肩こりの改善法として、最もベーシックなモノは、肩周りの血行を良くするという方法です。
とはいえ肩だけを一生懸命動かしても、それ程の効果は見込めないのです。

身体は1つの構造体ですので、全てが連動しています。
ですので、肩は肩だけで存在しているのではなく、色々な部分が関連しあっているのです。
肩は首や肩甲骨や鎖骨は元より、胸骨や肋骨や背中とも影響を与え合っています。
ですから、肩周りの血行をよくするためには、その辺りを含めた全体を広げたり狭めたりする動きが欠かせませんので、呼吸と合わせて大きく動かすようにしましょう。
肩の関節は「球関節」であり、運動軸から考えると「多軸性関節」です。
簡単に言うと、円を描くような動きが出来る数少ない関節でその可動域はとても大きいのですが、運動不足や姿勢が悪い事で、可動域が制限されてしまいそれを補うために、首や背中や腰までもが本来の機能以上の動きが求められるため、色々な部分に痛みが出たりコリを感じるようになります。
この関節の構造を知る事で肩周り、つまり胸郭全体を動かす事の大切さが分かると思います。
胸郭は横隔膜と関連していますので、胸郭を動かす時には必ず呼吸に意識をして動きと合わせましょう。
呼吸を意識せずに行なっても思うような成果は現れないと考えられます。
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