良い姿勢を保つには、いくつかのポイントがあります。
そのうちの一つは、下半身の柔軟性です。
下半身の柔軟性とはつまり、足関節・膝関節・股関節をいかにやわらかく使えるかという事です。

それらが硬くて動きが悪いと上半身にもその悪い影響が伝わり、歪んだり偏ったり捻れたりしてしまいますので、良い姿勢には程遠い印象になってしまいます。
身体は1つの構造物ですので、建物同様土台がしっかりしていないと全体を安定して支える事が出来ないのは、誰でも分かる事です。
特に膝がまっすぐに伸びないと骨盤の位置が崩れてしまい、腰が立たなくなり背中が丸くなり顔が前に出る典型的な猫背姿勢になりがちです。
膝を伸ばすには、伸ばすだけではなくしっかりと曲げられる必要があります。
身体は拮抗する構造ですので、例えば太ももを整えるには、前面・後面の両面を見なければなりませんし、ふくらはぎを整えるにはむこうずねにも気を配らなければなりません。
このようにして足・膝・股関節を整える事で身体が安定し、上半身から余計な力みが消えると身体自身がどんな姿勢が楽なのかを理解していきます。
つまり、いくらアゴを引いて胸を前に出し背中を反らせても、それでは良い姿勢は手に入れられないのです。
良い姿勢の基礎は「下半身」なのですから。
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