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街を歩けば色々な名称の、ありとあらゆる身体に良さそうなモノがあり、これらは身体の不調にお悩みの方やいくつもの病院や治療院で検査を受けても、特に原因が特定出来ないような状態の方にとって、西洋医学では解決出来ない、人智を超えた何かをしてもらえるのではないかなどの誤った期待を抱かせてしまう存在なのかもしれません。
それはある意味においてサービスを提供する側のいくつかのとんでもなく間違った発想に大きな責任があります。
その1つは、お客様の事を『患者さん』や『患者様』と考えたり呼んだりしている事です。

そもそも患者とは、『病気や怪我の治療を受ける人の事であり、医師の側からいう言葉』と定義されています。
つまり、来院や来店をされる方は怪我や病気を患っていて、治療が必要であり、それに応える医師が使う言葉なのです。
ですので、前述の様々な名称の医療資格を持たない者が、お客様に対して『患者さん』や『患者様』と表現する事は適切ではないのですが、認識不足や悪意を持つ施術者は、平然と患者という言葉を使っているのです。
そしてその事が、まるで何か特別な技術を駆使してあらゆる怪我や病気を瞬く間に治してもらえるような錯覚をお客様に与えてしまっているのではないでしょうか。
少なくとも日本では、国から『医療行為や治療行為を行なっても良いですよ』という資格を与えられた者にしか、医療行為や治療行為は認められていません。
そのように法律で決まっているのですが、あたかも治せます・治してあげます的な表現を用いてお客様を混乱させている不届き者は後を絶ちません。
お客様を『患者』として扱い治療を施したければ、きちんと国から資格を取得した上で行なうのが本来の姿であり、そういう姿勢で本当にお困りの方々をお救いするのが、正しい『人の道』だと思っています。
そのような道を反れた・紛らわしい行為をする人達の為に、まっとうな姿勢でお客様と向き合っている多くの真面目な施術者が、迷惑をこうむらない業界になってもらいたいものです。
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