姿勢が悪いと自覚していらっしゃる方に、姿勢を良くするために具体的に何か取り組まれている事があるかを尋ねると、ほとんどの方が「特には・・・」とお答えになられます。

よくても「気をつけているぐらいです」でしょうか。
姿勢改善の基本は、毎日の生活姿勢の中で偏った姿勢をしない事です。
脚を組んだり、片足重心で立ったりするようでは、姿勢改善は図れません。
姿勢改善にはこのような『意識をして行なう事』の他にも大切なことがあります。
それは『無意識で行なう事』です。
例えば、良い姿勢で椅子に腰掛けるためには、坐骨で座り骨盤をしっかりと立てる事が欠かせないのですが、そのためには股関節の可動域がしっかりと確保される事、そしてその姿勢を保持するためのいくつかの筋力がバランスよく保たれている事などが必須なのです。
そうすれば、特に意識をする必要も無く、身体本来の最も負担の少ない『良い姿勢』が取れるようになります。
このように無理のない正しい姿勢を無意識に出来るようになるには、それを成し得るだけの本来身体が備えているはずの機能を取り戻す作業が必要なのです。
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