日常生活で、何となく使っていて何の違和感も無い言葉ではあるものの、どういう意味か正確に説明するとなると少々困るような言葉があります。

たとえば、『リベンジ』
本来は、「復讐」や「仕返し」という良くない言葉なのですが、日本ではもっとソフトな「借りを返す」や「再チャレンジ」という意味で使われています。
ただし、犯罪などで使われる場合は本来の良くない意味として使われるようです。
『リスペクト』
相手を尊敬に値すると認めたり、敬意を表したりする場合に使います。
大リーグで活躍している最年長日本人プレイヤーが、打った後にバットを放り投げず、走り出しながらもバットをそっと置くように手を離すのは、バットを作られた人を心からリスペクトしているからで、手入れや管理を含め、とても感謝し大切に扱っているようです。
逆に、世界トップ10に名を連ねる日本人最高テニスプレイヤーは、試合中にちょっとうまくいかなくなると、苛立ちを抑えられずラケットをコートに叩きつけ破壊したり、コート横の壁にぶつけたりしています。
試合外の人柄は知りませんが、先述の野球選手と比べると雲泥の差です。
誰かが心を込めて作ったラケットをこのように扱うような人は、いくら成績が良くても自身がリスペクトされる事は難しいと思います。
『ディスる』
先ほどのリスペクトの反対の意味である『ディスリスペクト』の省略形で、元々はネット用語として広がったようです。
軽蔑・侮辱・悪口・攻撃というような、マイナスの要素が否定よりもさらに強い時に使われるのですが、ちょっとからかうというような時にも使われたりするように、かなり幅広い意味が含まれています。
という事は・・・・先ほどのテニスプレイヤーの件は、『ディスってる』という事になるのかも知れません。
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