自律訓練法は、1932年にドイツで確立され、現在では心身のリラックス法、ストレス緩和法、能力開発法としてとても効果的だと考えられています。
当院では、常にリラックスした状態で生活し、ストレスと上手につきあうための『丈夫な心身』を育てる目的で自律訓練法を取り入れています。
健康に過ごすための大切な4つの要素というものがあります。
①『仕事』
単に生活の糧を得るという目的だけではなく、生活の大半の時間を費やし働くという、人としての本能を満たし、心の充実を得る事が必要です。
②『遊び』
仕事だけに偏るのではなく、違う環境、人間関係の中で仕事では発散できない欲求やエネルギーを調整することが必要です。
遊びは心と身体に『栄養』を行きわたらせます。
③『睡眠』
人生の1/3は眠っています。それだけの時間を費やすのは、生きていく上で無くてはならない重要な物だからです。
身体と心の疲労をもっとも回復させるのは睡眠です。
したがって、どの様に眠るかにより生活の質が大きく左右されます。
④『休息』
睡眠とは異なる、心と身体を休めるための時間が必要です。
現代社会での生活はスピードが格段に進歩し、常に緊張と興奮の中で暮らしていますので、積極的にリラックスする習慣を付けておくことが健康な生活を送る基本なのです。
そしてこの緊張と弛緩のバランスを自身で作り出せるのが
『自律訓練法』なのです。
精神的には気持ちが落ち着き、肉体的には筋肉がゆるみ、心身共にリラックスした状態が作り出せるのです。
この自律訓練法を日々の生活の中に取り入れ、自律訓練状態で生活が出来るようになる事であらゆる不調や悩みから、健康的な生活へと劇的に変化を遂げられると考えています。
自律訓練状態とは、言うなれば眠りに近い状態で、覚醒と睡眠の線上のどこか、もっとも心身がゆるむ状態であり、そのコツさえ掴む事が出来れば、生活の質が大きく向上します。
具体的には、
肩こりや肉体疲労など、蓄積された疲労を回復させる事が出来る。
イライラせず穏やかな気持ちで過ごすことが出来る。
自身と向きあう力がつき、落ち着いて考え行動出来るようになる。
何事においても集中力が付き、効率的に動けるようになる。
身体的な痛みだけではなく、心の痛み、苦しみを和らげることが出来る。
そして自律訓練法の特徴は、年齢、性別に関わらず、どなたでも習得することが出来ますので、是非、当院にてこの『自律訓練法』を、ご自身の生涯の宝として習得して頂きたいと思っています。
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