街を歩けば、「足裏マッサージ」やら「足ツボセラピー」やらと、何かしら治療でもしてくれるのかなと見紛うばかりの表記がされているお店があちらこちらにあります。
そして、「ここは〇○のツボです、こちらは〇○ですよ」などのコメントともにあたかもその部分の働きを刺激によって改善します的な説明が行なわれていると思いますが、それらに科学的な根拠はまったく無いとされています。

足の裏はあくまでも身体の一部であり、全身の縮図というのは足ツボありきの理論だとも言われていて、これにも科学的な根拠は無いとされています。
しかし、実際に足つぼマッサージのような施術を受けて便秘が解消したという方や、食欲が増進したという方がいるのは確かですし、不妊や癌にも効果があったというような話すらあります。
これらは単に足の裏に加えられた刺激がきっかけとなり血行が良くなった事で、全身にその影響が伝播し各器官や代謝が改善したに過ぎません。
また、足の裏への刺激は心身のリラックスにとても効果的なため、自律神経のバランスを整います。
自律神経と特に関係の深い器官は「腸」です。
腸が活発に動くようになると免疫力がアップしたり、蠕動運動が盛んになるので便秘が解消したり、食欲が増進したり、気分の落ち込みが楽になりスッキリした気分になります。
このように足の裏への刺激は、つぼ云々という事よりも血行が改善するとともに停滞した老廃物が動き出し、各器官の新陳代謝が促され全身が活性化する事で、健やかに元気になるという考え方がもっとも腑に落ちると感じています。
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