身体の一部分だけ、痩せたいとかムキムキにしたいというのは、基本的には『無理』なのです。
例えば、『太ももだけ痩せたい』。
下っ腹がぽってりとし、お尻が適度に垂れ、ふくらはぎもむくんでしまっている人が、ふとももだけモデル並みのシェイプされたデザインに仕上げられるなどあり得ませんし、ガリガリに痩せている人の右の二の腕だけが、アームレスラーのようにムキムキになるはずはありません。

身体は全身が連動して成り立っています。
どこかの脂肪を減らしたい場合、身体全体の体脂肪を減らしながら、狙った部分の筋トレを集中的に行ないバランスを整えていくというのが正しい考え方です。
筋肉量アップも同じです。
このような考え方は、肩こりや腰痛にも当てはめる事が出来ます。
肩甲骨だけを柔らかくしたい、股関節だけを柔らかくしたい、それで全てが解決するというのではなく、全身をしなやかになめらかに動かせるようなメニューを行ないながら、狙っている部分を重点的に整えていくというのが、自然なのです。
全身カチカチな人が、「肩甲骨だけ柔らかくしたい・股関節だけ柔らかくしたい」。
それがどんなに不自然な事なのか。
よく考えれば分かる事なのです。
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