何年か前にある健康番組で、股関節の軟骨を再生させるとして「貧乏ゆすり」が紹介され、画期的な治療法としてかなり取り上げられていました。
股関節に痛みを抱える方々にとっては、費用も掛からない・家でも仕事場でも出来るという事で、まさに夢のような方法でした。

股関節に不具合が生じるのは、たいてい左右のどちらかで、最大の関節ですので強靭な構造になっていてちょっとやそっとの事では壊れない仕組みなのですが、それだけに一度悪くしてしまうと逆に改善が非常に難しい部分でもあります。
特に膝と同様、そのまま人工関節に置換するしか方法が無いとされる場合も多いのです。
そのような股関節の痛みを改善する貧乏ゆすりですが、マイナス面が2つほどあります。
1つは、人前で行なうには少々抵抗がある動きである事で、感情面で問題アリな人と見られてしまいかねませんので、一人の空間でしか出来ないかもしれないのです。
そして2つ目は、時間がかかるとされている事です。
貧乏ゆすりを行なうと、今まで再生不可能とされていた軟骨が再生されるのですが、それにはある程度の時間が必要とされていて、目安としては2年くらいの年月がかかるとされています。
ただし、日々に取り組む時間や回数などにもよりますので、必ず2年かかるとかではありません。
世に知られるようになってから数年が経ちますので、根気よく続けられていた方はずいぶん改善していると思われますし、これから始めようとお考えの方は2年後、健康だった頃の動きが出来るようになる喜びを思い描きながら、地道な努力を積み重ねられる事を願ってやみません。
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