肩こりは、肩が『重い』『だるい』『張る』『痛い』などの不快な症状で、肩だけではなく首や背中にかけてカチカチパンパンの状態になることも多く、腰痛とともに辛い症状の代表格です。
肩は重い頭(5キロ前後)を細い首で支える土台です。
常に引っ張られるているため、特に何もしていなくても疲れやすい構造なのです。
また現在では、パソコン、スマホなどの携帯端末などにより長時間同じ姿勢で過ごす事が多くなることから、視点も同様に固定され眼が疲れ、指を酷使する事から腕も疲れ、それらが肩こりを増幅させているのです。
さらに世の中のスピードが速く、それこそ『息つく暇』もなく進んでいるため、常に身体に力が入りリラックス出来ない日々の生活から、ストレスの蓄積が想像以上にダメージを与えています。
では、肩がこっていると感じている時とは、肩がどうなっている時なのでしょう。
首や肩の周辺の筋肉が硬くなり、血液の循環が悪くなっています。
いわゆる『血行が悪い』状態です。
血の流れが悪くなると、筋肉に酸素や栄養が行き渡らなくなります。
草花に水や栄養が与えられなければどうなってしまうでしょうか?
枯れてしまいます。
それと同様の事が肩周辺で起こってしまうのです。
そして首や肩、それにつながる頭や背中、腰にまでその影響は計り知れません。
血液の循環が悪くなると筋肉が固まるだけではなく、溜まった疲労物質や老廃物を排除することが困難になり、こりや張りや痛みとなってさらに筋肉を硬くしてしまいます。
つまりこの悪い循環が絶えることなく続いている事が、何をしても良くならないという『慢性的な肩こり』の正体なのです。
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