身体は使わないと弱くなり、弱くなると硬くなります。
また使いすぎると組織障害が起こり痛みがあらわれ筋腱が短くなり関節が硬くなります。
硬いままの身体は、偏った使い方による歪みや変形につながり、痛みやこりや不定愁訴の大きな原因になります。
日頃の生活にストレッチを習慣として取り入れ、各関節の可動域と柔軟性の確保を図りましょう。
ストレッチでは伸ばしすぎによる細かい筋肉の損傷と痛感を避ける事が重要です。
それらは無意識にその動作を回避しようとする保護的な動きを覚え込んでしまったり、関節可動域が減少する原因になります。
当院で行うストレッチは、マイクロストレッチという低強度で質の高い動作のストレッチを取り入れています。
それは、筋肉の柔軟性だけにとどまらず、細胞レベルで効果を低下させる保護動作を減らし、組織の修復や再生を促して、血液の循環が良くなります。
血液循環が良くなると身体や筋肉の緊張が和らぎ、適切なはりが生まれて、疲労物質や老廃物の除去能力が飛躍的に向上していきます。
ポイントは正しい頻度、強度、時間で行う事です。
頻度は1日1回~2回
入浴後や筋肉が温まっている時が最適です。
強度は最大ストレッチの30%~50%(100%は痛感を感じる)
少し物足りなさを感じる程度です。
時間は各ストレッチ約60秒
短すぎても長すぎても効果は期待できません。
身体にやさしい動作なので年配の方や普段運動などしないという方でも心配ございませんので、安心して行えます。
また、自称『体が硬くてストレッチが出来ない』という方でもまったく問題なく取り組んでいただける内容です。
必ず先に下半身から行いその後上半身を行います。
つまり足首から始め、最後に首の順で終了です。
身体の部位は別々の構造ではなく、すべてが連動していますので正しく順を追ってゆるめていく必要があります。
これも自然の法則の1つです。
スポンサーリンク