原因不明の腰痛

椎間板ヘルニア狭窄症

とてつもなく長い間、腰の痛みに悩まされ、いくら検査をしても何故痛むのか分からない

 

腰痛には、診察や検査で内臓や背骨に重い病気があるなどの原因が特定できる「特異的腰痛」と、いくら検査をしても原因が分からない「非特異的腰痛」があります。

 

横になってもずっと痛い・楽な姿勢が無い、膝下まで痛むなどの場合は特異的腰痛の可能性が高いのですが、多くの腰痛は非特異的腰痛と考えられます。

 

その中で、よく言われる「骨が変形している」「椎間板が擦り減っている」「ヘルニアです」、これらはただ単にそんな状態になっているというだけで、それが全ての原因だとは言い切れません。

 

年齢を重ねると身体の至る所でそうした変化は現れるのが当然で、変化があっても腰痛に悩まされる事のない人もいらっしゃいます。

 

またヘルニアの手術をしても痛みが取れないという人がいる事からもそれは明白です。

 

非特異的腰痛である場合、それがぎっくり腰でも慢性腰痛でも、安静第一と腰をかばい身体を動かさなくなる事がもっとも良くありません。

 

もちろん痛んでいる時に痛みを押し殺し、無理矢理激しく動かすのはもっての外ですが、ゆっくりと上手に動かすと腰の骨の中の組織が正しい位置に戻ったり、血行が良くなったりする事から徐々に痛みは和らぐと考えられます。

 

非特異的腰痛の特徴は「脳機能の不具合」という側面もあります。

 

つまり精神的ストレス・肉体的ストレス・環境的ストレスなどから、本来であれば痛みを和らげる脳内物質の分泌が抑制されてしまい、痛みとならないはずのものが「痛い」と感じてしまうのです。

 

この場合、いくら検査をしても分からず、前述のようなよく耳にする「原因らしき事柄」で湿布と安静で様子をみましょうという流れになってしまいがちなのです。

 

特異的腰痛では無い腰痛と決別するためには、正しく上手に動かす事と脳機能を調整する事を心掛けましょう。