また地震が起こりました。
TVでその後の街の様子やインタビューがしきりに放送されていますが、その中でとても気になる光景を目にしました。
それは、大量の食品を購入しそれを両手に抱えている人のインタビューです。

地震が発生した場所では、ライフラインが寸断され必ず生活用品や食糧・水などが不足し、多くの人が困ってしまうのですが、そのインタビューを受けた方は、残された僅かな食料を「食べ物が無くなれば困るから」という理由で買占めをされ勝ち誇った笑顔でコメントされていました。
天災が起こると困るのはみんな同じなのですが、このような「自分は自分は自分は」という我欲の強い方は、自分さえ良かったら良いという思考なのです。
自分さえ飢えなければ他人が飢えても構わない。
他人が困る事など、自分が困る事に比べると取るに足らない事。
このように自分さえ満たされれば・・・という人が僅かながら存在する事が、本当に残念でなりません。
我欲に囚われている人は、自分の欲が満たされなくなると、その価値観を満たしている人を妬んだり批判したりする事に夢中になり、「あの人が、この人が、誰かが悪い、環境が悪い、社会が悪い、自分がこんな目に遭っているのは世の中が悪いせいだ! 自分は被害者だ!」というような不平不満を繰り返すようになります。
そのようなマイナスな思考はさらに我欲に凝り固まって、いつも他人の行動や発言が気になりどんな手を使ってでも少しでも他人よりいい思いをしようと必死になり、いつか自分を追い込み苦しい人生を送る事になると気づいてほしいものです。
自分が何かを必要としている時は、他人も同じように必要としているのです。
それを「みんなで分かち合う」という心、苦しい時こそみんなで力を合わせるという心を持つ人が1人でも多くなればいいなと思っています。
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