに対する抵抗力の個人差』に他なりません。
この原因は様々ですが、その中で後天的に身に付いた思考の癖からくる物事の考え方は、ストレスコーピングというストレス管理法・対処法で変化させることが出来ます。
①問題焦点型コーピングでは、問題点や原因を調べ、解決するための方法を計画し実行するという様な、積極的コーピングを行ないます。
②情動焦点型コーピングでは、感情や行動をコントロールし、問題点や原因と一定の距離を保ち、時には先送りや逃避したりする事で問題の解決を急がない心の余裕を重視します。
どちらが良い悪いではありませんし、状況に応じて使い分けられるように、日頃から意識して実践する必要があります。
そして、いざという時にそのストレスと上手に向き合い、心身共に健康的な生活を送りましょう。
健康作りには質の良い睡眠が欠かせません。
睡眠が生活習慣病や心の問題と密接に関係している事から、今年睡眠指針というモノが11年ぶりに改定されました。
【睡眠12カ条】
①良い睡眠で身体も心も健康に
②適度な運動、しっかり朝食、眠りと目覚めのメリハリを
③良い睡眠は、生活習慣病予防につながります
④睡眠により休養は、心の健康に重要です
⑤年齢や季節に応じて、昼間の眠気に困らない程度の睡眠
⑥良い睡眠のためには、環境作りも大事です
⑦若年世代は夜更かしを避けて、体内時計のリズムを保つ
⑧勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を
⑨熟年世代は朝晩メリハリ、昼間に適度な運動で良い睡眠
⑩眠くなってから寝床に入り、起きる時間は遅らせない
⑪いつもと違う睡眠には、注意
⑫眠れない、その苦しみを抱えずに、専門家に相談を
当たり前の事ばかりですが、これがなかなか実行出来ないようです。
健康の維持や増進には、睡眠・運動・食事を整える事が必要で、どれか1つでも欠けるとバランスを失い、思うような結果に繋がりません。
人生の1/3は眠りの中にいます。
最善を尽くして、豊かな眠りにしたいものです。
身体は急に変わりません。
寝て起きたら勝手に痩せていた!とか、突然身体が柔らかくなった!など起こり得ません。
辛い状態から一刻も早く抜け出そうという気持ちから、
『〇〇日で〇〇kgも痩せました』や
『この〇〇を飲むだけで痛みとはサヨナラできます』や
『たった〇〇でこの通り!!』などいう様なキャッチコピーについ、手を出してしまいがちですが、不調・不健康・痛みなどは突発的な事を除くと、長い時間をかけて徐々に現れてきたものですので、元に戻すのにもそれなりの時間を要します。
健康は、一足飛びであっという間に手に入れられるものではありませんので、派手さの無い基本的な事柄を、毎日の地道な努力でコツコツと積み重ねていく事が必要なのです。
根性論のように感じてしまうかも知れませんが、そうではありません。
忍耐や我慢を強いるものは続きませんし、本来、生き物は常に健康になろうとしているはずですので、その声にキチンと向き合おうとする心構えさえお持ちになるのであれば、気合や根性などとは無縁の生活が送れるのです。
一番大切なのは、これからの人生を、どう生きたいのか
その事を突き詰めて考え、答えが出せた人から健康になれるのだと思っています。
ここ数年で、気管支喘息やアレルギー性鼻炎は大幅に増えていますが、その中でも季節性の花粉症の増加は群を抜いて増え続けています。
花粉症の原因とされる植物にはスギ・ヒノキ・シラカンバ・ハンノキ・オオバヤシャブシ・クリ・コナラ・ウメ・ギシギシ・ヨモギ・ブタクサ・カナムグラ・ヒメガマ・コガマ・セイタカアキノキリンソウ・カモガヤ・オオアワガエリ・ススキなどがあります。
その他には化学物質を含む大気の深刻な汚染、住宅の密閉性が高まったことによるダニやホコリなどのハウスダスト、ファーストフードやジャンクフードに多く含まれる食品添加物など、様々な原因が考えられます。
またアレルギー疾患が増えている要因でよく挙げられるのは、妊娠中や子供の頃にウイルスや細菌に接触する機会が多いほどアレルギーを抑制する免疫が作られやすくなり、逆に抗菌や滅菌など衛生環境が整えすぎて感染を経験しないまま成長すると、免疫が作られずにアレルギーを起こしやすくなる『衛生仮説』という考え方です。
ただ、子供の頃に扁桃腺を腫らすような風邪にかかることが多いとぜんそくが起こりやすくなるなど、仮説とは逆の事例もある事から、様々な議論があるようです。
良い姿勢を保つためには、
〇身体を正しい位置で保持するための体幹の筋力
〇歪みの原因である前後左右に偏る生活姿勢の改善
〇深い呼吸
などが、最低限必要なのですが、それ以上に大切なことがあります。
それは明るく前向きな心です。
身体と心は一体です。
いくら身体を鍛えたり整えたりしても、心が窮屈だったり偏ったりすれば、身体はどんどん捻じれていきます。
後ろ向きな考え方や、何でも悪いように受け止めてしまうような心では、姿勢は整いません。
前向きに明るく素直に謙虚に......このように心が整えば身体は自然に整い、姿勢は良くなります。
身体は本来その構造の能力を最大限に生かし、自然に楽に生活が出来るように作られているのですが、それを使う側である自分自身が、あえて疲れるような、辛くなるような姿勢に変化させてしまっています。
つまり、姿勢を良くするという事は、ある意味において心を整える事なのです。
これまで不眠症であっても寝床に入って身体を横にするだけでも、良しとされていましたが、これでは高血圧・糖尿病・鬱病などになりやすいという事が明らかになっています。
つまり、横になるだけでは休養にならず『眠りにつく』事が大切なのだそうです。
年代別では、15歳位までは8時間以上、25歳位では7時間程度、45歳位では6.5時間程度、65歳位では6時間程度がもっとも健康的な生活が送れる平均的な時間です。
もちろん個人差がありますので、生活サイクルのあった適当な時間で、無理がなく疲労する事のない睡眠を心掛けましょう。
そして質にも注意が必要です。
就床後のスマホは厳禁です。
目から入る強烈な刺激で脳は休まりませんし、ついつい夜更かしをしてしまいがちです。
年齢に合ったカラダに優しい睡眠をとり、健康に過ごしましょう。
体内に侵入したウイルスや細菌など病気の原因になる物(異物)に対し、攻撃をして抑制したり排除したりするたんぱく質(抗体)が作られる反応の事を『免疫』と言います。
免疫システムはとても高度で精密な働きをする無くてはならないもので、自分と違う異物を攻撃するだけではなく、1度侵入した特定の異物を記憶し、次にそれが侵入した際にはその異物にだけ対抗する物質を大量に作り出して撃退します。
1度かかると2度はかからない病気があるのは、このシステムのおかげなのです。
しかし、最近ではこの完璧とも思われるシステムが原因で、深刻な状態になるケースが増えています。
特定の異物に対して、異常に・過剰に反応し、本来守るべき自分の身体自体を攻撃してしまうケースです。
それが『アレルギー』なのです。
ジャンクフードやファーストフードが好きで、太るし体に悪いと分かっていても食べてしまう。
たばこは体に悪いし、周りの人にも迷惑をかけると分かっていても、喫煙がやめられない。
このようにやめたい事があるのにやめられないという人は、まずそれが命に関わる物かどうかの判断をしてみましょう。
そうすると、やめたからといって、命に関わる事ではない事に気が付きます。
では、その程度のモノなのになぜ欲望に負けてしまうのでしょう?
味の濃い食べ物・添加物のようなモノ・ニコチンなど、体にとって害や毒になるようなモノや刺激は、体に対し緊張や興奮という『逆刺激』を与え、自律神経が反応(麻痺)して心や身体を弛んだように錯覚させられるからです。
人間関係がこじれたり、仕事がうまくいかなかったり、イライラする事が増えたりすると、食べ過ぎたり、たばこの本数が増えたり、酒の量が増えたりするものです。
反対に、のんびりした休日や、趣味に没頭して楽しい時間を過ごしている時は、自然と本数や量が減る傾向にあります。
つまり『今日から食べるのをやめる!』とか『この1本を吸い終わったら禁煙する!』と宣言するだけでは、うまくいく可能性は限りなく低くなります。
生活の中において、物事はそんなに単純な事ではなく、様々な事が重なり合って、絡み合って成り立っています。
体に悪いと分かっていてもやめられないのは、その行為自体でストレスを緩和し、なんとかつじつまを合わせてきたからで、他の何も変えずにその行為だけを我慢や忍耐で抑え込もうとしても、何かの拍子に元に戻ってしまうのがオチです。
ダイエットや禁煙や禁酒が続かない人は、ほぼこのようなパターンを延々と繰り返してしまいます。
生活の中で、その行為に変わる、何か別の楽しみや喜びや幸せを感じられるストレス緩和法を見つけて、ライフスタイル自体を変えなければ、習慣化した事をやめるのはとても困難なのです。
足の裏の大きな役割は、体重を支える事です。
そのためには効率よくバランスを取る必要があり、正常であれば小指・親指の付け根と踵の3点で支えられるのですが、運動不足や肥満や歩き方の癖などにより、この構造が崩れてしまっている方がいらっしゃいます。
足の裏はこの3点を中心にして3本のアーチ(ドーム状)によって、衝撃を吸収するようなシステムなのですが、脚が衰えてくるとその機能が働かなくなります。
それを、『後脛骨筋腱機能不全』というのですが、アキレス腱~土踏まず辺りの筋肉が本来の役割を失い、内くるぶしが内側に倒れるような形状になり、腫れて痛みを伴うようになります。
それと共に足の裏のバランスが崩れ、偏平足になってしまいます。
少し歩いただけで足が疲れる、歩くとフラフラするという方は、この後脛骨筋腱機能不全かも知れません。
変形が深刻でなければ、いくつかの簡単な筋トレを続けてするだけで、比較的簡単に改善する可能性があります。
整体コースで一番大切なことは、身に付けた体操や運動をいかにしてご自身の生活に取り入れ、習慣化できるかです。
身体の不調の多くは偏った生活習慣から起こりますので、それに気づき整えていく作業を、日々行なってこそ健康を手に出来ると考えています。
ですから、当院の整体コースは一方的に何かを施すような内容ではありません。
肩こりや腰痛がツライ!と、おっしゃる方に対し、ベッドに横になるように促し、施術を行ない一定の時間が来たら終了! というような流れとは全く異なります。
『自分の身体の管理者・責任者は自分自身でしかない』と考えている事から、どうすればその辛い状態から解放されるのか、また何をどうしたいのかという事をキチンと話し合う時間を大切にしていますので、『何でもいいから何とかしてくれ』的なご希望には添えかねます。
健康な身体作りには、時間がかかります。
例えるならば、ピアノなど、何かの楽器の演奏を習得するようなものです。
まずは楽譜を読む事や、紙鍵盤で指や手首が滑らかに動くような訓練をしたり、ペダルを踏む練習をしたりなど、地道な作業を積み重ね徐々に鍵盤と向き合えるようになるのと同じで、身体作り・健康作りにも地道な努力が欠かせません。
ですから、1回や2回で過去数年間の偏った生活習慣が作り上げた身体の不調が綺麗さっぱり無くなる事を望むのは、まるでピアノ教室に1回・2回通っただけで『ナントカ協奏曲』を、美しく弾き奏でられるようになると思う事と同じくらい道理のおかしなことなのです。
身体を整えるにはまずご自身に何が不足しているのか、どんな事なら続けて行なえるのか、過去の経験やご自身の性格を見つめ、その上で運動がしたいのか、ストレッチがしたいのか、体操がしたいのかなど、お話し下さいますと、ご希望に沿ったサポートができるものと考えています。
幻聴や妄想などを特徴とする統合失調症の国内患者数は、推定約71万人にも及びます。
その4割程度の人が3剤以上の薬を投与されていて、『多剤大量処方』が漫然と続けられているようです。
多剤大量処方は、どこかや何かなど体調が悪くなるごとにその対策として、薬の種類が増えていくのですが、増えれば増える程、何が効いて何が効いていないのかが判断しきれないばかりか、副作用のリスクも増大します。
安全に減らせる根拠や具体策が示しにくい事が、背景の一端ではありますし、薬を処方され安心してしまったり、医師任せにならないように、自分に合った方法を医師と協力して見つける事が大切です。
そして、身体のためには、薬は必要最低限に抑えるように心掛けましょう。
目は口ほどにものをいう、というように目は心を映し出す鏡です。
いくら美辞麗句を並べたり、尊敬や畏怖の念を語ろうとも目の使い方によって、その本質の多くは分かってしまうものです。
逆にまったく目を合わせない、目を見て話せない人には信頼や安心を感じる事が難しいものです。
『相手の目を見て話す』
睨みつけたり、心を覗き見ようと詮索するのではなく、『自分は正直で誠実な人間です』という気持ちと『自分には自信があります』という意思を伝え、相手から信頼されるためにもしっかりと目を見て話す事が大切です。
その時に是非、加えて頂きたい要素は、『優しく微笑む事』です。
笑顔は、安心、信頼、自信を芽生えさせるマストアイテムですので、微笑みながら目を見て話す事を、常日頃からの習慣にしましょう。
肩こりと同様に、国民病とも言われる腰痛のお悩みでご来院される方の動作を見ていると、多くの方に共通するのが「腰を使っている」事です。
座る時や立つ時などで顕著なのですが、無意識に腰に力を入れて動いているのです。
腰は構造的に大きく曲げたり伸ばしたり捻じったり出来る訳ではありませんし、そんなに重い負担に耐えられるものでもありません。
そのためにお腹周りには様々な筋肉が効率的に配置されていますし、その下には股関節という非常に大きな可動域を持ち、なおかつかなりの負担にも耐えうる構造体が存在しています。
この部分の本来の能力を活用出来れば、多くの腰痛は随分、楽になります。
骨盤と腰をまっすぐに保ち、しっかりと股関節でエネルギーを吸収したり放出する動きを身に付けましょう。
『腰を使わず、股関節を使う』
股関節を曲げ伸ばしする事により、立ったり座ったり出来るようにする事が、腰痛対策の基本だと考えています。
耳は音を聞くたびに疲労していますが、大きさが75デシベル未満であれば、その都度、自己回復する能力を備えています。
デシベルの一例を挙げると
20デシベル......置き時計の秒針の音
40デシベル......深夜の街・図書館・昼間の閑静な住宅街
60デシベル......普通の会話・40km/h走行の乗用車の車内
80デシベル......電車内・ピアノ生演奏正面
100デシベル.....電車通過中のガード下
120デシベル.....飛行機のエンジンの近く
しかしながら、音という物は個人の趣味趣向や注意が向いているかいないかなどにより、それが大きく感じたり小さく感じたり、時にはまったく聞こえなかったりするものです。
ですから、生活の中で耳が疲労していても気づく事は難しいようです。
そこで耳の状態を確かめる方法として、日中、色々な音を聞き、疲労している耳の状態で、TVのボリュームをちょうど聞き取りやすいと思った音量でセットし、起床後にTVをつけ、その音量で聞いてみましょう。
うるさい・大きいと感じられれば、疲労が回復している証拠、逆にそう感じなければ、昨日の疲れたままの耳の状態だという証拠です。
また視覚と聴覚は密接に関係していますので、就寝2時間前にはTV・PC・スマホなどの使用を控え、もちろん「ヘッドフォンで大音量」などもっての外ですが、耳と目を休ませるようにしましょう。
急に音と光を遮断してしまうと、視覚や聴覚が過敏状態になり耳鳴りや頭痛がしたり、不眠の原因になってしまいます。
カラダ、柔らかいですか?
この柔らかさとは、筋肉の質と関節の可動域の両方が柔らかいカラダを指します。
血の巡りが良く疲労回復が早い質の良い筋肉とは、弾力性がありますので、力を入れていない時は柔らかく、力を入れると硬くなります。
逆に質の良くない筋肉とは、弾力性が無くいつもカチカチ、または収縮性が無く弛んでしまっているような状態です。
肩こりや首こりのカチカチは、まさにこの状態なのです。
関節の可動域は、体中の関節(曲げられる所全て)を指します。
ですから、足の指・足首から始まり肩周りまでの主要な関節を、柔らかくする事で、筋肉に良い影響を与えるだけではなく、衝撃を吸収する力がアップしますので、骨折や怪我の防止になりますし、血の巡り・リンパの流れも良くなります。
それらが良くなると摂り込む酸素の量が増え、活動的な身体に変化しますので、さらに健康な生活を送る事が出来るのです。
身体が柔らかくなると、気持ちが落ち着き心まで柔らかくなると思いますので、カラダとココロの健康のためにも、毎日のストレッチは欠かさないようにしましょう。
当院では、身体と心のリラックスを目的としたコースがあり、治療とは異なる目的で施術を行なっています。
特長は、グイグイと力任せに押すような、体に負担をかけるようなタイプではなく、ゆっくり、やさしく、やわらかくをテーマに寄せては返す波のようなリズムで全身の血行を改善し、こわばりを弛めていくような施術です。
揉み返しが起こりやすい方や、強く押されるのが苦手な方には特におすすめです。
さらに、これまでずっと強く押されてきたような方で、このままでいいのかと不安をお感じの方にもおすすめです。
身体は、強い圧力には硬化させることで対抗しようとします。
ですから、関節の動きなどを織り交ぜ、自然な動きの中で徐々に柔らかい身体になるようにソフトな力加減で施術を行ないます。
一部ですが、施術の様子はコチラからご覧ください。
アメリカの眼科学専門誌によると、オフィスで働くオフィスワーカーの約65%がドライアイ・もしくはその疑いがあるとされています。
毎日の長時間に及ぶパソコン業務により、涙の量や成分に異常が起き、角膜や結膜に傷がついてしまうドライアイ。
1日7~8時間のパソコン作業を続けると、
①労働生産性が低下する
②睡眠や幸福度など生活の質が低下する
③メタボリック症候群になりやすい
これらが証明されているそうです。
また、スマートフォンの爆発的な普及にともない、パソコン業務のみならず、常にスマホを観る癖がつき眼は更なる酷使を余儀なくされています。
眼の疲れは、単にそれだけにとどまらず、自律神経のバランスや呼吸や姿勢まで悪くし、首や肩のこりとも密接に関係していますので、デジタル機器の使用は出来る限り最小限に抑えましょう。
健康寿命とは、健康上の問題が無い状態で日常生活を送れる期間の事で、男性が約70歳、女性が約74歳です。
平均寿命から健康寿命を引くと男性が約9年、女性が約13年となり、この期間は何らかの医療や介護の世話になるという事です。
加齢とともに色々な不調を抱える事はあると思いますが、要介護や寝たきりは、本人の生活の質はもちろん家族や周囲の人にとっても問題になります。
そうならないために糖尿病・高血圧症・高脂血症などの生活習慣病を予防する生活を送りましょう。
自立度の低下・歩行困難・寝たきりの状態は健康寿命の大敵で、その原因は主に『運動器の障害』なのです。
つまり、動きたくても動けないという状態です。
動ける時に『動くのが面倒くさい』『運動は嫌い』などと言っていると、いずれ自由に動く事すら出来なくなるのです。
ですから、とにかく身体を動かす、運動をする習慣を徹底して行ない、1日でも長く健康寿命を保ちましょう。
本日は休業日でしたので、以前から欲しかった少し大きめのオリーブを購入し、店頭に設置してみました。
根元に匍匐性のあるハーブを植えて数ヶ月後にはフサフサになる予定です。
皆様を元気にお迎え出来るように、精魂込めて、さらに大きなシンボルツリーに育てます!!