いただく

敬語謙譲語尊敬語

敬語というものは非常に難しく、普段何気なく使っている丁寧な言葉が実は間違っているという事がかなりあるようです。

 

丁寧な言い方をしたつもりでよく使われるのが『いただく』という言葉で、本来は自分や自分の周りの側の行為をへりくだって述べる謙譲語なのですが、尊敬語や丁寧語として使ってしまっています。

 

『○○はお休みをいただいております』

『今回、スピーチをしていただけませんかというご依頼を受け...』

『出店させていただいた以上、頑張らせていただきます』

『大役をやらせていただく事となりました』

『本日はご来店いただきありがとうございました』

『申し訳ございません、皆様にお待ちいただいております』

 

一読すると何がおかしいのか、間違っているのかと思われるほど日常に溶け込んでしまっている『いただく』は、特に丁寧さが求められる状況で頻繁に顔を出します。

 

また接客の場面においても、とりあえず『いただく』を付ければ丁寧に聞こえるように感じ、何でもかんでも『お ~いただく』と、付けてしまう場合も非常に多いのです。

 

確かに今すぐ、『いただく』を禁止ワードにされると、会話がぎこちなくなってしまいそうですが、『くださる』や『もらう』などの普通動詞で十分な事がほとんどですし、謙譲語とは相手を立てる時のみ使う言葉ですので、いただくの連呼は避けましょう。