骨盤周りの強化と対称性の回復を目的に、ストレッチポール運動とともに取り入れているのが、この『腰割り』という運動です。
スクワットに似ているため混同される方がいらっしゃいますが、筋肉を『鍛える』というよりも、股関節バランスの『使い方を覚える』運動で、太もも周りやお尻の筋肉など、股関節を取り囲む筋肉をまんべんなく効率よく動かせるようになります。
具体的な効果としては
股関節に柔軟性が出て足首が動くようになった。
骨盤の歪みが感じなくなった。
冷え性、生理痛が解消された。
肩こり、腰痛、膝痛が楽になった。
背筋が伸び姿勢が良くなり歩きやすくなった。
階段の上り下りが楽になった。
スポーツ時のバランスが良くなった。
など、身体の不調の解消に大きな影響を与えると考えています。
股関節は、前後左右に自由に動くために、色々な筋肉や靭帯がついていますが、日常の生活や仕事でほとんど使わなくなるため、どんどん衰えていき、意識することも難しくなり、ますます動きが悪くなり固まってしまいます。
腰割りで股関節を刺激すると、骨盤や内臓が整い副交感神経が優位に働きます。
そうなると呼吸が深くなり、気持ちが落ち着き、ストレスに対して強くなります。
様々な効果のある腰割りですが、やはり注目は肩こり、腰痛、膝痛の緩和でしょうか。
基本姿勢をしっかりと学び、正しい方法を続けると身体が変わっていきます。
股関節は上、下半身のかなめの関節のため骨盤の歪み、不安定な状態を改善し正しい位置を取り戻すと柔軟性が出てきます。
そうなると股関節につながっている腰や太ももがほぐれます。
上半身では腰から背中、背中から肩、肩から首へ、下半身では太ももから膝、膝から足首が連動してこわばりがゆるみほぐれていきます。
動きには派手さも面白味もないかもしれませんが、その効果たるや絶大なものがあると考えています。
ポイントは、骨盤を立て、股関節を開く事と膝の向きです。
これを誤ると、効果は得られません。
腰割りは、股関節の正しい使い方=腰を割る姿勢を会得することが重要ですので、始めは画像程度の動きからスタートし、徐々に深く、しっかりと開き、最終的には膝が直角になる位で保持出来るように練習しましょう。
日々の積み重ねが健康につながるのです。
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