喜怒哀楽の中で、身体を元気にするのは「喜」と「楽」ですが、逆に身体を疲労させるのは「怒」と「哀」です。
特に「怒」は自分ばかりではなく、周りとの人間関係や信頼関係にも大きな影響を与えてしまう事もあり、十分に注意が必要です。

日常生活を送る上で、時には思い通りにいかない事や理不尽な事態に遭遇する事があるのは、いたしかたないのですが、その時にどのような対応をするかによってその人の人間性やコミュニケーション能力のようなバランス感覚が見てあらわになります。
ストレスのはけ口として怒りにまかせて傍若無人に振る舞ったり、他人に無理難題を押し付けるような事は人としてするべきではありません。
自分のストレスの処理は、他人を巻き込まないように自分で行ないましょう。
大切な事として、事あるごとに心が乱れてしまうような人は、出来るだけ怒りの感情が起こらないように日頃から準備をしておくことです。
〇 完璧な結果を求めない
勝手に他人に期待したもののそれが果たされなかったり、予想していた通りに事が運ばなかった時に、何でも自分の思い通りに事が運ぶと考えず、その都度ベストな選択が出来るように柔らかく考える癖を付ける。
〇 他人と自分を比較しない
他人と比べてどうだとか、あの人は得をして自分は損をしているなどという感情からは、妬み・恨み・嫉妬・執着というようなマイナスの感情しか生み出しませんので、他人は他人、自分は自分という考え方を持ちましょう。
〇 自分の怒りを把握する
どのような時に怒りのスイッチが入ってしまうのか、怒りの沸点はどのレベルなのか、という事を知っておくことで、日常生活においてそれを避けたり、沸点に達する手前で鎮静化出来るようになります。
〇 よく寝る
イライラの原因の1つは、睡眠不足です。
睡眠には心を落ち着かせ安らぐためのホルモンを分泌させる力がありますので、それが不足するという事は、イライラがいつまでたっても改善しないという事です。
イライラして眠れないという逆の意見もありますが、眠りやすくするためのモノの考え方や心身のリラックス法を取り入れて、十分な睡眠をとりましょう。
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