中高年の方が一念発起して運動をしようとする際、怪我をしやすいのは「イメージとのギャップ」があるからだと言われています。
特に学生時代や若い頃にバレーボール・テニス・サッカー・野球などを真剣に取り組んでいた方に怪我が多いのは、これが理由なのです。

つまり運動を始める際、頭の中にある「若い時の自分」のイメージのままで飛んだり跳ねたり走ったりしてしまうと、現実の身体は付いていくはずも無く、肉離れやアキレス腱断裂・靭帯損傷などの比較的大きな怪我に繋がってしまうのです。
加齢は日々少しずつ進んでいくため、把握するのはとても難しく、なんとなく衰えているだろうなという程度の認識ですが、実際にはその数段のスピードで運動機能を低下させています。
ですから、この程度なら大丈夫、なんて事はないとたかをくくって始めると厄介な事になってしまうのです。
それを防止するには、運動前の入念なストレッチと、運動後のケアです。
もちろん毎日のストレッチも行なうべきでしょう。
「運動前にストレッチを行なうとパフォーマンスが低下する」という理由で、ストレッチを疎かにする方がいらっしゃいますが、健康をテーマに運動に取り組むのにアスリートが考えるようなレベルの視点は必要ありません。
何よりも怪我をしない事が最優先です。
イメージと現実のズレを修正し、無理のないペースで運動を続けましょう。
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