星が綺麗

世の中、便利になりました。

 

指先一つ、ボタン一つで欲しい物の多くがすぐに手に入ります。

 

ほんのちょっと前まで、こんな便利な世の中ではなかったのですが、いつの間にかそれが普通に感じるようになり、何の疑問も持たなくなってしまっているのではないでしょうか。

 

 

先日、日曜日の午後3時過ぎにネットで買い物をしたところ、わずか2時間後に「出荷しました」と連絡があり、翌日の月曜日の午前中には手元に届きました。

 

関東にあるお店だったのですが・・・。

 

よく考えてみると驚くべき早業!というよりも、何かを犠牲にしなければ実現できないのでは?というほどの異様な早さに怖さすら感じてしまいました。

 

その会社の従業員・配送業者・その家族など、つまり流通に携わる全ての人々が何らかの負担を負わされ、その上に成り立った便利さなのではないかと思うのです。

 

「顧客満足度NO.1」

 

「業界NO.1」

 

そんな消費者最優先を謳うキーワードのために、過剰なサービスや異常な労働環境が当然のように営まれ、その結果日曜の午後に注文した商品が月曜日の午前中に届くという「便利さ」が享受出来ているのです。

 

日曜日くらい休みましょう。

 

ついでに、盆や正月も休みましょう。

 

正月三が日にお店を開ける必要などありません。

 

コンビニの24時間営業も必要ありません。

 

朝7時開店、夜11時閉店で良いのではないでしょうか。

 

年中無休じゃなく週一の定休日を設けましょう。

 

夜は営業をやめて電気を消しましょう。

 

電気の使用が減ればエネルギーは少しで済みますので、制御不能なエネルギー源は必要なくなるのです。

 

また、夜が暗くなると夜空の星がもっと綺麗に見えるようになります。

 

と、まぁ現実にはもはや実現困難ですが、宅配便1つでこんな事をしみじみ考えてしまいました。

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