斉藤和義さんの「Hey! Mr.Angryman」という曲の中に、「邪悪な人を見抜くにはじっくり声を聞いてごらん~~取引する時の声と嘘つく時は同じ」という歌詞があります。
当院はHPで、一切お断りと記載しているのですが、それでもセールスの電話が時々かかってきます。
「こんなシステムいかがですか」
「当社の〇○を使うと、集客が見違えるほど増えます」
「こちらの地域では御店のみご連絡を差し上げています」
多くがこんな様子です。

受話器を取って話し声が聞こえた瞬間に「騙そう」という気持ちが感じられるというか、言葉に誠が無いというか、上っ面の丁寧さにうんざりしてしまいます。
または、受話器越しに恐らく営業さん総出で色んなお店に電話をかけまくっているような様子が聞こえたりする場合があったりもします。
しかし、昨日かかってきた電話は、それらとは少し違う、よく練られた作戦で突破しようと試みていました。
その手口とは、必要以上に明るさをアピールする事も無く、ごく淡々と丁寧に、静かな雰囲気でこのような内容を話し始めました。
「私どもは、この辺りの地域で整体院様・接骨院様などの業種において、実費診療がどのようになされているかを調査しております〇○協会でございます。
姿勢屋様は保険診療をされていらっしゃいますか?
実費診療についてお話をお伺いしたいので、診療後でお時間をいただけますか?ご予定はいつがよろしいでしょうか?」
というような、ちょっとでも診療報酬の不正請求をしているようなお店ならビクッとするような、いかにも行政から派遣されてチェックをしているような雰囲気を醸しながら、当然時間を作って頂けますよね、という切り口ですので、これなら騙される人もいるだろうな~と思いながら少し話につきあってみる事にしました。
が、それも数分で飽きてしまったので、「で、結局何をしに来るんですか?」と問い詰めたところ、驚きの答えが・・・・
「実は女性用の育毛剤を扱っていただける治療院様や整体院様を探しておりまして、ぜひ、お取引をしていただけないかと・・・」
多かれ少なかれこんな感じなのです。
本当に時間の無駄なのですが、話のネタになったかなと考えると、ま、それも善しという事でしょうか。
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