自律神経は『交感神経』と『副交感神経』に分けられます。
一般には、「こんな時には交感神経が、逆にこんな時には副交感神経が」という説明でどちらか一方が身体を支配しているようなイメージで、何かスイッチで切り替えるような装置だと思われがちですが、少し違うようです。
心身共に健康な状態とは、交感神経と副交感神経が共に高い位置で維持し続けている状態のことで、その時々によりどちらかが『少し優位』な状態が理想であり、どちらか一方に偏っていては健康とは言えません。
内臓の活動にも大きな影響を与えるので、血流や老廃物の処理にも関係し滞ると瞬く間に体調が崩れてしまいます。
そういう意味において、人間は自律神経が正常に働いていてこそ健康でいられると言っても過言ではありません。
身体の不調を訴える方のほとんどは、交感神経レベルが高く副交感神経レベルが低い、しかも『著しく』偏った状態です。
このバランスをいかにして整えるのか、人生においてとても重要な課題だと思います。
仕事・家事・育児・その他、複雑で難解な人間関係・将来の不安・異常気象など........自律神経のバランスが乱されるストレスは挙げればきりがありません。
いかにしてそのストレスを回避し、健康に過ごすか、
ポイントは『ゆっくり・やさしく・やわらかく』を意識して、呼吸をし、考え、動き、そして生きる事だと思っています。
当院では、このような穏やかな心、謙虚と感謝の心、そんな無理のない自然な心が、自律神経のバランスを整えてくれると考えています。
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