高齢者の転倒

脚や体幹が弱り、姿勢が崩れ、ちゃんと歩けなくなる高齢者をよく見かけますが、どうしてそうなってしまうのでしょう

 

歳だからだ、とお思いですか?

 

そうではありません。

 

もっと以前、ちゃんと歩く事が出来ていた時に、このような未来を予想せず、『自分だけは大丈夫』という根拠のない自信の基に何もしてこなかった事が大きな原因なのです。

そして、何かあった時に、

たとえば少し膝が痛いとか足がだるい

などを感じた時に、湿布や薬を安易に

使うような、とりあえずの対処方法の積み重ねが

徐々に健康をむしばみ、ほとんど段差のない

平坦な道でさえつまずき転んでしまうような

結果につながってしまったのです。

高齢者が転倒すると、転んだだけでは済まない場合が多くあります。

 

『骨折』です。

 

しかし本当に怖いのは骨折そのものではありません。

 

治癒するまでのベッドで過ごす時間が、破壊的に筋力を奪い、その後、歩く事はおろか立つ事さえ難しくなるほど衰えてしまいます。

 

そうなってしまうと寝たきりが常となってしまい、血の巡りが悪くなり免疫力が下がり、肺炎などにかかりやすくなったり、

行動範囲が少なくなる為、食欲が減り咀嚼する力が衰え認知症の恐れが現実のものになります。

 

しかし、このような状態の人が果たして10年前20年前に、いずれご自身がこのような状態になるかもしれない、だから動く事が出来ている今のうちに、キチンと身体をケアし、筋肉の衰えを最小限に抑えるための努力をしなければ、と考えていたでしょうか?

 

もしもそのように考えられていたのなら、もっと違った、健康的な人生を歩めていたはずなのです。

 

健康を、失ってから取り戻す事は大変な困難を伴います。

 

ですから健康なうちに維持向上を心掛け、日々の生活をしっかりと整える必要があるのです。