食の乱れは『心と身体の乱れ』だと考えています。
『お腹がはち切れるくらい食べないと食べた気がしない』
『いくら食べても満腹感が得られない』
『味が分からず激辛にしないと美味しくない』
『ビュッフェやお代わり自由を嬉しいと感じてしまう』
食欲は視床下部の満腹中枢と摂食中枢によって高次中枢で食行動に統合されます。
過食や偏食は高次中枢での認知の歪みが、『ずれ』や『くせ』として現れるもので、脳の変容と考えられるのではないでしょうか。
《食習慣の乱れ》
食べる量の異常と食べ方の異常の両方を検討する必要があります。
夕食に一気に大量に食べたり、夜遅くに食べたり、特に欠食が多かったり、短時間でまとめて食べたりすると肥満になりやすくなります。
《体重とは》
脂肪組織の部分である『体脂肪量』と、それ以外の部分、骨、筋肉、脳、神経、内臓、といった実質組織と、血液、リンパ液、細胞液などの水分を合わせた『除脂肪体重』のことです。
失敗するダイエットというのは体重が減少するにつれ、除脂肪体重も減少してしまうからです。
つまり、基礎代謝に必要な物も一緒に減らしてしまい、ダイエットをする前よりも太りやすい体質になってしまうということです。
また食べる時の姿勢はとても重要ですので、ぜひ習得して正しい姿勢で身体に優しい食事をゆっくりと時間をかけて摂っていただければ肥満対策にもなります。
まず椅子に腰を掛けるー足を肩幅に広げ均等にバランスをとるー坐骨でしっかりと座るー自然に背筋を伸ばし姿勢を正すー肘をつかないー食器を持ち上げ食べる(犬食い禁止)-食事が終わるまでこの姿勢を維持ー
野菜、根菜から手を付けるーしっかりゆっくりと噛むー口を閉じクチャクチャ音を立てないーひと口20回咀嚼で食べきれる量を口に入れるー口内が空になるまで追加しないーおかずと米を一緒に口に入れないー汁物で食材を流し込まないー
何度かこの食べ方を実践してみて下さい。
始めは習慣が無いためしんどいかも知れませんが慣れてくれば食事が楽しくなってきます。
本来の正しい位置に内臓が据えられ、呼吸が深くなり、味わいながら食事をする大切さが実感出来るはずです。
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