痛みの魔力

マッサージ屋さんで、「痛キモチいい位がちょうどいいんですよ」とか「痛いのをがまんすると楽になりますよ」などと言われて圧されたことはございませんか?

 

結論から言っておきますと、本当にご自身の健康を考えるなら

そんな店には2度と行ってはいけません。

 

脳は精密な構造とは相反して、時に誤作動を起こす事が知られていますが、痛みに関しても同様のことがいえます。

 

『痛みは上書きされる』という事をご存知でしょうか?

 

つまり今の痛みに対して、さらに違う種類の痛みを与えると、脳は誤作動を起こしてしまい、それまでの痛みを感じなくしてしまうのです。

 

これを前述のマッサージに当てはめてみると、辛い身体の部位に痛みを与える事で、まずその元の痛みが無くなったと誤作動を起こさせます。

 

次に、新しく痛みを与える間、身体は無意識のレベルで防御態勢をとるためにキュッと固まります。

 

そして、時間が来て施術が終了すると、その防御態勢を解除するために、ホッとゆるんだ状態になります。

 

これを感覚として『ほぐれた』と認識してしまうのです。

 

例えると『滝行』のようなものでしょうか

 

激しい水圧に耐えている間は、その衝撃に対して身体を固めて防御しています。

そして、終わると体中の力が抜け、何か解放されたような気持ち良さに包まれるのです。

 

まさにこれと同じような事が起きているに過ぎないのです。

 

それを、言葉巧みに誘導し、信じ込ませ、依存させ、ますます身体を硬くさせた上に、ついには『定期的に通わないと良くなりませんよ』的な悪魔のささやきが放たれます。

 

もうその頃にはどっぷりと、はまってしまい抜け出せなくされている事がほとんどです。

 

しかし残念なことに、一般の方はまだこのような真実を知る機会がほとんど無い事から、多くの方はグイグイ強く圧して『ほぐして』もらうことをありがたがる傾向ですので、一部の心ある治療家の方にとっては、頭の痛い状況が今しばらく続きそうです。

 

 

 

今年1年も様々な方にお力添えを頂きながら、毎日を楽しく過ごせました事を心から感謝申し上げます。

 

本当にありがとうございました。

 

2013年も真っ直ぐ前を向き、1人でも多くの方に喜んでいただける、 そんなお店であり続けられるよう、日々精進を重ねて参ります。

 

 

~良いお年をお過ごしくださいませ~