あるスポーツニュースの中で、力士の休場が相次いでいる相撲について、その原因を検証していました。

一番の原因として挙げられていたのは「体重の増加」です。
今や200kg力士も珍しくないほど大型化が進んでいて、取り組み内容も「技」よりも「体力」を生かした、アメフトや格闘技のように変化しつつあるそうです。
それに加えて取組中に土俵から落ちる際に、体重が重すぎる事が災いし受け身が取れず大きな怪我につながっているという事です。
他にも、巡業が多過ぎて身体を休めたり、怪我を癒すまとまった時間が取れない、というモノもありましたが、逆にSNS(スマホ)やゲームに夢中になり過ぎて、稽古の質・量が格段に減っているという一面もあるそうです。
この中には無かったのですが、実は稽古の中においてウエイトトレーニングを取り入れている力士が多いのですが、力士にとって必要なのは見かけの「ムキムキ系筋肉」ではなく、シコやテッポウで鍛えられる実践的な筋肉なのだそうで、これを行なう事が力士の真の強さが培われるとさえ言われています。
ウエイトトレーニングでは身に付ける事が出来ないため、本来力士は「シコとテッポウ」を入念に行なうのですが、最近はめっぽう減ってしまっていて、それが怪我が多くなった原因だとも言われています。
ある日本人メジャーリーガー選手や世界柔道の金メダリストもおっしゃっていましたが、「そのスポーツで使うために必要な筋力は、スポーツを行なう事で自然と付いていくため、練習で鍛えます。 ウエイトトレーニングは基本しません」との事です。
何が正解かは分かりませんが、正しく鍛えて怪我を少なくしてほしいものです。
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