栄養失調と聞くと食べ物が食べられずガリガリの身体の人をイメージしがちですが、正確には肥満体の人も実は『栄養失調』なのです。
正常な身体への栄養供給が出来ていないという意味で、痩せの人は栄養不足で、肥満の人は栄養過多です。
両者とも健康ではありません。
自分にとってどれだけの食事量が適切なのか、管理出来ていないという事は自己管理障害とでも言いますか、欲求のコントロール障害が起こってしまっているという事実を直視していただきたいのです。
その上で、どういった食習慣が自身の健康にとって最も良いのか、じっくりと考える時間を作り実行してみてはいかがでしょうか?
また、ただ単に体重を落とすためだけに行なう、〇〇抜きダイエットや、1食を食べずに代わりに何かを置き換えて摂取するようなダイエットにも、十分に注意が必要です。
栄養の摂取で、最も大切なことは『バランス』です。
ビタミンが身体に良いから・・・現代人は鉄分が不足しているから・・・ミネラルが失われているから・・・などで、何かだけを極端に摂取するようなことはお勧めできません。
1つの栄養素が増えたとしても、全体のバランスが悪ければ、何の意味もありません。
それも『栄養失調』なのです。
さらに添加物たっぷりの食品ならぬ『製品』をお腹の足しにするのも控えましょう。
身体はバランスのとれた栄養素を必要としているのです。
栄養の無いものを摂取することは、身体に余計な負担を強いていると理解してください。
ファーストフードのお店で子供たちに「バーガーにポテトにソフトドリンク」を食べさせている親御さんを時折見かけます。
大切な子供たちに『毒』など食べさせず、『栄養』を食べさせてあげて欲しいと切に願います。
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