肩こり解消の切り札的存在である「肩甲骨はがし」は、そのネーミングから「痛いのでは・・・」とか「なんだか怖そう・・・」というイメージですが、まったくそのようなモノではありません。
動きが悪く、凝り固まってしまった肩甲骨は、一刻も早く元の大きな可動域を取り戻し、ふわふわと浮いているかの如く動かせるようにする必要があります。

別名「天使の羽」と呼ばれる肩甲骨は、首・肩・背中あたりにある6種類ほどの筋肉が適度なバランスを取り、色々な動きが出来るようになっているのですが、姿勢の悪さ・運動不足・手の使い過ぎ・精神的ストレスなどが原因となり、肩が前に出る動きに引っ張られその自由さが失われてしまいます。
動けなくなった肩甲骨に関連している筋肉は、血行不良を起こし硬く細くなり、ゴリゴリとした塊のようになったり、分厚いゴムが肩に張り付いたような「肩こり」となるのです。
肩甲骨が本来の可動域を失いバランスが崩れると、肩甲骨と対をなす骨盤が歪んでいきます。
肩甲骨が上半身の要とすると、骨盤は下半身の要です。
身体は連動していますので、どちらが歪んでも必ずもう一方にその影響は出ることから、身体の歪みを整えるには、「肩甲骨」と「骨盤」を整える必要があるのです。
身体が歪んでいる=骨盤が歪んでいる
間違ってはいませんが、これでは不十分です。
身体全体の歪みを考える時、必ず肩甲骨の滑らかさの回復が欠かせませんが、凝り固まった肩甲骨を動かすには少々コツがあり、それを解決する方法の1つが「肩甲骨はがし」という体操なのです。
血行不良からくる肩こりを解消するには、この肩甲骨はがしをはじめ色々な方法でとにかく動かす事が必須ですので、無理なく毎日続けられるような運動や体操を見つけてください。
そして、入浴後など身体が温まっている時や、デスクワークなどで同じ姿勢が続いてしまうような時には必ず行なうようにしましょう。
肩甲骨が動くようになると身体は見違えるように変わります。
ぜひ、お試しください。
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