◦◑●姿勢の重要性●◐◦

外反母趾内反小指魚の目たこ角質

本来、我々の身体は重力という過酷な環境下で直立し、無理なく二足歩行を行うのに最適な機能を保有し、活動するための基礎となる『正しい姿勢』を学習していきます。

 

それは生まれた瞬間から始まり、3~5歳でほぼ大人と同じ立位姿勢を獲得します。

 

そしてこの学習過程は無意識で自動化されたものである為、発育環境や精神状態に大きく影響を受け知らず知らずのうちに『癖』としてパターン化されていきます。

 

無意識のうちに身についた姿勢の悪さや非効率的な身体の使い方は、心身に関する様々な不調の最も大きな原因であると考えています。

 

本来の『正しい姿勢』言い換えれば『自然な姿勢』から歪んだ、『不自然な姿勢』は人に痛みやこり、違和感、むくみなどの警告を発し是正を呼び掛けます。

 

この警告に対して正面から向き合おうとしない、または誰かに何とかしてもらおうという安易な発想から、強圧マッサージや、骨格矯正や、サプリメントなどの外力や他力に頼りがちになる方がいらっしゃいますが、これらは一時しのぎの対処療法に過ぎず、時間の経過とともに何度も何度も繰り返され、徐々に強度や頻度が増していき、やがてご自身の健康にも関わらず自分以外の何かにすがるようになり『他力依存』から抜け出せなくなります。

 

身体の不調の原因が、不自然で偏った『身体の使い方』『立ち方』『歩き方』にあるのだとすれば、それらを改善する、その事こそが健やかで穏やかな、無理のない自然で快適な生活を送る為の方法ではないのでしょうか。

 

 

悪い姿勢の代表格といえば猫背ですが、これを改善するには骨盤の傾きを整えなければなりません。

 

そしてその傾きを整えるためには、骨盤の使い方に意識を向け正しい位置に気付く事と、それを保持するための体幹の筋力を付けなければなりません。

 

姿勢が悪いということは、どういう事かというと、身体は本来、重力に対して、もっとも負担のかからない構造になっていて、各部分に偏りが無ければ、コリやハリとは無縁の生活を送ることが出来るのですが、様々な理由から身体が捻じれてしまい、重力の威力をまともに受け続け、さらに自らを苦しめてしまうような悪循環に陥っている状態なのです。

 

その最も大きな原因は、身体を支える・固定するための体幹の筋力が、運動不足により衰えている事です。

 

つまり、姿勢を良くするには体幹(特に骨盤・肩甲骨)を鍛える事が、絶対条件なのです。

 

鍛えるというのは、単に筋トレをするというだけではなく、強く・しなやかに・なめらかに動かすことが出来るようにする事ですので、筋肉だけではなく関節の柔軟性の向上も欠かせないのです。

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