人手不足

インドネシアフィリピン介護福祉士

かなり以前から、日本は猛烈なスピードで少子高齢化が進み、大変な事態になると言われ続けてきましたが、小手先ばかりの対策で誤魔化してきたツケがそろそろ回ってきているようです。

 

現在、介護の現場では深刻な人手不足が問題となり、今後10年で100万人の介護士が必要とされています。

 

しかしながら、福祉・介護の現場で働く職員の離職率は20%弱で、他の仕事と比べても断トツに高いのですが、高齢者介護だけに絞ってみると、3年以内の離職率は70%を超えるとも言われています。

 

低賃金なのに重労働という『キツイ』職場環境が、もっとも大きな原因ですが、安易な考えでとりあえず働いてしまう人が多いのも現実です。

 

『これから介護士の需要が高まるから』という安易な考えで就職したものの、介護職の大変さを目の当たりにし、続かなくなるパターンです。

 

高齢者の介護は入浴・食事・移動の手伝いのみならず、排せつ物の処理はもとより、痴呆症の方などは急に暴れたり、襲いかかってきたりする事もあれば、徘徊してしまうと、探して連れ戻さなければなりません。

 

問題のある事業所とのトラブル、夜勤など不規則になりがちな勤務体系、腰痛など、心や身体を壊して仕事を続けられなくなる事も多々あるようです。

 

結果、介護福祉士国家資格取得者の半数近くが、福祉・介護の仕事に従事していない『潜在介護福祉士』となっているような状態なのです。

 

そのため、インドネシアやフィリピンなどアジア諸国の方々の力を借りようと対策を進めていますが、日本語の難解さから、思うような結果が出ず、問題文にすべて振り仮名を振るような試験をするまでに至っています。

 

それでもまだまだ人手不足は解消とは程遠く、このまま抜本的な改善がなければ、今後介護が必要な状態になったとしても、適切な介護が受けられないような世の中になる事は明らかです。

 

ですので、これから高齢者となる中高年の方は、今よりもさらに健康への意識を高く持って、『自分は介護のお世話など必要ない』『太く短く生きるつもりだから大丈夫』などの希望的観測は捨て、最低でも『運動・食事・睡眠』の3つの習慣をより一層健康的なものに変えていきましょう。

 

介護を受けなければならない人を減らせれば、介護する人は当然少なくて済むのです。

 

それが福祉・介護の人手不足の解消にもつながる一石二鳥の名案なのです。