特に力を入れているつもりが無くても、無意識に力が入ってしまう事で起こる肩こりや頭痛があります。
何らかの原因で心理的な緊張が身体まで硬直させてしまいます。
緊張は交感神経の高ぶりを招いたり、筋肉の働きを低下させ血流を悪化させますので、意識して脱力する事が大切です。
普段から無意識に力んでいますので、果たしてご自身が力んでいるのかどうかに気付く事から始めないといけませんが、ゆっくりと呼吸をして焦らず慌てず、何事においても一呼吸おいてから始める位の心のゆとりを持つような癖付けが出来れば、自然と力みが抜けていくと思います。
当院がもっとも力を入れて指導する腰割りの効果の一つに、肥満改善があります。
問い合わせの中にも、『雑誌で見かけて』や『耳にしたことがある』との事で、腰割りをすると痩せられるのかどうかと尋ねられます。
YESかNOかで答えるのなら、間違いなくYESです。
いわゆる『腰割りダイエット』という部類のメニューをこなす事で、身体の内側を整え体重を下げるのでしょう。
しかし、当院では、腰割り=ダイエットとは、考えていません。
腰割りはあくまでも、自分自身との対話・股関節の使い方を知る・姿勢改善などを目的に行ないます。
肥満改善には、運動・食事・睡眠などの生活習慣を整える事が第一で、それをうやむやにしたまま、腰割りだけで体重を落とすという行為は身体の自然な営みに反しますので、どこかに無理が来てしまいます。
身体が自然体になると、心が整います。
心が整うと、生活習慣の乱れもなくなります。
そうすると、体重も適正な値を示すようになるものなのです。
手足は動かせるのに意図した動作が出来ない、指示されたように動かせない、もっと言えば身体自体をどう動かして良いのか理解できない。
こういった状態を「失行症」と言います。
軽いものでは、箸をうまく使えなくなったり、靴がうまく履けなかったりします。
そして、リモコンが使えない、シャンプーとリンスの使い分けが出来ない、歯磨き粉と歯ブラシの使い方が分からず、歯磨き粉で歯を磨こうとしたり、急須にお茶の葉を入れずにお湯を入れお茶を飲もうとしたりするような動作が見てとれます。
また、服の上下左右が分からず着られなくなったり、バイバイ・OKサインなど習慣的・象徴的な動きも出来なくなります。
さらに重いと、自発的に意味のある動作が出来ないので動かなくなります。
脳卒中や交通事故後などに多く、入院中や退院後に気付き認知症と間違われがちですが、認知症は進行しますが、失効症は脳の一部の血管障害が原因の高次脳機能障害の1つですので進行はしません。
日常生活において、物の名前と使い方やその意味などを根気よく教える事で少しずつ回復するそうです。
体幹の筋肉は、身体を安定させたり姿勢を良く保つためには欠かせない筋肉ですので、日頃からしっかりとケアしておきましょう。
また、歩いたり走ったり飛んだり跳ねたりする動的な動作でも、その元となる身体のバランスを取るのは体幹の筋肉ですので、体幹が弱っている状態で過度な運動を行なう事は、怪我につながりますので、これから運動をされる方、運動はしているもののどうも成果が上がらないという方は、体幹のトレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
体幹の筋肉は遅筋繊維ですので、毎日トレーニングを行なえますが、同じ動きばかりを繰り返すのではなく、色々な動きや異なる負荷などでバランス良く鍛えるとともに「やりすぎ」ないようにしましょう。
もっとも大切なことは、正しいやり方で行なう事です。
例えば一般的な腹筋運動では、腹筋が働くのは0°~45°までですので、仰向け状態から体を少し起こす程度で十分鍛えらるのですが、完全に身体を起こしてしまう方を時折見かけます。
これでは効率的な腹筋のトレーニングにはなりません。
是非、正しく、怪我をしない体幹トレーニングをマスターし、バランスの良い健康的な身体作りにお役立て下さい。
あれこれ考えをめぐらした挙句、やはり無理だ どうせうまくいかない、と頭の中で結論を出して結局何もしない。
その場に止まり同じ思考をグルグルと繰り返しては無駄に時を費やしてしまいます。
そんな状況から抜け出すためには、出来ない事に集中するのではなく、自分が出来る事は何か、どんな小さなことでもいいので、身近にある事から始めてみましょう。
とにかく1歩を踏み出す事が大切です。
初めから物事の核心をつくような大きなことではなく、取るに足らない事ようなことでも構いません。
まずはその悪いループから抜け出すために何かを始めてみましょう。
欲しかった服を買う
髪を切る
壊れていたものを直す
片付けをする
朝1時間早く起きる
話題の本を読む
笑顔で過ごす
ありがとうと言う
どんなことでもそれがきっかけとなり、少しづつ歯車が動き出します。
時にはうまくいかない事もあります。
それでも行動することを続けるのです。
信じて続ければ、いつか良いループにつながっていくモノなのです。
腰痛対策は腹横筋という筋肉群を鍛える事が効果的ですが、それだけでは万全ではありません。
腰周りの筋肉の緊張を弛めたり、腰に良くない姿勢を改めたりする事も欠かせません。
そして、腰の負担を減らすには、下半身全体の動きを良くしなければ、いつまでたっても腰痛の煩わしからの解放は叶いません。
お尻・太ももの裏(ハムスト)・ふくらはぎ・足首などの柔軟性をアップさせれば、骨盤の動きも滑らかになりますので、これらを1部分だけではなく下半身まとめてストレッチをしたり筋トレをしたりすると、腰のお悩みはずいぶん少なくなると思います。
様々な議論があり賛否が分かれている、牛乳が引き起こす健康被害についてですが、政治的な問題に終始せず、単に健康とのかかわりについて、今回は「悪い」という面からの考えを書きます。
日本人はもともと農耕民族のため、牛乳を飲む民族ではありませんので、乳糖を分解するラクターゼという酵素が少なく、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするというような腸内腐敗を招きます。
牛乳の成分は、牛の赤ちゃんを大きく成長させるための栄養であり、人間を成長させたり健康に保つものではありません。
その中に含まれるタンパク質が日本人には合わないため、アトピーなどのアレルギーを引き起こしますし、血液も汚され腸の劣化につながります。
人間の健康に健やかな腸の活動は欠かせないのですが、牛乳を飲む事でそれが妨げられ、不飽和脂肪酸が多く含まれていることもあり、動脈硬化や大腸がんのリスクが高くなってしまいます。
最も注意しなければならない事は、牛乳を飲めば健康になる、飲まなければカルシウム不足になり病気になる、骨がもろくなる・・・・などの刷り込みが行われ思い込まされている事です。
通常の食事から摂れる適度なカルシウムと日光に当たる事で、牛乳を摂らなくても健康は保たれるのです。
断乳後の赤ちゃんに牛乳を与えられる方がいらっしゃいますが、先ほども書いたように牛乳は牛の赤ちゃんに与えるもので、人間の赤ちゃんには適しません。
さらに断乳するという事は、「乳」からの栄養はもう必要が無いという事ですので、あとは食事から栄養を摂るようにしましょう。
年齢を重ねると、なんとなく...ハッキリと体型の変化を感じるのではないでしょうか?
重力に負け、どんどん下がってしまうような印象でしょうか。
体型の変化は主に筋力の衰えですが、加齢はその原因ではありません。
運動の質や量の低下が筋肉を減少させていますので、なによりも運動する事が大切なのです。
筋肉は刺激されると反応しますが、刺激が少なかったり無かったりすると、そのレベルにのみ対応できる筋肉しか働かなくなりますので、その量で十分だと判断をし、残りは無駄にエネルギーを消費する厄介者として、無くしてしまいます。
運動量が減ると顕著に現れるのが、下半身の衰えです。
大きな筋肉群から構成されているため、衰えてしまうと一気に老いがやってきます。
そして、体形の変化だけにとどまらず、痛みや憂鬱な感覚に見舞われてしまいますので、意識的に下半身の筋肉を鍛える必要があるのです。
『老化は足腰から』と言われますが、健康を手に入れるのも同じく『足腰から』なのです。
健康なカラダとココロを作るのに欠かせないストレッチですが、正しく行なえていない方をよく見かけます。
様々な種類や指導方法がありますので、ご自身に合った無理のない正しいストレッチを毎日の習慣にしましょう。
そこで当院が行なっているストレッチのコツを少しばかりお伝えします。
『痛みを与えない』
これは基本中の基本で、気持ち良く伸ばす事を心掛けましょう。
『ゆったりとした呼吸』
大きく吐いて、大きく吸う。
吐く息を吸う息の3倍程度長く行ないましょう。
『伸ばしている所に意識集中』
意識の向け方1つで伸び感が大きく変わります。
『反動をつけない』
筋肉を傷める可能性がありますので避けましょう。
『筋肉を緊張させない』
重力や自重がかかり筋肉が緊張している状態では、筋肉は正しく伸びないので、確認をしながらリラックスして行ないましょう。
これらに注意してストレッチを行なうと、一層効果的だと考えていますので、是非お試しください。
通常、ムキムキの太い筋肉の人は力持ちと考えてしまいますが、必ずしもそうではありません。
大きな筋肉が大きな筋力を生み出すのではなく、筋肉の使い方を理解し使いこなす事が必要なのです。
筋力の大きさには個人差があり、筋肉(筋繊維)の能力を80%引き出せる人と、40%しか引き出せない人とでは、同じ筋肉量でも筋力はまったく異なります。
これは神経の伝達力や意識の向け方が大きく関わっています。
トレーニングの際に、ただひたすら筋肉を大きくする事のみに意識を向けてしまうと、確かに筋肉量は増えますが、いわゆる『使えないカラダ』になってしまいます。
どちらかといえば細い、シャープな身体つきの人が、バネや鞭のような身のこなしから大きな力を生み出せる事のほうが、効率的なのです。
使えるカラダを目指して、レッツ! トレーニング!!
本日、整体コースを受けて下さいました方のお話しですが、YouTube動画をきっかけに当院の整体にご興味をお持ちになられ、なんと四国(愛媛)からお越しくださいました!!
当院の整体は、ご自身が身体を動かし健康な身体に整えていく自動整体ですので、事前にどんな事をしているのか、自分が求めるような事をしているのかなどを、動画やHPで確認してくださいますと指導がスムーズに進むのですが、今回は驚きの展開でした。
A4用紙に図解入りで、びっしりと動画の要点や疑問点を書き出し、ご質問等をして下さいましたので、次々と指導することが出来ました。
そのクオリティが高いのなんの・・・・
こんな感じです。
実際に多くの動画を実践され、分からない事や理解しにくい所に付箋を貼り、効率よくお聞きになる工夫がそこかしこに見受けられました。
ここまでして頂けると、指導する側にとってもモチベーションが上がるのは当然で、いつもより細かい所までの説明や指導にも熱がこもったかもしれません。
時間の制約があり、書き出してくださったすべての指導までには至らなかったのですが、重要なポイントやコツは全てお伝え出来たと思います。
中には今後、練習が必要な運動もありますが、きっと会得され快適にお過ごしになり、周りの方にもその良い影響を広げてくださる方だと感じました。
久しぶりにやりがいで満ち溢れた時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございました!!
<業務連絡>
生徒さんへ~ここまで高いレベル・モチベーションではなくとも、真剣に向き合うという事はこんな感じなんですよ!と知ってもらいたかったので、クライアント様から許可を頂き公開しています。
是非、参考にして下さいね。
運動器の障害による要介護の状態、および要介護のリスクが高い状態をロコモティブシンドローム『ロコモ』と呼びます。
運動器障害はある日突然起こるのではなく、気付かないうちに少しづつ進行していきます。
例えば、画像のように立った状態で片足立ちになり、膝を持ち上げその脚を両手で挟むようにして靴下を履けますか?
階段の上り下りの際、手すりにつかまらないと、ふらふらする、もしくは進めないような状態ですか?
15分程度、続けて歩く事が出来ますか?
自宅などで何もない所でつまづいたり転んだりしますか?
この中に一つでも当てはまるものがあれば、ロコモの可能性が極めて高いとお考えください。
主な対策は、足腰の筋力をつける事、バランス力を養う事、膝や腰の負担を軽くする事などが挙げられます。
超高齢化社会になり今後も『寝たきり』は爆発的に増えますので、一人一人が自分の事として考え行動していただきたいと願っています。
健康のために何かしよう!!
まず真っ先に浮かぶのは「ジョギング」でしょうか。
今まであまり運動習慣が無い方でしたら、ジョギングは少しきついかな...「ウォーキング」くらいから始めてみよう!とお考えになるかも知れません。
しかし、健康のため始めたウォーキングで足首や膝を痛める方がいらっしゃいます。
そして、ウォーキングをしなくなります。
ウォーキングを安全に行なうには思った以上に技術が必要なのですが、歩く事に特に意識を向けることなどありませんから、何気なく歩いてしまいます。
運動習慣が少ない、もしくは無い方は、足および脚の細かい部分が衰え左右のバランスも悪くなっています。
このような状態の足では、ご自身が思うほどうまく使いこなせません。
ですから、使える部分が目いっぱい無理をしてしまうので、どこかしらに痛みが出たりするのです。
当院で行なう歩き方指導は、ただ単に見た目のスマートさだけを追求するようなモノではなく、足の指の使い方から始め、いかにバランスの良い、怪我をしない安全な歩き方でウォーキングをしていただけるかという点を重要視しています。
腰痛の原因は様々で、一説にはその8割は腰自体に原因は無いともいわれています。
腰痛の方で多いのが「股関節が硬い」という方です。
このタイプの腰痛は、本来股関節が負担するべきストレスを腰が代って負うために起こります。
例えば、しゃがんだ状態から物を持ち上げる際、股関節をグイッと曲げ、その周辺の筋肉を使い持ち上げるのが、正しい動作なのですが、股関節が硬いと曲げられないですし、普段から曲げる習慣が無いため、周りの筋肉も衰えてしまっています。
そうすると代って頑張るのは「腰」なので、そんなに曲げる動作に適していない腰を中腰という不安定な状態で力を入れる事になり、当然腰は痛みという警報を発して危険を知らせます。
その知らせを無視して痛み止めや湿布で誤魔化したりし続けると、更に大きな腰痛となって、苦しむ事になります。
ですので、このような腰痛でお困りの方が行なう事は、股関節の柔軟性を取り戻し、股関節(体幹)の筋肉を鍛え、腰への負担を減らす事と、硬くなっている腰周りの緊張を解く事です。
腰痛は長くつきあっていくようなものではありません。
整えるべきところをしっかりと整えれば良いだけの事なのです。
人は、努力を積み重ねると必ず進歩や進化を遂げます。
その度合いが大きい人もいれば小さい人もいますが、全く成長をしない人はいません。
健康に関する事も同じく、食事にしても運動にしても、根気よく続けることで、たとえ大きな目に見える変化がすぐには現れなくても、必ず応えてくれます。
例えば、1年ちょっと前に撮影してYouTubeに投稿をした時は、こんな感じで抑揚の少ない最低限のコメントと、ぎこちない、もしくはほとんどない笑顔のモノでした。
(2013年6月投稿)
それが、何本か撮るうちに、慣れとでもいうのでしょうか習慣になってくると、元々台本のようなモノは無いのですが、余計な事を話し始めたり、友人と話しているような感じで、動画の作成が何の苦も無く自然と行なえるようになりました。(そんなに高品質ではないですが・・・)
(2014年7月投稿)
何事もやり続けると、その歩みは無駄にはならないという証拠のようにも思えていたので、ブログに載せてみました。
食事をすると、身体は消化吸収という、健康に欠かせない働きをするために血液を内臓に集め、せっせと動き始めます。
この作業は最低でも30~60分程度続きますので、食後はゆったりとくつろぐことが必要なのです。
食後に慌ただしく動いたり、食事もそこそこ、パンをくわえたまま外出するような事は体の栄養吸収の妨げになります。
体を動かすには筋肉を動かす必要があり、それには大量の血液を筋肉に送り込まなければなりません。
食後の身体は、内臓に血液を集中させたいタイミングで動かれると、優先的に筋肉へ血液が流れてしまうため、十分な消化吸収が出来ないまま栄養失調状態になってしまいます。
ですから、動きながら、立ちながらの食事や、食後すぐに動いたり入浴したりする習慣は、健康にとって決して良いものではありません。
食事は座って、ゆっくりと、よく噛んで、時間をかけゆとりを持って摂りましょう。
また食後にふらつきやめまいを起こす「食後低血圧」の方も、食後30~60分はゆっくりと休息をとりましょう。
身体に現れる煩わしい不快な症状や痛みなどは、病気や怪我など治療が必要なモノから、生活習慣を見直す事で解消されるモノや、ストレスからくるものなど、原因は様々ですのでそれに合った対処方法を選択する事が欠かせません。
自動整体は、悪い姿勢や運動不足を自らの力で改善して健康な身体になっていただく事を目的としています。
何か物に頼ったり、誰かに整えてもらうような事で健康を維持していると、もしも何らかの事情でそれらに頼れなくなった時、どうされるのでしょうか?
他力依存とも呼ぶべき状況で維持されている健康は、真の健康ではありません。
動かすべきところを適度に動かし、左右のバランスを無理なく取れるように整え、巡りを良くすることで、本来、身体に備わっている能力は十分に発揮できる状態に変わっていきます。
それを行なうのは、他人や他物ではありません、ご自身が行なうのです。
自ら動かし身体を整える。
一人でも多くの方に、気付き実践していただきたいと思っています。
咳やくしゃみをするだけで、腰にピリッと痛みが走る
年に何度もぎっくり腰になる
色んな所で色んな治療をしたが、どうもしっくりこない
長い間、腰痛に悩まされ、偶然ネットで当院を知られてご来院されたのが、数か月前の事でした。
今までは骨をバキバキされる系の所が多かったようで、自分で治すという事がよく理解できないご様子だったのですが、「まぁ騙されたと思って」などとお話をしながらも、とにかく毎日行なったところ、2.3ヶ月経った頃から動きが変わっていく感覚がお分かりになられたとの事です。
今までなら痛みそうな状況になってもまったく痛みが出ない、なぜ?と不思議な感覚になっているそうです。
こういうご報告は嬉しい限りです!!
お互いのモチベーションが上がりますから。
理由は簡単で、「毎日継続した事」、これに尽きます。
時間がある時はしっかりと、忙しい時は1回2回だけでもかまいません。
とにかく何もしない日を作らないように心掛けて下さいとお伝えし、それを実践して下さった事が大きな改善につながったのです。
やるならやる やらないならやらない。
何事も中途半端ではうまくいかないのです。
誰しも年齢を重ねると老いますが、健康に生活できる方も居る一方、介護が必要になる方もいます。
そのうちご自身に介護が必要になる事への備えをしていない人が、50%近くにのぼるそうです。
『自分は大丈夫』
『今、健康だから介護が必要になるはずがない』
このような『正常性バイアス』が働いてしまい、備えを怠ってしまうのです。
これは一見、楽観的でポジティブなように見えるかもしれませんが、本当は自分に都合の良い可能性だけを、当然に起こる未来として考えてしまう『現実逃避的ネガティブ』であり、見せかけのポジティブマインドなのです。
介護の備えとして必要な事はたくさんありますが、
〇預・貯金をする
〇公的介護制度についての情報を集める
〇介護の手段や方法を学ぶ
〇ペットの引き取り先などを検討する
〇老人ホームなど施設の見学をする
〇地域の人とのコミニュケーションを図る
〇民間保険会社の介護保険に加入する
〇財産の管理やその他の契約を結んでおく
〇家族との意思疎通を行なう
介護が必要になるタイミングは大きく分けて2つで、身体が虚弱になった時、もしくは記憶力・判断力が低下した時で、特に事前の備えが効果を発揮するのは後者の場合ですので、万全の備えをする事を怠らないようにしましょう。
そして、もっと大切なことは、介護が必要にならないような食事・運動・睡眠の習慣を健康な時から整えていく事なのです。
最近やけに『健康長寿には肉を食べよ』的なコメントを耳にするのですが、どうしたんですか?と伺いたくなる気分です。
人間の歯は犬歯が4本、門歯が8本、臼歯が20本です。
犬歯は肉や魚を、門歯は野菜を、臼歯は雑穀類を噛み砕くために必要な形状と本数が、長い長い人類史をかけて進化し備えられました。
つまり、その比率で食事を摂る事が、健康に生きていくために最も適していますので、食事の6割以上は雑穀類で、残りのは野菜類と、その半分の量の肉か魚がベストバランスなのです。
人の身体は何かをする、例えば外敵から身を守る・生き延びるなど、様々な事柄に最高の性能でその能力を発揮出来るように設計され、形作られています。
当然ながら、食べるという生存に欠かせない部分には、高度な設計がされ、現在の姿になっています。
飽食の時代で、欲望のままに食べたい物を好きなだけ食べられる環境に慣れてしまい、本来の役割通りの食習慣から離れれば離れる程、健康が壊されていくように感じるのですが・・・・。
健康な日常生活を送る上で、必要な筋肉は数えきれないほどありますが、その中でも特に重要な筋肉の1つは『肛門』の筋肉です。
場所が場所だけに、常日頃から意識される方は少なく、よほど何か困った状況にならなければ関心を持つ事は無いと思います。
肛門には肛門括約筋という、肛門を縮めたり広げたりする筋肉群があり、自分の意志で動かせない不随意筋である内肛門括約筋という平滑筋と、動かせる随意筋である外肛門括約筋という横紋筋があります。
これらの括約筋は、筋肉である事から当然年齢と共に能力が低下していきます。
排便(お尻のトラブル)や姿勢にも大きく関係する筋肉なのですが、ほとんどの方が何もする事なく過ごされています。
しかし、筋肉である以上鍛えれば衰えを遅らせたり、止められるものなので、将来、ご自身の健やかな老後のために、今から肛門括約筋のトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
人は環境や教育などで、様々な価値判断や固定観念が備わるため、人それぞれに好き嫌い・合う合わない・楽しいつまらないなどがあり、同じ事柄でもまったく違う結果になる事があります。
他人から勧められたものを試してみると、全然良く感じない、逆に一般的に評価が低いものでも、自分にとってはとても価値があったなど、物事はとても複雑です。
健康や身体についても同じことが言えます。
他人にとって良い事、効果があった事・物でも、それが万人に合うとは限りません。
提供する側でもそれは同じで、身体の不調を『骨が原因だ』と考える人もいれば、『筋肉が原因だ』と考える人もいます。
また、そうではなく『心の問題だ』という人もいれば、『前世が・・・』という人もいます。
それは、何が正しくて何が間違っているとかの問題ではなく、その当事者の持つ価値観や知識や思考の問題ですので、関わり合いを持つ際には、ご自身にとってもっとも『しっくりくる』という感覚を得られるものを選ぶ必要があります。
他人の評価ではなく、自分がどう感じるか。
それが一番大切な選択基準だと考えています。
『筋トレ』と聞くと、筋肉隆々の身体をイメージされる方がいらっしゃいますが、そうではありません。
運動にはその目的によって様々な種類があり、必要に応じて選択をし取り組みます。
簡単な例では瞬発力なら無酸素運動を、持久力なら有酸素運動を....というような具合です。
同じように筋トレに目的に応じた鍛え方があります。
パワフルでダイナミックに動かすための力が必要ならば、身体の外側の筋肉を、身体の軸を整えたりバランス力を鍛えたりなど、動きを安定させるための力が必要ならば、身体の内側の筋肉をトレーニングしなければなりません。
もちろん外見の美しさやカッコよさを目的に行なう筋トレもあれば、怪我の予防や回復を目的とする筋トレもあります。
また、血流改善や肥満改善を目的とする筋トレもあります。
大切なのは、ご自身がどんな目的を持って筋トレを行なうか、という事を明確にする事で、よく分からずにとりあえず有名選手がやっているから、雑誌に載っていたから...といった筋トレは、継続する事が難しいだけではなく、怪我の元にもなりますので、必ず何のために筋トレをするのかという目的をしっかりと持ち、計画的に行なうようにしましょう。
首が痛い・肩が凝る・腰が痛い・膝が痛い
これらの最も大きな原因は、姿勢の悪さです。
良い姿勢とは、身体の各部分に備えられた能力を適度に発揮し、身体の中心線と重心線を重ね、重力の影響を最小限に抑え、無理なく保つ事が出来る姿勢を指します。
当然、良い姿勢は左右前後のバランスが整っているため、身体に良いばかりではなく、見た目にも力みが無く綺麗に見えます。
身体のバランスをキープするためには、身体を支える筋力=体幹の筋力が必要です。
姿勢の悪い方の多くは、頭では分かっていても、すぐに姿勢が崩れてしまい正しい位置でキープする事が出来ません。
それには普段の生活から姿勢を良くする習慣をつける必要があります。
その結果、体幹の筋力がアップしていきます。
どの様に座り、立っていますか?
背もたれにもたれ、骨盤を寝かせて座られていますか?
足を組んで座られていますか?
腰を突き出すように立っていますか?
片方の足に体重を乗せてたり、脚をクロスして立っていますか?
自動整体は自らで身体を整えていく整体で、その基本の1つは、立つ・座る・歩く、この姿勢を整えていただく事が重要ですので、まずはここから見直してみて下さい。
院内の観葉植物が、増えるし、大きくなるし....お世話が大変な状況となっていて、このままではジャングルと化してしまいそうですので、一部を除いて出血大サービスの30・50%OFFセールを行ないます。
商品によって割引率が異なりますので、それぞれに割引札を貼っています。
付いている値札からの割引です。
スタートは、9月8日(月)からです。
1種間程度ならお取り置きも致しますのでお気軽にお越しください。
ほんの一例ですが、画像を載せておきますが、すべて1点ものですので、売り切れになる場合がございます。
肋骨などの胸郭を動かす事なく、お腹で行なう腹式呼吸の事を『ドローイング』と言います。
腹式呼吸と聞くと、ヨガを行なう人・歌を謳ったり声を張る仕事の人・海で潜る人.....などが行なう呼吸法だと思われるかもしれませんが、一般の方でも毎日行なっていただきたい呼吸法なのです。
ドローイングは様々な解釈や方法があるようですが、単純に考えると、お腹を引っ込めることです。
なんだ そんなこと位なら自分にも出来る!!と思われた方は、是非ドローイングを習慣にして下さい。
ゆっくり大きく息を吐いて、ヘソが背中に付くくらいにお腹を凹ませたら、その状態を30秒ほどキープしてみましょう。
いかがですか?
正しいやり方で行なえているならば、2.3回行なうだけで汗がじんわりとにじんでくると思います。
ドローイングにはたくさんの良い効果がありますが、その中でも、腰痛予防・改善や肥満対策に絶大な効果を及ぼします。
例えば、腰痛の方で『腹筋運動をすれば腰痛が治る』という、とんでもない誤解をされている方が時折いらっしゃいますが、そんな方には特にこのドローイングによる改善をお勧めします。
一般的な腹筋運動で鍛えられるのは『腹直筋』で、腰痛予防・改善には『腹横筋』というコルセットのように腰を支える筋肉が必要なのですが、ドローイングではこの腹直筋をダイレクトに鍛えることが出来ます。
そして、ドローイングを習得されますと、その他のトレーニング効果が飛躍的にアップしますので、色々な運動をする前や、ダイエットを始めるに当たり、しっかりとお腹を引っ込める練習をしましょう。
脊椎や骨盤の関節部が骨化・線維化し、骨と骨とが癒着してしまうため、腰痛・仙腸関節痛・臀部痛・胸部痛・股関節痛・膝痛などが現れる強直性脊椎炎。
朝起きた時や、長時間同じ姿勢の状態からの動き出しに強い痛みを感じ、動き続けると徐々に和らいでいきます。
しかし、この状態を放置しておくと、各関節や骨の癒合が進んで首から腰までがほとんど自由に動かせなくなり、背中が丸くなり、前傾姿勢のまま癒合してしまうため、上を見上げたりうがいをするなど、身体を反らすような動きが出来なくなります。
もちろんその頃にはほかの関節も癒合するため、立つ事も歩く事さえ出来なくなってしまいます。
今の所、原因は不明ですので、予防方法も無く様々な対処療法に頼るしかないようです。
症状は、坐骨神経痛・肋間神経痛・腰痛・股関節痛など、よくあるモノと変わりませんので、強直性脊椎炎という病気があるという事を頭の片隅に留めておくようにしましょう。
整体コースで行なっている筋力トレーニングで、よく聞かれるのは、『この運動は何回すればいいのですか?』や『何セット行なえばいいのですか?』という質問です。
様々なトレーニング本やDVD、果てはジムでのトレーニングなどで、決まって言われるこの『何回何セット』ですが、当院ではこのような指導方法は行なっていません。
運動能力や筋力には個人差がある事や、運動に対するやる気・固定観念、ライフスタイルなどそれぞれに合ったレベルがあり、それを判断できるのは、運動を行なうご本人以外存在しません。
ですから、誰かに決められた10回をただ盲目的に行なうのではなく、ご自身の身体の様子を確認しながら、5回が良いのか15回が良いのか50回が良いのか、身体と相談しながら行なっていただきたく思います。
運動はその目的によって強度や頻度が変わりますし、1つのメニューを繰り返し数セット行なう方が効率が良いのは事実ですので、そういう基本的な事については、しっかりとサポートしております。
肩こりの原因のほとんどは血行不良ですが、別の視点で考えてみると、『気の滞り』とも言えます。
物理的なモノは横に置き、気を生命エネルギーとして捉えると、それは形を変えながら全身をめぐり、常に身体をベストな状態に保とうとしていますが、それを妨げているのが呼吸と姿勢です。
浅い呼吸ではエネルギーが満たされる事は無く、悪い姿勢は気の流れを停滞させます。
『大きく深呼吸をして下さい』
こう言われると、人は無意識に背筋を伸ば胸郭を広げ、正しい姿勢をとろうとします。
つまり、意識が姿勢を正すのではなく、呼吸が姿勢を正してくれるという証拠で、その姿勢が徐々に崩れてくるのは深い呼吸を保てないがゆえの当然の結果なのです。
浅い呼吸ではそれなりの姿勢になってしまい、エネルギーの流れもそれなりですので、色々な所によどみのような、悪い気が溜まってしまうポイントが出来てしまいます。
それが肩こりであったり、腰痛であったりと、ご自身の滞留しやすい部分に症状としてあらわれます。
身体の健康には、気の流れと深い呼吸が密接に関係しているのです。
内剛外柔という生き方こそ、素晴らしい人間の歩むべき道であるという考え方があります。
心は、自分の信念に一切の妥協を許さず、ぶれずに地位や名声や財産にこだわらず、ただひたすらに雄大な大自然と調和するかのごとく澄んだ状態で過ごしつつ、一歩外に出ると、他人を思いやり、穏やかに物静かに対応をする。
決して、自分の考えや理論を押し付けたり、是か非かだけを判断基準に語り、怒ったり、怒鳴ったりせず、相手の立場や気持ちを察し、常に柔らかく穏やかな態度で過ごしましょう。
例え、嫌味を言われたり、けなされたりしても、純真無垢な子供のような笑顔でニッコリとほほ笑むことが出来るように、日頃から鍛錬を怠らないようにしましょう。