蛇の鱗、蝉の翼


蛇は鱗を動かして移動します。

その様子から、蛇が体を進められるのは、鱗のお蔭であろうか、それとも蛇自身であろうか。


蝉は羽根を動かして飛ぶが、蝉を飛ばしているのは、羽根であろうか、それとも蝉そのものであろうか。


こんな時に、人はすぐに言い争いになります。


蛇だ 蝉だ いや 鱗に決まっている 羽根以外にはない


自分の意見があたかも正論であるかのごとく、主張し始め、対立を繰り返すのです。


あれはあれ これはこれと、決める必要のないようなことに、つまらない屁理屈を繰り返し、対立と不幸を生みだし消耗してしまいます。


そんなことは、本当はどうでも良い事なのです。