ボクサーが減量時にストーブを焚きまくっている中で、大量の汗を流しながら運動をしているイメージですが、どうしても体重を落とすには、何故かなんとなく「汗をかく事」と考えてしまいがちです。
実は、これ、あまり意味が無いんです。

汗をかいた後、体重を量ってみると、確かに体重は下がっています。
また、ダラダラと汗が流れ出るのを感じると、これできっと痩せていくはず!という希望的観測によって思い込んでしまいがちです。
しかし、これは単に身体から水分が減っただけなので、ダイエットの本質である「脂肪燃焼」とは別の話なのです。
キチンと水分補給をしたり、その夜「ちょっと一杯」するだけであっという間に元通りなのです。
これは人間の生命維持装置の本能的な働きが、水分の枯渇を感じ取り適切に作動しているという事です。
脂肪を燃焼させるには、必要以上に温度や湿度の高い環境で運動をする必要は無く、身体に負担の掛からない環境で有酸素運動を続ける事が最も効果的なのです。
ダイエットの王道は、3つ。
第3位は筋トレ。
第2位は有酸素運動。
そして、第1位は食事です。
食べないとか、何かだけを食べるとかではなく、海のモノ山のモノ、野菜・果物、和・洋・中、何でも好き嫌いなくいかにバランスよく食べるか、そして必ず「腹6分目に抑える事です。
肥満は、結局のところ「運動不足」と「食べ過ぎ」です。
ですから、無駄に身体に負担をかけるような汗かきダイエットではなく、適度な運動と暴飲暴食を控えさえすれば、みるみるうちに身体は本来の適正な姿に戻っていくのです。
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