依存性薬物の恐ろしさ①~アルコールの魔力~

先日、飲酒についてのご相談がありました。

「健康診断でひっかかってしまって」というよくあるパターンなのですが、ここからアルコールを絶てる人は限られます。

 

何故でしょうか?  

 

それはアルコールがマリファナ、コカイン、幻覚剤、覚醒剤などと同様の『依存性薬物』だからです。

 

これらは単に違法か合法かの違いだけで、心身をむしばむ薬物である事に変わりはありません。

合法である以上、どんな悲惨な事件、事故が起ころうと飲む飲まないは本人の判断で決めることになります。

 

しかし、依存性薬物の恐ろしい所は脳の中枢神経系に働きかけ本人の意思とは関係なしに体内に取り込もうと行動を起こさせ、アルコール摂取を自分ではコントロール出来ない状態、つまりコントロール障害をおこしてしまう事です。

 

それだけではなく多くのアルコール依存者は飲酒行動に関して同じか、もしくはよく似た思考回路を持っています。

 

『否認の回路』と呼んでいますが、

1:自分にはアルコール問題などなく、自分でコントロールが

  出来る、または出来ていると思い込んでいる。

 

2:アルコール問題はあるかもしれないがアルコールさえやめれば

  何の問題も起こらない。

 

3:アルコール飲酒は少しストレスがたまっているからに過ぎない。

 

4:アルコールなどやめようと思えばいつでもやめられる。

 

5:他の人はそうかもしれないが自分だけは違う。

 

いかがですか?ご自身を含め、周りにこのような方はいらっしゃいませんか?

 

取り返しがつかなくなる前に飲酒習慣の改善をお勧めします。

 

また、喫煙行動におけるニコチンの摂取においてもアルコールと同様の障害が起こりますので、『アルコール』を『タバコまたはニコチン』に置き換えて読んでみて下さい。