ジビエ

E型肝炎ウィルス劇症肝炎

農作物に深刻な被害をもたらす野生のシカやイノシシの肉『ジビエ』

 

食害を防ぐために駆除した肉を有効利用するという動きは、その肉質が高タンパク・低カロリーという理由から広がりを見せ、健康ブームとも相まって徐々に人気が出て、扱う飲食店や専門店が増えてきています。

 

自然の恵みとして珍重され特産品として様々な商品や料理法が紹介されていますが、野生のため個体差が大きく、法律に基づく食肉処理時の衛生検査が無く、自治体や業者の自主性に委ねられているのが現状ですので、安全・安心の観点では十分な注意が必要です。

 

通常は東南アジアなど発展途上国でみられるHEV(E型肝炎ウイルス)の感染が日本でも確認されています。

 

発熱や腹痛、肝機能低下が現れ、子供や高齢者・妊婦や免疫が下がっている方の場合、重症化する恐れがあります。

 

感染は、その食べ方で、火を通さなかったり、調理時の過熱が不十分なのが原因です。

 

牛や豚などと同様に、シカ・イノシシ・キジなども生食は厳禁です。

 

これらの生肉を口にするという事は、途上国において不衛生な生水を飲んだり、その水で洗ったカットフルーツを食べる事と同じ事だという事を肝に銘じましょう。

 

現在E型肝炎に対するワクチンはありませんし、衛生面でのルールが確立されてもいませんので、『自己防衛』しか手立てはありません。

 

言い換えれば『自己責任』になってしまいます。

 

特にこれからの季節は、絶対に避けるようにしましょう。