最近の高齢者はとかく元気なのだそうです。
歩いたり走ったりは言うに及ばず、ジムのトレーニングルームでマシンを使って筋肉を鍛えるなど日常茶飯事となっているとの事です。

一時期よく耳にしたメタボリックシンドロームブームが一段落したと思ったら、次にロコモティブシンドロームブームが到来しているようで、いつまでも身体を動かせるように鍛えましょうという、いわゆる「運動=健康」の確立がなされているのです。
確かに筋肉が増加すると血行が改善されたり、代謝が良くなったり、認知症予防に効果が高いとされているので、鍛えること自体はとても素晴らしい事なのです。
しかし、あまりに偏った「筋肉神話」は適当ではないと考えています。
例えば、本来備わっている機能の60%しか動かせない部分に、無理に筋肉をつけても身体を動かす際の負担にしかなりません。
良い筋肉の付け方は、まず身体をスムーズに動かせられるように関節の可動域を取り戻し、目いっぱい伸ばしたり捻じったり出来るようになったうえで、大きな筋肉から付けていく方法です。
それと同時に食生活の改善も必要になってきます。
身体はトレーニングだけでは思ったほど変わりません。
それは、身体は食べ物で成り立っているからです。
食事とトレーニング、この両輪が健康の秘訣なのです。
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