別の所

慢性的に肩がこっている場合、腕が上がり辛くなっていますが、これを何とかしようと思い肩ばかりを意識的に動かそうとしても、うまく腕が上がるようにはなりません。

 

 

腕が上がらなくなっているのは、肩だけに原因があるのではなく、肩甲骨の動きが悪くなっていたり、肋骨の動きが悪くなっていたりするからです。

 

それらの動きが悪いという事は、脊柱の動きが制限されているため、骨盤の動きも当然悪くなります。

 

肋骨や脊柱の動きが悪いと横隔膜がうまく大きく動かないので呼吸が浅くなり、取り込む酸素が少なくなるので、血流が悪くなったり疲労回復が遅くなり、疲れや冷えがいつまでも解消できないという事につながります。

 

このように身体の不調を考える時に、どこか一ヶ所に意識を向けていては思うような改善は難しく、身体全体が連動しているという事を念頭に置いて動かすような運動や体操を習慣的に行なっているうちに、そのどこかの部分が結果として弛んだり軽くなったりするものなです。

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