体幹を鍛えると聞くと、「あ~インナーマッスルか!」と置き換えられてしまうくらい、体幹=インナーマッスルとして結びついています。
しかし、これは正確ではありません。

体幹トレーニングの代名詞的な運動といえば、腹筋運動ですが、これで鍛えられるのはインナーマッスルだけではありません。
身体の表層にあるアウターマッスルも同時に鍛えられています。
さらに他のトレーニングにおいても同じように外側にある強くて大きな筋肉も鍛えられています。
体幹とは小さな意味では身体の奥にある小さな筋肉群ですが、大きな意味では、首から上、腕、脚以外のすべての部分を指します。
そして大きな意味としての体幹が重要なのは、体幹以外の部分を使う時に必ず体幹が関わっているからです。
腕を動かす時に、腕だけでは動かせません。
胸や背中の筋肉が働き、肩甲骨周辺が補助を行なう事で腕が動かせるのです。
脚を動かす時に、脚だけでは動かせません。
骨盤周りの筋肉と一緒に、お尻の筋肉群も動くからこそ脚が動かせるのです。
ですので、腕や脚が動かしにくい原因を、その部分だけではなく体幹がうまく動かせていないからと考えれば、逆に体幹を今よりもさらに使いこなせるようになれば、体幹以外の部分はもっとスムーズに楽に動かせるようになるという事なのです。
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