ストレッチポール運動

肩こりや首こりや背中の張りなどの解消のために、肩甲骨周り(胸郭全体)を整えるだけではなく、全身の姿勢の偏り、バランスの悪さを改善するのに、このストレッチポール運動はもっとも効果の高い取り組みだと考えています。

 

もちろん運動は姿勢のポイントである胸郭、股関節の自然な動きを取り戻すことが目的の1つではありますが、それとともにご自身の身体のバランスが整っているのか、そうではないのか、『気付く』ことも重要な目的なのです。

 

この画像の方も、ご自身では左右対称で真っ直ぐ中心に乗っているつもりなのですが、実際は右脚がポールの中心に近く左脚が遠くなる状態でバランスが取れてしまっています。

 

この偏ったバランスのまま運動をしてもどこかに力みが入り効果は思ったほど期待出来ません。

 

ですから、ポール上での様々な動きを学ぶ前に、しっかりと脱力し、どこにも力みがない状態でただ仰向けになる練習をしていただきます。

 

興味深い事に事前にホームページでストレッチポールの効果を理解し、ご来店時に「どんな事をご希望ですか?」とお尋ねをした時にちゃんと

 

「ストレッチポールの指導をお願いしたい」とお答えをされる方と

 

特に何も考えず、「何でもいいから何かして欲しい」というお考えの方とでは、取り組む姿勢やその後の効果に雲泥の差が生じます。

 

指導中、何度もお身体の感覚を確認するのですが、前者では

「ちょっと左のお尻から脚にかけて力が入っています」

「首の後ろ側がすこし固まってる感じがします」

「体が微妙に右側にずれてる気がします」など

身体の内側に目を向けた表現をされるんですが、

 

後者では

「大丈夫です」

「別に」

「分かりません」などとからだの内側に目を向けることなく、質問に対する答えだけを単純にされるケースが多く見受けられます。

 

終了後、身体の感覚を味わっていただくのですが、

「心地いい感覚をしっかり感じて下さいね」と言うと

 

ここでも、しっかり味わう方と、そうでない方に分かれます。

 

ストレッチポールの効果はこの部分が重要なのですが、目的が明確でない方は、ろくに味わうことなくおろそかにしてしまいます。

 

呼吸にしてもストレッチポール運動にしても同様なのですが

『本人の目的意識』が効果の有無を左右します。

 

いくら素晴らしい運動やエクササイズがあったとしても

結局はそれを行なう本人のやる気や意識次第で効果は変わってしまうのです。