「ぎっくり腰になった時は温めるのですか? それとも冷やすのですか?」
頻繁にぎっくり腰になるという方から、このようなお問い合わせをいただきました。
さて、これは回答がとても難しいご質問です。

まず、結論から申し上げますと、「どちらでも可です」とお答えするしかありません。
それはなぜか。
まったく真逆の対処なのにも関わらず、どちらでも構わないというのは筋が通らないのですが、それが現状だからです。
温める・冷やす、それぞれに主張があり、一方を論破するほどの決定的で科学的な結論が見出せていないため、限定したお答えが出来ないという状態です。
温める推しの考え方は、ぎっくり腰は腰周辺の筋肉がガチガチに固まってしまう状態ですので、それをゆるめるには温めて血流を改善する事が必要で、痛みが劇的に減るという報告もなされているというモノです。
一方で、冷やす推しの考え方は、ぎっくり腰は腰の捻挫であり、足首を捻挫したときにアイシングするのと同じ原理で腰も冷やして当然で、冷やす事で炎症を抑えたり痛みを軽減する効果もあるというモノです。
一般の方から国家資格をお持ちの先生方まで、この2つの意見が分かれて支持されている事を考えると、「どちらでも可」という答えが適当なのかなと思います。
つまり、どちらを行なうかの正解不正解は無く、行なった各個人がそれをする事で「楽になるかどうか」「気持ちが良いかどうか」という感覚こそが正解なのだと考える事が出来ます。
「どちらでも可」
中途半端な答えですが、これが今現在では出来る最善の回答だと思います。
という考え方を前提とした上で、自分自身の経験から言いますと、「温めるほうが楽になる」と思います。
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