くちびるがひび割れたり、カサカサになったりすると「乾燥する季節だから仕方ない」と、とりあえず手元にあるリップクリームを塗って済ましていませんか?
くちびるは薄い皮膚の為、確かに乾燥しやすくリップを塗ると保護されたように感じますが、乾燥用と荒れ用に分かれていて一般に売られているものの多くは乾燥用です。
したがって、荒れているくちびるに塗ってしまうと、治らないばかりか悪化させてしまう事にもつながりかねませんので、薬用にするなど注意をしましょう。

くちびるが荒れは、過労・ストレス・栄養不足・暴飲暴食などが続いた時に起こる事がよくあります。
身体から免疫力や抵抗力というようなものが低下すると、不調のサインとして現れるとも考えられます。
その際は休息や睡眠をしっかり摂り、ビタミンB6の摂取を心掛けましょう。
ビタミンB6は、にんにく・唐辛子・鶏豚肉・まぐろ・サーモン・かつお・海苔・きな粉などに多く含まれています。
また、アトピーのアレルギーを持つ人がなりやすい「アトピー性口唇炎」、くちびるがカサカサでむきやすくなる「剥離性口唇炎」、刺激物や特定の食材により荒れる「接触性口唇炎」などにより、唇が荒れる事があります。
後篇では、もっとも気をつけたい落屑性口唇炎(なめまわし皮膚炎)について書きます。
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