肩甲骨を柔らかく動かす

首こり、肩こりの原因は様々ですが、運動指導の面からその対策を考える時に、『肩甲骨を動かす事』は最も大切な動きの一つです。

 

座って、または立って行う動作では、片方の肘を曲げ同側の肩の上か襟を掴むように構え、肘の先でゆっくりと小さな円を描くように腕を回すとまず肩関節が動き出します。

 

さらに円を大きく動かすと肩甲骨が動き出してきます。

この動きで疲労して凝り固まっている首肩まわりが弛んできます。

 

さらに大きく動かすと背骨はもとより肋骨まで動き出します。

そうなると胸郭の中の内臓の動きにも良い影響が現れます。

 

内臓の動きは自律神経と密接に関係しているため、身体全体の血流が良くなり冷え性にも効果的ですし、ストレスの緩和にも繋がります。

 

また、腕、肩、肩甲骨、背骨などは鎖骨とも連動しているため当然鎖骨も動いています。

 

鎖骨周りには大きなリンパ節があり、そこが、動かさず硬く滞ると免疫力が下がったり、疲れやすくなったり、むくみの原因になったりします。

 

つまり連動する胸郭周りを動かす事で、リンパの流れが改善され、身体全体の不調を整えていく事が可能になり、多くの悩みの解消に繋がると考えています。

 

前回し、後ろ回しをとにかくゆっくりと行います。

 

呼吸は深く、心地の良いリズムで動かすとともに、身体のどの部分がどうなっているのかを感じながら背骨までしっかりと動かすつもりで、満足感が満たされるまで続けましょう。

 

肩甲骨を柔らかくしておくことは心と身体の全てを柔らかくする事と同じだと思います。