◦◑●リンパ●◐◦

運動不足やストレス過多による健康被害は、肩こりや腰痛ばかりではありません。

 

なんだかよく眠れない、疲れやすい、なかなか疲れが解消しない、すぐにむくむ

 

決して病気ではないが、元気が出ないような状態は「未病」と呼ばれ、そのまま改善せず放置してしまうと徐々に何らかの病気を引き寄せてしまう可能性もあります。

 

そうなってしまう大きな原因は「リンパの滞り」です。

 

 

 

「リンパ」と一括りにされる事が多く、「リンパ液」「リンパ管」「リンパ節」「リンパ球」など、様々な総称として使われています。

 

リンパ液とは血症成分から出来ている無色透明の組織液で、静脈で処理出来なかった体液を集め、皮膚のすぐ下にある透明のリンパ管の中を流れ、そのリンパ管が集まる部分がリンパ節であり、老廃物・疲労物質・毒素などを排出したり、ウイルスへの抗体を作ったり、細菌や異物に攻撃を加えたりするなど、白血球の一種であるリンパ球が常に身体を守る高度な免疫システムにより、健康は保たれています。

 

リンパ液は血管と並行しているため、血管から溢れ出た体液がリンパ管内に集められ幾つものリンパ節を通るたびにろ過され綺麗な状態で、鎖骨下リンパ節から静脈へと入り心臓に戻されています。

 

このようなシステムですが、リンパの流れは、血管のように心臓がポンプの役目を果たし自動的に流れるようにはなっておらず、もっぱら筋肉の動きによって流れる仕組みなので、身体を動かさなければリンパ液は流れないという厄介な免疫機能でもあるのです。

 

なんだかしんどい、疲れている

だから動かずじっとして休んでいればいい

 

それも一つの考え方ですが、流れの悪いリンパを改善し元気を取り戻すためには、逆に積極的に「リンパを流す」という行為がもっとも効率的で、効果が高いのです。

 

ただし、闇雲に身体を動かしたところでそれ程の効果は考えにくいため、そこで重要になるのは、リンパの構造を理解した上で効率よく流れを良くし、未病を改善し元気で健康的な生活を送るにはどうすれば良いかという事なのです。

 

つまり、リンパの流れを促し、老廃物やウイルス、疲労物質などから身体を守り健康な生活を送るためには、リンパ管やリンパ節に直接アプローチし、リンパ液を流す事=ドレナージュが欠かせないのです。

 

リンパが整うと身体が整い心まで整うと考えていますので、様々なリンパケアの中からご自身に合った方法と出会われ、実践される事を願っています。